5月号 『ふたつ終わって、ふたつはじまる!』

【ふたつ終わって、ふたつはじまる!】

 

みなさんこんにちは。
ちょっとだけ春らしい気持ち良い気候を感じたかと思いきや、もうすぐ梅雨入り。
目まぐるしく季節も変わっていきますが、お元気にお過ごしですか?
今月はゴールデンウィークもあったし、なんだかいつにも増してあっという間の一ヶ月。

まずは、先月末に上演しました。
【ブロッケン】

全12公演、恙無く終了できました。
劇場に足を運んで頂いたみなさま、そして応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
心より感謝いたします。

毎日たくさんの笑い声とあたたかい拍手。
最幸の日々でした。
千穐楽のカーテンコールではなんとスタンディングオベーションまで頂き、またまた涙を堪えるのが大変(笑)
皆様のお陰で素敵な毎日を過ごさせてもらいました。

そして今月は、【ブロッケン】後にまたまた新宿シアタートップス!
メンバーの佐藤正和氏出演、道学先生【宇宙の旅、セミが鳴いて】の上演。

【ブロッケン】公演と『道学先生』公演の間には自分も何度か出演させて頂き、次回二人芝居のお相手、福田ユミちゃん所属の『東京マハロ』公演もあり、まさにトップス祭り。
いやー、これってちょっと感慨深いものがありましたよ。

その昔、演劇人が憧れまくった伝説のシアタートップス。
錚々たる劇団、演劇人が公演し、毎日熱気を帯びていたシアタートップス。
自分も憧れ、いつかはトップスに立ちたいと思っていましたが、突然の閉館。
そんなトップスに今回初めて立って、さらには仲間たちが連続して公演を行っているのをみて、自分の演劇人生を振り返ると、「がんばってきたな。」ってちょっとだけ思った瞬間。
歳と共に感動は減ると言うけど、まだまだ僕ら感動の日々を送ることができて、感謝しかないです。
佐藤正和氏もそんなトップスで、これまた憧れの劇団である『道学先生』に初出演ということで、思うところあったのではないでしょうか?!
いやー、アビさん(佐藤氏のあだ名)かっこよかったな。
【十二人の怒れる男】のときもそうだたったけど、リーゼントがよく似合う。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

トップスの利点を最大限に活用した美術セット、音響、照明も素晴らしかった。
舞台は三位一体。どれが欠けてもうまくはいかない。
だからこそ面白い!
因みにご覧になった方、キャストが下から舞台上に上がってきてたのを見られたと思うのですが…
今日はちょっとトップスの裏側をお見せします。
トップスは他の小劇場と少しだけ機構が違いまして、それが独特で面白くて、人気の一つとなりました。
もちろん新宿の中心地という最高の立地も素晴らしいのですが。
なんせビル自体がそんなに大きくないので、フルで劇場として使用するために、上手下手の袖もなく、楽屋もないのです。

では役者はどこから出てくるのか?!
そう、下から出てくるのです!!

※スワイプでアルバム内を移動できます。

このような穴が舞台上に開いていまして(開けまして)、ここから出入りしていたのです。
さらに上手、下手への移動なども一旦奈落に降りて移動しています。

↑↑これ奈落。
なんなら奈落が控室(笑)
ここで、休んだり、衣装の早替えをしたりしています。
さらに、この奈落から梯子を下ったところに楽屋があるのです。

なかなか他ではみないこの作り。
小劇場では奈落があるところ自体少ないので、この機構を利用して、下のフロアから上がって来るところを見せられたり、他の劇場ではできないセットや演出が可能になるのです。
そんなトップスの奈落にて、千穐楽終わったばかりの一枚!

残念ながら有薗芳記さんがいなかったのですが、せっかくなので大助のまわし姿を(笑)
夢にまでみたシアタートップスでの公演は自分にとってもとても大きな財産になりました。

本当だったら2021年にオープニングシリーズで上演されるはずだったこちらの作品。
何度もコロナに泣かされて[今]がある。
こちらの作品もいずれリベンジしたいと思います。

そして今月は、【ブロッケン】後にまたまた新宿シアタートップス!
メンバーの佐藤正和氏出演、道学先生【宇宙の旅、セミが鳴いて】の上演。

【ブロッケン】公演と『道学先生』公演の間には自分も何度か出演させて頂き、次回二人芝居のお相手、福田ユミちゃん所属の『東京マハロ』公演もあり、まさにトップス祭り。
いやー、これってちょっと感慨深いものがありましたよ。

その昔、演劇人が憧れまくった伝説のシアタートップス。
錚々たる劇団、演劇人が公演し、毎日熱気を帯びていたシアタートップス。
自分も憧れ、いつかはトップスに立ちたいと思っていましたが、突然の閉館。
そんなトップスに今回初めて立って、さらには仲間たちが連続して公演を行っているのをみて、自分の演劇人生を振り返ると、「がんばってきたな。」ってちょっとだけ思った瞬間。
歳と共に感動は減ると言うけど、まだまだ僕ら感動の日々を送ることができて、感謝しかないです。
佐藤正和氏もそんなトップスで、これまた憧れの劇団である『道学先生』に初出演ということで、思うところあったのではないでしょうか?!
いやー、アビさん(佐藤氏のあだ名)かっこよかったな。
【十二人の怒れる男】のときもそうだたったけど、リーゼントがよく似合う。

トップスの利点を最大限に活用した美術セット、音響、照明も素晴らしかった。
舞台は三位一体。どれが欠けてもうまくはいかない。
だからこそ面白い!
因みにご覧になった方、キャストが下から舞台上に上がってきてたのを見られたと思うのですが…
今日はちょっとトップスの裏側をお見せします。
トップスは他の小劇場と少しだけ機構が違いまして、それが独特で面白くて、人気の一つとなりました。
もちろん新宿の中心地という最高の立地も素晴らしいのですが。
なんせビル自体がそんなに大きくないので、フルで劇場として使用するために、上手下手の袖もなく、楽屋もないのです。

では役者はどこから出てくるのか?!
そう、下から出てくるのです!!

このような穴が舞台上に開いていまして(開けまして)、ここから出入りしていたのです。
さらに上手、下手への移動なども一旦奈落に降りて移動しています。

↑↑これ奈落。
なんなら奈落が控室(笑)
ここで、休んだり、衣装の早替えをしたりしています。
さらに、この奈落から梯子を下ったところに楽屋があるのです。

なかなか他ではみないこの作り。
小劇場では奈落があるところ自体少ないので、この機構を利用して、下のフロアから上がって来るところを見せられたり、他の劇場ではできないセットや演出が可能になるのです。
そんなトップスの奈落にて、千穐楽終わったばかりの一枚!

残念ながら有薗芳記さんがいなかったのですが、せっかくなので大助のまわし姿を(笑)
夢にまでみたシアタートップスでの公演は自分にとってもとても大きな財産になりました。

本当だったら2021年にオープニングシリーズで上演されるはずだったこちらの作品。
何度もコロナに泣かされて[今]がある。
こちらの作品もいずれリベンジしたいと思います。

さらに今月はこちら!

ゴツプロ!演劇部第三期部員のオーディションも開催しました。
またまた個性的なメンバーが集結。
今回は来年公演の作・演出が決まっております。
【ブロッケン】でも脚本を担当してくださった深井邦彦氏が快く引き受けてくださいました。
ですから今回のオーディションでも深井氏の脚本を使い、深井氏のディレクションの元がっつり二日間に渡りワークショップ形式で行いました。
二日目は深井氏、時間が足りないので、開始時間早めていいですか?というまさかの展開にて前倒しスタート(笑)
この芝居熱素敵です。
そして、結構長めの台本をみんな必死に覚え、短い時間ながら役と向き合い、自分たちができる準備を最大限にやって本番同様の発表会。
これには我々も感動。
とても有意義な二日間でした。
また一年近くみんなと時間を共有し僕らもそこから色々と学びたいと思います。

共に頑張りましょう!

さらには来年の第九回公演オーディションにもたくさんのご応募ありがとうございました。
こちらは来月はじめにオーディションがありますので、来月号でご報告できたらと思います。

そして、そして、【ブロッケン】『道学先生』先月、今月と二本終わった後は…
はい!
来月、二本はじまります。
まずは、佐藤正和企画『青春の会』【熱海殺人事件】
これまた新宿はシアタートップス。
アビさん、ずっとトップス(笑)
つか芝居の代名詞。
これぞ演劇!
見たことある方も、はじめての方もぜひ御覧ください。損はさせません。
こちら絶賛チケット発売中でございます。

そして、ワタクシ泉知束が出演します。
【朝、私は寝るよ】も本格始動です。

久々に企画・製作も自身が主宰する『Team Chica』でやらせてもらいます。
いやー久々過ぎて、毎日「あとなにやるんだっけ?」って感じではありますが、なんとか頑張っております。

小田急線「下北沢駅」の構内にもポスター掲載してもらっておりますので、下北沢にお寄りの際はぜひ探してみてください。
こちらも絶賛チケット発売中ですので、皆様応援のほど何卒よろしくお願い致します。

6月入ったら夏に上演される第八回公演も情報公開されます。
ゴツプロ!攻めさせて頂きます。
皆様に喜んでもらえるよう精一杯頑張ります。
どうぞご期待ください。

 

いけるときにいく勇気がなかったら…
休むことなく動いてこなかったら…
楽しむことを忘れていたら…
少しでも打算で動いていたら…

 

今のこの動き、この連続上演、ワクワク感を持ててなかったかも知れない?!

 

まずは夏まで全力疾走。
その先になにがみえてくるのか?!
さぁ、その先へ!
いきますよー!!!
まずは来月、劇場でお会いしましょう!

 

 

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。