9月号 『秋は秋とて…』

【秋は秋とて…】

みなさん秋の夜長、いかがお過ごしですか?
急に涼しくなり、雨が多くなり、一気に秋モード。
食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋…秋はいいですね。
そんな中今月は、私泉知束が出演しました『東京マハロ』公演、【たぶん世界は8年目】、
ゴツプロ!主宰塚原大助を筆頭に浜谷康幸、かなやす慶行、そして山野海が出演した『ふくふくや』公演、【ウソのホント】にご来場頂きまして誠にありがとうございました。
全く毛色の違う二本のお芝居。
両方見て頂いた方も一本だけ見て頂いた方も…両方見てない!って方にもちょっとだけ。

【秋は秋とて…】

みなさん秋の夜長、いかがお過ごしですか?
急に涼しくなり、雨が多くなり、一気に秋モード。
食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋…秋はいいですね。
そんな中今月は、私泉知束が出演しました『東京マハロ』公演、【たぶん世界は8年目】、
ゴツプロ!主宰塚原大助を筆頭に浜谷康幸、かなやす慶行、そして山野海が出演した『ふくふくや』公演、【ウソのホント】にご来場頂きまして誠にありがとうございました。
全く毛色の違う二本のお芝居。
両方見て頂いた方も一本だけ見て頂いた方も…両方見てない!って方にもちょっとだけ。

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まずこちらは、『東京マハロ』出演の私泉知束。
42歳にして32歳設定。
東日本大震災から8年後の福島。未だ、原発問題や様々な問題を抱えながらも、前を見ながら生きていく人々と、東京に住む人々の物語。
自分の役は、周りの空気なんて読まず、読めず、お金だけに走る東京から来たチャラ男。
チャラ男…写真からも十分伝わりますね(笑)
今回のダメ出し「イェーイ!の言い方がおっさんだな。もっと若くやって。」あ、は、はい。
どんなダメ出し(笑)
必死に若く、チャラくやらせてもらいました。
こんな役をやってると不思議ですね、プライベートでも役に近づいていきましてね、
ま、そもそもプライベートに役が近づいてきてるのか?!どっちがどっちかわからない始末。
でもね、役に入ってる間はめちゃくちゃ愛着湧いてきてね、とっても好きになるんですよね。
終わって一週間だけど既にロスですよ。
今回は福島にも2回ほど行かせてもらって、今の福島をこの目で見てきました。
おそらく今回の作品に出演してなかったら、行くこともなく、もしかしたら知らないまま生きていったであろう世界。
今作を通して、知れたこと、考えたこと、感じたこと…貴重な体験でした。
役者やっていて、良かったと思える瞬間です。
また、少しでも舞台を見てもらった方々に知ってもらえたこと、ほんのちょっとでも興味を持ってもらえたことが嬉しい。
これも演劇の可能性であり、挑戦だと思います。

そういう意味では、ゴツプロ!座付作家、竹田新が描いたエロの世界。
「ウソのホント」こちらも今まで知らなかった世界、ちょっと興味はあるけど、なかなか覗けない世界を知るきっかけになったんじゃないかな。

こちらの世界でのゴツメン!はこんな感じ↓↓↓

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キモいですね。怖いですね。女装バーのママ役の浜谷康幸。
そして…

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怪しいですね。胡散臭いですね。中華料理屋のオーナー役のかなやす慶行。

大助と海さんの掛け合いも最高だった。

いずれにせよ自分も含め、みんながみんなゴツプロ!ではなかなかやらない役、見た目です(笑)

それぞれの世界観にどっぷり浸かり、遊び、真面目に役作りして、板の上で勝負する。
そこからまたひとつ引き出しを増やし、持ち寄り、ゴツプロ!で新たな可能性を探る。
また次回作が楽しみになりました。

しかしながら、作家、竹田新はどこまで進化するのやら。
もちろんベース、根底にあるのは人の情、普遍的に存在する人間の根源。
これは変わらないのだけど、その表現だったり、見せ方だったり、枠が見えない。
ってことで、ちょっとばかり作家、竹田新について…
竹田さんは、基本エロが苦手で小学生並みのエロトークしかできないんです。
それなのに今回のテーマですからね。
はじめは、え?え?え?って感じだったんですが、取材や勉強をはじめましてね。
会うたびに面白エロトークをするわけですよ(笑)
そのトーク、言葉のチョイスがまあ、見事でね。
これはおそらくゼロからのスタートですから、変な固定概念がないんですね。
音だったり、響きが面白いってことでセリフに入れてくる。
これがまあ秀逸ね。
だから聞いてても、自分が話していても、音感とリズム感が心地よい。
さらに、今作は鋭いタッチでえぐるように、ブラックなネタを入れてました。
これは自分もびっくり。
ただのエロではない。
サブタイトルの『真実なんてクソくらえ!』がピッタリとくる、死生観まで揺るがす描き方。
竹田新の世界観が少しずつ少しずつ変化してきている。
オブラートに包んでいたものを、隠すことに満足がいかなくなったような、本当に描きたい作風が見えてきているのか?!その辺はわかりませんが、奥深さと、斬新さと、変わらぬ人間愛が描かれていて、とても面白く観劇し、次回のゴツプロ!がまた楽しみになりました。

とにかく、舞台に立たせて頂き、そして観劇して、改めて舞台っていいなあって思い、パワーがみなぎってきました。

そんなゴツプロ!次回作【阿波の音】。
チラシ撮影してきましたよ。
今回もこだわりの撮影場所、衣装、デザイン…どれをとっても超一流のスタッフ陣による拘りのチラシ。
あー、早く皆さんにお見せしたい!!
一言…「かっこいい!」よ。
あー、見せたい!!!

今回の撮影も昨年の『三の糸』に引き続き、地方ロケを観光。
いつものように夜中出発!の予定だったのですが、なんと天気予報が雨。
野外撮影だったので、様子を見るため、出発を延期しました。
何を隠そう、ゴツプロ!って晴ればっかりなんです。
基本、何かやるときはいつも晴れ。
主宰の塚原大助も演出の山野海も、究極の晴れ男に晴れ女。
なもんですから、チラシ撮影日に雨が降るなんて誰も思っておらず(汗)
がっつり雨予報になっちゃうと、急にあたふたですよ。
自分としては、まず自分を疑うわけです。
知る人ぞ知る究極の雨男な私。雨が降ると基本自分のせいだと思います(泣)

キャスト、スタッフさんもこの日に予定を合わせ、さらには撮影場所にも申請してますから、この日を逃すと非常にまずい状態です。
なんとか晴れることを願い、朝方現地に向かいました。

するとなんと、雨が上がったのです。
さらには雨上がりで晴天より良い画が撮れたとのこと。
はい!言わせてください!!
ゴツプロ!もってるんです(笑)

ふー、雨男としては、危機一髪でございました(汗)

そうして撮り上げた渾身の一枚。
来月にはお披露目できるかと思います。
お楽しみに!!

撮影後は、いつもお世話になってるカメラマンのマッハのご自宅でランチをご馳走になりました。
今回の撮影場所を色々と探していたところ、たまたまマッハのご自宅近くに絶好の撮影ポイントがあったのです。
ですから、図々しくもランチをゴチになりました。
とっても素敵なご両親に、素敵なお家…そして美味しいご飯。
本当にありがとうございました!
それにしても美味しく楽しく、翌日みんな空いていたらそのままお泊まりしたかったくらいです!
迷惑な話ですが(笑)
頂いたご恩をパワーに変えて、次回作に注ぎ込んでいきたいと思います。

怪しいですね。胡散臭いですね。中華料理屋のオーナー役のかなやす慶行。

大助と海さんの掛け合いも最高だった。

いずれにせよ自分も含め、みんながみんなゴツプロ!ではなかなかやらない役、見た目です(笑)

それぞれの世界観にどっぷり浸かり、遊び、真面目に役作りして、板の上で勝負する。
そこからまたひとつ引き出しを増やし、持ち寄り、ゴツプロ!で新たな可能性を探る。また次回作が楽しみになりました。

しかしながら、作家、竹田新はどこまで進化するのやら。もちろんベース、根底にあるのは人の情、普遍的に存在する人間の根源。
これは変わらないのだけど、その表現だったり、見せ方だったり、枠が見えない。
ってことで、ちょっとばかり作家、竹田新について…
竹田さんは、基本エロが苦手で小学生並みのエロトークしかできないんです。
それなのに今回のテーマですからね。
はじめは、え?え?え?って感じだったんですが、取材や勉強をはじめましてね。
会うたびに面白エロトークをするわけですよ(笑)
そのトーク、言葉のチョイスがまあ、見事でね。
これはおそらくゼロからのスタートですから、変な固定概念がないんですね。
音だったり、響きが面白いってことでセリフに入れてくる。
これがまあ秀逸ね。
だから聞いてても、自分が話していても、音感とリズム感が心地よい。
さらに、今作は鋭いタッチでえぐるように、ブラックなネタを入れてました。
これは自分もびっくり。
ただのエロではない。
サブタイトルの『真実なんてクソくらえ!』がピッタリとくる、死生観まで揺るがす描き方。竹田新の世界観が少しずつ少しずつ変化してきている。オブラートに包んでいたものを、隠すことに満足がいかなくなったような、本当に描きたい作風が見えてきているのか?!その辺はわかりませんが、奥深さと、斬新さと、変わらぬ人間愛が描かれていて、とても面白く観劇し、次回のゴツプロ!がまた楽しみになりました。

とにかく、舞台に立たせて頂き、そして観劇して、改めて舞台っていいなあって思い、パワーがみなぎってきました。

そんなゴツプロ!次回作【阿波の音】。
チラシ撮影してきましたよ。
今回もこだわりの撮影場所、衣装、デザイン…どれをとっても超一流のスタッフ陣による拘りのチラシ。あー、早く皆さんにお見せしたい!!一言…「かっこいい!」よ。あー、見せたい!!!

今回の撮影も昨年の『三の糸』に引き続き、地方ロケを観光。いつものように夜中出発!の予定だったのですが、なんと天気予報が雨。野外撮影だったので、様子を見るため、出発を延期しました。何を隠そう、ゴツプロ!って晴ればっかりなんです。基本、何かやるときはいつも晴れ。主宰の塚原大助も演出の山野海も、究極の晴れ男に晴れ女。なもんですから、チラシ撮影日に雨が降るなんて誰も思っておらず(汗)がっつり雨予報になっちゃうと、急にあたふたですよ。自分としては、まず自分を疑うわけです。知る人ぞ知る究極の雨男な私。雨が降ると基本自分のせいだと思います(泣)

キャスト、スタッフさんもこの日に予定を合わせ、さらには撮影場所にも申請してますから、この日を逃すと非常にまずい状態です。なんとか晴れることを願い、朝方現地に向かいました。

するとなんと、雨が上がったのです。さらには雨上がりで晴天より良い画が撮れたとのこと。
はい!言わせてください!!ゴツプロ!もってるんです(笑)

ふー、雨男としては、危機一髪でございました(汗)

そうして撮り上げた渾身の一枚。
来月にはお披露目できるかと思います。
お楽しみに!!

撮影後は、いつもお世話になってるカメラマンのマッハのご自宅でランチをご馳走になりました。
今回の撮影場所を色々と探していたところ、たまたまマッハのご自宅近くに絶好の撮影ポイントがあったのです。
ですから、図々しくもランチをゴチになりました。
とっても素敵なご両親に、素敵なお家…そして美味しいご飯。本当にありがとうございました!
それにしても美味しく楽しく、翌日みんな空いていたらそのままお泊まりしたかったくらいです!
迷惑な話ですが(笑)
頂いたご恩をパワーに変えて、次回作に注ぎ込んでいきたいと思います。

強烈な晴れ男、晴れ女がメンバーにいなかったら…
マッハの実家があの場所じゃなかったら…
一人でも諦めていたら…
撮影が気持ちよく終わっていなかったら…

マッハの家で美味しいランチにありつけなかったかもしれない?!

あー、早くそのチラシを見せたい!!(笑)

あ、それともう一つトピックス。
台湾公演でお世話になった、華山1914文創園区のリンさんがご来日。

みんなで楽しくお食事させて頂きました。
英語が堪能なメンバーの44さんが東京観光をアテンド。
演劇の町『下北沢』も見て頂きました。

リンさんはじめ、こうして海を越えてお付き合いができるのは本当に嬉しいことだし、いろんな可能性が見えてくる。
今まで考えもしなかったことが…
リンさん、またお会いしましょう!
これからもよろしくお願い致します!

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さあ、ギア入れて頑張りますよ!!
今後のゴツプロ!も要チェックでお願いします。
あ、『月刊ゴツプロ!』もね(笑)

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。