【稽古な日々!】
皆さん、2018年も残りわずか。
今年もゴツプロ!の応援、そして『月刊ゴツプロ!』をご愛読頂きまして誠にありがとうございました。
一年あっという間。
毎年毎年、早くなってませんか?
困ったもんですよ(汗)
この前稽古始まったばかりなんですけどね。
もう、今年の稽古も残り数日。
恐ろしいですね。
ゴツプロ!絶賛稽古中ですよ。
いい感じです。
今月はこのことしか書くことないくらい集中して稽古してます。
今月は佐藤正和出演の『ブラボーカンパニー』公演もありました。
ご来場頂いた皆様誠にありがとうございました。
ゴツプロ!毎回、よーいどんで稽古が始まるのですが、今回は佐藤の本番があったり浜谷の撮影があったりしまして、なかなか全員が揃わなかったんです。
こんなこともはじめてで。
いつもとは違うスタートを切った『阿波の音』の稽古。
去年に引き続き、芝居の稽古前にまずは阿波おどりの稽古をみっちり一時間やります。
これが夕方くらいに、おじさん達には響いてきます(汗)
前にも書いたけど、本当に阿波おどりってすごい体力使います。
そして、みんな汗だく。みんな風呂上がりみたいです。
稽古場の温度も一気に上がり、一気に湿気たっぷりになります(笑)
そして、稽古が始まるわけです。
稽古の進め方ってそれぞれの劇団のスタイルがあると思います。
はじめはずっと本読みをするところ、いろんなエチュードを取り入れて役を見つけて行くところ。
で、ゴツプロ!というと…
僕ら本読みはほんの数回しかやりません。
で、いきなり立ち稽古になるのです。
演出の海さんが、立ってみないとわからない!って方なので、この稽古スタイルが当たり前になってます。
そこで、大変になるのが、セリフ覚えです。
本読みをたくさんするところであったら、読みの段階で徐々に覚えていくってこともあります。
でも我々はまず立ちなので、台本を持ってる暇がないんです。
今回もすぐに立ち稽古に入ったわけですが、何がいいって!
誰も台本を持ってない!!
今回も誰一人台本を持ってないです。
こうなりゃちょっと意地的なこともありまして。
絶対台本持たずにやってやる!みたいな競争心に火が付くわけです。
で、頭から段々に動きなどを整理していきます。
演出家、山野海は自分も役者なもんですから、とにかく役者の気持ちや、心の整理をよくわかってくれてる演出家です。
例えば、感情的にうわーって漏れ出て、涙に明け暮れるシーンがあったら、
何度も返しなんてせずに、段取りだけつけて、本気モードで集中して一回だけ!
効率よく、集中力を持って、内容の濃い稽古が続いてます。
そして、今回最も違う点は何と言っても若手が入ったこと。
これは今までのゴツプロ!にはなかったことですから。
彼らは当番制で毎日誰かが稽古場に早くきて掃除をしてくれます。
今回若手のコツプロ!に、たくさんのことをもらってます。
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海さんからのダメ出しが、まあ、昔よく言われたことにかぶってね。
舞台上で「普通」に居られるって、これなかなか難しいんだなって。
コツプロ!を見てて改めて気付かされます。
みんな通ってきた道。
彼らを見てると、芝居をはじめた頃、ただワクワクしかなかった頃を思い出します。
おじさんばかりの中に入って、クオリティー高い芝居を求められ、本当に酷だなと思ったりします。
でも俳優である以上、一生そこに勝っていかなきゃいけないわけで。
負けない、めげない、腐らない。
彼らはどんなにダメ出しを食らっても、毎回一生懸命です。
清々しい。
僕らが選んだメンバーは、やはり間違いがなかったと自負してます。
プラス、僕らは先輩として後輩には下手な顔見せたくないし、見せられないから、いい緊張感が生まれるわけです。
コツプロ!が入ったことで、また新しい風が吹く。
これからゴツプロ!はどんどん大きくなっていくと思います。
いろんなものを飲み込んで、登ってゆく!
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去年の津軽三味線に続いて、今年も色々な忘年会やパーティーで『阿波おどり』を披露させてもらいました。
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この経験はでかい。
そして、去年の津軽三味線の経験が確実に活きてます。
芝居以外のことを人前でやる!
圧倒的にいつもとは違う空気感、緊張感…ここに打ち勝っていく!強さ。
これは『三の糸』で学び、経験し、培ったものです。
一つ一つの経験を積み重ね、一つ一つ太く深くなっていきたい。
『最高のおもてなし!』がなかったら…
『キャバレーの男たち』がなかったら…
『三の糸』がなかったら…
もしかしたら、今回のこの『阿波の音』はなかったかも知れない?!
今回もたくさんの方々の愛情とご協力に支えられ、今、僕たちは芝居に集中できてます。
阿波おどりも、東京は『吹鼓連』さん、大阪は『大阪天水連』さんのご協力の元、みっちりやってます。
先日、鳴り物さんも合流して、構成含めがっちり稽古させてもらいました。
芝居にプラスして生音で祭囃子が入る。
こんな贅沢なことはありません。
賑やかに華やかに、明日のエネルギーに繋がるような作品になってます!
手前味噌ですが、間違いなく素敵な作品です!!
一人でも多くの方に見て欲しい。
愛すべき仲間たちと共に、作品を愛し、本番まで足掻いていきます。
今年も最高の一年でした。
これもひとえに応援してくださる皆様のおかげです。
メンバー一同、心より感謝いたします。
2018年、本当にありがとうございました。
2019年も何卒よろしくお願いします!
年明けは『阿波の音』でお会いしましょう!!
月刊ゴツプロ!2018年、完。
2019年に、、、つづく…
泉 知束Tomochica Izumi
1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。
泉 知束Tomochica Izumi
1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。