月刊ゴツプロ!1月号

【阿波の音】

皆さん、遅ればせながら2019年ですね。

1月も終わろうとしていますが、本年もゴツプロ!ならびに『月刊ゴツプロ!』をご贔屓にお願い致します。

 

去年の1月号を読んでますと、

【新年明けてすぐに書こうと思っていたのですが、結局余裕なくて、遅くなりました!】って書いておりました。

今年は、はなから明けてすぐ書くなんて諦めておりました(笑)

だって余裕ないのがわかってるから(汗)

 

今年は昨年よりも初日が早かったので、当然時間がありません。

正月休みも大晦日と元旦のみ。

二日の休みってこれ、通常の休みと変わりませんから(笑)

当然ですが正月気分はほとんどなく。

芝居モードに突入です。

それでも毎年恒例の初詣。公演の成功を祈願して…

ピリッと背筋が伸びます。

今年はね、何と鍋会もできなかったんです。
それくらい濃密に稽古しました。
通し稽古の数は昨年同様の15回。
はじめて1日に2回通し稽古をした際はおじさんたちアップアップでした(汗)
でも、本番でも1日2回公演がありますから、慣れておかないとです。
気持ちの持って行き方や、インターバルの使い方含め。
緊張感を高めて行きます。

今年、演出の海さんがよく口にしていた合言葉!
【1ミリでも先へ!】そして、これは毎回ですが、【圧倒的なお芝居を!】
我々ゴツプロ!はこの言葉が大好きで、常にここを目指しています。

【圧倒的なお芝居を!】
圧倒的なエネルギーがなくてはなせない技です。
これは、本番だけで出来るものではありません。
稽古場から常に高みを目指しマックスのエネルギーでやりきる。
何も残さないくらいのエネルギーでやりきる。

だから、終わったらぐったり(笑)
今回は阿波おどりもありますから、精神的+肉体的な疲労もあって、まあ、よく寝れました(笑)

15回の通しを経て、芝居は深く硬くなったと思います。
硬くなる!
これって、本番入ってとても大事なんです。
万が一何かが起こっても焦らず対処できる。
万が一真っ白になっても、勝手に体が動く、セリフを口が覚えてる。
そして、何より自分たちの自信につながる。

繰り返し繰り返しの稽古を新鮮にやってゆく。
この作業の連続で作り上げていきました。

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※スワイプでアルバム内を移動できます。

さらに阿波おどりの連の皆さん、ゴツプロ!音楽部との合同稽古。

東京でお世話になった『連』の皆さんには新年のお忙しい中、稽古にお付き合い頂き、【阿波の音】に大事な大事な魂を吹き込んで頂きました。
普段は録音した音で稽古をするのですが、連の皆さんの生音演奏の時はいやを無しに踊りも盛り上がり、いつも以上にグッタリしたのを覚えています(笑)でも、それくらい生音の力ってすごい。
体の奥から突き動かさせれる。
この感覚を味わった僕らは、舞台の成功を確信しました。

お芝居があって、ラストに生のお囃子が入って、連の方たち交えて踊り狂う。
これはいける!!これはすごい!!

そして、約1ヶ月におよぶ稽古は無事に終了。
あっという間の1ヶ月。濃厚で濃密な時間でした。
あ、それから、写真の前列、左から二人は台湾からの留学生。
台北公演の舞台監督[雷(レイ)くん]と制作の[アキラ]です。
二人は昨年の『三の糸』台北公演でもお世話になった二人。
鳥梅劇院と本多グループの姉妹提携による第一弾として、今回二人は東京公演、大阪公演の裏方としてずっと付いてくれました。
正月明けてすぐに来日。
日本語もままならない、文化も違う日本で、きっと不安だらけだったと思います。
それでも毎日稽古場に通い、稽古場の空気を誰よりも吸収しようと僕らに寄り添うように側にいてくれました。
ありがとう!!
きっとこの体験が台湾公演で活かされる。
これは素晴らしいことだと思います。

僕たちだけでは何事も成せないけど、たくさんの方々のご支援、ご協力、そしてご声援で一つのモノを作っている。
何より、みんなからもらう愛情とパワー!これに勝るものはなし。
たくさんの人の、たくさんの想いで作りあげる。
芝居ってやはり尊いし、崇高なるものだと実感しました。

ゴツプロ!2回目の本多劇場の幕が開く!!

やっぱり本多劇場は最高だ。
ここには演劇人のたくさんの血が通っている。
先人たちの息吹を感じる。
また感動の日々がはじまりました!!

さらに本番前日には、台湾から他のスタッフ陣も駆けつけてくれました。
これも本当に嬉しかったな。

昨年一度やってるからこそ、次のステップへ。

仕込みから場当たりも昨年よりスムーズに。

今年も素敵なセットが立ち上がり、素敵な照明が入り、素敵な音楽を入れてもらい、僕らは舞台に立てる。

本番前日、一回だけの連の皆様とのリハーサル。

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連の皆さんは仕事帰りのお疲れの中、劇場に駆けつけて頂き、何度も何度もリハーサルにお付き合い頂きました。
熱い想いがビンビンに伝わり、それが音となり、僕らの体に染み込んできました。
『もっと良くなる!もっとできる。もっともっと…』
連の方々からそう言って頂き、回を重ねる毎に進化していきました。

東京公演でお世話になりました。
『吹鼓連』『新粋連』『藍響連』の皆々様本当にありがとうございました。

初日、カーテンコールでの鳴り止まない拍手が全てを語っていたと思います。

連日が最高の時間でした。
たくさんの通し稽古を重ねた僕らは、よく演劇界で言われる[二日落ち(初日でホッとして、二日目の芝居がよくない。)]や、[千秋楽芝居(最後だからアドリブ言ったり、いつもと違うことをやる。)]なんて当然ありません。
これが、演出の海さんが言う、【芝居を硬くする!】なんだと思います。

いつも通りに、毎回新鮮に新鮮に、稽古の日々を信じてグルーヴ感を大事に…

毎ステージ、とても楽しかったし、生きていた!

千秋楽、阿波おどりのシーンから、手拍子と拍手が…
心が打ち震えました。
最後の総踊りはお客様とまさに一つになれたと思います。

お題を阿波おどりにしてなかったら…
真剣に阿波おどりと向き合ってなかったら…
ご協力頂ける連の皆様が熱い人たちじゃなかったら…
お客様のノリが悪かったら…

お芝居の本番であんな体験をすることはなかったかも知れない?!

たくさんの感動をありがとう!
たくさんの想いをありがとう!
今年も本多劇場は最高の場所でした!

ありがとう!ありがとう!!

東京公演は無事に閉幕!

そして大阪へ!!

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。