月刊ゴツプロ!3月号

【インフルエンザに泣かされて。】

みなさん、こんにちは。
もう定番のはじまりになって申し訳ないけど、、、ひと月早いね(笑)
あっと言う間。
台湾から帰ってきて、ひと月経ったわけです。
その間、我らが演出、山野海さんと、メンバーの佐藤正和氏は舞台本番を終えてますからね。
すごいですね!!
ご覧頂いた皆々様本当にありがとうございます!
少しは阿波ロスをごまかせましたでしょうか?(笑)
それにしても作家、竹田新はすごいね。
【愛の宿】をご覧頂いた方はわかると思いますが、
【阿波の音】からの【愛の宿】振り幅ありすぎでしょ!!!
とてもじゃないけど同じ作家が書いたとは思えない。
なんと言ってもサブタイトルが『主任、ズボンのチャック開いちゃってますよ。』
ですからね。
見てない方、内容はご想像にお任せしますが(笑)
台湾の地、宿泊先のホテルの屋上で海さんがセリフを覚えていたのが昨日のようです。

そう、今年も台湾公演!行ったんですよ。
で、一言で言うと、今年も…最高でした!

振り返りますと…
今年も去年同様に大阪公演から十日ほど間を空けて台湾稽古開始となりました。
ここでまさかのアクシデント発生。
なんと、主役【武一】役の泉知束(ワタクシ)がインフルエンザに!!!!
いやね、台湾稽古までの10日間が思いの外忙しくて。
それまでに結構疲れも溜まってましたから。
なんだか微熱が続くなって思っていたわけです。
嫌な感じのやつね。

なもんですから、稽古初日に家の近くの病院に行きました。
するとね、先生が色々と聞いてくるわけですよ。
事細かに、で、おかしいなと思ったら、見事にインフルだったわけです(汗)
しかも全く流行ってないB型。
もうね、まさかまさかの展開ですよ。
この事実を伝える電話をかける時のあの申し訳ない気持ちったらありゃしないですよ。
演出の海さんに一番に電話したんです。
するとね…報告の途中から大爆笑ですよ。。。
ゲラゲラ笑ってましたよ。
それから自分五日間寝込んでおりました。
その間も他のメンバーは稽古の日々です。
台湾は舞台の大きさ、セットも違えば、客席も三面になりますから見せ方も大きく変わります。
そして、今回の目玉。一番の変化点は、ゴツプロ!音楽部が生演奏で入ってくれること!

昨年の【三の糸】でも大変お世話になった、津軽三味線 小山会三代目の小山豊氏、和太鼓奏者 大多和正樹氏に森澤良太氏、篠笛の宮澤優輝氏。
さらに全ての調整をやってくれたベーシストの濱田織人氏。
各分野で活躍するスーパープレイヤーの夢の競演です。

自分が休んでた間に、がっつり音楽作りの日があったみたいなんですが、
そこで音楽部のみなさんが神がかり的なプレーを見せてくれたみたいで。
皆、心の底から感動してました。
ま、当然自分は見れてませんけどね(泣)

台湾公演は、劇中の音楽しかり、場と場をつなぐ、通常ブリッジと言われる音楽までほぼほぼ生音で演奏して頂きました。

その劇中音楽を一日稽古でがっつり作ってもらったんです。
ま、僕は見ても聞いてもいませんけど…
しかしながら、その時の曲ができていく過程が尋常じゃなかったようで、まさに神がかり。
いやー、これを体験できなかった自分。インフルを恨んでも恨みきれない。

五日休んで復活した日。ラスト付近の音楽がまだできておらず、
音楽部に本域のお芝居を見せたいからと言うことで、武一が最後に爆発するシーンからやったんですよ。いきなり本気モードで…
いやー、いじめかと思いましたね。マジで…しんどかった。
これ、台湾稽古での自分の一番の想い出です(笑)

何はともあれ、インフルも完治し、皆にうつすこともなく。
稽古は順調に進みました。
会場が狭くなる分、面白いもので芝居は凝縮されて、これまでより繊細に、
今までは感じられなかった部分まで感じられるようになるから不思議。

去年もそうだったんだけど、国内の公演が終わって10日ほど芝居と離れる時間もまた良いのかも。
その間、一度寝かせることで、さらに色々と見方、見え方も変わってきて、
大袈裟に言うと、まるっきり違うお芝居に変化してる気がする。
もちろん、台本はほとんどいじってないし、基本的な演出は変わらないんだけど。
芝居ってほんと面白い。
これでもかっていうほど新しい感覚が生まれてきて、これまた最高の時間でした。

※クリックすると拡大写真を表示します。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

とても贅沢な時間でした。

稽古を全て終えて、いざ台湾へ向け出発!!

今年も夢の海外公演が遂にはじまります。

台湾の空港では昨年に続いて、みんなが迎えてにきてくれました。

謝謝!!

一年ぶりに会うメンバーもたくさんいたけど、会わなかった時間なんて吹き飛ばして、一瞬で去年に戻りました。
これはやっぱり、去年、本当に心を通わせて一つのことを成し遂げた仲間だからこそだと思います。

みんなの顔を見ながら、戻ってこれて良かったって心の底から思いました。

今年も華山に、でっかい看板が。
夜なのに興奮して写真撮りに行きました。
嬉しくて、嬉しくて…

今月は完全に自分目線で言わせてもらいます。

もし、台湾直前でインフルエンザB型になっていたら、
久しぶりに寝込んだ五日間がなかったら、
復帰後初の稽古が喧嘩のシーンじゃなかったら、
台湾に渡る前に誰かにインフルをうつしていたら、

こんなに素敵で感慨深い公演になっていなかったかも知れない?!

本当に個人的ですいません(汗)

そして、今月は台湾でのあれやこれやを書こうと思っていたのですが、稽古中から色々とあったもので、台湾まで辿り着いてないですね。
まだまだたくさん書きたいことがあるので、それはまたの機会に。

楽しい時間はあっという間。
だからこそ儚くも美しい。

僕らはきっとものすごく幸せです。
みなさんがくれる大きな声援に生かされてます。

本当に本当にありがとう!

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。