【狭間の轍!】
みなさんこんにちは。
今月も月末ギリギリ(汗)すいません。
まずは今月はじめ、ゴールデンウィーク!
ワタクシ泉知束、出演舞台 東京マハロ『余白を埋める〜エリカな人々2019〜』にたくさんのご来場を頂き心より御礼申し上げます。
今年は過去最高に長い連休で、集客の方もかなり心配だったのですが、蓋を開けてみるとほぼ全公演満員御礼!ありがとうございました。
そして現在紀伊國屋ホールにて絶賛公演中、主宰 塚原大助出演 明後日プロデュース『後家安とその妹』すでにお越し頂いた皆様誠にありがとうございました。
こちらは来月6月4日(火曜日)まで公演は続きますので、ご観劇頂けましたら幸いです。
そして、今月の『月刊ゴツプロ!』ですが、遂に発表された次回作【狭間の轍】公演日やキャストなどはこれから随時アップされていくと思いますが、まずは来年も、東京は本多劇場、大阪は近鉄アート館、そして台湾公演が決定しました。
これを書いてる5月29日、たまたまfacebookで過去の投稿を見ていたら、一昨年の今日は!そう「52来るナイト」と銘打ち【ゴツフェス!】を本多劇場で行った日なんです。
思い返せばこの日が初の本多劇場でした。
夢の一つが叶った日です。
※クリックすると拡大写真を表示します。
※スワイプでアルバム内を移動できます。
早いですね。
あれから2年。
やりたいこともどんどん広がり、一つずつ前に進み、そして来年2020年公演も発表できた。
そこで、来年の僕らは「民謡」を劇中に取り入れます!!
そして、今日「ゴツ来る!の5月29日」に、遂に始まりました。
また新しい航海への船出です。
民謡界の大スター、紅白歌合戦にも二度出場されている【伊藤多喜雄さん】にご指導を仰ぎます。
本日初のレッスンでした。
もちろん難しいのですが、最後の方はなんとも気持ちよかった。
みんなで声を合わせ、ぶつけ、一つになる。これはまさに芝居と同じで、間が命だし、他人を思いやる気持ちが大事。
僕らはまたしても確信してしまいました!!!
これは間違いなく良い作品になる(笑)
早いですけど、こんなもんはインスピレーションですから!
唄ってすごいね。
とてもたくさんの学びがある。
今回の『民謡』になるまでの経緯も色々とありました。
実は二転三転あってここに辿り着いたのです。
最初は殺陣(チャンバラ)ものもいいね!ってことで動いてました。
そのあと、やっぱり正月明けだから切った切られたじゃなく、明るいものがいいのでは?って話になり…
これは『阿波の音』をやって実感したんです。
最後の総踊りで賑やかに舞台を彩ることによって、ご観劇頂いたお客様も晴れやかな気分で劇場を後にして、次の日からのパワーに繋がる。
年の始めに公演してる我々としては、やはりこちらの方が良いと判断しました。
そこから、『阿波の音』台湾公演中にも色々な案出しをする中で、最初はちんどん屋さんの話や、メンバーそれぞれが違う技を身につけ持ち寄った大道芸人の話!なんかもあり、最終的に『民謡』へ辿り着きました。
ここにはまた奇跡的な出逢いがありました。
第三回公演の『三の糸』から、お世話になっている津軽三味線 小山会三代目 小山豊氏は、民謡を広める、残してゆく活動をされています。
このことは前々から我々も知っていて…ライブも民謡だけの曲でやるときもあるほど。
この小山氏の存在がかなり大きかったのは言うまでもありません。
ゴツプロ!を支えてくださる音楽部。
『三の糸』で小山氏と出逢い、我々の世界観、想像力、知識など、格段に広がり深くなったと思います。
『阿波の音』台湾公演でも音楽を担当して頂き、日本公演からさらにパワーアップしました。
その小山氏とのお付き合いの中で、作家 竹田新がまず民謡に惹かれ、そこから一気に流れができて行きました。
今回お世話になる伊藤多喜雄さんも、小山氏のご紹介です。
昔から伊藤さんのバックで三味線を弾いていた小山氏。
伊藤さんの格好よさ粋さ、芸に対する厳しさ、こだわりなど聞いていました。
そして、一度お会いさせて頂きお話をさせてもらった時に、たくさんの知らなかったことに触れて、心動かされました。
民謡…仕事をする上でなくてはならなかったもの。
時にみんなのテンションを上げるために、
時にみんなの調子を合わせるために、
時にみんなが仕事に飽きないようにするために、
そこには、土の匂い、海の匂い、畑の匂い…まさに土着の文化。
仕事から唄が生まれ、歌詞が生まれ、節が生まれ、受け継がれてゆく。
力を、悲しみを、悔しさを、喜びを、辛さを、怒りを…語らずも唄にのせる。
それは僕らが今まで知っていた民謡とは丸っきりイメージが違い、とにかく男らしくて、格好いい。
そんな男らしい民謡に、ゴツプロ!がもの凄くリンクし、目指すところにしっくりきたんです。
きっと皆さんが知らなかった『民謡』に出会える公演になると思います。
次の演目を必死に探してなかったら、
小山会三代目小山豊氏と出会ってなかったら、
日本の「和」に拘り続けてなかったら、
伊藤多喜雄さんの民謡を聞いてなかったら、
民謡をテーマにしてなかったし、民謡という素敵な文化に出逢うことがなかったかも知れない?!
『阿波の音』から…
『狭間の轍』へバトンタッチして、僕たちは更に邁進していきます。
これからどんなものに出会って、どう進化してゆくのか楽しみで仕方なし。
僕らにしか歌えない、ゴツプロ!流の格好いい民謡を聞いて欲しいと思います。
次回作『狭間の轍』どうぞご期待ください。
あ、『阿波の音』台湾編もまだ完結してないので、そのうち書きますね(笑)
つづく…
泉 知束Tomochica Izumi
1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。
泉 知束Tomochica Izumi
1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。