月刊ゴツプロ!1月号

【稽古場、突撃レポート!】

2020年明けましたね。
遅ればせながら、おめでとうございます。

今年もゴツプロ!並びに『月刊ゴツプロ!』を何卒よろしくお願いいたします。
今年はね、本番がいつもより遅めのスタートですから、本番前に一月号を書いておりますよ。
お休みも大晦日から明けて三が日もあったので例年よりは少し正月気分を味わえました。

稽古は四日よりスタート。
まずは稽古場に本番に近いセットを立て込みました。
毎年恒例の初詣もみんなで行きましたよ。

【狭間の轍】の成功をみんなで祈願してきました。
さらに新年会を開き、スタッフさん音楽部も集まり、稽古場2度目の『ゴツ鍋!』開催。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

鍋を囲み杯を交わし、語らい、チームワークもバッチリです。
稽古は順調に進んでおりますよ。
そんな今日は、初の試みとして、稽古場インタビュー形式でお送りしたいと思います。
3回目の通し(音楽部初入り)後、ワタクシ泉知束がそれぞれを突撃取材しました。

まずは、ゴツメンバーのかなやす慶行から!

○今回どんな役ですか?
「番頭です。集団の中でナンバー2なんですけど、今までゴツプロ!ではやったことのないポジションです。」

○どうですか?やったことのない役は!
「なかなか楽しいですよ。」

○難しいとこは?
「方言かな。アドリブもできないし、音に引っ張られて、感情となかなかマッチしてこない。」

○毎回いろんな壁がありますよね。今回は民謡もありますし!
「そうね、それがゴツプロ!だね。毎回新たな境地に挑戦する。今回、今までやってきてないゴツプロ!らしさが生まれてる気がするのでご期待ください。」

続いて、渡邊聡さん!

○今回どうですか?
「いやー苦戦してますね。まだ全然わからない。」

○今回5回目ですが。これまでと違う感じあります?
「今回ゴツメンバーが全然違う役所な気がする。いい意味でまた新たな提示ができるかなって。」

○あと二週間どの辺やっていきますか?
「もちろん漁師になって仲間との絆深めて、あとは津軽弁かな。全然違う!って本場の方に言われないように頑張る。」

○あとは身長を伸ばすくらいですかね。
「そこはいいじゃねえか(笑)」

続いて客演の関口アナンくんを突撃!

○海外公演に行くことはなんか感じてる?
「去年の台湾公演をお客として見に行って、日本の演劇を見ている台湾のお客様がずっーと拍手をしていたのが印象的過ぎて、その音を中から浴びれると思うと、今から震えますね。」

○初めてのゴツプロ!稽古はどう?
「男の人しか出てないので重厚感が半端なくて、それは脚本からもすごく感じてます。稽古は初めてなので進み具合が順調とかわからないけど、ペースは早いですね。」

○アナン、最年少じゃない。ゴツプロ!最年少の俺ともひとまわり違うからね、その辺どう?
「ラッキーの方が大きいかな(笑)自分にしかできないポジションがあるし、今の歳でしか感じられない感覚もある。とにかく楽しんでます。」

続いてこれまた客演の石川よしひろさん!

○舞台はいつ以来ですか?
「三年ぶり。」

○三年ぶりの舞台はどうですか?
「いや、楽しいですけど、ペース早いですね。初めての経験です。日に日に台本がみなさんの手から離れていく(汗)。ここ最近、寝たことないくらいの時間寝ています。自分でもびっくりするくらい寝ています。みなさんのお陰で(笑)」

○ここを見て欲しいってところ教えてください!
「全てですけど、後半になっていくにつれ、人間の心の機微が研ぎ澄まされていく、舞台上にいて自分がやばいくらいきてしまうので、そこにいくまでのオープニングからの流れをしっかり追いかけて欲しいです。」

さらに客演の内谷正文さん。

○初ゴツプロはどうですか?
「スピードが早い。」

○よしひろさんと同じこと言ってますよ(笑)内谷さんゴツプロ!に合ってる気がしますが…
「本当に?え?見た目だけじゃない?ま、俺が一番ゴツプロ!かなと。」

○ここを見て欲しいってところ教えてください。
「明治の漁師の生き様。天国も地獄も見てきた男たちの生き様を。
そしてやはり民謡ですね。
今回ほんといい作品になると思う。本番が楽しみです。」

メンバーから佐藤正和!

○今回いつもと違う役ですよね。
「そうですね。まだなんというか中身が見えないですけど。」

○でも楽しいんじゃないですか?
「いやいや楽しくはないですよ。いつも辛いですよ。楽しそうにやってるように見えるでしょ?そう見えてないといけない役所だからね。」

○今回5回目の記念公演ですが…
「そうだね、言われてみればね、5回目まできたね。なんだかんだ言って。でも今回が一番稽古楽しいかも。いろんな意味で。だからこそ、これからみんなでさらに良い作品にしたいな。」

メンバーの濱谷康幸!

○ゴツプロ!文芸部として今回の作品どうですか?
「今までのゴツプロ!作品で一番男っぽい気がするね。」

○戦、明治って時代感を出すのって難しいですよね。
「そうね。でも漁師っていうのはゴツプロ!にとても合ってる気がする。」

○今回気をつけているところはありますか?
「自分の役が周りの人に影響を与える役だから、これまでとは逆かなって。これまではみんなのお芝居からもらって影響されていく役が多かったから、そこが一番違うので、今日の通しやって、そのあたりをひしひしと感じたので、その辺りも踏まえて、これからの稽古に取り組みたいと思います。」

次は、第三回公演【三の糸】からお世話になっております。津軽三味線小山会三代目 小山豊氏!

○ゴツプロ!に関わって頂いて三作品目ですが…
「そうですね。自分自身すごく変わってる気がしますね。関わり方や想いも含めて、より深くなってます。」

○今回は特にいろんなご縁がありますよね、民謡も含め。
「今やるべきことだったのですごくご縁を感じるし、これが日本の民謡界にとっても有意義なことになればなって思います。」

○今回の意気込みを聞いていいですか?
「あんまり深酒しないようにね、、、出ずっぱりですからね。下の方もね(笑)」

○我々は今回もご一緒できてとても心強いですよ。
「ありがとうございます。異常に楽しいです。芝居の間に音を入れていくとか、セリフの心情に合わせていくとか。」

○今日は初の音入れでしたが、どうでした?また、ここ違うなとかありました?
「やっぱり楽しいですよ。また変わっていくだろうし。違うとこは、たくさんありますね、毎回ありますよ。その場の空気はその場しかないので、やっぱりこっちの方が良かったかなとか…
でも集中しているとそれすら感じない瞬間もあって、いやー面白いです。これからが益々楽しみです。よろしくお願いします!」

さ、この辺りで今回主役の44北川さんに突撃!

○3回目の通し終わりましたが…
「今は待ってください(苦笑い)」

○今回主役ですけど…
「もうちょっと時間ください(苦笑い)」

○今までとは違うとこを教えてください。
「いやもう頑張ります。」

○もう少し長めに話してもらっていいですか?
「…。」

○みじかっ。。。

気を取り直して、作家 竹田新さん!そして演出の山野海さんへ!

○今までにない部分ってあります?
「音楽部が生で入るってことは素晴らしいね。そこの瞬間に合わせて音を入れるなんて贅沢で、羨ましいよ。嫉妬でしかない(笑)。その時の息があって、芝居と音楽が融合した瞬間は最高。だからすごいものになる自信はあるね。」

○今回の脚本って今までとは違いますか?
「一番硬派で、一番男を描いてるなって、何回か通し見て思ってます。漁師っていう特殊な職業って、男の人がどこか憧れる職業だと思う。舞台上のリアルをすごく考えて、演出したり書いたりしてるんだけど、そうすると漁師ってやっぱり男の仕事だなって改めて思った。」

○演出方面で、さっきからゲストの方が進め方が早いって…
「(笑)まあね、せっかちっていうのもあるけど、やっぱり荒くても最後まで通して初めてその人物の筋が見える。そしたらそこから巻き戻して、初っ端からいくともっと深くなると思う。その深みがやりたくて確信犯で早くやってる部分はあるかな。」

○客演さんお三方いますが、どうですか?
「それぞれ個性的でね、面白いね。石川よしひろさんはミュージシャンでしょ。役者が出せない音で入ってくるから。それがちょうどよくて、気持ちいいね。そして、内谷さん!男前じゃないですか?今回のテーマは「男前の無駄遣いです。(笑)」もちろんラストはかっこいいけど。そこにいくまでがね。内谷さんもありえないトーンを醸し出してくれて、毎回笑わせてもらってます。最後に関口アナンは、『ふくふくや』でも何度か一緒にやってるから、私の本の中ををよくわかってくれてるなって。
で、さっきも本人に言ったけど32歳でこんな贅沢な舞台やりやがって!って。」

○ゴツメンバーも5回目で変わってきてますか?
「どんどん変わってきてるし、もちろん私の立ち上がりの早さもペースも知ってるし、やりたい方向性もわかってくれてるから絶対的な信頼感がある。とてもバランスが良くなってるし、それでいて馴れ合いは一切ないから、すごく面白いね。」

○最後に一言お願いします。
「伊藤多喜雄さんに習ったソーラン節、プロみたいにうまくはないけど、役者だからこそ、気持ちや魂を乗せて、男たちの生き様が「ソーラン節」に乗っかればそれが一番の見所だと思います。ご期待ください。」

最後にゴツプロ!主宰であり、公演のプロデューサーでもある塚原大助!

○5回目です。今どんな感じ?
「今はね…毎年大変さは違うけど、今回は規模感が全然違うから、動員数が増えてるのが大きいよね。
そのために動いてきたこともあるし、その点は去年までとは比べものにならないプレッシャーもあるね。」

○今回の役はいつもと違う感じがするけど…
「今回演じる十三郎の心情はよくわかるんだよね。作品の中でも、ゴツプロ!としても、個が立ってこその仲間!ってテーマがあるけど、それが自分自身にすごくリンクしてる。だから、終わった後に何を自分が得てるのか楽しみ。」

○主宰として見据えるこれからのゴツプロとは?
「今は2021年まで決まっているけど、そのあとの自分の状態や何を見据えてるか?わからないかな。
進んでいかなきゃいけない中で、2021年のあとね…どうなんだろうね?逆にどう思う?(笑)」

○次の次まで決まってることも初じゃない!今までは目の前のことだけだったから…
「そうね。また今までとは違うことが起こるから、楽しみでもあり、不安でもあり。」

○今の演劇界は仕掛けが早いじゃない。劇場の予約とかも含め…
「そうだね。いろんなものに葛藤があるけど、目標だけは掲げて、そこでいろんな人に会って、意見聞いたり、いろんな企業さんにプレゼンに行ったりすることが増えて、新たな動きができているのは嬉しいけど、大変でもあって、これがどういう反応を起こしてゆくのか?今後わかるのかな。」

○今回見て欲しい点は?
「演劇と民謡!津軽三味線と尺八という伝統楽器とのコラボはすごく大きな見せ所です。今日音楽部が入って、これからどうまとまっていくのか?あまり見たことのない芝居になると思う。ミュージカルとも全然違うし。通して見て不思議な感覚だったけど、これがうまくはまったらいいグルーヴが生まれる気がする。キャストもバランスいいし、とにかく美術もいい。照明も楽しみだし、小屋入ってからの楽しみが多い。まだまだ動かなきゃいけないことたくさんあるけど、とにかくやれるだけやってあとは天に任せる。やりきるよ!!」

※スワイプでアルバム内を移動できます。

通し稽古の後、クタクタなところを突撃取材させてもらいました。稽古場レポート!!
いろんな意見を聞けて楽しかった。
それぞれに葛藤があったり、悩みがあったり…それぞれの“狭間”で勝負して。
その一歩が一歩が素敵な“轍”となり、本番の板に乗っかればいいな。

とにかくたくさんの方にお届けしたい。
今はそれを強く強く願ってます。
まだまだやること多いけど、きっとその先に見えるものを信じて、僕らは突き進みます。

みんなの狭間がなかったら…
演出が演者を信じてなかったら…
演者が演出を信じてなかったら…
音楽部の魂の音がなかったら…

稽古場でのこのグルーヴ感は生まれなかったかも知れない?!

これからまだまだ研ぎ澄まし、個を強くし、全体をあげてゆく。
後10日間。まだ10日間。
深く、太く、細かいディティールに拘って作り上げたいと思います。

2020年1月、ゴツプロ!第五回公演【狭間の轍】ご期待ください。
キャスト、スタッフ一同、皆様のご来場を心よりお待ちしております。

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。