12月号 『ゴツプロ!12月の歩み!!』

【ゴツプロ!12月の歩み!! 】

いよいよ2020年も暮れていきますね。
みなさんお元気ですか?
クリスマス、素敵に過ごされましたか?
とは言えね、これだけ感染者も増え、テレビを付ければ自粛自粛と言われれば外出する気にもなれませんよね。
楽しみ方もこれまでとは変わってしまった2020年でしたね。
そんな時は【52BUDDY!】のコンテンツを家で楽しんでもらえたらと思います(笑)
この【月刊ゴツプロ!】も皆様にご愛顧頂き4回目の12月。
またこうして新しい年を迎えられる喜びはなんとも言えません。
いつも応援してくださる皆様、本当にありがとうございます。

まさにコロナに振り回されたこの一年。
自分ごとになってしまうのですが、今月祖母が他界しました。
暗い話でごめんなさい。
東京にいる以上死に目に会えないのは覚悟しています。
でも今回…コロナ禍の中、葬儀に参列することも叶いませんでした。
葬儀場から県外の方はご遠慮ください!と言われたそうです。
最後に一目会いたかった。骨は拾いたかった。
無念しかありません。
従姉妹が気持ちを察してくれて、リモートで葬儀に参加。
リモート。なんでもかんでもリモート。
この年末にコロナ被害というか、これまでと違う世の中になったんだ!と改めて感じた出来事でした。
こんなところでも影響があるんですね。
ものの見え方、捉え方が大きく変わりましたよね。

そして2021年、世界は、日本はどうなっていくのでしょうか?
オリンピックあるのかな?
今月号を書く前に去年までの12月号を読み返してみました。
去年の12月号では呑気に「来年はいよいよオリンピック!」なんて書いていまして…
まさかこんなことになるとはね(汗)
世の中何があるかわからん!ってことですね。
だからこそ、今できることを必死にやっておかないと後悔するなと強く思った一年でもありました。

ゴツプロ!は今年で丸6年。
これまでは1月2月に公演してきましたから、毎年12月はがっつり稽古の日々でした。
なので5年間はクリスマス&正月返上で稽古。
今年5年ぶりに稽古のない12月をメンバーは過ごしています。
だからなのか、イマイチ年末の感じがしない12月。

せっかくですから、そんな過去の12月を写真とともに振り返ってみようかと。
題して【我々ゴツプロ!12月の歩み。知束鍋とともに… 】

まずは昨年2019年からプレイバック!!
第五回公演『狭間の轍』稽古中。

何と言っても民謡。
民謡とともに過ごした2019年。
すごい場所でも唄わせてもらいました。

客演さん3名を交えての稽古。
浴衣や半纏を着て稽古してましたね。

本当に女っ気がない(笑)ゴツプロ!史上ナンバー1の男臭い芝居でした。
それがなんとも清々しかった。

そして毎年恒例の稽古場飲み&【知束鍋】。
たかが一年です。
一年前なんです。みんなでマスクもせず鍋をつついていました。
今となったら信じられない光景ですね。
この写真だけ見てもこの一年で、たった一年で世の中が様変わりしたことがわかります。
また、鍋できるようになるかな…

続いて2018年の12月へ!
第四回公演『阿波の音』稽古中。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

これまでメンバーだけでやってきた我々ゴツプロ!が初めて客演を交えて行った作品。
若手オーディションも開催し、5名の若手とともに、東京、大阪、台湾と駆け抜けました!

本稽古前の1時間の阿波おどり稽古。
稽古場が一気にサウナ状態に(笑)
おじさん達は老体に鞭打って頑張りました!

この年も年末の企業パーティーやいろんな場所で阿波おどりを披露させてもらい、だんだんと自信がついていったのを覚えています。

はい。そして忘れちゃいけない【知束鍋!】稽古より真剣な顔で作ってます(笑)
一体いつからこうしたしきたりになったのか!未だ謎。
でも楽しんでやってますね。

2017年12月は、ゴツプロ!第三回公演『三の糸』。

初の本多劇場進出。そして、初の地方公演に海外公演と一気にステップアップしたこの年。
何もかもが初めて尽くしで、大変だった(汗)
でも、この作品がゴツプロ!にとって大きな一歩でした。
そしてこの年は津軽三味線との格闘の日々でもありました。
一芸を取り入れて、何ヶ月も前から稽古を始めるといったスタイルもこの年から。
年末のパーティーなどで弾かせてもらった思い出と、一発目の披露演奏の時の全然できなかった悔しさと…たくさんの思い出詰まった『三の糸』。

メンバー一丸となり台湾まで突き進みました。

そして、稽古中には旗揚げ公演『最高のおもてなし!』小説出版!という嬉しいニュースも。
これは本当に嬉しかった!
来年は次回作『向こうの果て』の小説化も決定していますので、そちらもご期待ください!

で、忘れちゃいけない【知束鍋】しつこくすいません。
こうして振り返ってみると必ずこの写真ありますね(笑)

さ、四年前になります。2016年 第二回公演『キャバレーの男たち』

もう四年、まだ四年。
でも、さすがに四年前、みんな若いね。

今より若干爽やかなおっさんです(笑)

駅前劇場で公演を打っていた第二回までは今とは違う稽古場で稽古していました。
こちらの稽古場は本当にアットホームな環境で、毎日のように稽古後は宴会してましたね。
なんなら稽古より宴会の方が長いんじゃないかってほど(笑)

ほぼ毎日が鍋で、相撲部屋のようでした。
写真は我が故郷より送ってもらった【馬刺し】。

いやー、懐かしいですね!
今も人気の高いこの作品。
いつか再演なんてできればいいな。

そして、我々の原点。旗揚げ公演『最高のおもてなし!』2015年12月!!

早いね。あれから5年。一回の公演で終わるはずだった我々ゴツプロ!が、皆様の応援でここまで歩んでこれました。

主宰の塚原大助も若いね。
みんなでがむしゃらに稽古して、バカやって笑って…

芝居を通して絆を育み…

たくさん夢を語り、一歩ずつ進んできました。

鍋は初演から健在です!
ただ、この頃はまだ【知束鍋!】とは言ってませんでした。
この鍋が今も続いていることがなんとも感慨深いです。
コロナも早く終息して、この鍋がまた出来る日を心待ちにして!

そんなこんなでこれまでの12月を振り返ってみました。
そして今月は次回【向こうの果て】にゲスト出演してくれる若手二人。
関口アナンと皆川暢二のワークショップを開催。
これは演出の海さんがあまり芝居を見たことのない俳優さんがどんな芝居をするのか確認したり、二人の相性をみたりするためのもの。
ゴツプロ!はキャストが決定して、執筆活動が始まるので、作家 竹田新としても芝居を知った上で書いていく方がより役とマッチするのです。
二人はメンバーより二時間ほど前に稽古に入り、海さん演出のもと濃厚な稽古をしました。
お題は海さんが執筆した【Close to you】!!
こちら僕らゴツプロ!旗揚げ時に海さんが書いてくれ、みんなでワークショップした、ゴツプロ!にとって大事な作品。
今年7月には銀座で行われた佐藤正和主催【ゴローʼs BAR ☆The LIVE】でも演じた演目です。
この作品を若手二人がしっかり稽古して、仕上がったところに我々メンバーが稽古場に入り、見学させてもらう。
若手二人にとっちゃ、なんじゃりゃ!!的な(笑)
だってそんな中で演技するのは緊張しますから!!

※スワイプでアルバム内を移動できます。

でもね、そんな環境にも関わらず、いやー素晴らかった。たくましい若手二人!!
そして我々おっさんたちが演じていたのとは違って、キレイね(笑)
爽やか。
自分たちがやった時のことなんかも思い出して、稽古場は変なテンションでしたよ!!
でも、この二人がゴツプロ!にどんな影響を与えるのか!?今から楽しみ。
いやー良き時間でした。

今年の冬は稽古もなかったので、残念ながら鍋はお預けでしたが…

毎年12月が稽古じゃなかったら…
稽古場が寒くなかったら…
稽古場が飲み会できる環境じゃなかったら…
鍋つつくの嫌いな神経質がいたら…

もしかしたら【知束鍋】は生まれてなかったかも知れない?!

結局そこかーい(笑)
でもね、鍋をみんなでつつける平和な世の中が戻ってくることを心から願って。
来年2021年は…

【向こうの果て】で、暴れまくりたいと思っています。

最後になりますが、【狭間の轍】から始まった2020年。
世の中は色々とありましたが、ゴツプロ!としては、【52BUDDY!】を立ち上げさせてもらい、【桃太郎】公演を本多劇場と大阪でやらせてもらい、実り多き年であり、来年に繋がる大事な一年だったと思います。

これも応援してくださる皆々様のお陰です。
この場をお借りして、メンバー、スタッフ一同、この2020年も誠にありがとうございました!
僕らはまだまだ歩みをやめません。
来年も一生懸命に進んでいきます。
どうぞ、2021年もゴツプロ!にご期待ください。
そして変わらぬ応援のほど、何卒よろしくお願いいたします。

あ、最後の最後に忘れておりました。
今年一年悩まされた足裏のイボ。こちらでも経過を書いてきましたが、な、な、なんと…
年内完治…無理でした(泣)
残念ながら新年持ち越しです。
あと少しだったのですが、悔しい。
また完治の際は必ずこちらで報告させていただきますね!!

それでは皆様、良いお年をお迎えください。
素敵な2021年の幕開けとなりますよう心より祈念し、
これにて『月刊ゴツプロ!』2020年、完。

2021年に、、、つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。