11月号 『2021年も残すとこあと一ヶ月。』

【2021年も残すとこあと一ヶ月。】

みなさんこんにちは。
急に寒くなってきましたが元気にお過ごしですか?
いやー今月もあっという間に月末、油断していました(汗)
なんだかんだバタバタと過ごしておりまして…
ありがたいことです。
2021年も残すところあと一ヶ月。
皆さんにとってどんな一年でしたか?
今年も去年に続いてコロナに振り回されましたね。

それでも最近はだいぶ落ち着いてきて、いつぞやの感染者数が嘘みたい。
このまま終息してくれたら良いのですが、また新たな変異株も出てきたみたいで、なんともですよね。
いつになったら安心して暮らせるのか?!
会えなかった人にも会いたいですし、行けなかったところにも行きたいですよね。

そんな中、お芝居の方は少しずつ動き出しております。
来月はゴツプロ!メンバーの舞台上演も目白押しです。
ぜひ、チェックのほどよろしくお願いします。
そこで、今月はまとめてご紹介!

まず、私泉知束が演出を努めます。
青春の会プレゼンツ お気軽劇場Vol.1「仮面夫婦の鑑」
出演はメンバーの佐藤正和。なんと二人芝居でございます!

こちらは12月7日(火)〜10日(金)下北沢「劇」小劇場にて上演です。
佐藤正和が立ち上げた青春の会。
50歳超えてもまだまだ青春している佐藤正和が仕掛ける新たな企画です。
上演時間は40分、チケット料金は2000円。
もっと気楽にふらっと小劇場を楽しんで欲しい!と立ち上がったこの企画。
劇団iakuの横山拓也さんの傑作短編をお届けします。

そして、今月演出舞台が終わったばかりの浜谷康幸の次なる舞台はこちら!

Nana Produce Vol.17「莫逆の犬」
12月8日(水)〜12日(日)新宿シアタートップスで上演。
前回「あっちにいく前に。」公演が叶わなかったトップスに、浜谷さんが立ちます。
脚本は劇団ONEOR8の田村さん作品。
こちらも楽しみで仕方ない。
青春の会と日程被っておりますが、こちらもご贔屓にお願いします。

さらにさらに、来月はもう一本!
こちら↓↓

ゴツプロ!主宰 塚原大助が出演します舞台。
小松台東 “east公演“「東京」
12月10日(金)〜21日(火)東中野RAFTにて上演。
こちらはダブルキャストですので、公演日をご確認の上、ぜひ劇場にお越しくださいませ。
いやー三つもお知らせできるなんてなんとも嬉しい限りです。

主宰の塚原もSNSなどで呟いておりましたが、「はあああ、嬉しい!」って(笑)
ほんとに嬉しいんです!!
去年からたくさんのことを我慢して、沸々する想いを抱えて、涙を拭い、居た堪れない気持ちを抱えてきました。
こうして少しずつ演劇ができるようになり、やっと表現の場が戻ってきて、まずはちょっとだけホッとしています。
まだ手放しに喜べる環境ではありませんが、それでも一時期に比べたら「見に来てください。」が言いやすくなった気がします。
やはり舞台は生物ですから、お客さまの息を感じながら、役者の呼吸を感じてもらい一つの空気を共有し、その回、その瞬間の刹那を共に味わうことが醍醐味だと思います。
そのためにあらゆることを想定しながら稽古しています。

いずれの公演も防疫対策をしっかりと皆様をお迎えさせて頂きます。
ぜひ、劇場に遊びに来てください。

2021年12月は色々と熱くなりそうです。
自分ごとで言うと、今回は出演はなく、脚本もなく、演出のみ。
5月5日に行った「向こうの果ての果て」でも「出発」という福田雄一さん作品の演出をやらせてもらいました。
実は舞台で演出だけをするのはあれが初めてで、今回が二度目と言うことになります。
なかなかこれまでこんな機会もなかったのですが、こうしてやれる機会を頂けるのは本当に嬉しい限り。
脚本、演出をするときは、執筆中にほとんど完成図が見えています。
もちろん、脚本からはみ出たりする面白さはありますが、大体は見えているんです。
それが演出だけとなると、まずは脚本を読み解かなくてはいけません。
登場人物のキャラクターから、役者の動き、内面、方向性などなど…
これが面白くもあり難しくもあり。
またこの歳になって新しいことにチャレンジできる喜びを味わっています。
自分なりの解釈でいかようにも変わる世界観。これは実に面白い。
日々の稽古でどんどん変わっていく距離だったりがとてもゾワゾワします。
最近舞台って、もちろん脚本も大事ですけど、演出の力がものすごく重要だなって思います。
たくさんの作品を見ていて…
歳と共に変わっていく見方だったり、好みだったり。
今の自分にしか描けない世界観を楽しんで作りたいと思います。

今回のお話は大阪が舞台の二人芝居です。
関東と九州出身の二人が必死になって大阪弁に挑戦しています。
この部分だけは演出で助けてあげることができません。
でも、必死に方言をやっている二人を見ていると、絶対面白い作品にしたいと強く思います。
そのためにできることは全力でやる。
昨日、一昨日は3人で大阪に行ってきました。
短い時間だったけど、濃密な時間を過ごしました。
大阪に流れる独特の風情と人情と、熱みたいなものを感じてきました。
これが全て、板の上に乗っかるはず。
いや、乗っけます。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

いろんな工夫をして劇場でお待ちしておりますので、ご期待ください。

そして、そして来年2月のゴツプロ!演劇部の卒業公演もそろそろ動き出します。
今はなるだけみんなと時間を作って、いろんな話をしています。
彼ら、彼女たちが今抱えている悩みだったり、野望だったり、いろんなモノが芝居の中に反映できるよう、こちらも必死です!
卒業公演と銘打ってはいますが、お金をとってお客様に見せる以上、絶対におもしろいものを作りたい。
そして、記憶に残る時間にしたい!
こちらも応援頂けましたら幸いです。

この11人がどんな変貌を見せるか?!乞うご期待。

さらに、自分の宣伝ばかりで申し訳ないのですが、以前執筆した「風ながるる」と言う作品がありまして…

2012年に自身のユニット「Team Chica」で東京、大阪、そして地元熊本凱旋公演を行った作品です。
とても思い入れの強いこちらの作品を、なんと自分の高校、専門学校の後輩が上演してくれることになりました。
実は自分の作品を他でやってもらうのも初めてのことで、なんとも嬉しく思っています。
自分が描いた作品を彼がどう解釈して表現していくのか?!こちらもとても楽しみです。
ゴツプロ!とは直接関係ないですが、この場を借りて宣伝させてください。

12月15日(水)〜19日(日)花まる学習会王子小劇場で上演。

なんだか今月は宣伝ばかりになってしまってすいません。
ただ、こうして皆様にお知らせできることが増えて嬉しいのです!純粋に!!

コロナが落ち着いてなかったら…
劇場が防疫対策に力を入れてなかったら…
必死にもがいてなかったら…
芝居熱が少しでも下がっていたら…

2021年は明るいニュースもなく暗く終わっていたかもしれない?!

皆様に会える日を楽しみに励みに一生懸命取り組んでいきます。
そして、来年2022年にいい形でつなげていけるように。
このコロナ禍で世間もゴツプロ!も大きな変化がありました。
でも、この変化をプラスに変えて、皆さんに喜んでもらえるよう、これからも頑張っていきます。
これからも応援のほどよろしくお願いします!

 

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。