3月号『さあ、いよいよ!!』

【さあ、いよいよ!!】

皆様こんにちは。
早いですね。一ヶ月って…
ずっと何かに追われ、気づけば月末。はい、今月もご愛読ありがとうございます。
【月刊ゴツプロ!】です。
この三月は実はこの【月刊ゴツプロ!】の始まった月なのです。
今回で丸五年!
これまた早いね。
皆さんのお陰でここまで続けられました。いつも本当にありがとうございます。
心より感謝です。

さてさて、桜も咲きはじめた東京。
別れと出逢いと出発の季節!なんだか少し心が踊りますよね。
そんな春満開の来月から本公演【十二人の怒れる男】の稽古がスタートします。
まだまだ先だと思っていましたが、時間は流れとるね(汗)

 

その前に、今月はまず自分が演出させてもらいました。

【柏進のキャLIVE!!50祭】

お越し頂いたお客様、そして応援くださった皆様、本当にありがとうございました。
こちらの柏進さんとはもう20年近くのお付き合いなんですが、こうしてガッツリペアを組ませてもらったのは初めてでして。
お声を掛けてもらった時は嬉しかったです。
若い頃出逢い、生意気な自分を可愛がってもらって、こうして時を経てまた一緒に仕事するってやっぱり最高でした。
今回は演出をメインに、構成台本なども書かせてもらいました。
一人芝居自体初めてで、色々と試行錯誤しながら、柏さんと進めていきました。
これは自分にとってもとても勉強になりました。
お客様の反応踏まえ、自分の予想と合っていたところ、間違っていたところなど…
いやー面白かった。
しかし、一人で舞台に立ってお客様と真っ向勝負するってやっぱりすげー。
これは、めちゃくちゃリスペクトです。
なんか短い公演でしたが、色んなものを頂いた公演でした。
頂いたものを次に繋げていきたいと思います。

そして、主宰 塚原大助出演!!
KURAGE PROJECTvol.1「売春捜査官」

こちらもご来場頂きました皆様、誠にありがとうございました。
いやー痺れる芝居でしたね。
メンバーの佐藤正和も昨年【熱海殺人事件】をやりましたが、つか作品はちょっと麻薬みたいなとこありますね。
なんでしょう!?
あのほとばしるエネルギー。
笑いとシリアスと狂気と差別。
今のこの世に逆行しているようで、みんなが求めているような感覚に陥ってしまう。
それは普遍であり、一瞬の刹那が詰まりまくっている。
いやー、素晴らしかったな。もちろん脚本の持つ絶対的な力はあれど、これまで何度となく再演されてきたこの作品を決してモノマネではなく、新たな世界観を模索して演出し、そして弾けながらもしっかりと愛情を持ち、その瞬間にかけた役者たち。
うん。
舞台の醍醐味でした。天晴れです。
自分も若い頃につか作品をワークショップなどでやったり、これまでも見てきたけど、改めて、この作品の持つパワーと可能性をヒシヒシと感じました。
そして、大助のまた新たな境地が見えて、これまた素敵だったな。

【売春捜査官】【熱海殺人事件】共に変わらないこの机いっちょのセットに演劇の全部が詰まっている。
大助が佐藤正和の熱海を見て嫉妬したって言ってたけど、俺もまた今回の大助を見て嫉妬したな。
色んな意味でとても有意義な空間と時間でした。
体力も喉も普通の何倍も使うエネルギッシュなお芝居、本当にお疲れ様でした。

そして、このバトンから、来月はメンバーの44北川が舞台出演します。
プリエールプロデュース【あぶくの流儀】作は竹田新 演出 山野海でお送りするこちらの作品は、
2022年4月5日(火)〜10日(日)中野 ザ・ポケットで上演です。

ぜひこちらもよろしくお願いします!

そして、こちらの公演終わりで、我々は稽古突入です。
思い返せば一年前、【向こうの果て】完走できず、苦しさと辛さと寂しさをメンバー全員で味わい。
舞台上で涙しました。
そこからもなかなか思うようには事は運ばず、9月の【52PROJECT】も中止。
一時は舞台公演を企画するのも怖くなりました。
そんな中でもみんなで必死に模索しながら、進んだ昨年。
小さな動きから、これから先の大事なことまで一つ一つ歩を進めてきました。

そして、いよいよ第7回公演!!
まだまだ予断許さぬ昨今ですが、どうにか今回は達成したい!
今はそれしか考えていません。
そんな先日はゴツメンバーが久しぶりに全員揃い、これからのことや目の前のことなど、いっぱい話し合いました。

代表社員の長崎さんにもご参加頂き、アドバイスをもらいつつ、これまでやってこなかった中長期戦略を練るための時間。
5年後、10年後の僕たちがどうありたいか?どうなっていきたいか?!
そんなことをたくさん話しました。
ゴツプロ!メンバーで言うと、一番若年の自分と主宰の大助があと5年で50歳。
この50歳と共に60歳が見えてくるメンバーもいます。
もちろん楽しくなくてはやる意味ないけど、楽しいだけでは満足できない、しちゃいけないお年頃。
その第一歩が次回公演です!

来月の今頃、どういう風になっているのか?!
楽しみだし、とにかく戦いまくらなくてはいけない一ヶ月になると思います。
今回の作品は色んな仕掛けなども考えています。
ゴツプロ!ならではのエンターテイメント。
有名な脚本だけに気を衒わずとも、僕らにしかできない【十二人の怒れる男】を作っていきたいなと思います。

この素敵なチラシに負けないようにしっかり努めたいと思います。

中止を味わってなかったら…
各々が諦めず進んでなかったら…
別れと出会いがなければ…
改めてこのメンバーでなかったら…

こんなにドキドキしながら稽古開始を待つ時間を持てなったかも知れない?!

あれから一年。
世の中は大して変わってないけど…
世界では戦争も起こってしまったけど、色んなことに負けないで、ぶれないでいたら、きっと素敵なプレゼントがあると信じて。
来月から死に物狂いで掴みにいきたいと思います。

どうか皆様、こんな状況ではありますが、劇場にお越しください。
防疫対策はしっかりときっちりと行い、皆様をお迎えさせていただきます。

劇場でしか味わえない、劇場ならではの空気感をぜひ我々と共有しましょう。
きっと普段とは少し違う自分に出逢えるかも知れません。

来月は稽古場からリポートできればと思います。
さ、いざ出発!!

春満開。

 

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。