2月号 『種まきと収穫!』

【種まきと収穫!】

みなさんこんにちは。
2023年もはや二ヶ月が終わろうとしています。
こわっ(汗)
そして、2月の早いこと早いこと。
あっという間に月末。
皆様お元気にお過ごしですか?
自分はというと、自分以外の家族がインフルエンザにかかる中、なぜか自分だけかからず元気に過ごしております。
コロナもインフルもまだまだ流行っていますから、みなさんもお気をつけくださいね。
元気じゃないと何をしても楽しくないですから!

さて、そんな2月はゴツプロ!的にはゆったりした月でした。
三年前までは毎年台湾公演を行なっていた2月が恋しいです。
早くまた行きたいな。
自分も先月の公演終わりから、少しゆっくりした時間でした。
それまでの三ヶ月がノンストップで走り抜けましたので、いろんな意味でクールダウンできて、身体も休めることができ、とても有意義な期間でした。
そして、また次の企画へ向けての一歩も踏み出し、みなさんに報告できる日を楽しみにしています。

その前に来月はいよいよ、演劇部の公演です。

ゴツプロ!演劇部第二回公演【世界虚仮(セカイコケ)】
3月15日(水)〜21日(火・祝)下北沢 小劇場楽園。

ちょうど一年前は演劇部第一回公演【チクリ、冬が胸をさす。】をやっていました。

もはや懐かしい思い出。
みんなで一つのモノを追いかけた尊い日々です。
そんな彼らが一年の月日を経て、また下北に帰ってきます。
昨年よりパワーアップして!!
現在絶賛稽古中。今回は演劇部の久保嗣が脚本を担当しています。
かなり執筆も苦労しているみたい。
わかるよ!
執筆の…産みの苦しみは誰よりもわかる!
でも苦しんで、苦しんで、悩んで、書けなくて、空白の時間をたくさん使って、そこから生まれたものはきっと宝石みたいなものだから、今回のこの作品もきっと俳優の魂が注入され、素敵な作品になると信じている。
何より力強い仲間達が周りにいるのだから!
彼らが自分たちで制作し、宣伝し、また新たらしい企画も考えて迎える本番。
どうか皆様、応援のほどよろしくお願い致します。
自分もこれから稽古場見学に行って、またレポートしたいと思います。
まずは来月の本番、ゴツプロ!メンバーも劇場にお手伝いに行くと思いますので、劇場でお会いできるのを楽しみにしています。
メンバーを見かけたらぜひお声掛けください!

3月…
演劇部の公演中に、【ブロッケン】の稽古もスタートします。

ゴツプロ!大忙しです(汗)

こちらも絶賛チケット発売中ですので、よろしくお願いします。
先日、美術の打ち合わせをしましたが、これまた出るわ出るわ奇抜なアイデア(笑)
めちゃくちゃ面白かったし、勉強になった。
作家、演出家、美術家、プロデューサー、舞台監督、役者…それぞれの目線でのアイデア合戦。
できること、できないこと…実に面白い。
まず、作家と演出が同時に美術打ち合わせにいることが僕的には新鮮でした。
大体は作、演出が一緒か、出来ている脚本をもとに舞台化することが多いから、こうしてまだ脚本が上がっていない状態から、作家のイメージ、それを具現化する演出家のイメージをぶつけ合うことはなかなかないのです。
ぶつかることで生まれる新しい案があり、それは執筆にも活かされてゆく。
とても有意義な時間でした!
これは面白くなりますよ。
ご期待ください。

そして、2月はゴツプロ!初の出来事(たぶん)。

メンバー全員で【日生劇場】にミュージカルを観劇しにいきました!!
珍しいから自撮りしました。僕たち、仲が良いんです(笑)
これまた素敵なご縁を頂きました。
このご縁がさらに繋がり広がっていくことを願うばかりです。

タイトルにも書きましたが、【種まきと収穫!】
事を成すには一朝一夕では無理です。
そこにはタネをしっかりとまいて、そこに水をやり、大事に育み、収穫する。
時には枯れてしまったり、天災が起こったりするけど、めげずにそれを繰り返す。
一つのことが成る前に、次のタネをまく。
今のゴツプロ!があるのはまさにそこに尽きます。
しっかりまいて大事に育ててきた。
よく周りの人たちに「ゴツプロ!は勢いあっていいねぇ!」って言われますが、勢いをつけるためにたくさんの時間をかけ、そこにたくさんの想いをかけてきました。

今月から来月にかけ、主宰の塚原大助は台湾にいます。
台湾ドラマが決定し、その撮影に行っています。
こんなことを5年前に想像したメンバーはきっと誰もいなかった。
でも、台湾での活動を通して、こうしたご縁に恵まれました。
そして、ただの撮影に終わらず、撮影が休みの日には移動を重ね、大学で東京の演劇文化についてのワークショップなどを行なっています。

これは一つの収穫であり、新しいタネまきです
台湾という地でまた新しいことが生まれる。
こんな素敵なことはありません。
これもひとえに、応援してくださる皆さんのおかげです。

たくさんの方々に背中を押して頂き、力とアイデアをもらい、こうしてまた繋がっていく。
僕らが歩んだ道のりは間違いではなかった。

とき同じくして、台湾からは僕らの仲間が来日。

台湾公演の際、いつも美術(大道具)を担当してくれているユアンは、台湾で会社を立ち上げ、工房と小劇場を作りました。
さらに、小劇場をもっと増やしたいと今回は本多劇場の見学に来たのです。
これもまたユアンの収穫であり、タネまき。
台湾では台湾でまた新しい動きが活発化して面白いことになっている。
ゴツプロ!の次回台湾公演はワクワクしかない!!

おじさんだけの劇団【ゴツプロ!】恥ずかしげも無くまだまだ夢をみて、夢を追いかけたい。

しっかりとタネをまいてなかったら…
適当に水をやっていたら…
天災にめげていたら…
収穫時期を誤っていたら…

収穫することも、新しい種をまくこともできなかったかも知れない?!

まだまだ芽が出ていないタネもあります。
これからまこうとしているタネもあります。
一つずつじっくり育て、紡いでいきたい。
そのためにも、しっかりと地に足をつけ、これからも歩んでいきます。

さ、3月はどんな芽がでるかな?!

 

 

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。