11月号 『はじまった!!』

【はじまった!!】

 

みなさんこんにちは。
今月もあっという間に月末です(汗)
早いね。←これ毎月言っている気がする。
なんだか急に寒くなったかと思えば、また暖かくなったり…
変な天候が続いておりますが、みなさんお元気ですか?
僕らゴツプロ!は元気に稽古中です。
いよいよはじまりました。
記念すべき第10回目公演。

 

11月15日稽古開始。

久しぶりに主宰 塚原大助の雄叫びからスタートです。
これね、これまでも定番だったのですが、客演さんが増えてきた昨今封印気味だったのです。
それがね、今回はなんといってもメンバーだけの出演。
久々にこれでもかっていうほどの雄叫びを頂戴しました(笑)
やっぱりゴツプロ!はこうでなくちゃね!!

 

そして久々と言えば、こちらもね…

ゴツプロ!定番の【知束鍋】。

知らない方のために…
私、泉知束!
普段全く料理をしないのですが、何故かゴツプロ!旗揚げの一回目公演から稽古場鍋を担当しておりまして。
みんなが「うまい、うまい。」と囃し立てるものですから、調子に乗りまくりで作り、挙句の果ては【ゴツフェス!】でも披露させてもらったのです。
この数年間はコロナもあり、稽古場飲みはおろか、稽古後に居酒屋で飲むことも少なくなってきていたところ、久々にメンバーで鍋を囲み、和気藹々。
これからはじまる戦いの前のほんの息抜きをね。
楽しく行ったわけです。

 

いやー、やっぱ楽しいね。
気兼ねなく鍋を囲む。同じ釜の飯を食うじゃないけど、僕らはこうして一回目からずっとやってきた。

 

そしていよいよ10回。

 

思い返すと色々あったけど…
そりゃ10年近くやってりゃ、ない方がおかしいけど。
いまもこうして前を向いて、みんなでバカ笑いしながら一緒の時を過ごせる幸せ。
感謝しかない。

 

今回の公演は、もちろん10回目の記念公演ということもあるし、久しぶりのメンバーだけの出演、さらにはゴツプロ!初のザ・スズナリということもあって、もちろん気合が入っているのだけど…
それは今回はじめてゴツプロ!と絡んでくださる、作・演出の川名幸宏氏も同じ想いで。
だからこそ、もちろんプレッシャーもあるだろうし、メンバーがみんな自分より年上だから、やりにくいところもあって、大変だと思うのよ本当に!

 

でもね、塚原大助と一緒に台湾に渡り、シナリオハンディングを二人で行い、同じ時間を共有して…
良い作品づくりができていると思うんです。
本当に贅沢な作品づくりが!!

 

そんな中はじまった稽古。

 

いやー痺れる二週間を過ごしました。
台本について、ずっとディスカッション。

寝ても醒めてディスカッション。
ただただ、作品を面白くするために。

 

いま借りてる稽古場、24時間使える稽古場でして…
いいのか?悪いのか?!
最長、な、な、なんと…夜中の3時過ぎまでやりました(汗)
これはゴツプロ!史上初のことです。

 

みんなで、ああでもない、こうでもない…
でもね、なにがいいって、誰一人自分の事を主観に話す人がいないのです。
普通役者って、やっぱり自分の役が主観になりがちなんだけど、みんながみんな作品のことしか考えてないから、どうすれば作品が良くなるのか、そこしか見ていない。
普通だったら自分の役がおいしくなる!とか、この素敵なセリフは是が非でも言いたいとか…
役者の欲が出てくるのだけど、誰もそこは言わない。
自分がおいしくなくなっても、作品が良くなればいい。
みんなが同じ想いで濃密な時間を過ごしたこの二週間。

 

そして、これまたみんなが同じ方向性でまとまっていく感じも気持ちよく。
まさに【劇団力】を感じたのです。
これはね、10年ずっとやってきたからわかることだし、その重みだし、軌跡なんだよな。

悩み、苦しみ、喜び、感動し…この10年の積み重ね。

鍋食って、酒飲んで、バカ話してきた積み重ね。

 

全部、全部が今に生きている。

 

明日もみんなとしのぎを削れる喜び。
今日、台本を読む幸せ。

 

そりゃ芝居一本作るのは大変な作業だけど、この一瞬一瞬があるからやめられない。

 

お客様の喜ぶ姿を想像しながら飽くなき挑戦は続く。

 

毎回毎回…そうして過ごしたこの10年。

 

たかが10年、されど10年。

 

久しぶりに復活する台湾公演。
はじめて台湾に渡った時に共に汗をかき、涙した台湾の仲間たちが作った【北投フェス】に僕達を呼んでくれた。

こんなに嬉しいことがあるだろうか。
みんながみんなを思いやり、それが国境を超えて、芝居を通して新しい道を拓く。
芝居の可能性を感じてます。
芝居はじめて、約30年。
そんな可能性を感じることなんて今まではなかった、ただ我武者羅に走ってきたけど、今はまるっきり違う夢を見ているわけです。
それってすごいことなんです。

 

だからね、やるしかないのだ。
ただただ、やるしかないのだ。
我武者羅に。

 

答えはその先にしかないから。
今は信じた道を進むのみ、全力で。

 

やっぱりね、久しぶりのメンバーだけの作品づくりは楽しいのよ。
この感覚は本当に久しくなかったから、この時間を堪能したいのです。

【はじまった!!】

 

みなさんこんにちは。
今月もあっという間に月末です(汗)
早いね。←これ毎月言っている気がする。
なんだか急に寒くなったかと思えば、また暖かくなったり…
変な天候が続いておりますが、みなさんお元気ですか?
僕らゴツプロ!は元気に稽古中です。
いよいよはじまりました。
記念すべき第10回目公演。

 

11月15日稽古開始。

久しぶりに主宰 塚原大助の雄叫びからスタートです。
これね、これまでも定番だったのですが、客演さんが増えてきた昨今封印気味だったのです。
それがね、今回はなんといってもメンバーだけの出演。
久々にこれでもかっていうほどの雄叫びを頂戴しました(笑)
やっぱりゴツプロ!はこうでなくちゃね!!

 

そして久々と言えば、こちらもね…

ゴツプロ!定番の【知束鍋】。

知らない方のために…
私、泉知束!
普段全く料理をしないのですが、何故かゴツプロ!旗揚げの一回目公演から稽古場鍋を担当しておりまして。
みんなが「うまい、うまい。」と囃し立てるものですから、調子に乗りまくりで作り、挙句の果ては【ゴツフェス!】でも披露させてもらったのです。
この数年間はコロナもあり、稽古場飲みはおろか、稽古後に居酒屋で飲むことも少なくなってきていたところ、久々にメンバーで鍋を囲み、和気藹々。
これからはじまる戦いの前のほんの息抜きをね。
楽しく行ったわけです。

 

いやー、やっぱ楽しいね。
気兼ねなく鍋を囲む。同じ釜の飯を食うじゃないけど、僕らはこうして一回目からずっとやってきた。

 

そしていよいよ10回。

 

思い返すと色々あったけど…
そりゃ10年近くやってりゃ、ない方がおかしいけど。
いまもこうして前を向いて、みんなでバカ笑いしながら一緒の時を過ごせる幸せ。
感謝しかない。

 

今回の公演は、もちろん10回目の記念公演ということもあるし、久しぶりのメンバーだけの出演、さらにはゴツプロ!初のザ・スズナリということもあって、もちろん気合が入っているのだけど…
それは今回はじめてゴツプロ!と絡んでくださる、作・演出の川名幸宏氏も同じ想いで。
だからこそ、もちろんプレッシャーもあるだろうし、メンバーがみんな自分より年上だから、やりにくいところもあって、大変だと思うのよ本当に!

 

でもね、塚原大助と一緒に台湾に渡り、シナリオハンディングを二人で行い、同じ時間を共有して…
良い作品づくりができていると思うんです。
本当に贅沢な作品づくりが!!

 

そんな中はじまった稽古。

 

いやー痺れる二週間を過ごしました。
台本について、ずっとディスカッション。

寝ても醒めてディスカッション。
ただただ、作品を面白くするために。

 

いま借りてる稽古場、24時間使える稽古場でして…
いいのか?悪いのか?!
最長、な、な、なんと…夜中の3時過ぎまでやりました(汗)
これはゴツプロ!史上初のことです。

 

みんなで、ああでもない、こうでもない…
でもね、なにがいいって、誰一人自分の事を主観に話す人がいないのです。
普通役者って、やっぱり自分の役が主観になりがちなんだけど、みんながみんな作品のことしか考えてないから、どうすれば作品が良くなるのか、そこしか見ていない。
普通だったら自分の役がおいしくなる!とか、この素敵なセリフは是が非でも言いたいとか…
役者の欲が出てくるのだけど、誰もそこは言わない。
自分がおいしくなくなっても、作品が良くなればいい。
みんなが同じ想いで濃密な時間を過ごしたこの二週間。

 

そして、これまたみんなが同じ方向性でまとまっていく感じも気持ちよく。
まさに【劇団力】を感じたのです。
これはね、10年ずっとやってきたからわかることだし、その重みだし、軌跡なんだよな。

悩み、苦しみ、喜び、感動し…この10年の積み重ね。

鍋食って、酒飲んで、バカ話してきた積み重ね。

 

全部、全部が今に生きている。

 

明日もみんなとしのぎを削れる喜び。
今日、台本を読む幸せ。

 

そりゃ芝居一本作るのは大変な作業だけど、この一瞬一瞬があるからやめられない。

 

お客様の喜ぶ姿を想像しながら飽くなき挑戦は続く。

 

毎回毎回…そうして過ごしたこの10年。

 

たかが10年、されど10年。

 

久しぶりに復活する台湾公演。
はじめて台湾に渡った時に共に汗をかき、涙した台湾の仲間たちが作った【北投フェス】に僕達を呼んでくれた。

こんなに嬉しいことがあるだろうか。
みんながみんなを思いやり、それが国境を超えて、芝居を通して新しい道を拓く。
芝居の可能性を感じてます。
芝居はじめて、約30年。
そんな可能性を感じることなんて今まではなかった、ただ我武者羅に走ってきたけど、今はまるっきり違う夢を見ているわけです。
それってすごいことなんです。

 

だからね、やるしかないのだ。
ただただ、やるしかないのだ。
我武者羅に。

 

答えはその先にしかないから。
今は信じた道を進むのみ、全力で。

 

やっぱりね、久しぶりのメンバーだけの作品づくりは楽しいのよ。
この感覚は本当に久しくなかったから、この時間を堪能したいのです。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

どうせ夢のように終わっていく儚いものならば、【今】を大切に【今】を噛みしめて、共に過ごす。
一生忘れられないような濃密な時間を過ごす。

 

ゴツプロ!第10回公演は、気負うことなく、ぼくらが僕ららしく自由に、楽しく熱く…
そんな公演にしたいと想います。

 

この10年の歩みがなかったら…
仲間を信じてなかったら…
それぞれがそれぞれをリスペクトしてなかったら…
大切ななにかを見失っていたら…

 

この稽古場での切磋琢磨はなかったかも知れない?!

とにかく、見てほしいのです。
きっと心に響くものがあると思うのです。
ただただ、一生懸命に演じる役者6人が板の上にいると思うのです。
それは誰一人、かっこよく見せたいとか、よく思われたいとか、そんなことを微塵にも感じない、【人間】がそこにいるはずです。
どうか見届けてください。
次の10年に続くはじまりの、第10回公演【たかが10年の祭り】。

いつもより短くてすいません。
これからセリフ覚えます(笑)

 

いよいよはじまるよ。
皆様、劇場でお会いしましょう。

 

12月は18日より開幕!!!

 

やってやるから(笑)

 

 

 

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。