【東京公演終演!】
みなさんMerry Christmas!
素敵なクリスマスをお過ごしですか?
2024年も残りわずか、やり残し、想い残しはないですか?
我々ゴツプロ!はクリスマスイブの24日早朝に海を渡り台湾に来ております。
台湾からニーハオ。
まずは、12月22日(日)の東京千穐楽を持ちまして恙無く東京公演を終えられたことをご報告させてください。
ご来場頂きました皆様、本当にありがとうございました。
また、ご声援、ご協力を頂きまして全ての皆様、心より御礼申し上げます。
いやー、あっという間でした。
今回は5日間7ステージでしたので、いつも以上にあっという間(汗)
先月号でも書きましたが、夢のように儚く終わるんだろうなって!まさにそんな感じでした。
みんなでディスカッションをして台本を煮詰め、台本完成から立ち上がりのスピードの早さ。
まさに10年積み重ねた人間関係と芝居感。
ああだこうだと意見を言い合いながら、一歩ずつ一歩ずつ前に進んでいきました。
時に立ち止まり、悩み、掘り返し、さらに戻り、進み…みたいな稽古。
やっぱり芝居は簡単じゃない!!
濃密な時間を仲間とともに過ごしました。
セットもなにもないところからスタート。
役者ってセットや空間に助けられることが多々あるんですけど、素舞台ってホントに助けてくれるものがなにもないからなかなか埋められなかったりするんです。
でもそこは役者のエネルギーで凌駕していく。
まさに一進一退の稽古が続きました。
そして、稽古場仕込み。
本番とまるっきり同じとはいきませんが、本番に近いセットを稽古場に組みました。
テンション爆上がり(笑)
そりゃ、やっぱり違いますね。
見て頂いた方はわかると思うのですが、今回特殊なシーン(温泉の入浴)がありまして、ここはセットチェンジ含めかなり大変だったので、稽古場で合わせられたのは本当に良かった。
さらに神輿を即興で作ったり、障子を色々な形に見立てた転換など、舞台ならではの演出が数多くあり、芝居だけではなく、転換作業もかなり大変でした(汗)
こんなに転換で魅せる芝居はゴツプロ!史上初かも。
おじさんたち「覚えられるかな?」とか言いながら必死こいて稽古しました。
台本のディスカッション時間も長かったので、立ち稽古の時間がいつもより短かったけど、今回は本当に稽古した。
一生懸命に稽古した。
必死に食らいつき、必死に頭と体を使って、ただただ面白い作品になるよう一生懸命に取り組んだ一ヶ月でした。
ラストシーンでは神輿を担ぐんだけど、メンバーの中で渡邉聡さんしか神輿を担いたことがなかったので、しっかりとご指導仰ぎました。
五十嵐さん、ありがとうございました。
五十嵐さんは神田のお神輿を長年担がれている方で、熱心にご指導頂きました。
おじさんたち、老体に鞭打って頑張りましたよ。
そして、稽古を打ち上げました。
稽古場でやれるだけのことはやった。
もちろん、もっと時間があれば!ってことはいつも思うけど、このみんなの顔が物語っていると想います。
久しぶりのメンバーだけの稽古は濃密で愛に溢れた稽古と相成りました。
演出の川名氏もしっかりと僕らを導いてくれて、いつも穏やかに、明確に指針をくれました。
メンバー全員が年上という、とってもやりにくい(笑)環境の中、最後まで諦めず頑張ってくれました。
僕らは川名氏の言う事を100%信じて進みました。
そして、演出助手として今回はじめて付いてくれた阿久津京介くん。
自分の仕事じゃないことまでやってくれ、彼の熱意、愛をたくさん感じました。
本当にありがとう。
さらには、ゴツプロ!演劇部4期のみんな!
毎日誰かが稽古場にきて、掃除から稽古場の準備にお手伝いをしてくれた。
ありがとう。
制作陣のみんな、いつも縁の下のちから持ちでいてくれて心からありがとう。
ゴツプロ!10回目、節目の記念公演はいつも以上に周りの人たちに助けられ、背中を押して頂き公演させてもらった。
これまでもたくさんの方に助けてもらってここまでこれた。
ただただ感謝しかありません。
こうして迎えた、第10回公演【たかが10年の祭り】。
ゴツプロ!初のザ・スズナリ。
仕込みにはたくさんの方たちが来てくれた。
嬉しいな。
台湾からも仲間が8人来てくれた。
東京公演あとの台湾公演に向けて、なるだけセットも同じようにと、寸法から写真、舞台監督や舞台美術家さんに確認など、一秒たりとも無駄にしたくない!って彼らの気持ちが本当に嬉しかった。
初日終わりで帰る台湾チームも含めての前日決起会。
打ち上げかってほど盛り上がり、熱気に溢れていた。
準備万端。
いざ、初日。
だれが言い出したのか?「写真撮らない?」
本番直前の楽屋でのメンバー6人。
普段はそれぞれに準備したり、集中したりするので、こうして楽屋で全員で写真撮ることなんてないのに。
これもなんか良くてね。
いろいろ想っちゃったよ。
辛い時も苦しい時もたくさんあったけど、こうして仲間とともにやってきたんだな!としみじみ。
そして…開幕。
最後の最後までもがき足掻いて作ったラストシーン。
いろんなものに抗って、天に突き刺す神輿。
全てを受け入れ、その全てを壊し、突き破っていく!
人のエネルギー。
言葉とか、理屈ではない、どうしようもない憤り。
不器用でもかっこ悪くても、みじめでも、情けなくても、生きていく!
たくさんの想いを神輿に乗せて…
やりきった。
魂の限り叫んだ。
手前味噌ですいません。ゴツプロ!らしい作品に仕上がったと思います。
面白かった面白くなかったはもちろん好き嫌いもあるけど、手を抜く暇なんてなく、必死に一生懸命にやりきった。
自己満足にならないよう、最大限の注意を払いながら…
そして頂いた鳴り止まない拍手。
毎回涙を堪えるのに必死でした(笑)
今回は終演後もそれぞれが企画してのトークイベントを開催。
みんなの個性溢れるイベントとなりました。
それぞれの出会いだったり、旗揚げからを振り返ったり、自分の親父について語ったり…
こういうイベント毎になると途端にやる気を出すのもゴツプロ!の特徴です(笑)
いやーあっという間の5日間。
濃厚な5日間。
兎にも角にもお客様が楽しんでくれていたらよいなあと思っています。
ここでサービスカットを1枚。
普段は見れない逆サイドから風呂場のシーンを。
全然サービスではないか(笑)
なかなかメンバー全員が裸で舞台に立つっていうのも珍しいので(笑)
因みにこのセット、ネタバラシをすると…
こんな風になっています。
演出家の発想と美術家さんのアイデア。
実に舞台っぽくて素晴らしい。
たくさんのひらめきとアイデアが詰まった作品となりました。
そして12月22日(日)無事に東京公演閉幕。
その翌々日、僕達は海を渡りました。
台北到着。
次の祭りがはじまります。
とても素敵な劇場です。
テンション上がります。
この作品が台湾のお客様にどう受け入れられるのか?!
どんな反応で見てくれるのか?!
楽しみでしかない。
2020年を最後に四年ぶりとなるゴツプロ!の台湾公演。
台湾での祭り。
しっかりやり遂げてきたいと思います。
【東京公演終演!】
みなさんMerry Christmas!
素敵なクリスマスをお過ごしですか?
2024年も残りわずか、やり残し、想い残しはないですか?
我々ゴツプロ!はクリスマスイブの24日早朝に海を渡り台湾に来ております。
台湾からニーハオ。
まずは、12月22日(日)の東京千穐楽を持ちまして恙無く東京公演を終えられたことをご報告させてください。
ご来場頂きました皆様、本当にありがとうございました。
また、ご声援、ご協力を頂きまして全ての皆様、心より御礼申し上げます。
いやー、あっという間でした。
今回は5日間7ステージでしたので、いつも以上にあっという間(汗)
先月号でも書きましたが、夢のように儚く終わるんだろうなって!まさにそんな感じでした。
みんなでディスカッションをして台本を煮詰め、台本完成から立ち上がりのスピードの早さ。
まさに10年積み重ねた人間関係と芝居感。
ああだこうだと意見を言い合いながら、一歩ずつ一歩ずつ前に進んでいきました。
時に立ち止まり、悩み、掘り返し、さらに戻り、進み…みたいな稽古。
やっぱり芝居は簡単じゃない!!
濃密な時間を仲間とともに過ごしました。
※スワイプでアルバム内を移動できます。
セットもなにもないところからスタート。
役者ってセットや空間に助けられることが多々あるんですけど、素舞台ってホントに助けてくれるものがなにもないからなかなか埋められなかったりするんです。
でもそこは役者のエネルギーで凌駕していく。
まさに一進一退の稽古が続きました。
そして、稽古場仕込み。
本番とまるっきり同じとはいきませんが、本番に近いセットを稽古場に組みました。
テンション爆上がり(笑)
そりゃ、やっぱり違いますね。
見て頂いた方はわかると思うのですが、今回特殊なシーン(温泉の入浴)がありまして、ここはセットチェンジ含めかなり大変だったので、稽古場で合わせられたのは本当に良かった。
さらに神輿を即興で作ったり、障子を色々な形に見立てた転換など、舞台ならではの演出が数多くあり、芝居だけではなく、転換作業もかなり大変でした(汗)
こんなに転換で魅せる芝居はゴツプロ!史上初かも。
おじさんたち「覚えられるかな?」とか言いながら必死こいて稽古しました。
台本のディスカッション時間も長かったので、立ち稽古の時間がいつもより短かったけど、今回は本当に稽古した。
一生懸命に稽古した。
必死に食らいつき、必死に頭と体を使って、ただただ面白い作品になるよう一生懸命に取り組んだ一ヶ月でした。
ラストシーンでは神輿を担ぐんだけど、メンバーの中で渡邉聡さんしか神輿を担いたことがなかったので、しっかりとご指導仰ぎました。
五十嵐さん、ありがとうございました。
五十嵐さんは神田のお神輿を長年担がれている方で、熱心にご指導頂きました。
おじさんたち、老体に鞭打って頑張りましたよ。
そして、稽古を打ち上げました。
稽古場でやれるだけのことはやった。
もちろん、もっと時間があれば!ってことはいつも思うけど、このみんなの顔が物語っていると想います。
久しぶりのメンバーだけの稽古は濃密で愛に溢れた稽古と相成りました。
演出の川名氏もしっかりと僕らを導いてくれて、いつも穏やかに、明確に指針をくれました。
メンバー全員が年上という、とってもやりにくい(笑)環境の中、最後まで諦めず頑張ってくれました。
僕らは川名氏の言う事を100%信じて進みました。
そして、演出助手として今回はじめて付いてくれた阿久津京介くん。
自分の仕事じゃないことまでやってくれ、彼の熱意、愛をたくさん感じました。
本当にありがとう。
さらには、ゴツプロ!演劇部4期のみんな!
毎日誰かが稽古場にきて、掃除から稽古場の準備にお手伝いをしてくれた。
ありがとう。
制作陣のみんな、いつも縁の下のちから持ちでいてくれて心からありがとう。
ゴツプロ!10回目、節目の記念公演はいつも以上に周りの人たちに助けられ、背中を押して頂き公演させてもらった。
これまでもたくさんの方に助けてもらってここまでこれた。
ただただ感謝しかありません。
こうして迎えた、第10回公演【たかが10年の祭り】。
ゴツプロ!初のザ・スズナリ。
仕込みにはたくさんの方たちが来てくれた。
嬉しいな。
台湾からも仲間が8人来てくれた。
東京公演あとの台湾公演に向けて、なるだけセットも同じようにと、寸法から写真、舞台監督や舞台美術家さんに確認など、一秒たりとも無駄にしたくない!って彼らの気持ちが本当に嬉しかった。
初日終わりで帰る台湾チームも含めての前日決起会。
打ち上げかってほど盛り上がり、熱気に溢れていた。
準備万端。
いざ、初日。
だれが言い出したのか?「写真撮らない?」
本番直前の楽屋でのメンバー6人。
普段はそれぞれに準備したり、集中したりするので、こうして楽屋で全員で写真撮ることなんてないのに。
これもなんか良くてね。
いろいろ想っちゃったよ。
辛い時も苦しい時もたくさんあったけど、こうして仲間とともにやってきたんだな!としみじみ。
そして…開幕。
※スワイプでアルバム内を移動できます。
最後の最後までもがき足掻いて作ったラストシーン。
いろんなものに抗って、天に突き刺す神輿。
全てを受け入れ、その全てを壊し、突き破っていく!
人のエネルギー。
言葉とか、理屈ではない、どうしようもない憤り。
不器用でもかっこ悪くても、みじめでも、情けなくても、生きていく!
たくさんの想いを神輿に乗せて…
やりきった。
魂の限り叫んだ。
手前味噌ですいません。ゴツプロ!らしい作品に仕上がったと思います。
面白かった面白くなかったはもちろん好き嫌いもあるけど、手を抜く暇なんてなく、必死に一生懸命にやりきった。
自己満足にならないよう、最大限の注意を払いながら…
そして頂いた鳴り止まない拍手。
毎回涙を堪えるのに必死でした(笑)
※スワイプでアルバム内を移動できます。
今回は終演後もそれぞれが企画してのトークイベントを開催。
みんなの個性溢れるイベントとなりました。
それぞれの出会いだったり、旗揚げからを振り返ったり、自分の親父について語ったり…
こういうイベント毎になると途端にやる気を出すのもゴツプロ!の特徴です(笑)
いやーあっという間の5日間。
濃厚な5日間。
兎にも角にもお客様が楽しんでくれていたらよいなあと思っています。
ここでサービスカットを1枚。
普段は見れない逆サイドから風呂場のシーンを。
全然サービスではないか(笑)
なかなかメンバー全員が裸で舞台に立つっていうのも珍しいので(笑)
因みにこのセット、ネタバラシをすると…
こんな風になっています。
演出家の発想と美術家さんのアイデア。
実に舞台っぽくて素晴らしい。
たくさんのひらめきとアイデアが詰まった作品となりました。
そして12月22日(日)無事に東京公演閉幕。
その翌々日、僕達は海を渡りました。
台北到着。
次の祭りがはじまります。
※スワイプでアルバム内を移動できます。
とても素敵な劇場です。
テンション上がります。
この作品が台湾のお客様にどう受け入れられるのか?!
どんな反応で見てくれるのか?!
楽しみでしかない。
2020年を最後に四年ぶりとなるゴツプロ!の台湾公演。
台湾での祭り。
しっかりやり遂げてきたいと思います。
ひとつでも妥協していたら…
世界に目を向けていなかったら…
我がだけのために動いていたら…
必死に叫んでこなかったら…
節目の10回公演であんなご褒美みたいな拍手をもらえなかったかも知れない?!
まだまだ我々の祭りは続きます。
年と都市をまたぎ、やり抜いてきたいと思います。
皆様、2024年もゴツプロ!並びに【月刊ゴツプロ!】を応援頂きありがとうございました。
心より感謝です。
来年も引き続き何卒よろしくお願い致します。
皆様にとって2025年が幸多き年となりますよう祈念致します。
台湾より想いを込めて。
2025年につづく…
泉 知束Tomochica Izumi
1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。
泉 知束Tomochica Izumi
1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。