5月号 『本多劇場の幕が開く!』

【本多劇場の幕が開く!】

 

みなさんこんにちは。
寒暖差が激しい毎日ですが、お元気にお過ごしですか?
もうすぐ梅雨ですかね。
なかなか気持ちのいい時期がないですね(泣)

 

さてさて今月の『月刊ゴツプロ!』はなんと、本多劇場の客席に設置された演出席で書いています。

まさかの出来事。
今月5月9日に発表させて頂きました。
新体制ならびに公演日程変更のお知らせ。

SNSや公式ホームページではすでにお知らせしておりますが、まだご存知でない方もいらっしゃると思いますので、こちらにも掲載させて頂きました。
みなさまには大変なご心配とご迷惑をおかけし心よりお詫び申し上げます。
また、一週目にご観劇を予定され、お時間を作って頂いた皆様、本当に申し訳ありません。

 

自分としても、長い演劇人生の中で初めての経験でした。
ゴツプロ!としてももちろん初めてのことで、メンバー内で何度も検討、話し合いを繰り返しました。
どの道を選ぶにしても苦渋の決断となることは必至。
中止という言葉も頭をよぎりました。
それでも、楽しみにしてくださるお客様がいらっしゃること、そして台湾から二人の俳優が来日して頑張っていたこと、さらに東京公演のあとに台湾公演が決まっていたこと…
色々なことを踏まえ、我々は公演実施を決定しました。

 

しかしながら、どうしてもスケジュール的に29日の開演が間に合いそうになく、一週目の公演が中止になってしまったことは本当に面目ない次第でございます。

 

そして、まさか自分が演出を担当することになろうとは全く予期せぬことでした。
演出の代役といっても、この時期にこれだけの日数が空いている方はまずおらず。
みんなで話し合いながら作っていくという案!客演の青山さんには以前『無頼の女房』のときに演出でお世話になっているので、青山さんにもう一度お願いするなど…ありとあらゆる可能性を探りました。
その中で、やはりこれはゴツプロ!本公演、ゴツプロ!メンバーが色々な意味で責任を取ったほうが良いと思い、自分が立候補させて頂きました。
心の中はバクバク、覚悟の瞬間。
まずは、メンバー、客演のみなさまが演出家としては全然キャリアのない自分を受け入れてくださったことに感謝しかありません。
そして、多大なご迷惑をおかけしたスタッフのみなさまも有り難いことに納得していただき、新体制として再び動き出しました。
さらに演出に専念したいという自分の意向により、役者としての出演は辞退させて頂くことになり、代わりにいつも宣伝映像などでご協力頂いている俳優の片山享氏が出演してくださることになりました。
すべてのことに感謝しかありません。
とにかく、いろいろな方々に助けて頂き、本番に向けて動き出すことができました。

 

そこから。ここまで怒涛の三週間。
目の前のことに無我夢中で走り抜けた三週間。

 

途中から台湾出身の劇作家・沈琬婷(Shen Wan-Ting)さんに共同執筆をお願いし、より日台作品の色が濃くなりました。
そして、台湾から参加しているアキラとニンちゃん。

彼らは日本人キャストと変わりなくセリフを覚えて、連日の立ち稽古に挑んでくれました。
これは本当にすごい。
どれだけの見えない努力があったのか?!
そして、この二人のお芝居が素敵。
こちらもどうぞご期待ください。
兎にも角にも、座組一丸となって進んだ三週間。

いよいよ幕が開く。
はっきり言って、出演しているときより緊張しています。
果たして、この作品は面白いのか?!
でも、面白くするために頑張った。踏ん張った。そこだけは誇りを持とう。
きっと大丈夫。
面白くなった。そして、もっと面白くなる!

 

26日予定通りの小屋入り。
台湾からも10名以上の仲間が駆けつけてくれた。

いつもありがとう。

みんなの想い、笑顔が励みになります。
なにもない板の上、また新たにセットが立ち上がり、明かりと音が入り空間が生まれる。

舞台の醍醐味。
たくさんの力がここに集結する。
ゴツプロ!恒例の仕込み日賄いご飯も最高にうまい(笑)

たくさんの方々のご協力と応援があって、僕らは舞台公演という贅沢な時間を過ごさせてもらっています。
そして、贅沢なことに本多劇場にて最後の追い込み稽古をしています。

 

妥協なく、お客様に最高のものをお見せすべく全力で作品と向き合っています。
たくさんのことを乗り越えて、ようやく開幕が見えてきました。
濃密な時間。
また忘れられない公演となりました。
まだはじまってもいないけど(汗)この経験はきっと僕らを強くする。
あとはたくさんの方に見て欲しい。
心からの願いです。
自信を持っておすすめできる作品になりました。

(最新ビジュアル)
ここに自分の写真がなくなったのは少し寂しいけど、この12人が舞台上でどんな生き方をするのか見届けてください。
『流浪樹〜The Wanderer Tree』
戦後80年のこの年にゴツプロ!が放つ日台の記憶と記録の物語。
激動の戦中、戦後をただ必死に生き抜いた人々の群像劇。
まもなくです!!

【本多劇場の幕が開く!】

 

みなさんこんにちは。
寒暖差が激しい毎日ですが、お元気にお過ごしですか?
もうすぐ梅雨ですかね。
なかなか気持ちのいい時期がないですね(泣)

 

さてさて今月の『月刊ゴツプロ!』はなんと、本多劇場の客席に設置された演出席で書いています。

まさかの出来事。
今月5月9日に発表させて頂きました。
新体制ならびに公演日程変更のお知らせ。

SNSや公式ホームページではすでにお知らせしておりますが、まだご存知でない方もいらっしゃると思いますので、こちらにも掲載させて頂きました。
みなさまには大変なご心配とご迷惑をおかけし心よりお詫び申し上げます。
また、一週目にご観劇を予定され、お時間を作って頂いた皆様、本当に申し訳ありません。

 

自分としても、長い演劇人生の中で初めての経験でした。
ゴツプロ!としてももちろん初めてのことで、メンバー内で何度も検討、話し合いを繰り返しました。
どの道を選ぶにしても苦渋の決断となることは必至。
中止という言葉も頭をよぎりました。
それでも、楽しみにしてくださるお客様がいらっしゃること、そして台湾から二人の俳優が来日して頑張っていたこと、さらに東京公演のあとに台湾公演が決まっていたこと…
色々なことを踏まえ、我々は公演実施を決定しました。

 

しかしながら、どうしてもスケジュール的に29日の開演が間に合いそうになく、一週目の公演が中止になってしまったことは本当に面目ない次第でございます。

 

そして、まさか自分が演出を担当することになろうとは全く予期せぬことでした。
演出の代役といっても、この時期にこれだけの日数が空いている方はまずおらず。
みんなで話し合いながら作っていくという案!客演の青山さんには以前『無頼の女房』のときに演出でお世話になっているので、青山さんにもう一度お願いするなど…ありとあらゆる可能性を探りました。
その中で、やはりこれはゴツプロ!本公演、ゴツプロ!メンバーが色々な意味で責任を取ったほうが良いと思い、自分が立候補させて頂きました。
心の中はバクバク、覚悟の瞬間。
まずは、メンバー、客演のみなさまが演出家としては全然キャリアのない自分を受け入れてくださったことに感謝しかありません。
そして、多大なご迷惑をおかけしたスタッフのみなさまも有り難いことに納得していただき、新体制として再び動き出しました。
さらに演出に専念したいという自分の意向により、役者としての出演は辞退させて頂くことになり、代わりにいつも宣伝映像などでご協力頂いている俳優の片山享氏が出演してくださることになりました。
すべてのことに感謝しかありません。
とにかく、いろいろな方々に助けて頂き、本番に向けて動き出すことができました。

 

そこから。ここまで怒涛の三週間。
目の前のことに無我夢中で走り抜けた三週間。

 

途中から台湾出身の劇作家・沈琬婷(Shen Wan-Ting)さんに共同執筆をお願いし、より日台作品の色が濃くなりました。
そして、台湾から参加しているアキラとニンちゃん。

彼らは日本人キャストと変わりなくセリフを覚えて、連日の立ち稽古に挑んでくれました。
これは本当にすごい。
どれだけの見えない努力があったのか?!
そして、この二人のお芝居が素敵。
こちらもどうぞご期待ください。
兎にも角にも、座組一丸となって進んだ三週間。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

いよいよ幕が開く。
はっきり言って、出演しているときより緊張しています。
果たして、この作品は面白いのか?!
でも、面白くするために頑張った。踏ん張った。そこだけは誇りを持とう。
きっと大丈夫。
面白くなった。そして、もっと面白くなる!

 

26日予定通りの小屋入り。
台湾からも10名以上の仲間が駆けつけてくれた。

いつもありがとう。

みんなの想い、笑顔が励みになります。
なにもない板の上、また新たにセットが立ち上がり、明かりと音が入り空間が生まれる。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

舞台の醍醐味。
たくさんの力がここに集結する。
ゴツプロ!恒例の仕込み日賄いご飯も最高にうまい(笑)

たくさんの方々のご協力と応援があって、僕らは舞台公演という贅沢な時間を過ごさせてもらっています。
そして、贅沢なことに本多劇場にて最後の追い込み稽古をしています。

 

妥協なく、お客様に最高のものをお見せすべく全力で作品と向き合っています。
たくさんのことを乗り越えて、ようやく開幕が見えてきました。
濃密な時間。
また忘れられない公演となりました。
まだはじまってもいないけど(汗)この経験はきっと僕らを強くする。
あとはたくさんの方に見て欲しい。
心からの願いです。
自信を持っておすすめできる作品になりました。

(最新ビジュアル)
ここに自分の写真がなくなったのは少し寂しいけど、この12人が舞台上でどんな生き方をするのか見届けてください。
『流浪樹〜The Wanderer Tree』
戦後80年のこの年にゴツプロ!が放つ日台の記憶と記録の物語。
激動の戦中、戦後をただ必死に生き抜いた人々の群像劇。
まもなくです!!

しっかり悩んで答えを見つけていなかったら…
自分たちの決断を信じられなかったら…
誰か一人でも途中で諦めていたら…
応援してくださるみなさんがいなかったら…

 

ここまでたどり着いてなかったかも知れない?!

最後までもがきます。
劇場でお逢いしましょう。
キャスト・スタッフ全員で心よりお待ちしております。

 

 

 

 

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。