6月号 『流浪樹!東京公演終演!そして台湾へ…』

【流浪樹!東京公演終演!そして台湾へ…】

 

みなさんこんにちは。
毎日暑いですね。お元気にお過ごしですか?
自分はさらに暑い台湾にきています。
台湾の劇場、楽屋で今書いています。

台湾で【月刊ゴツプロ!】を書くのは何回目だろうか?
だいたい月をまたいで台湾に滞在するので、結構な本数を書いている気がします。

 

先月は東京公演までの道のり、そして本多劇場での仕込みの様子を綴りました。
そして今、東京公演を無事に終えて、台湾にきての本番。
いやー感慨深いです。
まずは東京公演、たくさんの方々のご来場誠にありがとうございました。
今回、初日もずれてしまい中止の回も出て、ご迷惑をおかけしてしまい本当に申し訳ありませんでした。
当初の日程から変更してくださったお客様も大勢いらっしゃったと思います。
心から御礼申し上げます。

本多劇場。
演劇の聖地。ここで、またやれた。
いろんな想いをのせて、この地でまたできた。

本多劇場の演出席はやっぱり特別でした。
身が引き締まります。
劇場で、有り難いことにたくさんの時間をもらい、しっかりと準備できたことは大きかった。
劇場でしっかりと地に足を付けて、自信を持って迎えた初日。

どのシーンも全てが宝物です。
ドキドキの初日、あたたかい拍手が劇場に鳴り響き…
ひっそり客席で涙しました(笑)
いやー、ここまでホントに長かった。
途中、心が折れかけたときもあった。
出口がみえないときもあった。
メンバー、客演のみなさま、スタッフさんのみんなで作り上げたこの【流浪樹】。
お客様に受け入れてもらった瞬間。
最後のピースがピタッとはまった空間。

 

前回書いたけど、正直演者で出演しているときより緊張したし、不安だったし、怖かった。
みんなで走り抜けた稽古場での三週間。
そして劇場で過ごした二週間。
出口が見えなかったときには想像できなかった『終わる』ということ。
宣伝活動も遅れていたので、集客も厳しい状態からはじまった公演だったけど、日を増す毎にお客様も増えていき、お陰様で評判も上々。いやー嬉しかった。

トークショーには自分も出演させてもらいました。
やっぱり本多劇場の板の上はいいね!
みんなと共に過ごしたこの時間はかけがえのないものです。

 

そして台湾からきた二人

二人の頑張りがあったからこそ、この公演は成り立ったと思っています。
いつも明るく、前向き。稽古場に笑顔をたくさん増やしてくれた。
そして、芝居に向き合う真摯な姿勢。
今、これを書いている最中も、ステージ上では自分で作った日本語セリフのあんちょこを持ってずっとセリフの練習をしている声が聞こえてきます。
知らない土地、知らない言語、知らない文化の中で、彼らがどれだけの覚悟を持ってやってきたのか?!
彼らの踏ん張りを通して、我々はたくさん助けられた。
本当にありがとう。
そしてやっぱり!!日本のお客様にしっかりと受け入れられ、愛された。
自分のお客様からもたくさん二人を褒める言葉を聞きました。
そうだよ!頑張ったもん。それはしっかり評価されるべきだ。
それにしても、手前味噌だけど、とても素敵なグルーヴ感が出来上がったと思う。
時間的には短かったけど、いろいろなことがあったけど、そのお陰で濃密な時間を過ごすことができた。
東京公演終演!!
『ありがとう。』

そこから二週間近くをそれぞれで過ごし…
いざ台湾へ!!

半年ぶりの台湾。
これまできた台湾はいつも曇り空だったけど、今回は晴れ間が多い。
梅雨時期なのに奇跡です。
この時期での台湾公演は初めてだけど、暑いです(汗)当たり前だけど。
この暑い中で熱い芝居を届ける!

 

今回は温泉地、北投という前回の【たかが10年の祭り】のモデルとなった場所に宿泊です。
なんと!素敵なホテルにご協賛いただき宿泊できることに。

これも台湾スタッフのおかげ。
謝謝。

部屋に温泉付き。信じられない。
こんなところに泊まらせてもらい、お芝居ができるなんてなんと贅沢なことか。
全てのことに感謝しかない。
台湾に着いた日は台湾の仲間たちが歓迎会を開催してくれました。

台湾はいつも僕らをあたたかく迎えてくれる。
本当に嬉しい。

 

翌日からは2日間、国立台湾芸術大学にてワークショップを開催しました。
30名ほどの生徒さんを2チームに分けて、みっちりと9時間ほど。
先生はメンバーの渡邊聡さん。
聡さんはアレキサンダーテクニークの国際免許を持っています。
この技法の説明は長くなってしまうので割愛しますが…
とにかく演技だけに限らず、緊張をほぐしたり、自分を肯定したり、とにかくマインドが+になるような技法です。

 

最初は緊張していた生徒さんたち、なにをやらされるの?って、空気がありましたが、時間とともにみんながイキイキしていく姿がなんとも素敵だった。
聡さんのあたたかく包み込むような対応がみんなを安心させ、開放させていく様はさすがの一言。
二日目なんて、みんな別人になったみたいでした。

最後は我々ゴツプロ!も混じってのデタラメ言葉でのエチュード。
設定だけ決めて、デタラメ言葉を使って物語を構築していくのですが、これが面白い。
改めてお芝居って言葉じゃないんだなと思いました。
素敵な出逢いと素敵な時間。
この講習を受けてくれたみんなありがとう。
また会いましょう!!

【流浪樹!東京公演終演!そして台湾へ…】

 

みなさんこんにちは。
毎日暑いですね。お元気にお過ごしですか?
自分はさらに暑い台湾にきています。
台湾の劇場、楽屋で今書いています。

台湾で【月刊ゴツプロ!】を書くのは何回目だろうか?
だいたい月をまたいで台湾に滞在するので、結構な本数を書いている気がします。

 

先月は東京公演までの道のり、そして本多劇場での仕込みの様子を綴りました。
そして今、東京公演を無事に終えて、台湾にきての本番。
いやー感慨深いです。
まずは東京公演、たくさんの方々のご来場誠にありがとうございました。
今回、初日もずれてしまい中止の回も出て、ご迷惑をおかけしてしまい本当に申し訳ありませんでした。
当初の日程から変更してくださったお客様も大勢いらっしゃったと思います。
心から御礼申し上げます。

本多劇場。
演劇の聖地。ここで、またやれた。
いろんな想いをのせて、この地でまたできた。

本多劇場の演出席はやっぱり特別でした。
身が引き締まります。
劇場で、有り難いことにたくさんの時間をもらい、しっかりと準備できたことは大きかった。
劇場でしっかりと地に足を付けて、自信を持って迎えた初日。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

どのシーンも全てが宝物です。
ドキドキの初日、あたたかい拍手が劇場に鳴り響き…
ひっそり客席で涙しました(笑)
いやー、ここまでホントに長かった。
途中、心が折れかけたときもあった。
出口がみえないときもあった。
メンバー、客演のみなさま、スタッフさんのみんなで作り上げたこの【流浪樹】。
お客様に受け入れてもらった瞬間。
最後のピースがピタッとはまった空間。

 

前回書いたけど、正直演者で出演しているときより緊張したし、不安だったし、怖かった。
みんなで走り抜けた稽古場での三週間。
そして劇場で過ごした二週間。
出口が見えなかったときには想像できなかった『終わる』ということ。
宣伝活動も遅れていたので、集客も厳しい状態からはじまった公演だったけど、日を増す毎にお客様も増えていき、お陰様で評判も上々。いやー嬉しかった。

トークショーには自分も出演させてもらいました。
やっぱり本多劇場の板の上はいいね!
みんなと共に過ごしたこの時間はかけがえのないものです。

 

そして台湾からきた二人

二人の頑張りがあったからこそ、この公演は成り立ったと思っています。
いつも明るく、前向き。稽古場に笑顔をたくさん増やしてくれた。
そして、芝居に向き合う真摯な姿勢。
今、これを書いている最中も、ステージ上では自分で作った日本語セリフのあんちょこを持ってずっとセリフの練習をしている声が聞こえてきます。
知らない土地、知らない言語、知らない文化の中で、彼らがどれだけの覚悟を持ってやってきたのか?!
彼らの踏ん張りを通して、我々はたくさん助けられた。
本当にありがとう。
そしてやっぱり!!日本のお客様にしっかりと受け入れられ、愛された。
自分のお客様からもたくさん二人を褒める言葉を聞きました。
そうだよ!頑張ったもん。それはしっかり評価されるべきだ。
それにしても、手前味噌だけど、とても素敵なグルーヴ感が出来上がったと思う。
時間的には短かったけど、いろいろなことがあったけど、そのお陰で濃密な時間を過ごすことができた。
東京公演終演!!
『ありがとう。』

※スワイプでアルバム内を移動できます。

そこから二週間近くをそれぞれで過ごし…
いざ台湾へ!!

半年ぶりの台湾。
これまできた台湾はいつも曇り空だったけど、今回は晴れ間が多い。
梅雨時期なのに奇跡です。
この時期での台湾公演は初めてだけど、暑いです(汗)当たり前だけど。
この暑い中で熱い芝居を届ける!

 

今回は温泉地、北投という前回の【たかが10年の祭り】のモデルとなった場所に宿泊です。
なんと!素敵なホテルにご協賛いただき宿泊できることに。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

これも台湾スタッフのおかげ。
謝謝。

部屋に温泉付き。信じられない。
こんなところに泊まらせてもらい、お芝居ができるなんてなんと贅沢なことか。
全てのことに感謝しかない。
台湾に着いた日は台湾の仲間たちが歓迎会を開催してくれました。

台湾はいつも僕らをあたたかく迎えてくれる。
本当に嬉しい。

 

翌日からは2日間、国立台湾芸術大学にてワークショップを開催しました。
30名ほどの生徒さんを2チームに分けて、みっちりと9時間ほど。
先生はメンバーの渡邊聡さん。
聡さんはアレキサンダーテクニークの国際免許を持っています。
この技法の説明は長くなってしまうので割愛しますが…
とにかく演技だけに限らず、緊張をほぐしたり、自分を肯定したり、とにかくマインドが+になるような技法です。

 

最初は緊張していた生徒さんたち、なにをやらされるの?って、空気がありましたが、時間とともにみんながイキイキしていく姿がなんとも素敵だった。
聡さんのあたたかく包み込むような対応がみんなを安心させ、開放させていく様はさすがの一言。
二日目なんて、みんな別人になったみたいでした。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

最後は我々ゴツプロ!も混じってのデタラメ言葉でのエチュード。
設定だけ決めて、デタラメ言葉を使って物語を構築していくのですが、これが面白い。
改めてお芝居って言葉じゃないんだなと思いました。
素敵な出逢いと素敵な時間。
この講習を受けてくれたみんなありがとう。
また会いましょう!!

そして6月23日(月)客演さん、日本のスタッフが台湾到着。
いよいよ劇場での仕込みがはじまりました!

 

ひとつひとつの積み重ねがなかったら…
助けてくれる仲間がいなかったら…
目指すものがなかったら…
ポジティブになれていなかったら…

 

この公演のこの成果はでなかったかも知れない?!

台湾公演編は来月書きます。
お楽しみに!!

 

台湾公演も残り2回となりました。
大事に新鮮に、今日のお客さんのために!!

 

さぁ、今日もいってきます!

 

 

 

 

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。