
【芸術の秋!2025】
みなさんこんにちは。
まだまだ残暑が残っていますが、朝夕はすっかり秋めいてきましたね。
いかがお過ごしですか?
9月も終わってしまいますよ。
2025年も残り三ヶ月(汗)早いねー。びっくりだね。
日々充実はしているけど、とにかく早い。
気がついたら『月刊ゴツプロ!』書いているよ(笑)
さてさて、そんな今月は…
まずは自分事ですいません。
創作舞台【Sakuya】

無事に終了しました。
みなさまの応援、ありがとうございました!
終わるもんですね。
最初、映像だけ渡されて「なんとなく振り付けを入れといてください。」と言われ…
頭は「???」ひとつひとつの振りの解読すら出来ず(汗)
これは本当に自分に出来るのだろうか?!という自問自答。
無理じゃねぇ!の方がだいぶ高め(笑)
ちょうど「流浪樹」台湾公演、そして「ラストシーンを探して」と連続公演中のことで、色々と不安だった。
舞台公演の本番前アップで踊ったりしてました(笑)
共演者に「どんなアップですか?」と突っ込まれ(汗)
でも、師匠から「お芝居で踊ってください。」と、振りのひとつひとつの意味、感情、流れ、相手との関係性をヒアリングして、舞踊でがっつり戦ってもこれは無理だと思うようになり、自分にしか踊れない踊りを踊ろうと稽古を重ねました。

師匠と仲間たちと共に、まさに合宿のような生活を送り、チームも一致団結。
モノを創る!って、踊りも音楽も芝居も同じ。
全てはグルーヴ感。
他人を思いやり、合わせ、高め、受けて、渡していく作業の繰り返し。
そしてそれをやり遂げるためのスキル。
このスキルが何分足りない自分は練習で少しでも埋めるしかない。
家でも空いている時間にひたらす稽古。
これは芝居の時とはまるっきり違う作業。
もちろん、芝居でも家で色々とやるものの、こんなに毎日汗だくで同じことを反復練習することはない。
飽き性の自分だけど、飽きることなく、ひたすらやってました。
なんとも新鮮な感覚。
全体リハーサルも何度も行い。
いよいよ小屋入り。
最終の場当たりとランスルーをこなしていきます。

今回のワタクシはこんな感じでした。
山の神である大山津見神(おおやまつみかみ)。
このカツラと髭が暑いこと暑いこと(汗)
そして衣装が重いし、動きにくい。
これまた稽古と違って慣れるのが大変。
それでも何度か稽古を重ねるうちになんとなくコツも掴めてきました。
本番当日、昼間にゲネプロ。
師匠から「60%でやってください。」とのこと。
本番で体力なくなるからだそう。
このあたりも芝居と違うとこ。
そういっても素人の自分は抜くなんてなかなかね(汗)そりゃやりますよね。怖いもん(笑)
だからね、本番日…二回全力だから、めっちゃ疲れた。
それでも、かなり緊張するかと思ったけど、意外と緊張もなく、楽しかったのです。
そして、大舞台…気持ち良かった!
大体700名ほどのお客様がいらっしゃったのだけど、その視線を一心に受けてすごく楽しかった。
失敗したらどうしよう?なんて思いがいつの間にかなくなっていた。
それはきっと、稽古の賜物だと思う。
あの稽古があったから不安が減った。
やっぱり稽古と努力は裏切らない。
もちろんこうしておけばよかったとか、あそこがな!とかはあるけど、そんなの小さいこと。
舞台の上でしっかり生きられたか?!
これが大事。
そういう意味では生きられたし、本番でたくさんの気付きがありました。


またひとつ大きな宝物ができた!!

最高の仲間、最幸の座組でした。
富士山とコノハナサクヤヒメに見守られ、大成功で幕を閉じたのでした。
ご来場頂きましたお客様、そしてこの公演に携わって頂いた全ての皆様に心より感謝致します。
誠にありがとうございました。
またこのようなチャンスを頂けましたら、精進させて頂きます!!
そして、場所を移し下北沢。
こちらでは同じ時期にメンバーの佐藤正和氏のひとり芝居でございます。
自分も初日に応援にいき、そのまま山梨で自分の本番を終えて、戻ってきたのが佐藤氏千穐楽の前日。
千穐楽のお手伝い、そして観劇して参りました。
はい!
最高の舞台でございました。
おじさんがなにひとつ嘘なく、格好つけず、なんなら格好悪く、泥臭く、汗かいて、泣いて、笑って、走って、大声で叫んで…そして生きてました。
かっこいいぜ、アビさん(佐藤正和氏のあだ名)!
男だぜ。
90分ノンストップ、喋り続け、動き続ける。
すごい体力と集中力。
こんなアビさん、失礼ながら初めて見ました。
いやー底力を感じました。
そしてなにより、めちゃくちゃ楽しそうだった。
そんなアビさんの姿を見れて嬉しかったし、少し嫉妬しました。
カーテンコール。
普段絶対見せない、アビさんの男泣き。

どれだけの想いと覚悟を持ってこれを成し遂げたのか!!
満員のお客様を前にいろんなことが頭をよぎったと思います。
誰でもできることじゃないし、やれることではない。
素敵な涙と素敵な挨拶でした。
今回、自分は息子も一緒に見て行っていたのですが、息子が珍しく泣いたらしく、「どこで泣いたの?」って聞いたら、「最後のアビさんの涙にもらい泣きした(;_;)」と言っておりました(笑)
やっぱり一生懸命に生きる人の姿は美しく、心を揺さぶるんだ。
お疲れ様でしたアビさん。

そして舞台監督として作品にずっと寄り添ったメンバーの浜谷さん。
浜谷さんが近くにいてくれたことはきっとアビさんの心の救いになったと思います。
これまたメンバーの渡邊聡さんも仕込みからバラしまで、がっつりフォロー。
劇団力を感じます!!
しかしながら今回も、作家深井邦彦氏の才能を感じた公演でした。
ひとり芝居に今まで興味なかったけど、こういう作品だったらやってみたいなと思いました。
素晴らしい!!
こちらの作品は来月いよいよ台湾で上演されます。
台湾の皆様、お待ち下さい。
そしてその前に、なんと…

台湾北投フェスティバルにて、主宰 塚原大助の企画公演がございます。
こちらもぜひお楽しみに!!
そんな塚原は現在も台湾にて映画の撮影中。
たくさんの刺激を受けながら、日々奮闘しているようです。
来月は台湾で会えるかな。
大助!!がんばれー。
SNSなどでも随時日々の出来事が上がっておりますので、要チェックです!
【芸術の秋!2025】
みなさんこんにちは。
まだまだ残暑が残っていますが、朝夕はすっかり秋めいてきましたね。
いかがお過ごしですか?
9月も終わってしまいますよ。
2025年も残り三ヶ月(汗)早いねー。びっくりだね。
日々充実はしているけど、とにかく早い。
気がついたら『月刊ゴツプロ!』書いているよ(笑)
さてさて、そんな今月は…
まずは自分事ですいません。
創作舞台【Sakuya】

無事に終了しました。
みなさまの応援、ありがとうございました!
終わるもんですね。
最初、映像だけ渡されて「なんとなく振り付けを入れといてください。」と言われ…
頭は「???」ひとつひとつの振りの解読すら出来ず(汗)
これは本当に自分に出来るのだろうか?!という自問自答。
無理じゃねぇ!の方がだいぶ高め(笑)
ちょうど「流浪樹」台湾公演、そして「ラストシーンを探して」と連続公演中のことで、色々と不安だった。
舞台公演の本番前アップで踊ったりしてました(笑)
共演者に「どんなアップですか?」と突っ込まれ(汗)
でも、師匠から「お芝居で踊ってください。」と、振りのひとつひとつの意味、感情、流れ、相手との関係性をヒアリングして、舞踊でがっつり戦ってもこれは無理だと思うようになり、自分にしか踊れない踊りを踊ろうと稽古を重ねました。

師匠と仲間たちと共に、まさに合宿のような生活を送り、チームも一致団結。
モノを創る!って、踊りも音楽も芝居も同じ。
全てはグルーヴ感。
他人を思いやり、合わせ、高め、受けて、渡していく作業の繰り返し。
そしてそれをやり遂げるためのスキル。
このスキルが何分足りない自分は練習で少しでも埋めるしかない。
家でも空いている時間にひたらす稽古。
これは芝居の時とはまるっきり違う作業。
もちろん、芝居でも家で色々とやるものの、こんなに毎日汗だくで同じことを反復練習することはない。
飽き性の自分だけど、飽きることなく、ひたすらやってました。
なんとも新鮮な感覚。
全体リハーサルも何度も行い。
いよいよ小屋入り。
最終の場当たりとランスルーをこなしていきます。

今回のワタクシはこんな感じでした。
山の神である大山津見神(おおやまつみかみ)。
このカツラと髭が暑いこと暑いこと(汗)
そして衣装が重いし、動きにくい。
これまた稽古と違って慣れるのが大変。
それでも何度か稽古を重ねるうちになんとなくコツも掴めてきました。
本番当日、昼間にゲネプロ。
師匠から「60%でやってください。」とのこと。
本番で体力なくなるからだそう。
このあたりも芝居と違うとこ。
そういっても素人の自分は抜くなんてなかなかね(汗)そりゃやりますよね。怖いもん(笑)
だからね、本番日…二回全力だから、めっちゃ疲れた。
それでも、かなり緊張するかと思ったけど、意外と緊張もなく、楽しかったのです。
そして、大舞台…気持ち良かった!
大体700名ほどのお客様がいらっしゃったのだけど、その視線を一心に受けてすごく楽しかった。
失敗したらどうしよう?なんて思いがいつの間にかなくなっていた。
それはきっと、稽古の賜物だと思う。
あの稽古があったから不安が減った。
やっぱり稽古と努力は裏切らない。
もちろんこうしておけばよかったとか、あそこがな!とかはあるけど、そんなの小さいこと。
舞台の上でしっかり生きられたか?!
これが大事。
そういう意味では生きられたし、本番でたくさんの気付きがありました。


またひとつ大きな宝物ができた!!

最高の仲間、最幸の座組でした。
※スワイプでアルバム内を移動できます。
富士山とコノハナサクヤヒメに見守られ、大成功で幕を閉じたのでした。
ご来場頂きましたお客様、そしてこの公演に携わって頂いた全ての皆様に心より感謝致します。
誠にありがとうございました。
またこのようなチャンスを頂けましたら、精進させて頂きます!!
そして、場所を移し下北沢。
こちらでは同じ時期にメンバーの佐藤正和氏のひとり芝居でございます。
自分も初日に応援にいき、そのまま山梨で自分の本番を終えて、戻ってきたのが佐藤氏千穐楽の前日。
千穐楽のお手伝い、そして観劇して参りました。
はい!
最高の舞台でございました。
おじさんがなにひとつ嘘なく、格好つけず、なんなら格好悪く、泥臭く、汗かいて、泣いて、笑って、走って、大声で叫んで…そして生きてました。
※スワイプでアルバム内を移動できます。
かっこいいぜ、アビさん(佐藤正和氏のあだ名)!
男だぜ。
90分ノンストップ、喋り続け、動き続ける。
すごい体力と集中力。
こんなアビさん、失礼ながら初めて見ました。
いやー底力を感じました。
そしてなにより、めちゃくちゃ楽しそうだった。
そんなアビさんの姿を見れて嬉しかったし、少し嫉妬しました。
カーテンコール。
普段絶対見せない、アビさんの男泣き。

どれだけの想いと覚悟を持ってこれを成し遂げたのか!!
満員のお客様を前にいろんなことが頭をよぎったと思います。
誰でもできることじゃないし、やれることではない。
素敵な涙と素敵な挨拶でした。
今回、自分は息子も一緒に見て行っていたのですが、息子が珍しく泣いたらしく、「どこで泣いたの?」って聞いたら、「最後のアビさんの涙にもらい泣きした(;_;)」と言っておりました(笑)
やっぱり一生懸命に生きる人の姿は美しく、心を揺さぶるんだ。
お疲れ様でしたアビさん。

そして舞台監督として作品にずっと寄り添ったメンバーの浜谷さん。
浜谷さんが近くにいてくれたことはきっとアビさんの心の救いになったと思います。
これまたメンバーの渡邊聡さんも仕込みからバラしまで、がっつりフォロー。
劇団力を感じます!!
しかしながら今回も、作家深井邦彦氏の才能を感じた公演でした。
ひとり芝居に今まで興味なかったけど、こういう作品だったらやってみたいなと思いました。
素晴らしい!!
こちらの作品は来月いよいよ台湾で上演されます。
台湾の皆様、お待ち下さい。
そしてその前に、なんと…

台湾北投フェスティバルにて、主宰 塚原大助の企画公演がございます。
こちらもぜひお楽しみに!!
そんな塚原は現在も台湾にて映画の撮影中。
たくさんの刺激を受けながら、日々奮闘しているようです。
来月は台湾で会えるかな。
大助!!がんばれー。
SNSなどでも随時日々の出来事が上がっておりますので、要チェックです!
しっかりした土台がなければ…
ひとつひとつの出会いを大切にしていなければ…
芸事が好きじゃなければ…
応援してくださるあなたがいなければ…
こんな風に多方面での活躍はなかったかも知れない?!(笑)
来月は台湾での日々を綴れればと…
グルメも込み込みで(笑)
つづく…

泉 知束Tomochica Izumi
1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi
1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。