
【Taiwan!!】
みなさんこんにちは。
秋を通り越して急に寒くなりましたね。
お元気ですか?
今年も早いものであと二ヶ月。
いやーほんと早い。
またしても気がつけば【月刊ゴツプロ!】を書いています(笑)
さてさて、今月は…
タイトルにあります【Taiwan!!】です。
今年三回目となる台湾に行ってきました。
台湾とは2018年【三の糸】公演からはじまり、途中コロナ禍を経て昨年からまた深い交流を持たせてもらっています。
【三の糸】のときは右も左もわからなかった僕らですが、今年であれから7年!
ひとりで電車も乗れますし、ローカルなお店にも堂々と入店するまでに至りました(笑)
そんな台湾…昨年末から年をまたいでの公演となりました。
ゴツプロ!第10回公演【たかが十年の祭り】、そして6月に第11回公演【流浪樹】…
で、今回は青春の会 佐藤正和ひとり芝居【懐かしき、未来】で来台しました。
こうしてご縁がつながっていることは本当に嬉しいことです。
その前に、今月は主宰 塚原大助…

ビシッとスーツに身を包み…
第60回金鐘奨に参加しました。
昨年公開された塚原出演台湾ドラマ『聽海湧』(邦題:波の音色)が14部門でノミネート。
ゴツプロ!【流浪樹】に出演した台湾人俳優のAKIRAが主演男優賞でノミネートされたのです。
そしてなんと、そのうち 助演男優賞・脚本賞・編集賞・監督賞・そして作品賞 の5部門を受賞するという快挙を成し遂げました。
本当に素晴らしい。
塚原がこのドラマに出演するきっかけとなったのは、ゴツプロ!台湾公演を見た方からの推薦でオーディションを受けたのがご縁。
舞台だけでなく、こうして映像の世界でも繋がっていくことがなんとも嬉しい。
このドラマの共演をきっかけにアキラが【流浪樹】に出演することになり、ひとつの点がだんだんと線になっていきました。
そしてさらに、今月はこちらのドラマで大助が共演した周厚安(Andrew)と朗読劇を上演致しました。
2025 台北市眷村文化祭参加作品
(Taipei Military Villages Cultural Festival 2025)
《敬啟者》 〜The Seven Letters〜
大助は日本語、Andrewはマンダリンで話し、字幕をつけての公演。
これまた面白い企画。
会場も盛り上がり、大助もとても実り多い公演となったようです。
少し前だと考えもしなかったようなことがどんどんと現実になり、僕らも年間通して何度も海を渡り、大小かかわらず、日本と同じように公演ができているなんて信じられないことです。
これも一重に台湾の仲間たちの頑張りがあってのこと、心より感謝です。

そして、佐藤正和!おっさん、夏の大冒険。
先月、東京公演を無事に終えて…さあ、台湾公演!と、その前になんと!!!
【父と暮せば】の広島廿日市公演があったのです(汗)

これまた二人芝居ですから膨大なセリフ量。
何度か上演しているとはいえ、セリフの思い出しから、稽古含め…この人、どれだけドMなのでしょうか?(笑)
自分を追い込むにもほどがある。
ま、それでも己が決めた道!
佐藤正和、老体に鞭を打ち、頑張ります。汗水垂らして頑張ります。
台湾は東京と劇場サイズも違うので、もう一度動き含めての作り直し稽古をやりました。
自分も東京公演は一度見ただけですから、ここではじめて、しっかりと台本も熟読。
動きをさらいながら、演出意図なども掴んでいきます。
そして、いざ台湾へ!

佐藤氏は僕らより一足先に台湾へ渡り、【北投アートフェスティバル】の開会式に出席。
大助とはだいぶ違う装いなのが面白い。
この写真を見るだけでも愛に溢れたフェスの匂いがぷんぷんします。
数日後に僕らも台湾へ!
行った初日から台湾スタッフと共に、舞台を作っていきます。
そこに一切の妥協なし。
演出の深井邦彦氏が遅れての参加だったので、それまでは自分が舞台監督を兼ねながら照明などを決めていきます。
自分が日本語で話し、通訳してもらい台湾チームに伝えてもらう、逆もまたしかり。
当然倍の時間がかかってきます。
しかしながら、彼らの適応能力の高さはすごい。
だんだんとこちらの意図を組んでくれ、通訳がいらないくらいのスピード感に。
たくさんの人のチカラでちいさな空間が劇場に変わってゆく。

台湾プロデューサーのユアンとその仲間たちが、何度も演劇の街・下北沢に来て、台北にも「下北沢」を作りたいという思いで作った、古本屋とバーと小さな小さな劇場。
「いつかここで日本の演劇を!」佐藤氏が密かに願った想いがついに叶う。

演出 深井邦彦氏も忙しい合間を縫って駆けつけてくれた。
さらにギアが上がる。
そして、公開ゲネプロ。
毎度のことながら、こちらの公開ゲネはほぼ初日。
ゲネプロから客席は満席。

いつもお手伝いしてくれる仲間たちも駆けつけてくれた。
たまたま撮影で来台していた大助に、【流浪樹】ご出演の林田麻里さんもご来場。
なんという奇跡。
これはもう、縁があるとしか思えない!!
こうして開幕したひとり芝居。
連日、ゆかりの人々が見に来てくれた。
みんな笑顔で劇場をあとにする。
なんと幸せな時間だろうか。
異国の地にて、ちいさなちいさな空間で時間を共有する。
かっこよかったよアビさん(佐藤氏のあだ名)
ラスト、裏にかえり、スーツの早替え時、自分はお手伝いで待っているのだけど、その時のアビさんの息の荒れ方、尋常じゃない汗の量。
必死に戦った男の息使いが全てを物語っていました。
いつも応援してくださる台湾在中の日本人のみなさまも来てくださり。
宴。

嬉しいな。
連日連夜、暑い台湾で熱い時間。
一瞬のまつり。
いやー、土日の連日二公演は本当に肉体的に大変だったと思う。
千穐楽なんて、休憩時間わずか1時間(汗)
それでも、緊張感切れることなく走りきった三日間5ステージ。
アビさんはじめ、みなさま本当にお疲れ様でした。
そして、ご来場頂いたお客様誠にありがとうございました。

慣れた手つきでバラシもあっという間。
そして…打ち上げ。
みんないい表情してる!

【Taiwan!!】
みなさんこんにちは。
秋を通り越して急に寒くなりましたね。
お元気ですか?
今年も早いものであと二ヶ月。
いやーほんと早い。
またしても気がつけば【月刊ゴツプロ!】を書いています(笑)
さてさて、今月は…
タイトルにあります【Taiwan!!】です。
今年三回目となる台湾に行ってきました。
台湾とは2018年【三の糸】公演からはじまり、途中コロナ禍を経て昨年からまた深い交流を持たせてもらっています。
【三の糸】のときは右も左もわからなかった僕らですが、今年であれから7年!
ひとりで電車も乗れますし、ローカルなお店にも堂々と入店するまでに至りました(笑)
そんな台湾…昨年末から年をまたいでの公演となりました。
ゴツプロ!第10回公演【たかが十年の祭り】、そして6月に第11回公演【流浪樹】…
で、今回は青春の会 佐藤正和ひとり芝居【懐かしき、未来】で来台しました。
こうしてご縁がつながっていることは本当に嬉しいことです。
その前に、今月は主宰 塚原大助…

ビシッとスーツに身を包み…
第60回金鐘奨に参加しました。
昨年公開された塚原出演台湾ドラマ『聽海湧』(邦題:波の音色)が14部門でノミネート。
ゴツプロ!【流浪樹】に出演した台湾人俳優のAKIRAが主演男優賞でノミネートされたのです。
そしてなんと、そのうち 助演男優賞・脚本賞・編集賞・監督賞・そして作品賞 の5部門を受賞するという快挙を成し遂げました。
※スワイプでアルバム内を移動できます。
本当に素晴らしい。
塚原がこのドラマに出演するきっかけとなったのは、ゴツプロ!台湾公演を見た方からの推薦でオーディションを受けたのがご縁。
舞台だけでなく、こうして映像の世界でも繋がっていくことがなんとも嬉しい。
このドラマの共演をきっかけにアキラが【流浪樹】に出演することになり、ひとつの点がだんだんと線になっていきました。
そしてさらに、今月はこちらのドラマで大助が共演した周厚安(Andrew)と朗読劇を上演致しました。
※スワイプでアルバム内を移動できます。
2025 台北市眷村文化祭参加作品
(Taipei Military Villages Cultural Festival 2025)
《敬啟者》 〜The Seven Letters〜
大助は日本語、Andrewはマンダリンで話し、字幕をつけての公演。
これまた面白い企画。
会場も盛り上がり、大助もとても実り多い公演となったようです。
少し前だと考えもしなかったようなことがどんどんと現実になり、僕らも年間通して何度も海を渡り、大小かかわらず、日本と同じように公演ができているなんて信じられないことです。
これも一重に台湾の仲間たちの頑張りがあってのこと、心より感謝です。

そして、佐藤正和!おっさん、夏の大冒険。
先月、東京公演を無事に終えて…さあ、台湾公演!と、その前になんと!!!
【父と暮せば】の広島廿日市公演があったのです(汗)

これまた二人芝居ですから膨大なセリフ量。
何度か上演しているとはいえ、セリフの思い出しから、稽古含め…この人、どれだけドMなのでしょうか?(笑)
自分を追い込むにもほどがある。
ま、それでも己が決めた道!
佐藤正和、老体に鞭を打ち、頑張ります。汗水垂らして頑張ります。
台湾は東京と劇場サイズも違うので、もう一度動き含めての作り直し稽古をやりました。
自分も東京公演は一度見ただけですから、ここではじめて、しっかりと台本も熟読。
動きをさらいながら、演出意図なども掴んでいきます。
そして、いざ台湾へ!

佐藤氏は僕らより一足先に台湾へ渡り、【北投アートフェスティバル】の開会式に出席。
大助とはだいぶ違う装いなのが面白い。
この写真を見るだけでも愛に溢れたフェスの匂いがぷんぷんします。
数日後に僕らも台湾へ!
行った初日から台湾スタッフと共に、舞台を作っていきます。
そこに一切の妥協なし。
演出の深井邦彦氏が遅れての参加だったので、それまでは自分が舞台監督を兼ねながら照明などを決めていきます。
自分が日本語で話し、通訳してもらい台湾チームに伝えてもらう、逆もまたしかり。
当然倍の時間がかかってきます。
しかしながら、彼らの適応能力の高さはすごい。
だんだんとこちらの意図を組んでくれ、通訳がいらないくらいのスピード感に。
※スワイプでアルバム内を移動できます。
たくさんの人のチカラでちいさな空間が劇場に変わってゆく。

台湾プロデューサーのユアンとその仲間たちが、何度も演劇の街・下北沢に来て、台北にも「下北沢」を作りたいという思いで作った、古本屋とバーと小さな小さな劇場。
「いつかここで日本の演劇を!」佐藤氏が密かに願った想いがついに叶う。

演出 深井邦彦氏も忙しい合間を縫って駆けつけてくれた。
さらにギアが上がる。
そして、公開ゲネプロ。
毎度のことながら、こちらの公開ゲネはほぼ初日。
ゲネプロから客席は満席。

いつもお手伝いしてくれる仲間たちも駆けつけてくれた。
たまたま撮影で来台していた大助に、【流浪樹】ご出演の林田麻里さんもご来場。
なんという奇跡。
これはもう、縁があるとしか思えない!!
こうして開幕したひとり芝居。
連日、ゆかりの人々が見に来てくれた。
みんな笑顔で劇場をあとにする。
なんと幸せな時間だろうか。
異国の地にて、ちいさなちいさな空間で時間を共有する。
※スワイプでアルバム内を移動できます。
かっこよかったよアビさん(佐藤氏のあだ名)
ラスト、裏にかえり、スーツの早替え時、自分はお手伝いで待っているのだけど、その時のアビさんの息の荒れ方、尋常じゃない汗の量。
必死に戦った男の息使いが全てを物語っていました。
いつも応援してくださる台湾在中の日本人のみなさまも来てくださり。
宴。

嬉しいな。
連日連夜、暑い台湾で熱い時間。
一瞬のまつり。
いやー、土日の連日二公演は本当に肉体的に大変だったと思う。
千穐楽なんて、休憩時間わずか1時間(汗)
それでも、緊張感切れることなく走りきった三日間5ステージ。
アビさんはじめ、みなさま本当にお疲れ様でした。
そして、ご来場頂いたお客様誠にありがとうございました。

慣れた手つきでバラシもあっという間。
そして…打ち上げ。
みんないい表情してる!

いつも笑顔とたくさんの愛情を本当にありがとう。
日本に帰ったばかりだけど、もうみんなに会いたいよ!
台湾のみんながいなかったら…
佐藤氏がこの企画を立てていなかったら…
ひとつひとつが繋がっていなかったら…
あなたたちの笑顔がなかったら…
こんな奇跡のような時間は訪れなかったかも知れない?!(笑)

みんなで力を合わせ紡いだ大切な時間。
多謝!!

いつも空港まで見送りにきてくれる素敵な仲間たち。
また、逢おう!
それまで互いに元気でいよう。
この秋も最高の宝物を頂きました!
つづく…
(今月はグルメも書くつもりで写真も用意していたのですが、そこまで行き着かず(笑)次回に持ち越させて頂きます。あしからず…)

泉 知束Tomochica Izumi
1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi
1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。




































































































