4月号 『海を越えて…ふたり。』

【海を越えて…ふたり。】

 

みなさんこんにちは。
一ヶ月はあっという間!が恒例の月末風物詩「月刊ゴツプロ!」です。
いつもご愛読ありがとうございます。
お元気にお過ごしですか?
櫻が咲き誇ったと思ったら花見をする余裕もなく散ってしまい(泣)
春を感じたのは花粉くらい?!
いやいや、自分はまだ花粉症ではない!断じてないはず。そう信じたい(願)
そんな我家には今年も一番スイカが送られてきました。

スイカがこの時期に?!ってよく言われるけど、地元熊本のスイカは収穫が早い。
もちろん夏がメインだけど、この時期に一番スイカが出回るのです。
いつも送ってくれる親父に感謝。
余談だが今年のスイカは甘かった。夏も楽しみです。
そんな我家ならではの春を感じた4月。
いよいよ、台湾から海を越えて…あの二人がやってきた!!
Akira Huang(通称アキラ)と張寗 Chang Ning(通称ニンちゃん)。
羽田空港まで迎えに行ってきました。
いつもは台湾で大勢に迎えられているわたし達。
なんだか新鮮。
ちょっとソワソワしました(笑)
僕らが初めて台湾に渡ったとき、空港でポスターやチラシを持ってみんなが待っていてくれたときは本当に嬉しかった。

もう7年前の話。
そんなことを思い出しながらの時間。
7年が経ち、台湾からやってくる二人の俳優を待っている!とっても感慨深い。
まさかこんな日が来るとはね。
僕らもチラシを掲げてのお出迎え。

そして到着の二人。
きっとたくさんの覚悟を持っての来日。
この期間、台湾でのいくつものお仕事を断って、この舞台に懸けてくれた。
とても嬉しいことだし、僕らとしても背筋が伸びる想いです。
初日はみんなで食事をともにし、本多劇場の前で記念撮影。

少し肌寒かったこの日。台湾との気温差は半端なかったことでしょう。
でも初日からその気温差を埋める熱い時間でした。
ここからはじまった日本での生活。
事務所にいくと、いつも日本語の勉強をしている二人に胸が熱くなりました。

そんな二人に稽古場でインタビューしました。

まずはニンちゃんから!
◯日本に来てホームシックとかないですか?
「少しあります。
お昼はみんなと一緒にいて芝居とか色々やっているのであまり感じないけど、夜になると急に日本語のセリフ大丈夫かなって不安に襲われます。そんなときはちょっと寂しい気持ちになります。」
◯台湾と日本の文化とか、生活習慣とかの違いは感じますか?
「稽古終わった後のこの時間(みんなが残ってディスカッションなどしている。)台湾では終わったらすぐ帰ります(笑)」
◯日本はこういう時間がすごく重要視されているんです。ご飯も飲みも含めてそこで生まれるものが多いんだよね。
「なるほど。」
◯台湾の舞台と日本の舞台の違いはどんなところですか?
「一番は台湾の稽古場には水しか持ち込めない(笑)」
◯そうなの?
「だから日本でみんながいろんな飲みものを飲んだり、休憩中に食べ物食べているのが新鮮でした。」
◯演劇の質の違いはある?
「
日本でまだ2週間くらいだけど、本当に皆さんが自分のことのように助けてくれること。
親切にいろんなことを助けてくれることがすごく新鮮で本当にありがたくて。
どちらかというと台湾だと作品や自分の役は基本的に自分のみ。
でも日本ではみんなでひとつのものを作り上げている感じがする。」
◯最後に意気込みを教えてください。
「わたし達台湾人は、台本をまず翻訳してもらって、ひらがなに変換してもらい、それを音声にとってもらって、やっと覚えるっていう作業になります。
時間をすごく使うので。今時間がちょっとずつ減ってる中でどうしようどうしようって気持ちもあります。でも、それ以上に皆さんにご迷惑をかけないように、足並み揃えられるように、頑張りたいと思っています。よろしくお願いします。」

続いてはアキラ!!
◯アキラは台湾でも舞台の経験がないんだよね?日本で初舞台ってどうですか?
「
むちゃくちゃ緊張しますけど、その緊張も楽しみに変えたいと思います」
◯舞台は台湾ではよく見てましたか?
「見ていました。
めっちゃ好きです。舞台俳優は本当に尊敬しています。
映像はやり直しができるけど、舞台はそれができない。はじまったら終わりまでノンストップなのですごいと思います。
あとはこうしてご一緒するとやはり舞台の役者さんのパワーっていうものは、すごいなと思います。僕は去年末に台湾で「たかが十年の祭り」を観劇して、その時にもすごいエネルギーを感じて、舞台をやるならこういうものに出演したいと心から思いました。」
◯台湾の舞台と、我々がやっている舞台ってどこが違う?
「全然違う。まず台湾の舞台は基本的にみんなマイクをつけるので、どうしても機械からの音です。でもみなさんの舞台は生身の人間が機械を通さず、一生懸命に発信している。その違いはすごく感じます。」
◯最後に意気込みをお願いします。
「本読みを聞いてそのスピードに圧倒されました。すごいテンポ感。自分の日本語が大丈夫かなとか、みなさんのリズムを崩すんじゃないかという不安もあります。
でも、できる限りのことをやって、しっかりと作り上げていきたいと思っています。みなさん見に来てください。
台湾公演も友達たちがすごく楽しみにしてくれているので、台湾公演もすごく楽しみです。」

ふたりともインタビュー、ありがとうございました。
兎にも角にもふたりともすごいことをやっているのです。
逆の立場になったことを考えると恐ろし過ぎる。
台湾に単身渡って、台湾語で芝居をする。考えただけでもブルっとします(汗)
そんなことをふたりは泣き言ひとつ言わず前向きに、いつも笑顔で楽しそうにしている。
すごいことだと思います。

知束鍋もみんなで食べました。
同じ釜の飯を食う。とっても大事なこと。
映像作品で外国の方と共演することはあっても、舞台作品ではもちろん初めてだし、なかなかない経験だと思います。
この長い期間を共に過ごし、ひとつの頂上をめざして一緒に登る。
今僕らが紡いでいるこの絆はきっと一生の宝になると思う。

【海を越えて…ふたり。】

 

みなさんこんにちは。
一ヶ月はあっという間!が恒例の月末風物詩「月刊ゴツプロ!」です。
いつもご愛読ありがとうございます。
お元気にお過ごしですか?
櫻が咲き誇ったと思ったら花見をする余裕もなく散ってしまい(泣)
春を感じたのは花粉くらい?!
いやいや、自分はまだ花粉症ではない!断じてないはず。そう信じたい(願)
そんな我家には今年も一番スイカが送られてきました。

スイカがこの時期に?!ってよく言われるけど、地元熊本のスイカは収穫が早い。
もちろん夏がメインだけど、この時期に一番スイカが出回るのです。
いつも送ってくれる親父に感謝。
余談だが今年のスイカは甘かった。夏も楽しみです。
そんな我家ならではの春を感じた4月。
いよいよ、台湾から海を越えて…あの二人がやってきた!!
Akira Huang(通称アキラ)と張寗 Chang Ning(通称ニンちゃん)。
羽田空港まで迎えに行ってきました。
いつもは台湾で大勢に迎えられているわたし達。
なんだか新鮮。
ちょっとソワソワしました(笑)
僕らが初めて台湾に渡ったとき、空港でポスターやチラシを持ってみんなが待っていてくれたときは本当に嬉しかった。

もう7年前の話。
そんなことを思い出しながらの時間。
7年が経ち、台湾からやってくる二人の俳優を待っている!とっても感慨深い。
まさかこんな日が来るとはね。
僕らもチラシを掲げてのお出迎え。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

そして到着の二人。
きっとたくさんの覚悟を持っての来日。
この期間、台湾でのいくつものお仕事を断って、この舞台に懸けてくれた。
とても嬉しいことだし、僕らとしても背筋が伸びる想いです。
初日はみんなで食事をともにし、本多劇場の前で記念撮影。

少し肌寒かったこの日。台湾との気温差は半端なかったことでしょう。
でも初日からその気温差を埋める熱い時間でした。
ここからはじまった日本での生活。
事務所にいくと、いつも日本語の勉強をしている二人に胸が熱くなりました。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

そんな二人に稽古場でインタビューしました。

まずはニンちゃんから!
◯日本に来てホームシックとかないですか?
「少しあります。
お昼はみんなと一緒にいて芝居とか色々やっているのであまり感じないけど、夜になると急に日本語のセリフ大丈夫かなって不安に襲われます。そんなときはちょっと寂しい気持ちになります。」
◯台湾と日本の文化とか、生活習慣とかの違いは感じますか?
「稽古終わった後のこの時間(みんなが残ってディスカッションなどしている。)台湾では終わったらすぐ帰ります(笑)」
◯日本はこういう時間がすごく重要視されているんです。ご飯も飲みも含めてそこで生まれるものが多いんだよね。
「なるほど。」
◯台湾の舞台と日本の舞台の違いはどんなところですか?
「一番は台湾の稽古場には水しか持ち込めない(笑)」
◯そうなの?
「だから日本でみんながいろんな飲みものを飲んだり、休憩中に食べ物食べているのが新鮮でした。」
◯演劇の質の違いはある?
「
日本でまだ2週間くらいだけど、本当に皆さんが自分のことのように助けてくれること。
親切にいろんなことを助けてくれることがすごく新鮮で本当にありがたくて。
どちらかというと台湾だと作品や自分の役は基本的に自分のみ。
でも日本ではみんなでひとつのものを作り上げている感じがする。」
◯最後に意気込みを教えてください。
「わたし達台湾人は、台本をまず翻訳してもらって、ひらがなに変換してもらい、それを音声にとってもらって、やっと覚えるっていう作業になります。
時間をすごく使うので。今時間がちょっとずつ減ってる中でどうしようどうしようって気持ちもあります。でも、それ以上に皆さんにご迷惑をかけないように、足並み揃えられるように、頑張りたいと思っています。よろしくお願いします。」

続いてはアキラ!!
◯アキラは台湾でも舞台の経験がないんだよね?日本で初舞台ってどうですか?
「
むちゃくちゃ緊張しますけど、その緊張も楽しみに変えたいと思います」
◯舞台は台湾ではよく見てましたか?
「見ていました。
めっちゃ好きです。舞台俳優は本当に尊敬しています。
映像はやり直しができるけど、舞台はそれができない。はじまったら終わりまでノンストップなのですごいと思います。
あとはこうしてご一緒するとやはり舞台の役者さんのパワーっていうものは、すごいなと思います。僕は去年末に台湾で「たかが十年の祭り」を観劇して、その時にもすごいエネルギーを感じて、舞台をやるならこういうものに出演したいと心から思いました。」
◯台湾の舞台と、我々がやっている舞台ってどこが違う?
「全然違う。まず台湾の舞台は基本的にみんなマイクをつけるので、どうしても機械からの音です。でもみなさんの舞台は生身の人間が機械を通さず、一生懸命に発信している。その違いはすごく感じます。」
◯最後に意気込みをお願いします。
「本読みを聞いてそのスピードに圧倒されました。すごいテンポ感。自分の日本語が大丈夫かなとか、みなさんのリズムを崩すんじゃないかという不安もあります。
でも、できる限りのことをやって、しっかりと作り上げていきたいと思っています。みなさん見に来てください。
台湾公演も友達たちがすごく楽しみにしてくれているので、台湾公演もすごく楽しみです。」

ふたりともインタビュー、ありがとうございました。
兎にも角にもふたりともすごいことをやっているのです。
逆の立場になったことを考えると恐ろし過ぎる。
台湾に単身渡って、台湾語で芝居をする。考えただけでもブルっとします(汗)
そんなことをふたりは泣き言ひとつ言わず前向きに、いつも笑顔で楽しそうにしている。
すごいことだと思います。

知束鍋もみんなで食べました。
同じ釜の飯を食う。とっても大事なこと。
映像作品で外国の方と共演することはあっても、舞台作品ではもちろん初めてだし、なかなかない経験だと思います。
この長い期間を共に過ごし、ひとつの頂上をめざして一緒に登る。
今僕らが紡いでいるこの絆はきっと一生の宝になると思う。

台湾公演を続けてこなかったら…
たかが10年の祭りを台湾でやってなかったら…
ふたりの想いがここになかったら…
みんなの想いがひとつになっていなかったら…

 

こんな素敵なふたりに出逢うことはなかったかも知れない?!

ゴツプロ!メンバーも負けないように頑張ります。
対談なんかもやったので、ご期待くださいませ。
ここで稽古場写真を少しだけ。

まだまだ走り出したばかり。
ここからの一ヶ月、死に物狂いで頑張ります。
みなさま、ぜひ劇場にお越しくださいませ。
心よりお待ちしております。

 

 

 

 

つづく…

台湾公演を続けてこなかったら…
たかが10年の祭りを台湾でやってなかったら…
ふたりの想いがここになかったら…
みんなの想いがひとつになっていなかったら…

 

こんな素敵なふたりに出逢うことはなかったかも知れない?!

ゴツプロ!メンバーも負けないように頑張ります。
対談なんかもやったので、ご期待くださいませ。
ここで稽古場写真を少しだけ。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

まだまだ走り出したばかり。
ここからの一ヶ月、死に物狂いで頑張ります。
みなさま、ぜひ劇場にお越しくださいませ。
心よりお待ちしております。

 

 

 

 

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

3月号 『これがゴツプロ!演劇部四期です。』

【これがゴツプロ!演劇部四期です。】

 

みなさんこんにちは。
一気に春めいてきた今日この頃いかがお過ごしですか?
櫻もちらほら咲き始め、今日宮崎では30度超えだとか…
3月に本州で30度超えたのは観測史上二回目のことだそう。
温暖化です(汗)

 

はい。そんな3月は…
ゴツプロ!演劇部四期の公演が行われました。
昨年2024年に集まった八名の演劇人。
今期も浜谷康幸部長の元、切磋琢磨しております。
思い返せば、2021年のコロナ禍の中スタートした演劇部!
浜谷氏の「自分が、劇団で味わってきた。一から舞台を作っていく楽しさ、ワクワク感、充実感を味わって欲しい。そして、その中から将来劇団を立ち上げて欲しい!」という願いの中、手探りにはじまりました。

 

第一期では本当に右も左もわからぬまま、どちらかというと浜谷氏を筆頭にゴツプロ!メンバーが先導する形でスケジュールが動き、卒業公演も自分(泉知束)が作・演出を担当しました。

 

そして、半分以上が残った第二期では、新たなメンバーを加えつつ、第一期メンバーが舵を取りながら進め、自分たちで作・演出家を選び、下北沢で公演しました。

 

三期…これまでのメンバーほとんどが卒業し、二期から金澤未夢だけが残り、新たに三名が加わり、これまでで一番少ない四名での活動がはじまりました。
人数が少ないということは、一人ひとりのやることも増え、新たな壁が立ちはだかりました。
そんな中、作・演出を深井邦彦氏にお願いし、深井氏の愛情と演劇愛に溢れるとても素敵な作品が上演できました。

 

これまでたくさんの試行錯誤をしながら…四期では?!
まずは、僕達に、そして僕達の活動に興味のある人たちと一緒にやりたいということで、応募資格に「ゴツプロ!に興味のある方。」「第九回公演を観劇された方。」という項目を新たに追加しました。
そして、集まった今のメンバーたち。
個性豊か、経験値もバラバラ、なんなら好きな演劇ジャンルもバラバラ…そんな八人。
彼らは活動の中で、いろいろと考えながら、自分たちで話し合い決定し、前に進みました。
ゴツプロ!の本公演「たかが十年の祭り」の際は稽古場からお手伝いに来てくれ、本番では前説を日替わりでやってくれました。
これまたそれぞれがそれぞれで個性豊かな前説で、たくさんの勇気をもらいました。
数名は台湾公演まで応援に駆けつけてくれた。
今回、作・演出を担当した前田隆成もそのひとり。

台湾では一生懸命グッズ販売も手伝ってくれました。
彼は、ご存知の方もいると思いますが、ゴツプロ!本公演「無頼の女房」にも出演しております。

本公演に出演したにも関わらず演劇部に入る。これもはじめてのケース。
そしてもうひとつ言うと…

今回リーダーを務める銀ゲンタは、次回の本公演「流浪樹〜The Wanderer Tree〜」に出演します!
さらに、そのゴツプロ!本公演「流浪樹〜The Wanderer Tree〜」にて、アシスタントプロデューサーを務めることになった東雲優真。

彼は、「たかが十年の祭り」の際、字幕制作から、本番の字幕出し、そして台湾公演のサポートなど尽力してくれました。

そうなんです。
なんか、色々と面白い人達なのです。

 

今回のメンバーの今公演、「演劇部4期 初めての公演」と銘打っています。
つまりこの後も想定しているということ。
これまでの演劇部は一年を通し活動し、その集大成として公演を行うというのが慣例でした。
そういう意味でも初物づくしの四期。
彼らがその場に選んだものは…
中野あくとれで行われる「フリンジスタイルフェスティバル2025」こちらは劇団【仮想定規】さんが主催されているフェスティバル。
フリンジスタイルとは?
「同日同劇場で、45分公演を複数団体が上演するスタイル。 スコットランドエジンバラフリンジに代表される世界各国で行われているスタイルの演劇祭。 メイン会場周辺にあるカフェや教会で規模の小さな公演が自然発生した経緯が発祥らしい。」
恥ずかしながら自分も知らなかったこちらの演劇祭。
この演劇祭をメンバーが探してきて、応募して今回の公演と相成りました。
しかしながら、この演劇スタイルは面白い。
セットもほとんどない状態で、各団体も限られたリハーサル時間の中で場当たり、照明、音響の段取りをやらなくてはいけない。
なので、凝った照明や特別な仕込みができない。
さらに上演時間は45分。
この限られた時間、限られたセットと環境で一本の作品を創る。
お客様はハシゴで見てもいいし、一日に何本も上演しているのでふらっと立ち寄ることもできる。
こんな演劇スタイルが増えていったら、またこれは面白いなと思った。

 

今回、演劇部の作品「だから私はここに来た」

メンバーで話し合い、作・演出を前田隆成に決めました。
そして、ビジュアル撮影にも拘った。
これ、先月号でも書きましたが、ビジュアルに拘れなかったら本編も拘れない!!
しっかりとゴツプロ!魂を受け継いてくれています(笑)

 

そして、このタイトルがいいなあと…
今の自分達に重ね合わせられるようなタイトル。

 

そして、はじまったわけですが。
自分、脚本の段階で読ませてもらって、感想を求められていたのですが…
正直、台本読んだ段階ではちょっと理解が追いつかなかったのです。
で、自分的な感想を少しばかり伝えました。
それが、稽古場を見学に行ってびっくり。

台本から立ち上がり具現化されたものが、しっかりと形を帯びて眼の前に現れました。
これは正直驚きでした。
前田隆成という才能と、若い感性。
自分も脚本を書くことがありますが、ああいう作風は絶対書けません(汗)
だから思ったのです。
一方的にこちらの感性を押し付けるのはよくない。
もちろん、伝えるべきことは伝えなきゃいけないけど、ぼくらの感性では計り知れない可能性をみんなは持っていて、ぼくらが見習わきゃいけないことがたくさんあるってこと。

 

これは演劇部ができた当初から、一方的に教えるのではなくお互いに刺激し合いながら成長していきたい!
まさにそういう体験でした。

稽古場では前田隆成しかり、みんな苦労していた。
浜谷部長もたくさん我慢していた。
それでも真剣に演劇と向き合う姿勢に心打たれました。
苦労したから、その先に充実感と達成感がある。
演劇だけではなく、これはなにに対しても言えることだと思うけど。
やっぱり一生懸命っていいよね(笑)

 

見てない方のために、本編写真を数枚。

この体験がまた次の糧になる。
一生懸命の先に見えるものがある!!

 

そして、なんと…今回のこちらの作品。
「だから私はここに来た」が、見事〚ビッグオブフリンジ(観客賞)〛を受賞しました。

【これがゴツプロ!演劇部四期です。】

 

みなさんこんにちは。
一気に春めいてきた今日この頃いかがお過ごしですか?
櫻もちらほら咲き始め、今日宮崎では30度超えだとか…
3月に本州で30度超えたのは観測史上二回目のことだそう。
温暖化です(汗)

 

はい。そんな3月は…
ゴツプロ!演劇部四期の公演が行われました。
昨年2024年に集まった八名の演劇人。
今期も浜谷康幸部長の元、切磋琢磨しております。
思い返せば、2021年のコロナ禍の中スタートした演劇部!
浜谷氏の「自分が、劇団で味わってきた。一から舞台を作っていく楽しさ、ワクワク感、充実感を味わって欲しい。そして、その中から将来劇団を立ち上げて欲しい!」という願いの中、手探りにはじまりました。

 

第一期では本当に右も左もわからぬまま、どちらかというと浜谷氏を筆頭にゴツプロ!メンバーが先導する形でスケジュールが動き、卒業公演も自分(泉知束)が作・演出を担当しました。

 

そして、半分以上が残った第二期では、新たなメンバーを加えつつ、第一期メンバーが舵を取りながら進め、自分たちで作・演出家を選び、下北沢で公演しました。

 

三期…これまでのメンバーほとんどが卒業し、二期から金澤未夢だけが残り、新たに三名が加わり、これまでで一番少ない四名での活動がはじまりました。
人数が少ないということは、一人ひとりのやることも増え、新たな壁が立ちはだかりました。
そんな中、作・演出を深井邦彦氏にお願いし、深井氏の愛情と演劇愛に溢れるとても素敵な作品が上演できました。

 

これまでたくさんの試行錯誤をしながら…四期では?!
まずは、僕達に、そして僕達の活動に興味のある人たちと一緒にやりたいということで、応募資格に「ゴツプロ!に興味のある方。」「第九回公演を観劇された方。」という項目を新たに追加しました。
そして、集まった今のメンバーたち。
個性豊か、経験値もバラバラ、なんなら好きな演劇ジャンルもバラバラ…そんな八人。
彼らは活動の中で、いろいろと考えながら、自分たちで話し合い決定し、前に進みました。
ゴツプロ!の本公演「たかが十年の祭り」の際は稽古場からお手伝いに来てくれ、本番では前説を日替わりでやってくれました。
これまたそれぞれがそれぞれで個性豊かな前説で、たくさんの勇気をもらいました。
数名は台湾公演まで応援に駆けつけてくれた。
今回、作・演出を担当した前田隆成もそのひとり。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

台湾では一生懸命グッズ販売も手伝ってくれました。
彼は、ご存知の方もいると思いますが、ゴツプロ!本公演「無頼の女房」にも出演しております。

本公演に出演したにも関わらず演劇部に入る。これもはじめてのケース。
そしてもうひとつ言うと…

今回リーダーを務める銀ゲンタは、次回の本公演「流浪樹〜The Wanderer Tree〜」に出演します!
さらに、そのゴツプロ!本公演「流浪樹〜The Wanderer Tree〜」にて、アシスタントプロデューサーを務めることになった東雲優真。

彼は、「たかが十年の祭り」の際、字幕制作から、本番の字幕出し、そして台湾公演のサポートなど尽力してくれました。

そうなんです。
なんか、色々と面白い人達なのです。

 

今回のメンバーの今公演、「演劇部4期 初めての公演」と銘打っています。
つまりこの後も想定しているということ。
これまでの演劇部は一年を通し活動し、その集大成として公演を行うというのが慣例でした。
そういう意味でも初物づくしの四期。
彼らがその場に選んだものは…
中野あくとれで行われる「フリンジスタイルフェスティバル2025」こちらは劇団【仮想定規】さんが主催されているフェスティバル。
フリンジスタイルとは?
「同日同劇場で、45分公演を複数団体が上演するスタイル。 スコットランドエジンバラフリンジに代表される世界各国で行われているスタイルの演劇祭。 メイン会場周辺にあるカフェや教会で規模の小さな公演が自然発生した経緯が発祥らしい。」
恥ずかしながら自分も知らなかったこちらの演劇祭。
この演劇祭をメンバーが探してきて、応募して今回の公演と相成りました。
しかしながら、この演劇スタイルは面白い。
セットもほとんどない状態で、各団体も限られたリハーサル時間の中で場当たり、照明、音響の段取りをやらなくてはいけない。
なので、凝った照明や特別な仕込みができない。
さらに上演時間は45分。
この限られた時間、限られたセットと環境で一本の作品を創る。
お客様はハシゴで見てもいいし、一日に何本も上演しているのでふらっと立ち寄ることもできる。
こんな演劇スタイルが増えていったら、またこれは面白いなと思った。

 

今回、演劇部の作品「だから私はここに来た」

メンバーで話し合い、作・演出を前田隆成に決めました。
そして、ビジュアル撮影にも拘った。
これ、先月号でも書きましたが、ビジュアルに拘れなかったら本編も拘れない!!
しっかりとゴツプロ!魂を受け継いてくれています(笑)

 

そして、このタイトルがいいなあと…
今の自分達に重ね合わせられるようなタイトル。

 

そして、はじまったわけですが。
自分、脚本の段階で読ませてもらって、感想を求められていたのですが…
正直、台本読んだ段階ではちょっと理解が追いつかなかったのです。
で、自分的な感想を少しばかり伝えました。
それが、稽古場を見学に行ってびっくり。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

台本から立ち上がり具現化されたものが、しっかりと形を帯びて眼の前に現れました。
これは正直驚きでした。
前田隆成という才能と、若い感性。
自分も脚本を書くことがありますが、ああいう作風は絶対書けません(汗)
だから思ったのです。
一方的にこちらの感性を押し付けるのはよくない。
もちろん、伝えるべきことは伝えなきゃいけないけど、ぼくらの感性では計り知れない可能性をみんなは持っていて、ぼくらが見習わきゃいけないことがたくさんあるってこと。

 

これは演劇部ができた当初から、一方的に教えるのではなくお互いに刺激し合いながら成長していきたい!
まさにそういう体験でした。

稽古場では前田隆成しかり、みんな苦労していた。
浜谷部長もたくさん我慢していた。
それでも真剣に演劇と向き合う姿勢に心打たれました。
苦労したから、その先に充実感と達成感がある。
演劇だけではなく、これはなにに対しても言えることだと思うけど。
やっぱり一生懸命っていいよね(笑)

 

見てない方のために、本編写真を数枚。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

この体験がまた次の糧になる。
一生懸命の先に見えるものがある!!

 

そして、なんと…今回のこちらの作品。
「だから私はここに来た」が、見事〚ビッグオブフリンジ(観客賞)〛を受賞しました。

素晴らしい!!
そして、みんなおめでとう。
ひとつの一生懸命が花開きました。
この経験を活かして、この次へ…

 

演劇部一期、二期、三期の歩みがなかったら…
それぞれがそれぞれの役回りを全うしてなかったら…
真剣に演劇と向き合っていなかったら…
浜谷部長の大きな愛がなかったら…

 

演劇部四期のこの公演はそもそも実現しなかったかも知れない?!

はじまったばかりの四期。
これからどういう動き、どういう道を歩んでいくのか?!
どうぞ、応援のほどよろしくお願い致します。

 

そして、ゴツプロ!はいよいよ来月、次回作の稽古に突入します。
演劇部に負けないようにフルスロットルで精進致します。
チケットも先日一般発売が開始されました。
初日、二日目は早期割引もあって断然お得です。
是非、お早めにお買い求めください。

 

さあ、がんばりますよー!!
引き続きご贔屓に。

 

 

 

 

 

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

2月号 『ゴツプロ!10周年。そして第11回公演へ…』

【ゴツプロ!10周年。そして第11回公演へ…】

 

みなさんこんにちは。
極寒になったり、春を思わせるくらい暖かくなったりとなかなか体調を整えにくい時期ですがお元気にお過ごしですか?
花粉も嫌な時期ですよね。
ここ数年、この時期にはいつも体調悪くなるのですが、花粉症を認めたくない自分は毎年風邪と言い張っています(笑)
春はもうすぐ。今しか味わえないこの時期を謳歌したいと思います。
さて、この2025年は我々ゴツプロ!10周年でございます。
昨年暮の公演が第10回公演だったので、10周年と思われた方も多いと思いますが、一昨年まで年に一回の公演でしたが、昨年は年に二回の公演がありましたので、正確には今年で10周年。
10年もやってきたんですね。感慨深いです。
そして、皆様に支えられて迎えられた10周年。
いつも応援、ありがとうございます。
そんな10周年の第11回公演【流浪樹〜The Wanderer Tree〜】のビジュアルと詳細が先日公開となりました。

写真撮影からチラシができるまでの間が本当にもどかしい。
早く皆さんにお披露目したいから!!
こちらの撮影は先月、1月21日に行いました。
台湾公演の熱が冷めやらぬ時期に次回公演の撮影。
だからこそ、勢いそのままの雰囲気で撮影しました。
今公演、はじめて台湾から俳優二人をお招きしました。

 

⿈冠智 Akira Huang(通称アキラ)と張寗 Chang Ning(通称ニンちゃん)。

 

今後はこちらのニックネームで書かせてもらいますので、皆様もお見知りおきを!
二人もこの撮影のため来日。
色々と勝手も違い不安も多かったと思いますが、楽しそうに撮影に臨んでくれました。
毎回、ビジュアル撮影から僕らは本気です。
毎回言っていますが、ビジュアルには拘ります。ビジュアルに拘り持てなかったら本編も拘れない。
勝手な持論ですが、大事だと思っています。
そして我々ゴツプロ!こういう時にものすごい力を発揮します(笑)
それぞれの役割をきっちりこなし、客演さんにストレスを与えない。
一番にスタジオ入りし準備スタート。メイクもみなさんが来る前には済ませます。

内心はドキドキしています(笑)
そしてはじまった撮影は今回もスムーズに進んでいきました。
ベテランの客演の皆さんから若手、そして台湾の俳優二人、なんともバラエティに飛んで面白い。
そして、はじめまして同士の出演陣が多かったなか、見事に空気感が一体化し、なんとも楽しい時間でした。

(真剣にチェックするプロデューサーの大助とアキラ。)

(メンバーだけでの写真も撮影の合間に…)
一体感がビジュアルから伝われば良いなあ。
きっと伝わるはず。

 

撮影後は交流会を。

撮影場所からも近かったので浅草へ。
酒を呑めばざっくばらん。
距離感もぐんぐん縮まります。
ニンちゃんが、「台湾でもたくさん舞台に出演しているけど、今回の撮影が一番団結力があって、言葉は通じないけど心は一番近くに感じた。」と言ってくれたのは本当に嬉しかった。

 

今年は戦後80年。
この年にゴツプロ!は戦争を通して、日台の絆を描きたいと思っています。
台湾…知れば知るほど複雑な歴史をたどり、僕らの知らない台湾、そして日本との関わりがたくさんあります。

 

前作【たかが十年の祭り】では、「⾃由と平等のために、勇敢に抗う⼈々に捧げます」というテーマを掲げ台湾公演を行いました。
終演後に映し出しされたこの文言をたくさんの方が撮影していました。
それは自由と平等じゃなかった時代が長く続いた台湾の方々が心底願っているからこそだと痛感しました。
一言で「台湾は親日だから。」と簡単には言えない歴史。
それでも日本人に好意を持ってくれる国民性。
そんな日本と台湾という小さなふたつの島国の昔と今を、数々の演劇賞を受賞し、現代社会の抱える問題点と魂を揺さぶる⾻太な⼈間ドラマを描く作⾵が持ち味の中津留章仁⽒を作・演出にお招きし、ゴツプロ!の新しい挑戦がはじまります。
きっと壮大なスケールの作品になると思います。
まもなく先行販売もはじまりますので、是非ご期待頂き、お早めにチケットをお買い求め頂けましたら幸いです。

そして今月は主宰 塚原大助と44北川が出演しました【ハイ・ライフ】。

この作品はそれこそ台湾でも大人気だった作品なんです。
ビジュアル撮影のあと、二人も稽古見学に行きました。

真剣に見学する二人。

この二人は台湾ドラマ【波の音色】で共演。

仕込みのお手伝いにも行ってきました。
演出は【十二人の怒れる男】でもお世話になった西沢栄治氏。
さらにワクワク感は強くなりますが…こちらの作品、稽古場でもかなり苦労したみたい。

そんな写真(笑)

 

でも、その意味が本番を観劇してわかりました。
これは大変だわ(汗)

 

特に大助は出ずっぱりの1時間50分。喋りまくり。
しかも翻訳ものですからセリフも覚えにくいのです。
逃げ場のない対面舞台、大したセットもない場所で俳優の演技力と熱だけで勝負する。
ヒリヒリする一本勝負。
これは見る分には面白いけど、やる方はたまったもんじゃない。
でも、役者が憧れ嫉妬する、そんな舞台。
舞台の上では人殺しも薬もなんでも自由。舞台表現はなんでもありなんだと改めて思わせてくれる舞台。
どうしようもないジャンキー四人の救いようのない話。
でも、そうしか生きられない男たちの物語。
演劇界の老舗中の老舗『流山児★事務所』の代表作と言っても過言ではないこの作品にゴツプロ!メンバーが4人中2人出演している誉れ。
誇らしいことです。
見てない方のためにここで写真を数枚。

ほぼなにもないこの空間で…

ラリったり…(笑)

暴れたり、薬やったり…

車の中になったり…

 

そしてなんといっても…

ゴツプロ!二人ががっつり絡んでの大暴れっぷりは最高でした!

大ラス、舞台上で飲む本物のビールは最高だったようです(笑)
そんなハイ・ライフ!
ご観劇頂きました皆様、本当にありがとうございました。

さらに来月はいよいよ、演劇部四期の公演も控えています。

宣伝ばかりになってすいません。
今回の四期は今まで以上にみんなで話し合い、自分たちで方向性も決めて動いています。
そんな彼らが見つけてきた演劇祭に、メンバーが書いた脚本で挑みます。
【だから私はここに来た】
まさに、彼らがゴツプロ!演劇部に来た理由。
みんな必死に自分と向き合い、これからの自分の演劇人生を思い描き、一生懸命に動いています。
こちらも応援のほどよろしくお願い致します。

【ゴツプロ!10周年。そして第11回公演へ…】

 

みなさんこんにちは。
極寒になったり、春を思わせるくらい暖かくなったりとなかなか体調を整えにくい時期ですがお元気にお過ごしですか?
花粉も嫌な時期ですよね。
ここ数年、この時期にはいつも体調悪くなるのですが、花粉症を認めたくない自分は毎年風邪と言い張っています(笑)
春はもうすぐ。今しか味わえないこの時期を謳歌したいと思います。
さて、この2025年は我々ゴツプロ!10周年でございます。
昨年暮の公演が第10回公演だったので、10周年と思われた方も多いと思いますが、一昨年まで年に一回の公演でしたが、昨年は年に二回の公演がありましたので、正確には今年で10周年。
10年もやってきたんですね。感慨深いです。
そして、皆様に支えられて迎えられた10周年。
いつも応援、ありがとうございます。
そんな10周年の第11回公演【流浪樹〜The Wanderer Tree〜】のビジュアルと詳細が先日公開となりました。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

写真撮影からチラシができるまでの間が本当にもどかしい。
早く皆さんにお披露目したいから!!
こちらの撮影は先月、1月21日に行いました。
台湾公演の熱が冷めやらぬ時期に次回公演の撮影。
だからこそ、勢いそのままの雰囲気で撮影しました。
今公演、はじめて台湾から俳優二人をお招きしました。

 

⿈冠智 Akira Huang(通称アキラ)と張寗 Chang Ning(通称ニンちゃん)。

 

今後はこちらのニックネームで書かせてもらいますので、皆様もお見知りおきを!
二人もこの撮影のため来日。
色々と勝手も違い不安も多かったと思いますが、楽しそうに撮影に臨んでくれました。
毎回、ビジュアル撮影から僕らは本気です。
毎回言っていますが、ビジュアルには拘ります。ビジュアルに拘り持てなかったら本編も拘れない。
勝手な持論ですが、大事だと思っています。
そして我々ゴツプロ!こういう時にものすごい力を発揮します(笑)
それぞれの役割をきっちりこなし、客演さんにストレスを与えない。
一番にスタジオ入りし準備スタート。メイクもみなさんが来る前には済ませます。

内心はドキドキしています(笑)
そしてはじまった撮影は今回もスムーズに進んでいきました。
ベテランの客演の皆さんから若手、そして台湾の俳優二人、なんともバラエティに飛んで面白い。
そして、はじめまして同士の出演陣が多かったなか、見事に空気感が一体化し、なんとも楽しい時間でした。

(真剣にチェックするプロデューサーの大助とアキラ。)

※スワイプでアルバム内を移動できます。

(メンバーだけでの写真も撮影の合間に…)
一体感がビジュアルから伝われば良いなあ。
きっと伝わるはず。

 

撮影後は交流会を。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

撮影場所からも近かったので浅草へ。
酒を呑めばざっくばらん。
距離感もぐんぐん縮まります。
ニンちゃんが、「台湾でもたくさん舞台に出演しているけど、今回の撮影が一番団結力があって、言葉は通じないけど心は一番近くに感じた。」と言ってくれたのは本当に嬉しかった。

 

今年は戦後80年。
この年にゴツプロ!は戦争を通して、日台の絆を描きたいと思っています。
台湾…知れば知るほど複雑な歴史をたどり、僕らの知らない台湾、そして日本との関わりがたくさんあります。

 

前作【たかが十年の祭り】では、「⾃由と平等のために、勇敢に抗う⼈々に捧げます」というテーマを掲げ台湾公演を行いました。
終演後に映し出しされたこの文言をたくさんの方が撮影していました。
それは自由と平等じゃなかった時代が長く続いた台湾の方々が心底願っているからこそだと痛感しました。
一言で「台湾は親日だから。」と簡単には言えない歴史。
それでも日本人に好意を持ってくれる国民性。
そんな日本と台湾という小さなふたつの島国の昔と今を、数々の演劇賞を受賞し、現代社会の抱える問題点と魂を揺さぶる⾻太な⼈間ドラマを描く作⾵が持ち味の中津留章仁⽒を作・演出にお招きし、ゴツプロ!の新しい挑戦がはじまります。
きっと壮大なスケールの作品になると思います。
まもなく先行販売もはじまりますので、是非ご期待頂き、お早めにチケットをお買い求め頂けましたら幸いです。

そして今月は主宰 塚原大助と44北川が出演しました【ハイ・ライフ】。

この作品はそれこそ台湾でも大人気だった作品なんです。
ビジュアル撮影のあと、二人も稽古見学に行きました。

真剣に見学する二人。

この二人は台湾ドラマ【波の音色】で共演。

仕込みのお手伝いにも行ってきました。
演出は【十二人の怒れる男】でもお世話になった西沢栄治氏。
さらにワクワク感は強くなりますが…こちらの作品、稽古場でもかなり苦労したみたい。

そんな写真(笑)

 

でも、その意味が本番を観劇してわかりました。
これは大変だわ(汗)

 

特に大助は出ずっぱりの1時間50分。喋りまくり。
しかも翻訳ものですからセリフも覚えにくいのです。
逃げ場のない対面舞台、大したセットもない場所で俳優の演技力と熱だけで勝負する。
ヒリヒリする一本勝負。
これは見る分には面白いけど、やる方はたまったもんじゃない。
でも、役者が憧れ嫉妬する、そんな舞台。
舞台の上では人殺しも薬もなんでも自由。舞台表現はなんでもありなんだと改めて思わせてくれる舞台。
どうしようもないジャンキー四人の救いようのない話。
でも、そうしか生きられない男たちの物語。
演劇界の老舗中の老舗『流山児★事務所』の代表作と言っても過言ではないこの作品にゴツプロ!メンバーが4人中2人出演している誉れ。
誇らしいことです。
見てない方のためにここで写真を数枚。

ほぼなにもないこの空間で…

ラリったり…(笑)

暴れたり、薬やったり…

※スワイプでアルバム内を移動できます。

車の中になったり…

 

そしてなんといっても…

※スワイプでアルバム内を移動できます。

ゴツプロ!二人ががっつり絡んでの大暴れっぷりは最高でした!

大ラス、舞台上で飲む本物のビールは最高だったようです(笑)
そんなハイ・ライフ!
ご観劇頂きました皆様、本当にありがとうございました。

さらに来月はいよいよ、演劇部四期の公演も控えています。

宣伝ばかりになってすいません。
今回の四期は今まで以上にみんなで話し合い、自分たちで方向性も決めて動いています。
そんな彼らが見つけてきた演劇祭に、メンバーが書いた脚本で挑みます。
【だから私はここに来た】
まさに、彼らがゴツプロ!演劇部に来た理由。
みんな必死に自分と向き合い、これからの自分の演劇人生を思い描き、一生懸命に動いています。
こちらも応援のほどよろしくお願い致します。

2018年にはじめて台湾に渡り、初の海外公演を上演。

たくさんの仲間ができました。

2019年、2020年と三年連続で台湾公演を行い、これからという時に訪れたコロナ禍。
台湾に思いを馳せるもいけなかった四年間。
そして、はじめて台湾に行った2018年に出逢った仲間たちがフェスに呼んでくれた2024年。

また新たな出逢いと発見と、僕らが台湾公演をやる意味と意義。
全部踏まえての第11回公演【流浪樹〜The Wanderer Tree〜】。

 

真面目に芝居してなかったら…
無謀と言われても進んでなかったら…
バカみたいにまっすぐに生きてなかったら…
先輩も後輩も大切に思っていなかったら…

 

演劇界でのゴツプロ!のこれまでの歩みはなかったかも知れない?!

さらにワクワクドキドキしながら進んでいきたい。
もちろん大変な道だけど、その先にまだ知らぬ感動があると信じて。
みなさま、これからも応援のほど何卒よろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

つづく…

2018年にはじめて台湾に渡り、初の海外公演を上演。

たくさんの仲間ができました。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

2019年、2020年と三年連続で台湾公演を行い、これからという時に訪れたコロナ禍。
台湾に思いを馳せるもいけなかった四年間。
そして、はじめて台湾に行った2018年に出逢った仲間たちがフェスに呼んでくれた2024年。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

また新たな出逢いと発見と、僕らが台湾公演をやる意味と意義。
全部踏まえての第11回公演【流浪樹〜The Wanderer Tree〜】。

 

真面目に芝居してなかったら…
無謀と言われても進んでなかったら…
バカみたいにまっすぐに生きてなかったら…
先輩も後輩も大切に思っていなかったら…

 

演劇界でのゴツプロ!のこれまでの歩みはなかったかも知れない?!

さらにワクワクドキドキしながら進んでいきたい。
もちろん大変な道だけど、その先にまだ知らぬ感動があると信じて。
みなさま、これからも応援のほど何卒よろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

1月号 『台湾公演を終えて…』

【台湾公演を終えて…】

 

みなさんこんにちは。
寒中お見舞申し上げます。
寒い日が続いておりますが、お元気にお過ごしでしょうか?
そして、大変遅れ馳せながら、2025年も明けて早一ヶ月(汗)
今年もゴツプロ!ならびに【月刊ゴツプロ!】をご贔屓にお願い致します。
この月刊ゴツプロ!も今年で9年目に突入。
そしてゴツプロ!はいよいよ今年で10周年。
これもひとえに応援してくださる皆様のお陰です。
本当にいつもありがとうございます!
また【52BUDDY!】こちらではメンバーが頑張って作っている毎月配信の動画、公演の先行販売、公演時の限定グッツプレゼントなど多数の特典がついてきます。この機会にぜひ、BUDDY!となって頂き、我々と共に、いろいろなものを共有して頂けましたら幸いです。

 

さてさて、前置きはそれくらいにしまして…
今年もはや一ヶ月が過ぎました。
台湾から帰ってきて三週間。
まずは、たくさんの方に応援、声援、色々なものたくさん頂き無事に台湾公演を終えられたことに心より感謝致します。
四年ぶりとなる台湾公演はこれまた忘れられない公演となりました。

 

先月号は開幕前に書きましたので、今月はそんな台湾公演の様子をグルメも交えながら書いていきたいと思います。
まずは先月も書きましたがとにかく劇場が素敵。

全部がひな壇の250席。

一番上段から見たらこんな感じです。
ここに台湾チームのみんなが、心を込めて日本とほぼ同じサイズ、同じセットを組み上げてくれました。

台湾では丸太が手に入らないということで竹に変更。
床に引いてあるパンチカーペットも台湾では手に入らないということで日本から空輸。
台湾スタッフの心意気です。

 

一番大変だったのが照明。
照明ばかりは劇場に入らないとわからないことだらけ。
照明機器の違い、天井の高さの違い、見切れ諸々…これには本当に照明さんが頭を悩ませながら必死に綺麗な明かりを作ってくれました。

 

照明だけではありません。
舞台監督チーム、音響チーム、制作陣、衣装さん…みんなが、英語と日本語と中国語を交えながら、一生懸命にコミュニケーションを取りながら進んでいく過程はとても有意義な時間でした。

神輿も丸太から竹に変わったことで、固定が難しくなったりといろんな箇所での修正。
たくさんのズレを少しずつ直していく作業。
そして、日本よりさらに進化させるための想像と工夫。
とにかくみんなが一丸となりお客様に喜んでもらおうと必死こいて進みます。
そこには一切の妥協なんてありません。

 

それはロビーでも…

見てくださいこの等身大より大きなパネル。
こんなの日本ではみたことない。
さらにはこちら…

今回の舞台にちなんで銭湯の番台をモチーフに制作してくれたグッツ販売コーナー。
嬉しすぎるよ。
毎回、彼らの愛に涙がでてくる。
グッツもオリジナルでたくさん作ってくれました。

台湾語のパンフレット、タオルにキーホルダー…
そして、こちらのお風呂セット。

見てください。
細かい仕事っぷり。
鍵の裏には龍の刻印。
このお風呂セットの中には、キーホルダー、オリジナルタオル、これまたオリジナルステッカーが貼ってある牛乳各種。
これを舞台裏でスタッフのみんなが梱包してくれている姿がなんとも愛おしかった。
みんな本当にありがとう。

 

今回も本番を迎えるまでにはたくさんの壁があったけど、みんなの愛をたくさんもらい、ひとつひとつをしっかりクリアしていきました。
そして迎えた初日前日の公開ゲネプロ。
これまたはじめての体験!なんと200名以上がご来場。
ゲネというよりもはや初日。
緊張と高揚。
お客さんのワクワク感。
久しぶりに味わう台湾のこの空気。
今回の作品が台湾のお客様にどう伝わるのか?!

 

…冒頭からの笑い声。
その後も笑いに、一瞬の緊張、ラストに向けてのピンと張り詰めていく会場の空気。
大丈夫だ!!
台湾のお客様にもしっかりと伝わっている。

 

走り抜けた先に待っていたのは、あの、あの…感動の瞬間。

いつまでも鳴り止まない拍手と声援と指笛。
ああ、かえってきた。
そして、四年という時間が経ったけど、今回も台湾のみなさんに受け入れてもらえた。
嬉しかった。
本番中も何度となく客席から聞こえた「おかえり」の声。
ゴツプロ!を見たことある方も、初めての方々もみんな楽しそうに、ロビーでは僕らになんとか感想を伝えようとたくさん話しかけてくれる。
ただただ嬉しかった。

 

初日の昼間に開かれた記者会見。

多くのメディアの方に取り上げて頂きました。
今年の第11回公演にも出演してくれる台湾俳優のアキラとニンちゃんも応援に駆けつけてくれて賑やかな記者会見。
全てがあたたかい。
全てが優しい。

 

初日が開き、年内4ステージを走り抜いた。
そして、いつものように美味しいものをたくさん食べた(笑)

いつもそうだけど、台湾のスタッフは僕らにすこしでも美味しいもの食べてほしいということでとにかくお弁当が最高にうまいのです。
もう、これだけでテンション上がります。

ひろーくて居心地のよい楽屋にてのんびり頂きました。
以前の台湾公演の時も書いたけど、ぼくら飲ミュニケーションもとっても大事にしていますから(笑)
今回も飲みの場でたくさんのコミュニケーションを取りましたよ。

勝手に世界一うまいと思っている【無老鍋】の火鍋。
これだけは食べないと台湾に行った気がしません(笑)

台湾チームと同じ鍋を囲んで。
最高の瞬間。
夜市にも行きました。

やっぱり台湾はいいね。
大好きです。

 

年越し。
やっと2025年になります(汗)

 

自分的にもはじめての海外での年越し。
さらにはまるっきり正月感のない正月。
台湾は旧正月文化なので、まるっきり正月感はありません。
さらにはあたたかいし、お節も年越しそばもないからね(笑)
こんなに正月感のない正月もこれまた新鮮でした。

 

年越しは3日からのスタート。
年明けてこんなに早く舞台に立つのももちろん初めてのこと。
いろんなことがはじめて尽くしの台湾公演。

毎ステージ命がけ。
必死にその瞬間を捕まえた台湾の全8ステージ。
やり切った。

終演後にロビーで待ってくれているたくさんのお客さん。
毎回嬉しいし、有り難かった。

 

千穐楽カーテンコールのあの光景は一生忘れないだろう!!
一週目の口コミで年明け二週目の公演は全公演ほぼ完売。
たくさんの方に見てもらえて感無量です。
そして、支えてくれた台湾チームのみんな心より感謝。

 

この公演を企画し、尽力してくれたユアンに最大限のありがとう。
もう、ありがとうだけでは足りない。

笑顔の台湾公演はこうして幕を閉じました。
最高で最幸の二週間でした。
まだまだ書き足りないことがたくさんあるのでいずれ小出しに書きたいと思います。

【台湾公演を終えて…】

 

みなさんこんにちは。
寒中お見舞申し上げます。
寒い日が続いておりますが、お元気にお過ごしでしょうか?
そして、大変遅れ馳せながら、2025年も明けて早一ヶ月(汗)
今年もゴツプロ!ならびに【月刊ゴツプロ!】をご贔屓にお願い致します。
この月刊ゴツプロ!も今年で9年目に突入。
そしてゴツプロ!はいよいよ今年で10周年。
これもひとえに応援してくださる皆様のお陰です。
本当にいつもありがとうございます!
また【52BUDDY!】こちらではメンバーが頑張って作っている毎月配信の動画、公演の先行販売、公演時の限定グッツプレゼントなど多数の特典がついてきます。この機会にぜひ、BUDDY!となって頂き、我々と共に、いろいろなものを共有して頂けましたら幸いです。

 

さてさて、前置きはそれくらいにしまして…
今年もはや一ヶ月が過ぎました。
台湾から帰ってきて三週間。
まずは、たくさんの方に応援、声援、色々なものたくさん頂き無事に台湾公演を終えられたことに心より感謝致します。
四年ぶりとなる台湾公演はこれまた忘れられない公演となりました。

 

先月号は開幕前に書きましたので、今月はそんな台湾公演の様子をグルメも交えながら書いていきたいと思います。
まずは先月も書きましたがとにかく劇場が素敵。

全部がひな壇の250席。

一番上段から見たらこんな感じです。
ここに台湾チームのみんなが、心を込めて日本とほぼ同じサイズ、同じセットを組み上げてくれました。

台湾では丸太が手に入らないということで竹に変更。
床に引いてあるパンチカーペットも台湾では手に入らないということで日本から空輸。
台湾スタッフの心意気です。

 

一番大変だったのが照明。
照明ばかりは劇場に入らないとわからないことだらけ。
照明機器の違い、天井の高さの違い、見切れ諸々…これには本当に照明さんが頭を悩ませながら必死に綺麗な明かりを作ってくれました。

 

照明だけではありません。
舞台監督チーム、音響チーム、制作陣、衣装さん…みんなが、英語と日本語と中国語を交えながら、一生懸命にコミュニケーションを取りながら進んでいく過程はとても有意義な時間でした。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

神輿も丸太から竹に変わったことで、固定が難しくなったりといろんな箇所での修正。
たくさんのズレを少しずつ直していく作業。
そして、日本よりさらに進化させるための想像と工夫。
とにかくみんなが一丸となりお客様に喜んでもらおうと必死こいて進みます。
そこには一切の妥協なんてありません。

 

それはロビーでも…

見てくださいこの等身大より大きなパネル。
こんなの日本ではみたことない。
さらにはこちら…

今回の舞台にちなんで銭湯の番台をモチーフに制作してくれたグッツ販売コーナー。
嬉しすぎるよ。
毎回、彼らの愛に涙がでてくる。
グッツもオリジナルでたくさん作ってくれました。

台湾語のパンフレット、タオルにキーホルダー…
そして、こちらのお風呂セット。

見てください。
細かい仕事っぷり。
鍵の裏には龍の刻印。
このお風呂セットの中には、キーホルダー、オリジナルタオル、これまたオリジナルステッカーが貼ってある牛乳各種。
これを舞台裏でスタッフのみんなが梱包してくれている姿がなんとも愛おしかった。
みんな本当にありがとう。

 

今回も本番を迎えるまでにはたくさんの壁があったけど、みんなの愛をたくさんもらい、ひとつひとつをしっかりクリアしていきました。
そして迎えた初日前日の公開ゲネプロ。
これまたはじめての体験!なんと200名以上がご来場。
ゲネというよりもはや初日。
緊張と高揚。
お客さんのワクワク感。
久しぶりに味わう台湾のこの空気。
今回の作品が台湾のお客様にどう伝わるのか?!

 

…冒頭からの笑い声。
その後も笑いに、一瞬の緊張、ラストに向けてのピンと張り詰めていく会場の空気。
大丈夫だ!!
台湾のお客様にもしっかりと伝わっている。

 

走り抜けた先に待っていたのは、あの、あの…感動の瞬間。

いつまでも鳴り止まない拍手と声援と指笛。
ああ、かえってきた。
そして、四年という時間が経ったけど、今回も台湾のみなさんに受け入れてもらえた。
嬉しかった。
本番中も何度となく客席から聞こえた「おかえり」の声。
ゴツプロ!を見たことある方も、初めての方々もみんな楽しそうに、ロビーでは僕らになんとか感想を伝えようとたくさん話しかけてくれる。
ただただ嬉しかった。

 

初日の昼間に開かれた記者会見。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

多くのメディアの方に取り上げて頂きました。
今年の第11回公演にも出演してくれる台湾俳優のアキラとニンちゃんも応援に駆けつけてくれて賑やかな記者会見。
全てがあたたかい。
全てが優しい。

 

初日が開き、年内4ステージを走り抜いた。
そして、いつものように美味しいものをたくさん食べた(笑)

※スワイプでアルバム内を移動できます。

いつもそうだけど、台湾のスタッフは僕らにすこしでも美味しいもの食べてほしいということでとにかくお弁当が最高にうまいのです。
もう、これだけでテンション上がります。

ひろーくて居心地のよい楽屋にてのんびり頂きました。
以前の台湾公演の時も書いたけど、ぼくら飲ミュニケーションもとっても大事にしていますから(笑)
今回も飲みの場でたくさんのコミュニケーションを取りましたよ。

勝手に世界一うまいと思っている【無老鍋】の火鍋。
これだけは食べないと台湾に行った気がしません(笑)

※スワイプでアルバム内を移動できます。

台湾チームと同じ鍋を囲んで。
最高の瞬間。
夜市にも行きました。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

やっぱり台湾はいいね。
大好きです。

 

年越し。
やっと2025年になります(汗)

 

自分的にもはじめての海外での年越し。
さらにはまるっきり正月感のない正月。
台湾は旧正月文化なので、まるっきり正月感はありません。
さらにはあたたかいし、お節も年越しそばもないからね(笑)
こんなに正月感のない正月もこれまた新鮮でした。

 

年越しは3日からのスタート。
年明けてこんなに早く舞台に立つのももちろん初めてのこと。
いろんなことがはじめて尽くしの台湾公演。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

毎ステージ命がけ。
必死にその瞬間を捕まえた台湾の全8ステージ。
やり切った。

終演後にロビーで待ってくれているたくさんのお客さん。
毎回嬉しいし、有り難かった。

 

千穐楽カーテンコールのあの光景は一生忘れないだろう!!
一週目の口コミで年明け二週目の公演は全公演ほぼ完売。
たくさんの方に見てもらえて感無量です。
そして、支えてくれた台湾チームのみんな心より感謝。

 

この公演を企画し、尽力してくれたユアンに最大限のありがとう。
もう、ありがとうだけでは足りない。

笑顔の台湾公演はこうして幕を閉じました。
最高で最幸の二週間でした。
まだまだ書き足りないことがたくさんあるのでいずれ小出しに書きたいと思います。

ひとつの出逢いがなかったら…
一期一会を大切にしていなかったら…
ずっとずっと台湾に想いを馳せていなかったら…
あなたたちの笑顔がなかったら…

 

この台湾での成功と感動はなかったかも知れない?!

この想いと感謝を胸に僕らはまた絶対に台湾に帰ってきたいと想います。
台湾、今回も謝謝。
再見!!!

 

そして帰国した我々。
終わったばかりの我々。
なんと、なんと…
次回公演のビジュアル撮影も今月やっちゃいました(笑)
その模様はまた次回ということで。
そしてもうひとつ!
これまたなんと…
帰ってきた翌日から主宰の塚原大助と44北川はなんと次回公演の稽古に入っております。
信じられない(汗)
なんてタフなんでしょう。

2001年初演、各国で絶賛の嵐だった伝説の舞台。
【ハイ・ライフ】
流山児★事務所 創立40周年記念公演
痺れる芝居みたいです。
メンバーふたりも眠れない日々を送り、頑張っています。

そこにはきっと小劇場でしか味わえないスリリングな空気が漂っていると思います。
2025年2月7日(金)〜18日(火)まで、下北沢はザ・スズナリにて上演。
お見逃しなく。

今年も我々ゴツプロ!は進んでいきます。
おじさんたちは頑張ります。
自分たちが夢をみて、実現するべく踏ん張って…
そして、みなさんに楽しんもらえる作品づくりを一生懸命にやります。

 

2025年もゴツプロ!並びに【月刊ゴツプロ!】を何卒よろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

つづく…

ひとつの出逢いがなかったら…
一期一会を大切にしていなかったら…
ずっとずっと台湾に想いを馳せていなかったら…
あなたたちの笑顔がなかったら…

 

この台湾での成功と感動はなかったかも知れない?!

この想いと感謝を胸に僕らはまた絶対に台湾に帰ってきたいと想います。
台湾、今回も謝謝。
再見!!!

 

そして帰国した我々。
終わったばかりの我々。
なんと、なんと…
次回公演のビジュアル撮影も今月やっちゃいました(笑)
その模様はまた次回ということで。
そしてもうひとつ!
これまたなんと…
帰ってきた翌日から主宰の塚原大助と44北川はなんと次回公演の稽古に入っております。
信じられない(汗)
なんてタフなんでしょう。

2001年初演、各国で絶賛の嵐だった伝説の舞台。
【ハイ・ライフ】
流山児★事務所 創立40周年記念公演
痺れる芝居みたいです。
メンバーふたりも眠れない日々を送り、頑張っています。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

そこにはきっと小劇場でしか味わえないスリリングな空気が漂っていると思います。
2025年2月7日(金)〜18日(火)まで、下北沢はザ・スズナリにて上演。
お見逃しなく。

今年も我々ゴツプロ!は進んでいきます。
おじさんたちは頑張ります。
自分たちが夢をみて、実現するべく踏ん張って…
そして、みなさんに楽しんもらえる作品づくりを一生懸命にやります。

 

2025年もゴツプロ!並びに【月刊ゴツプロ!】を何卒よろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。