4月号 『突撃レポート!台湾後編』

【突撃レポート!台湾後編】

みなさん、お元気にお過ごしですか?
自分は元気にしております。
当たり前ですが、引きこもり生活(泣)人にも会わず、会えず、電車にもひと月ほど乗っておりません。

こんなことは生涯で初めてのことで、おそらくこれから先もないであって欲しい出来事。
大変な世の中になりましたね。
先が見えない戦いほど不安なことはない。
僕らはまだしも、医療関係の方々やそれに準ずる方々は感染のリスクを抱えながら、日々看護にあたられて感謝しかありません。
先月も書きましたが、僕ら役者はもちろんこの状況でやれることも少なく、収入もなくなり不安な日々なのですが、それはどの業界の方々も一緒で、ましてや大きな飲食店の方が受けるダメージや、観光ビジネスのダメージなんて想像もできません。
日本だけでなく、世界が一丸となってこの苦境を乗り越えなきゃいけない時期だと思います。
世界がこうなってくると、本当に『戦争』なんてやっている場合じゃない!って、心底思ったりします。

今年に入り、ウイルス問題が徐々に出てきて、誰もがこんなことになるとは想像もできなった。
もちろん自分も正直軽く考えていた。
それがひと月経ち、ふた月経ち、規模がどんどん大きくなり、著名な方が亡くなられ、挙句外にも出れず、好きな人たちにも簡単に会えない環境になった。
会いたい人に会えることが当たり前じゃなくなった。
好きなことを簡単にできる世の中じゃなくなった。
食べたいもの、飲みたいものをいつでも好きな時に食べ飲みできなくなった。
そこにはたくさんの『我慢』が生まれた。

これから先は『新時代』。
きっと何もかもが変化すると思う。
だからこそ、今は耐え忍んで、力を蓄える。
まずは感染しないで健康でいること、今までできなかったことに時間をかける、いろんなことを見直す!そんなことを日々考えています。
なんせ、時間だけはあるから。

『月刊ゴツプロ!』こんな時でも当たり前に、ゴツプロ!として世の中に発信してゆく。

時間だけはあったから今月は早めに書こうと思っていたのですが…
如何せん前半は来月に予定されてた舞台の中止や、外に出れず、何事にもやる気が生まれずで(汗)
結局今月もこの時期に(泣)
楽しみにしてくださってるみなさん本当にごめんなさい。

今月号は先月号に続き台湾でのインタビュー後編をお送りします!
台湾から帰ってもうすぐ2ヶ月。
早いですね。でも2ヶ月前は台湾でお芝居できていたんです。
なんだか不思議だし、本当に奇跡的なことだったんだと思います。

そんな台北公演を思い出しながら…
みんなのレポートを今回も私 泉知束がお送りします!

濱谷康幸

(写真は取材時と別に撮っています。)

[2/26 ホテルにて]
前半戦終了して、オフ日に取材を敢行。
まずはゴツメンバーの濱谷康幸から!

○前半戦終わってどうですか?
「慣れてきた部分もあるけど、ここから毎回新鮮にやる楽しさ反面、しんどい作業だと思います。」

○台湾きて変わった所はありますか?
「立ち位置が違うから、今まで見えてない人が見えたりして、もらえるものもあるし、逆に日本でやってきたことが使えなかったりするよね。
演じて手側としたら全く違う流れになっている気がする。
台湾に来て、正太郎の存在がすごく大きくなったかな。
色んなエピソードがある中で、戦となるとやっぱり軸が三人に絞られて(玄吾、長治、正太郎)
正太郎の存在が両サイドにとって大きくなったと思う。
番屋側と戦に行った側と。まさに狭間だなって。」

○ここで濱谷さんに聞きます。一番好きなセリフは?
「…。」

○出ないですね(笑)じゃ好きなシーンは?
「アビさん(親方)が、ちゃらけて三回同じことするとこ。
親方の愛を感じる。この親方だからこの番屋が成り立っていて、だから玄吾もこうしてここにいて、俺もここにいたらこうなってないんだ!って。
だから事故の後も女買いに行くって言いながらもきっと奔走するんだろうなって感じてしまう。
あの時に俺はなんてことをしてしまったんだと!思います。」

○あと5ステージどうしましょ?
「きっと新しいことが生まれてくると思うので、最後まで新鮮にみんなを感じて全うしたいと思います。」

続いてメンバーのかなやす慶行に突撃!

○自分の一番好きなセリフお願いします!
「少しは感謝しなさいよ(津軽弁)。」

○好きなシーンは?
「最後のシーンかな。玄吾と長治のとこいいよね。」

○今回苦労したとこはどこですか?
「津軽弁も大変だったけど、人を慮る気持ちが、いいとこでもあり悪いとこでもあって、表現する塩梅が難しくもありやり甲斐があったな。
すごく繊細だからこそ、ストレートに当てない感じとかね。」

○台湾きて何か変わった?
「両サイドから見られてる緊張感がね、表現の世界が四方八方に広がっていて、楽しいね。
そして、年々ゴツプロ!さん待ってました!みたいな空気を感じるので、ほんと有り難いし、嬉しいよね!」

○残り5ステージに向かう気持ちを教えてください!
「稽古して、東京、大阪やってきて、あとはこれまでやってきた集大成というか、さらに超えていく1ステージ1ステージを大事にしていきたいね。
今回のお芝居はほんと飽きることがないから最後まで追求したい!」

[続いて後半戦二日目 2/28 劇場の外にて]
メンバーの佐藤正和を直撃です!

○後半戦残り4ステージとなりました。どうですか?
「とてもいいよね。盛り上がってるしね!」

○もっと話してもらっていいですか(笑)アビさん休演日に高雄行ったんですよね?どうでした?
「よかったですよ。1人になれて(笑)時折1人にならないとね。
僕こう見えて団体行動苦手なんで。」

○あ、アビさんが世界で一番気に入っていたハンバーガー屋さんがなくなってましたね。
「そう!!!それは本当にショック(泣)
なんでだよ!って感じ。誰も知らないでしょ?!台湾でハンバーガーがうまいなんて。」

○お芝居は?台湾きて変わりました?
「みんなやっぱり深くなっていくよね。自分のパートも、稽古で演出が変わったから、それによって色んなとこが変わるよね。
だからね、これを日本で見て、台湾でも違うバージョンを見たがってくれてた人たちが来れなくなってしまったのが、とても残念ですね。」

○また台湾来たいですよね!
「来たいね。台湾のお客さんも楽しみにしてくれている感じが伝わるので、とても素敵なことだよね。」

○残り4ステージ!どうですか?
「今まで通り、いつもいつも一生懸命にやるだけですね!」

続いては、客演で今回最年少の関口アナン君!

○10日経ったね。去年見て、いざ台湾の舞台に立ってどう?
「素晴らしい!の一言ですね。
お客さんがとてもあたたかく迎え入れてくれて、話には聞いていたけど、鳴り止まないカーテンコールが本当に素敵で、大好きです。」

○日本と台湾、色々と近いよね。本当みんなあたたかいし。
「ですね。気温も暖かいし、日本帰るのが億劫です。一番いい季節に来れてますよね。
ラッキーなことに晴れ続きだし、精神的にもすごく良くて、一日二公演も全然疲れないですね。」

○食べ物はどうですか?
「浜谷先輩とかは、『これも八角だから嫌だ!』とか、『これも八角の匂いすがする!』とか言ってるけど、僕は全然平気です。あ、臭豆腐だけは無理です(笑)
一番好きなのはジーロー飯です!!」

○舞台以外は充実してる?
「そうですね!夜市行ったり、いろんなとこ歩き回って楽しませてもらってます。」

○今回の経験が日本でも活かせられたらいいよね。ここからの意気込みを最後に。
「一つ一つ噛み締めて、今は状況が状況なだけに奇跡的にこうして舞台ができていることに感謝して最後まで楽しみたいと思います。」

続いてこれまた客演の内谷正文さんを突撃!

○台湾どうですか?
「最高だね。お客様の熱量がね。ここまで拍手が鳴り止まないって初めての体験です。
一人芝居は世界でやってきたけど、日系の方が多かったから、今回は八割以上台湾の方で、また新しい感覚だね。文化や生活の違いも感じるし。
これだけ受け入れてもらえてるっていうのは、やはりゴツプロ!の3年間の積み重ねだと思いますね。」

○色々と台北公演のことを耳にしていたと思いますが、実際体感してどうですか?
「いやーこれは素晴らしいよね。本当の意味での文化交流。
休演日に行った合唱団の方とのセッションも嬉しくて、感極まって大声で唄ったら危うく声潰すとこだったよ(笑)」

○台湾の方々の親日な感じをすごく感じますよね。
「そうだよね。これってすごいことだね。
そして、劇場さんの対応が素晴らしくて、これはまさに一流だなって感じています。」

○また台湾来たいですか?
「いやー来たいね。来年は一人芝居で、ゴツプロ!と同じ時期に(笑)」

○初のゴツプロ!どうでしたか?
「思っていた以上に楽しめたし、みんなと表現者としての仲が深まったことが何より嬉しいね。
これからもよろしくお願いします!」

メンバーの渡邊聡を突撃!

○聡さんは自分と相部屋ですが大丈夫ですか?(笑)
「今年も楽しくていいですね。ストレスもないですよ。
窓が開かないって思ってたんですが、今日12日目にして初めて開け方がわかりました(笑)」

○三年目の台湾どうですか?
「いやー有り難いね。昨今の状況下でたくさんのお客様にご来場頂いて、毎回鳴り止まない拍手を頂き、ああ…伝わっているんだなって感じています。」

○昨日から台湾スタッフにバトンタッチしましたが、完璧でしたね。
「すごいよね。我々がやりたいことを察知してくれて先に先にやってくれるってすごいと思う。
きっかけなんて、言葉がわからないとすごく難しいと思うけど、前半戦で日本人スタッフから必死に盗んで学んで、すごいね。ずっと我々がやりたかったことができてきてるよね。」

○いよいよ残り4ステージですけど…
「まだね、いきたいね。いきたいとこたくさんあるね。まだ伸びしろあるよね。
今回すごく入口で迷ったけど、少しずつ楽になり、東京と大阪で培って、台湾来てまた変化していって、まだまだえぐっていってバンって開きたいと思っています!」

[千秋楽前日の2/29 これまた劇場の外にて]
まずは客演の石川よしひろさんに突撃!

○いよいよあと3回です。25ステージやりましよ。お芝居でこのステージ数、なかなかないんじゃないですか?
「ないですよ。初めてですよ。」

○ライブだと最高何回くらいですか?
「30回くらいかな。」

○ぶっちゃけ飽きないですか?
「正直な話ですか?(笑)正直、中だるみはちょっとありますね。
なので、曲とか変えたりしますね。」

○芝居も慣れってあるじゃないですか?だからアプローチ変えたりしますもんね。
「あ、それは音楽も芝居も似てますね。
僕は普段、お芝居そんなにしてないのにこんなロングでやらせてもらって…
あと3回と思うと寂しいですね。」

○台湾どうですか?
「ノスタルジックで昭和の日本の匂いが残ってますよね。
パフォーマンスとしても、レコーディングで海外はあったけど、人前でやるのは初めてで、あんな熱く迎えてくれることがあるんだなって思いました。
台湾初日に最後の暗転のとき、初めて『電気つくな!』って思いました。あまりの感動に。
やっぱり反応も素直でいいよね。感情を押し殺してない感じで。
今回台湾来てやらせてもらって、自分ももっと素直に表現しようと思いました!いろんなことを。」

○今回こうして、ほぼ3ヶ月ご一緒させてもらって本当に楽しかったです。
「いや、ほんと楽しかったな。今後も楽曲でもなんでも自分に協力できることがあればぜひやらせてもらいたいと思っています。
ゴツプロ!すごくいい集まりだなって。
今回の公演はほんとすごく音楽にも影響してくれると思う。
今の想い、今使っている言葉をシンプルにやればいいんだって強く思いました。」

○残り3ステージ、意気込みをお願いします。
「よりこのまま。気負わずやります!」

続いては、音楽部 尺八の小湊昭尚さんを突撃!

○初ゴツプロ!どうですか?
「民謡を扱った舞台って初めての経験でとても貴重な体験ができました。ありがとうございました。
めちゃくちゃ楽しくもあり、毎回緊張もして、そして毎回涙を堪えるのが大変です。」

○台湾の反応すごいですよね?
「そうですね。やっぱり海外の反応ってすごいし、その中でも台湾はすごいですね。
日本でも外国人がやるライブとかだと反応がいいんですよ。だから他国の文化って受け入れやすいのかも知れないですね。」

○今回、お芝居でがっつり演奏されるのは初めてなんですよね?どうですか?
「毎回違いますからね。狙い過ぎてもダメだし。
事前に豊(三味線、小山豊氏)と何度も打ち合わせして作ってきたので不安はないんですけど、その時のアプローチが本当に正解なのか?もっと演者さんの背中を押せないかな?とか考えながら、楽しみながらやらせてもらってます。」

○今回ほんとご縁ですよね!スケジュール的にもこんなにハマるなんて。
「三年前くらいに豊と話していて、お互いじいちゃんの世代から民謡やっている家に生まれて、お互い家元で、これからはしっかり民謡を残していかなきゃねって話してて、いつか一緒に何かやれればって。
そんなこともあり去年から民謡のアルバムを制作していて、その時期に今回のお話をもらったのでほんとご縁を感じます。
海外の方にももちろん、日本の方にも民謡っていいもんなんだって思ってもらえる舞台なので、DVDも制作されてるって聞いたので、見てない方はぜひDVDでも見て欲しいです。」

○宣伝ありがとうございます(笑)…台湾でも民謡とお芝居!伝わっていますよね。
「そうですよね。笑えるとこは同じ感覚で笑ってくれて、感動するとこも深く感動してくれて、なんなんでしょうね。
やはりスタッフさんの気遣いや、字幕、それぞれの皆さんの頑張りで、演者とスタッフさんとの連携がうまくいってるからこれだけの大きな反応になるんだと思います。」

○僕ら勝手に、小湊さんとゴツプロ!一生のお付き合いだと思っておるのですが…
「もちろんです!」

○それで大丈夫ですか?
「あ、これ証拠的な(笑)」

○はい。証拠です。
「もちろんですよ!!」

○やった。

[3/1 千秋楽終わってすぐの劇場にて]
遂に終焉!熱気冷めやらぬうちに突撃レポート!
主演 44北川!

○終わりましたね。稽古場では全然話してくれなかったので今度は話してください。率直な感想は?
「本当になんだろう?えっと、えっと…いやー、なんとかなんとか終わってくれてね。
もう解禁ですけど、台湾の最終稽古で肉離れやっちゃってね。もう終わったと思いましたよ。
だってね、迷惑かけないように酒もタバコもやめていたのに、最後にね(泣)
でもどうにか、足もなんとか普通に歩けるようになって、喉も最後まで持って、今は「安心」の一言。」

○社会情勢も大変なことになってしまって…
「ね。こんな状況で千秋楽を無事に迎えられたのは奇跡でしかない。」

○そしてゴツプロ!での初主演!どうでした?
「やっぱり今までとは違ったね。もちろん喉も飛ばせないし、気持ち的なものもね。
見えない重責もあったんだろうな。すごいプレッシャーだった。」

○何が一番大変でした?
「やっぱり気持ちだね。ずっと続けていく!あとは体調管理も含めて、ほんと難しかったな。
でも、次の5年10年に続く一本になったと思います。ありがとうございました。」

最後にゴツプロ!主宰 塚原大助を突撃!

○終わりました。どうでしたか?
「疲れました(笑)
でも、ほんとよくやりきったなと思います。
そして、運にも味方してもらったなと。少しでも時期がずれていたら、また状況は変わっただろうし。
よくぞここまで、この状況でやり切れたなと、いろんな人に感謝しています。
そして台湾はすごかった。
やっぱり芝居も深まって、気づかなかったことに気づけて、毎年台湾で完結するね。
音楽部も毎日楽しんでくれて、新しいものがどんどん生まれてすごかったな。」

○三年目で、台湾のお客様も増えたよね。
「そうね。当初の目標は三年目で達成できたかなって。
そして、感動を直接伝えてくれて、広がっていってるのを肌で感じ、ものすごく可能性を感じるね。」

○しかし今回も色々あったね。大助も背中痛めたしね。
「ほんとね。だから日本帰ったら来年までに体を作り直す。痛まないしなやかな体にね。」

○終わってなんか変わった?次が見えた?とか…
「自分的に今回かなり葛藤もあって、自分がこんな風になるんだ!とか、いろんな感情が渦巻いた3ヶ月だったから、そういった意味では深いところまで感じられたとは思うけど、
うーん、まだ整理はついてないかな。」

○役もしんどい役だったよね。
「途中リンクしすぎて、もうどっちがどっちか自分でもわからなくなっちゃって…。」

○兎にも角にも無事終わってよかったね。
「ほんとそう。今日も満員御礼でこうして千秋楽を迎えられて、台湾のスタッフにも感謝でしかないね。
できる限り続けていきたいと思うし、そのために頑張らなきゃと思う。」

○今回、来たくても来れなかった日本のお客様もいました。いつも応援してくれているみなさんに一言。
「今回こういう状況の中で、演劇ができないってことがね、カーテンコールでもいつも言わせてもらっていたけど、芝居がないと生きていけないんだよね!豊たちだったら音楽ができない人生なんて考えられないわけだし。
そのために、それも含めて自分たちでしっかり空間を作っていく、国を含めて。
そんなことをすごく実感した。
台湾は、国も諸々な機関もしっかりしていて、学ぶことも多くて。
だから一人一人がもっとしっかりしないとなって。
文句ばっかり言わず自分たちがやる環境をしっかり自分たちで作る。
そしてお客様に提供する。
そんなことを強く想う公演でした。
本当に皆様、ありがとうございました!」

こうして怒涛の3ヶ月がここに閉幕したわけです。

ちょっとだけ自分の写真も(笑)こんな感じでリポートしてました。
みなさん、お疲れの所ご協力誠にありがとうございました。

みんなの気持ちを聞けて楽しかったし、こんなことを思っていたんだとか新たな発見もあってとても貴重な時間でした。

自分的にも台北公演は本当に奇跡のような、とてもとても貴重な公演になったし、きっと一生忘れることができない時間になりました!

日本と台湾との狭間がなかったら…
奇しくもこんな環境下でなかったら…
何としてもやり遂げるというみんなの強い想いがなかったら…
そして、みなさんの応援がなかったら…

この奇跡的な台北公演にはならなかったかも知れない?!

今はただただ感謝。
この想い忘れず、いつかまたみなさんと元気に会えると信じて…

いつもありがとうございます!

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

3月号 『突撃レポート!台湾編』

【突撃レポート!台湾編】

みなさんこんにちは。
世間はウイルス問題の終息も未だ見えず混沌としていますね。
スポーツの無観客試合や相次ぐライブやイベントの中止。
そして遂には高校野球、春の選抜も中止に(泣)
高校球児だった自分は本当に胸が苦しくなります。
甲子園に行くために球児たちがどれほど努力を重ねてきたか!
たくさんのことを我慢して野球に費やしてきたか!
やっと決めた甲子園なのに…ニュースで見て涙がとまりませんでした。
ある学校の監督が生徒たちに中止を伝える場面で、
「誰も悪くない。悔しいけど、切り替えて夏を目指そう!」この言葉がグサリと胸に刺さりました。

外に行くことがまるで悪いことのような風潮に閉塞感を感じる今日この頃。
いつになれば…
一日も早い終息を願うばかりです。

そんな中ゴツプロ!は、3月1日に第五回公演『狭間の轍』を台湾は台北の地にて無事閉幕することができました。
これもひとえに関係者の皆様、ご来場頂いた皆々様のお陰です。
心より御礼申し上げます。

東京、大阪、台北と駆け抜けた2ヶ月28ステージ!
その最後となった台北公演。
訪台する直前からコロナウイルスが猛威を振るい、我々も実際に台湾に行けるのか?
公演を行えるのか?
不安な日々でした。
実際台湾に渡ってからも、日本から届く悲しいニュースの数々。
台湾でもイベントの中止が続出。
そんな中で我々ゴツプロ!が公演を最後までできたのは、徹底したスタッフの配慮でした。
安心して観られる環境作り。そして安全に公演ができるための惜しまない気配り。
まず、僕らキャスト、スタッフともに小屋入りする時に検温をし、手の消毒が徹底されました。
それを台湾スタッフが毎日紙に記入し、日々の体温の変化などもチェック。
本番前には客席を全て消毒液で吹き上げる。
できるだけの換気。
お客様の来場時も、全てのお客様の検温(熱がある方の入場はご遠慮頂く。)手の消毒。
マスク着用のお願い。
そして終演後、お客様がご退場された後にもう一度客席の消毒。
これを毎日、毎日、やってくれました。
一日2ステージの場合はもちろん、これが×2です。
できる限りの、思いつく限りのことを公演のため、お客様のためにやってくれた台湾スタッフの皆様には心から感謝しております。
もちろんこれだけで万全か?と問われると手放しに、はい!とは言えませんが、訪台して驚いたことがいくつもありました。
まず、日中25度以上の台湾でマスク着用率が驚くほど高いこと。
(帰国して日本でのマスク着用率の低さに逆にびっくりしたほど。マスクが手に入らないというのも大きな要因かもしれませんが。)
さらに、ホテルやレストランでも入り口で検温、消毒が徹底されています。
観光地などはマスクを持ってない人は入場できませんし、必ず入り口にサーモグラフィーが置いてあり、厳しいチェックを行っています。
正直、台湾と日本の対応の差をまざまざと感じました。

こういう日々の一つ一つが、強いては大きなことに繋がる気がします。
それが、演劇だったり、ライブだったり、イベントだったり、はたまた外食だったり…
個人、個人が危機感を持ち動く。
そうすることで、今よりは安心して外出でき、この閉塞感が少しは緩和するような気がします。
今公演を通して台湾の色んな対応に学ぶことが多々ありました。

今回の公演、我々にとって一生忘れられない公演となりました。
また、こうして無事に予定通りの日程で全ステージを終えられたことは奇跡だと思っています。

そして、そんな環境の中でも、今年も台湾は熱かった。
この熱気はなんだろうね。
台北公演今年三年目!
それぞれの想いも気になるとこではありますし、前回1月号の突撃取材が思いのほか好評でしたので、台湾でもやっちゃいました!

【突撃レポート!台湾編】

今回も私 泉知束がレポートしました。
日程もバラバラ、取材地もバラバラ。さて、どんな想いが聞けたのか?
1月号と読み比べてみても面白いかも。
では早速いってみましょう!!

(写真は取材時とは別に撮影しています。)

[2/26 ホテル 山野海部屋にて]
いきなり作家 竹田新さん、そして演出山野海さんを突撃!
海さんは今回残念なことに仕事があり前半戦で帰国となりました。

○三年目にして初めて途中帰国となりましたね。
「残念です。すごく残念です。
東京も大阪も全部いいけど、台湾きてどんどんみんながコツンと芝居が落ちてきて、よくなってくるから、台湾での千穐楽を見るのが一つの楽しみだからね。見られないのが本当に残念。」

○今年の台湾はどうでした?
「毎年お客さんが熱いし、今年初めてのアナンとかがすごく感動していて、それをみてるとやっぱりよかったなと思うし、お客さんと一緒になれる感覚って素晴らしいなって思ってます。」

○お芝居自体はどう変わった?
「大きくは変わらないけど、どんどんいらない間もなくなって、気持ちを作るっていうより、ただそこにいるだけの人になっていく!台湾っていうより、やはり長く公演できるってことは素晴らしいことだって毎年思います。」

○狭間の轍を生み落として、それが立体化した時に予想を超えたとこってありますか?
「たくさんあるけど、今回は豊(津軽三味線 小山豊氏)たちと一緒にやろうと決めていたから、自分の気持ちを吐露するとこや余計なセリフを敢えて書いてなくて、そんなことやったことないから分からなかったけど、いい科学反応が起きて、想像してなかった磯の匂いがしてきたり、カモメ島が見えたり、波の荒さとかの情景が浮かんできたりして、いい意味で映像っぽい感じがしたかな。」

○これって海さんが作、演出を一緒にやっているからこそでもありますよね?
「そうだね。今回は音が心情を表現していて、嬉しいことも、悲しいことも音が奏でていて、これってこれまでもあったのかもしれないけど、自分的には新しいことをやってる感覚はあったね!」

○次回もすぐやってきますけど(笑)次回作に向けて!
「実は書き始めていまして、去年から。もうね、追いかけ回されてますよ(笑)
以前はね、後ろから追いかけてきてたんだけど、今は追い抜かれちゃって前にいるのよ。
もう大変(笑)
あ、ちょっと一つ言っていい!どうしても言いたい(笑)
今回の作品で一番好きなところね。『ちんころ音頭』で、男たちがバカみたいに笑って楽しそうにしているのがものすごく好きでした!!」

○俺出てないけどそのシーン(笑)

続いてたまたま部屋に居合わせた音楽部より、小山会三代目 小山豊氏に突撃!!

○台湾どうですか?
「毎年変わらずストレートでダイレクトに返ってきていいですね!」

○台湾きて色々変わりましたよね?
「そうですね。弾いてる居場所が違うので、違うお芝居!までは言わないけど、それに近い感じがしてます。演じている役者さんがこんな顔してたとか、日本で見れなかったものが見えてくるので。」

○それによって変わりますか?
「もちろん変わります。
ラストの朝一さんのシーンとか、まるっきり見えてなかったので、ものすごく変わりましたね。」

○東京は二階で台湾きて下になりましたけど、その辺りどうですか?
「上の方が緊張しますね。上の方はマジで毎回緊張してました。」

○M0(オープニング曲)からの入りって日本と台湾は違う?
「それはあんまり感じなかったけど、静寂みたいなとこでいうと、日本の方が純粋に寒いってのもあって、みんなが寝てるシーンで「江差追分」弾くシーンはすごく好きでした。
ツーンって冷たい空気が心地よくて。
あ、ちなみに暗転では変顔してました。緊張の息抜きに(笑)」

○今回は始まる前からがっつり入ってもらいましがその辺りどうでした?
「いやー、今回はすごかったですね。
今回、漁をするシーンも唄だけだし、戦もないし、その辺省いていて、そこを自分が出す音で、大きな波に変わる日もあれば、凪いでる日もあって、それを表現できる贅沢はほんと有り難かった。
自分の中では全体通して一曲の民謡になっている気がして、すごく気持ちよかったです。
見た人みんな感想が違って、民謡の話、戦の話、漁師の話、見る人の感覚で全然違うものになっている。
この余白がすごい作品になったと思います。
さっき別の取材で聞いたんですけど、こっちの演劇は自分の感情をセリフにすることが多いらしく、それだけでも『狭間の轍』は新鮮だったと。」

(山野海)「なんか、今回は言えない感情を音楽が表現してて、音楽で表現できないものが役者にあって、役者に現せないものが照明にあって、これが全部丸くなって総合芸術になっていく気がした。」

○今回、伊藤多喜雄さんはやはりキーマンですよね?
「間違いないですね。多喜雄さんのお陰です。
多喜雄さんが「うまく唄うな!」ってよく言うじゃないですか?それがだんだんみなさん出てきたって思いました。」

○いやー、民謡って深いですね。締めとしたらあれですけど、今後ともよろしくお願いします。
「あーはい。よろしくお願いします(笑)」

続いて台湾から参加して頂いた、小山会青年部の小山清雄氏。

○今回2回目のゴツプロ!どうですか?三の糸に続いて。
他の舞台もたくさんやっている思うけど、ゴツプロ!って他と違うとこありますか?
「僕らか見て思うのは演奏者と演者さんがここまで密にやっているとこは他にないなって。」

○海外公演はどうですか?三味線だけだと海外経験もあると思うけど…
「そうですね!ありますね!」
(小山豊)「あのさ、こういうのって必要なことだけ喋ればいいわけじゃないからね。(一同笑い)」

○台湾は初?どうです?
「気温も人もあたたかいし、飯もうまいし…」

○なかなかないでしょ?あのカーテンコールとか。
「そうですね。なかなかないですね。」

○ちょっとさ、いいこととか喋ってもらっていい(笑)
(山野海)「この受け答えはハンサムな2枚目俳優の受け答えだからね!」

○日本では見ているだけだったけど、その時はどうでした?
「豊さんと小湊さん(尺八)で出来上がっていて、入る余地がないというか、出来上がったものに入るんだなって。」
(小山豊)「でもすごい勇気で、2回くらい前にすんごいアドリブを差し込んできて、僕だったらこうしますよ!みたいなアピールをしてきたんですよ。結果…全部いらなかったけど(笑)」
(山野海)「でも、いらなかったとしても豊的に嬉しくない?」
(小山豊)「いやーめちゃくちゃ嬉しかったですよ。」
(山野海)「芝居も同じだもんね。出したところからは引き算だけど、ないところは足せないからね。」

○東京、大阪もやりたかったですか?
「それは正直ありますね。日々変わってきているので、これがもっと長かったら更に面白かっただろうなと思います。」

(ここで、小山豊氏、山野、ガヤのフリートークが始まる(笑))

○清雄インタビューなのに全然喋ってないから!!!!喋って。
「はい。豊さんも小湊さんもすごく繊細なので、こんなに表現方法があるのかって、毎回勉強になります。」

(そして、色々雑談あって…)

○今後もよろしくお願いします(笑)
「よろしくお願いします!」

○44北川くらい喋らないな(笑)

この日は休演日でして、お昼の自由な時間だった為、突撃レポートというより座談会に突入(笑)
たくさんいい話を聞けました。
ってことで、このあたりですごく長くなってしまい(汗)、今回は前編ということで、来月役者中心の後編をお届けしたいと思います。
ね、来月も読みたくなるでしょ?(笑)

兎にも角にも…唐突だけど。

みんなの気持ちが一つになってなかったら…
絶対やれる!って信じてなかったら…
時期が少しでもずれていたら…
台湾スタッフの頑張りがなかったら…
そして、みなさんの応援がなかったら…

『狭間の轍』はここに完結できてなかったかも知れない?!

今はただただ…ありがとう!!

来月はこの続き!お楽しみに。

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

2月号 『旅の途中2020!』

【旅の途中2020!】

みなさんこんにちは。
巷ではウィルス騒ぎで持ちきりですがお元気ですか?
ゴツプロ!は元気に稽古して、いよいよ台北公演と向かいます。
そして、この『月刊ゴツプロ!』今回で丸3年。第36回目です。
早いですね。
3年あっという間。
いろんなことがありましたが、こうして続けていられるのも皆様のお陰です。
いつもありがとうございます!

そして、第五回公演『狭間の轍』東京、大阪、全19ステージを恙無く終了することができました。
日本国内でのステージは無事閉幕です。
これもひとえにご来場くださった皆様のお蔭でございます。
心より御礼申し上げます。
また、今公演に多大なる応援、ご支援、ご協力を頂きました全ての皆様に心より感謝しております。
誠にありがとうございました。

我々俳優陣が板の上に立っていられるのも、応援してくださる皆様あってです。
これだけは忘れず、これからも精進していきたいと強く思っております。

いやー、しかし始まってしまったら終わるのは一瞬。
怒涛の日々を過ごしました。
いや、過ごしております(現在進行中。)
稽古中にも、いろいろな場所で民謡を唄わせて頂き、本番前にも、
下北沢は下北路線街「空き地」にて『北海道江差町PRイベント』に出演させてもらいました。

二日に渡り出演させてもらったのですが、なんと初日は東京初雪。

雪の中での津軽三味線演奏。
そして「ソーラン節」。
ここが下北だということを忘れるような瞬間。
まさに神がかり的な時間でした。

『狭間の轍』では、江差町の皆様に多大なるご協力を頂きました。

みなさん、口を揃えて「東京の土地で『江差』を連呼する舞台を作ってくれてありがとうございます。」
と、仰って頂きました。
僕らがどれだけ観光のPRができるかというと本当に微々たるものです。
それでも、僕らの気持ちが嬉しいと色々な応援をして下さった皆様に感謝しかありません。

今回の舞台『狭間の轍』は、作品と地域【下北沢×北海道江差町】のみなさんとの深い交流ができたことが、
これまでになかった新しい一つであり、ものすごく大きな財産だと思います。

たくさんの皆様の想いを頂き、幕が開いた本多劇場公演!初日。1月24日!
仕込みからワクワクが止まらない。

何にもない舞台に、素敵なセットが組まれ、綺麗な明かりが入り、重厚な音が後押しする。
三位一体の総合芸術。
劇場に入って初めて見えてくる全体像。高揚感。うねり。
また『本多劇場』に帰ってきたんだ。帰ってこれたんだ!!!

いざ初日。
やっぱり初日が一番緊張する。
この作品をお客様がどう感じるのか?受け入れられるのか?
ふたが開くまではわからない。
不思議とお客様にも初日の緊張感は伝わるもので、劇場は独特な雰囲気を醸し出す。
始まったらノンストップ!ラストまで駆け抜けるのみ!!

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気づくとカーテンコール!
そこには最高の拍手があった。
その瞬間は『感動』以外のなにものでもない!
『狭間の轍』が初めて完成した一つの瞬間。
お客様と一緒に2時間を共有して出来た、ここだけしかないモノ。
やっぱり演劇は演劇にしかない魅力があると思う。
心の共鳴があると思う。
それだけを信じている!!

(初日打ち上げの模様)
この写真を見てもわかるように最高の初日でした。

そして26日のアフタートークイベントでは、江差町長 照井誉之助様にご登壇頂きました。

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演劇界で町長さんゲストのトークショーってあんまりないな、きっと。
すごく貴重な体験でした。
その後、我らが民謡の師匠『伊藤多喜雄』氏によるトークショーからのミニライブ、さらには「ソーラン節」を一緒に大熱唱!

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こんなことある??
なんとも贅沢なことです。
千穐楽後のトークイベントにも多喜雄さんにご出演して頂きました。
ここでは、津軽三味線小山会三代目 小山豊氏たっての希望で『貝殻節』を熱唱頂き、
さらにはなんと全くのサプライズ!!!
『相撲甚句 当地興行』をアカペラで唄ってくださったのです。
この唄はご当地ご当地の巡業が終わる時にお礼と、
今後もご贔屓にお願いします!と、いう想いを込めて唄う一曲。
この唄を多喜雄さんが我々ゴツプロ!のために唄って下さいました。
せっかくなので、歌詞をここで!

「下北沢の本多劇場でよ 本日限りよ
勧進元や 世話人衆 御見物なる皆様よ
いろいろお世話に なりました
お名残惜しゅうは 候えど
今日でお別れ せにゃならぬ
我々発ったる その後も
お家繁盛 町繁盛
コロナウイルスにかからぬよう
陰からお祈りいたします
これから我々ゴツプロ!一行は
大阪、台湾と巡業して
晴れの舞台へと出世する
またのご縁があったなら
再び東京へ 戻ります
その時 これに勝りし ご贔屓を
どうかひとえにヨーホホホイ
ハァーゴツプロ!願いますヨー」

全員号泣でした(笑)
だって、だってさ…嬉しいじゃない。
多喜雄さんが「我々ゴツプロ!」って言ってるんだもん。
最高の宝物を頂きました!
ありがとうございました!

さらに我々が三年前から活動している台湾との演劇文化交流。

いつも我々が台北公演でお世話になっている劇団「VM theatre company」主宰のクリスと、
台湾では知らない人がいないほど有名なコメディスターで、司会から俳優業、
映画監督までこなしてしまうマルチタレントのポン・チャチャさんが来日。
アフタートークにて、ご挨拶頂きました。

たくさんの人と出逢って交流して、深くなって、知って、わかって、話して、また広がってゆく。

今回もゴツプロ!らしい公演になってきました!!

今年も本多劇場ありがとうございました。

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神棚に手を合わせ。

空の舞台で集中して…

袖の控えで緊張して(笑)

舞台へと駆けてゆく!!

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毎度死ぬほど緊張して、変な汗かいて、自分と戦って、舞台へと駆けてゆく。
そこはあたたかい光とお客様の眼差しと、高揚感。
皆様と作り上げるこの時間はきっと最高の贈り物。

今年も本多じゃなかったら…
このメンバーじゃなかったら…
皆様に見てもらえなかったら…
気持ちいっちょでやってなかったら…

こんなご褒美はもらえなかったかも知れない?!

そして我々は大阪へ!
その話はまた今度。

さ、いよいよ『狭間の轍』最終地、台北公演。
果たしてどんなドラマが待っているのか?!

神のみぞ知る!

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

1月号 『稽古場、突撃レポート!』

【稽古場、突撃レポート!】

2020年明けましたね。
遅ればせながら、おめでとうございます。

今年もゴツプロ!並びに『月刊ゴツプロ!』を何卒よろしくお願いいたします。
今年はね、本番がいつもより遅めのスタートですから、本番前に一月号を書いておりますよ。
お休みも大晦日から明けて三が日もあったので例年よりは少し正月気分を味わえました。

稽古は四日よりスタート。
まずは稽古場に本番に近いセットを立て込みました。
毎年恒例の初詣もみんなで行きましたよ。

【狭間の轍】の成功をみんなで祈願してきました。
さらに新年会を開き、スタッフさん音楽部も集まり、稽古場2度目の『ゴツ鍋!』開催。

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鍋を囲み杯を交わし、語らい、チームワークもバッチリです。
稽古は順調に進んでおりますよ。
そんな今日は、初の試みとして、稽古場インタビュー形式でお送りしたいと思います。
3回目の通し(音楽部初入り)後、ワタクシ泉知束がそれぞれを突撃取材しました。

まずは、ゴツメンバーのかなやす慶行から!

○今回どんな役ですか?
「番頭です。集団の中でナンバー2なんですけど、今までゴツプロ!ではやったことのないポジションです。」

○どうですか?やったことのない役は!
「なかなか楽しいですよ。」

○難しいとこは?
「方言かな。アドリブもできないし、音に引っ張られて、感情となかなかマッチしてこない。」

○毎回いろんな壁がありますよね。今回は民謡もありますし!
「そうね、それがゴツプロ!だね。毎回新たな境地に挑戦する。今回、今までやってきてないゴツプロ!らしさが生まれてる気がするのでご期待ください。」

続いて、渡邊聡さん!

○今回どうですか?
「いやー苦戦してますね。まだ全然わからない。」

○今回5回目ですが。これまでと違う感じあります?
「今回ゴツメンバーが全然違う役所な気がする。いい意味でまた新たな提示ができるかなって。」

○あと二週間どの辺やっていきますか?
「もちろん漁師になって仲間との絆深めて、あとは津軽弁かな。全然違う!って本場の方に言われないように頑張る。」

○あとは身長を伸ばすくらいですかね。
「そこはいいじゃねえか(笑)」

続いて客演の関口アナンくんを突撃!

○海外公演に行くことはなんか感じてる?
「去年の台湾公演をお客として見に行って、日本の演劇を見ている台湾のお客様がずっーと拍手をしていたのが印象的過ぎて、その音を中から浴びれると思うと、今から震えますね。」

○初めてのゴツプロ!稽古はどう?
「男の人しか出てないので重厚感が半端なくて、それは脚本からもすごく感じてます。稽古は初めてなので進み具合が順調とかわからないけど、ペースは早いですね。」

○アナン、最年少じゃない。ゴツプロ!最年少の俺ともひとまわり違うからね、その辺どう?
「ラッキーの方が大きいかな(笑)自分にしかできないポジションがあるし、今の歳でしか感じられない感覚もある。とにかく楽しんでます。」

続いてこれまた客演の石川よしひろさん!

○舞台はいつ以来ですか?
「三年ぶり。」

○三年ぶりの舞台はどうですか?
「いや、楽しいですけど、ペース早いですね。初めての経験です。日に日に台本がみなさんの手から離れていく(汗)。ここ最近、寝たことないくらいの時間寝ています。自分でもびっくりするくらい寝ています。みなさんのお陰で(笑)」

○ここを見て欲しいってところ教えてください!
「全てですけど、後半になっていくにつれ、人間の心の機微が研ぎ澄まされていく、舞台上にいて自分がやばいくらいきてしまうので、そこにいくまでのオープニングからの流れをしっかり追いかけて欲しいです。」

さらに客演の内谷正文さん。

○初ゴツプロはどうですか?
「スピードが早い。」

○よしひろさんと同じこと言ってますよ(笑)内谷さんゴツプロ!に合ってる気がしますが…
「本当に?え?見た目だけじゃない?ま、俺が一番ゴツプロ!かなと。」

○ここを見て欲しいってところ教えてください。
「明治の漁師の生き様。天国も地獄も見てきた男たちの生き様を。
そしてやはり民謡ですね。
今回ほんといい作品になると思う。本番が楽しみです。」

メンバーから佐藤正和!

○今回いつもと違う役ですよね。
「そうですね。まだなんというか中身が見えないですけど。」

○でも楽しいんじゃないですか?
「いやいや楽しくはないですよ。いつも辛いですよ。楽しそうにやってるように見えるでしょ?そう見えてないといけない役所だからね。」

○今回5回目の記念公演ですが…
「そうだね、言われてみればね、5回目まできたね。なんだかんだ言って。でも今回が一番稽古楽しいかも。いろんな意味で。だからこそ、これからみんなでさらに良い作品にしたいな。」

メンバーの濱谷康幸!

○ゴツプロ!文芸部として今回の作品どうですか?
「今までのゴツプロ!作品で一番男っぽい気がするね。」

○戦、明治って時代感を出すのって難しいですよね。
「そうね。でも漁師っていうのはゴツプロ!にとても合ってる気がする。」

○今回気をつけているところはありますか?
「自分の役が周りの人に影響を与える役だから、これまでとは逆かなって。これまではみんなのお芝居からもらって影響されていく役が多かったから、そこが一番違うので、今日の通しやって、そのあたりをひしひしと感じたので、その辺りも踏まえて、これからの稽古に取り組みたいと思います。」

次は、第三回公演【三の糸】からお世話になっております。津軽三味線小山会三代目 小山豊氏!

○ゴツプロ!に関わって頂いて三作品目ですが…
「そうですね。自分自身すごく変わってる気がしますね。関わり方や想いも含めて、より深くなってます。」

○今回は特にいろんなご縁がありますよね、民謡も含め。
「今やるべきことだったのですごくご縁を感じるし、これが日本の民謡界にとっても有意義なことになればなって思います。」

○今回の意気込みを聞いていいですか?
「あんまり深酒しないようにね、、、出ずっぱりですからね。下の方もね(笑)」

○我々は今回もご一緒できてとても心強いですよ。
「ありがとうございます。異常に楽しいです。芝居の間に音を入れていくとか、セリフの心情に合わせていくとか。」

○今日は初の音入れでしたが、どうでした?また、ここ違うなとかありました?
「やっぱり楽しいですよ。また変わっていくだろうし。違うとこは、たくさんありますね、毎回ありますよ。その場の空気はその場しかないので、やっぱりこっちの方が良かったかなとか…
でも集中しているとそれすら感じない瞬間もあって、いやー面白いです。これからが益々楽しみです。よろしくお願いします!」

さ、この辺りで今回主役の44北川さんに突撃!

○3回目の通し終わりましたが…
「今は待ってください(苦笑い)」

○今回主役ですけど…
「もうちょっと時間ください(苦笑い)」

○今までとは違うとこを教えてください。
「いやもう頑張ります。」

○もう少し長めに話してもらっていいですか?
「…。」

○みじかっ。。。

気を取り直して、作家 竹田新さん!そして演出の山野海さんへ!

○今までにない部分ってあります?
「音楽部が生で入るってことは素晴らしいね。そこの瞬間に合わせて音を入れるなんて贅沢で、羨ましいよ。嫉妬でしかない(笑)。その時の息があって、芝居と音楽が融合した瞬間は最高。だからすごいものになる自信はあるね。」

○今回の脚本って今までとは違いますか?
「一番硬派で、一番男を描いてるなって、何回か通し見て思ってます。漁師っていう特殊な職業って、男の人がどこか憧れる職業だと思う。舞台上のリアルをすごく考えて、演出したり書いたりしてるんだけど、そうすると漁師ってやっぱり男の仕事だなって改めて思った。」

○演出方面で、さっきからゲストの方が進め方が早いって…
「(笑)まあね、せっかちっていうのもあるけど、やっぱり荒くても最後まで通して初めてその人物の筋が見える。そしたらそこから巻き戻して、初っ端からいくともっと深くなると思う。その深みがやりたくて確信犯で早くやってる部分はあるかな。」

○客演さんお三方いますが、どうですか?
「それぞれ個性的でね、面白いね。石川よしひろさんはミュージシャンでしょ。役者が出せない音で入ってくるから。それがちょうどよくて、気持ちいいね。そして、内谷さん!男前じゃないですか?今回のテーマは「男前の無駄遣いです。(笑)」もちろんラストはかっこいいけど。そこにいくまでがね。内谷さんもありえないトーンを醸し出してくれて、毎回笑わせてもらってます。最後に関口アナンは、『ふくふくや』でも何度か一緒にやってるから、私の本の中ををよくわかってくれてるなって。
で、さっきも本人に言ったけど32歳でこんな贅沢な舞台やりやがって!って。」

○ゴツメンバーも5回目で変わってきてますか?
「どんどん変わってきてるし、もちろん私の立ち上がりの早さもペースも知ってるし、やりたい方向性もわかってくれてるから絶対的な信頼感がある。とてもバランスが良くなってるし、それでいて馴れ合いは一切ないから、すごく面白いね。」

○最後に一言お願いします。
「伊藤多喜雄さんに習ったソーラン節、プロみたいにうまくはないけど、役者だからこそ、気持ちや魂を乗せて、男たちの生き様が「ソーラン節」に乗っかればそれが一番の見所だと思います。ご期待ください。」

最後にゴツプロ!主宰であり、公演のプロデューサーでもある塚原大助!

○5回目です。今どんな感じ?
「今はね…毎年大変さは違うけど、今回は規模感が全然違うから、動員数が増えてるのが大きいよね。
そのために動いてきたこともあるし、その点は去年までとは比べものにならないプレッシャーもあるね。」

○今回の役はいつもと違う感じがするけど…
「今回演じる十三郎の心情はよくわかるんだよね。作品の中でも、ゴツプロ!としても、個が立ってこその仲間!ってテーマがあるけど、それが自分自身にすごくリンクしてる。だから、終わった後に何を自分が得てるのか楽しみ。」

○主宰として見据えるこれからのゴツプロとは?
「今は2021年まで決まっているけど、そのあとの自分の状態や何を見据えてるか?わからないかな。
進んでいかなきゃいけない中で、2021年のあとね…どうなんだろうね?逆にどう思う?(笑)」

○次の次まで決まってることも初じゃない!今までは目の前のことだけだったから…
「そうね。また今までとは違うことが起こるから、楽しみでもあり、不安でもあり。」

○今の演劇界は仕掛けが早いじゃない。劇場の予約とかも含め…
「そうだね。いろんなものに葛藤があるけど、目標だけは掲げて、そこでいろんな人に会って、意見聞いたり、いろんな企業さんにプレゼンに行ったりすることが増えて、新たな動きができているのは嬉しいけど、大変でもあって、これがどういう反応を起こしてゆくのか?今後わかるのかな。」

○今回見て欲しい点は?
「演劇と民謡!津軽三味線と尺八という伝統楽器とのコラボはすごく大きな見せ所です。今日音楽部が入って、これからどうまとまっていくのか?あまり見たことのない芝居になると思う。ミュージカルとも全然違うし。通して見て不思議な感覚だったけど、これがうまくはまったらいいグルーヴが生まれる気がする。キャストもバランスいいし、とにかく美術もいい。照明も楽しみだし、小屋入ってからの楽しみが多い。まだまだ動かなきゃいけないことたくさんあるけど、とにかくやれるだけやってあとは天に任せる。やりきるよ!!」

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通し稽古の後、クタクタなところを突撃取材させてもらいました。稽古場レポート!!
いろんな意見を聞けて楽しかった。
それぞれに葛藤があったり、悩みがあったり…それぞれの“狭間”で勝負して。
その一歩が一歩が素敵な“轍”となり、本番の板に乗っかればいいな。

とにかくたくさんの方にお届けしたい。
今はそれを強く強く願ってます。
まだまだやること多いけど、きっとその先に見えるものを信じて、僕らは突き進みます。

みんなの狭間がなかったら…
演出が演者を信じてなかったら…
演者が演出を信じてなかったら…
音楽部の魂の音がなかったら…

稽古場でのこのグルーヴ感は生まれなかったかも知れない?!

これからまだまだ研ぎ澄まし、個を強くし、全体をあげてゆく。
後10日間。まだ10日間。
深く、太く、細かいディティールに拘って作り上げたいと思います。

2020年1月、ゴツプロ!第五回公演【狭間の轍】ご期待ください。
キャスト、スタッフ一同、皆様のご来場を心よりお待ちしております。

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。