12月号 『ゴツプロ!12月の歩み!!』

【ゴツプロ!12月の歩み!! 】

いよいよ2020年も暮れていきますね。
みなさんお元気ですか?
クリスマス、素敵に過ごされましたか?
とは言えね、これだけ感染者も増え、テレビを付ければ自粛自粛と言われれば外出する気にもなれませんよね。
楽しみ方もこれまでとは変わってしまった2020年でしたね。
そんな時は【52BUDDY!】のコンテンツを家で楽しんでもらえたらと思います(笑)
この【月刊ゴツプロ!】も皆様にご愛顧頂き4回目の12月。
またこうして新しい年を迎えられる喜びはなんとも言えません。
いつも応援してくださる皆様、本当にありがとうございます。

まさにコロナに振り回されたこの一年。
自分ごとになってしまうのですが、今月祖母が他界しました。
暗い話でごめんなさい。
東京にいる以上死に目に会えないのは覚悟しています。
でも今回…コロナ禍の中、葬儀に参列することも叶いませんでした。
葬儀場から県外の方はご遠慮ください!と言われたそうです。
最後に一目会いたかった。骨は拾いたかった。
無念しかありません。
従姉妹が気持ちを察してくれて、リモートで葬儀に参加。
リモート。なんでもかんでもリモート。
この年末にコロナ被害というか、これまでと違う世の中になったんだ!と改めて感じた出来事でした。
こんなところでも影響があるんですね。
ものの見え方、捉え方が大きく変わりましたよね。

そして2021年、世界は、日本はどうなっていくのでしょうか?
オリンピックあるのかな?
今月号を書く前に去年までの12月号を読み返してみました。
去年の12月号では呑気に「来年はいよいよオリンピック!」なんて書いていまして…
まさかこんなことになるとはね(汗)
世の中何があるかわからん!ってことですね。
だからこそ、今できることを必死にやっておかないと後悔するなと強く思った一年でもありました。

ゴツプロ!は今年で丸6年。
これまでは1月2月に公演してきましたから、毎年12月はがっつり稽古の日々でした。
なので5年間はクリスマス&正月返上で稽古。
今年5年ぶりに稽古のない12月をメンバーは過ごしています。
だからなのか、イマイチ年末の感じがしない12月。

せっかくですから、そんな過去の12月を写真とともに振り返ってみようかと。
題して【我々ゴツプロ!12月の歩み。知束鍋とともに… 】

まずは昨年2019年からプレイバック!!
第五回公演『狭間の轍』稽古中。

何と言っても民謡。
民謡とともに過ごした2019年。
すごい場所でも唄わせてもらいました。

客演さん3名を交えての稽古。
浴衣や半纏を着て稽古してましたね。

本当に女っ気がない(笑)ゴツプロ!史上ナンバー1の男臭い芝居でした。
それがなんとも清々しかった。

そして毎年恒例の稽古場飲み&【知束鍋】。
たかが一年です。
一年前なんです。みんなでマスクもせず鍋をつついていました。
今となったら信じられない光景ですね。
この写真だけ見てもこの一年で、たった一年で世の中が様変わりしたことがわかります。
また、鍋できるようになるかな…

続いて2018年の12月へ!
第四回公演『阿波の音』稽古中。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

これまでメンバーだけでやってきた我々ゴツプロ!が初めて客演を交えて行った作品。
若手オーディションも開催し、5名の若手とともに、東京、大阪、台湾と駆け抜けました!

本稽古前の1時間の阿波おどり稽古。
稽古場が一気にサウナ状態に(笑)
おじさん達は老体に鞭打って頑張りました!

この年も年末の企業パーティーやいろんな場所で阿波おどりを披露させてもらい、だんだんと自信がついていったのを覚えています。

はい。そして忘れちゃいけない【知束鍋!】稽古より真剣な顔で作ってます(笑)
一体いつからこうしたしきたりになったのか!未だ謎。
でも楽しんでやってますね。

2017年12月は、ゴツプロ!第三回公演『三の糸』。

初の本多劇場進出。そして、初の地方公演に海外公演と一気にステップアップしたこの年。
何もかもが初めて尽くしで、大変だった(汗)
でも、この作品がゴツプロ!にとって大きな一歩でした。
そしてこの年は津軽三味線との格闘の日々でもありました。
一芸を取り入れて、何ヶ月も前から稽古を始めるといったスタイルもこの年から。
年末のパーティーなどで弾かせてもらった思い出と、一発目の披露演奏の時の全然できなかった悔しさと…たくさんの思い出詰まった『三の糸』。

メンバー一丸となり台湾まで突き進みました。

そして、稽古中には旗揚げ公演『最高のおもてなし!』小説出版!という嬉しいニュースも。
これは本当に嬉しかった!
来年は次回作『向こうの果て』の小説化も決定していますので、そちらもご期待ください!

で、忘れちゃいけない【知束鍋】しつこくすいません。
こうして振り返ってみると必ずこの写真ありますね(笑)

さ、四年前になります。2016年 第二回公演『キャバレーの男たち』

もう四年、まだ四年。
でも、さすがに四年前、みんな若いね。

今より若干爽やかなおっさんです(笑)

駅前劇場で公演を打っていた第二回までは今とは違う稽古場で稽古していました。
こちらの稽古場は本当にアットホームな環境で、毎日のように稽古後は宴会してましたね。
なんなら稽古より宴会の方が長いんじゃないかってほど(笑)

ほぼ毎日が鍋で、相撲部屋のようでした。
写真は我が故郷より送ってもらった【馬刺し】。

いやー、懐かしいですね!
今も人気の高いこの作品。
いつか再演なんてできればいいな。

そして、我々の原点。旗揚げ公演『最高のおもてなし!』2015年12月!!

早いね。あれから5年。一回の公演で終わるはずだった我々ゴツプロ!が、皆様の応援でここまで歩んでこれました。

主宰の塚原大助も若いね。
みんなでがむしゃらに稽古して、バカやって笑って…

芝居を通して絆を育み…

たくさん夢を語り、一歩ずつ進んできました。

鍋は初演から健在です!
ただ、この頃はまだ【知束鍋!】とは言ってませんでした。
この鍋が今も続いていることがなんとも感慨深いです。
コロナも早く終息して、この鍋がまた出来る日を心待ちにして!

そんなこんなでこれまでの12月を振り返ってみました。
そして今月は次回【向こうの果て】にゲスト出演してくれる若手二人。
関口アナンと皆川暢二のワークショップを開催。
これは演出の海さんがあまり芝居を見たことのない俳優さんがどんな芝居をするのか確認したり、二人の相性をみたりするためのもの。
ゴツプロ!はキャストが決定して、執筆活動が始まるので、作家 竹田新としても芝居を知った上で書いていく方がより役とマッチするのです。
二人はメンバーより二時間ほど前に稽古に入り、海さん演出のもと濃厚な稽古をしました。
お題は海さんが執筆した【Close to you】!!
こちら僕らゴツプロ!旗揚げ時に海さんが書いてくれ、みんなでワークショップした、ゴツプロ!にとって大事な作品。
今年7月には銀座で行われた佐藤正和主催【ゴローʼs BAR ☆The LIVE】でも演じた演目です。
この作品を若手二人がしっかり稽古して、仕上がったところに我々メンバーが稽古場に入り、見学させてもらう。
若手二人にとっちゃ、なんじゃりゃ!!的な(笑)
だってそんな中で演技するのは緊張しますから!!

※スワイプでアルバム内を移動できます。

でもね、そんな環境にも関わらず、いやー素晴らかった。たくましい若手二人!!
そして我々おっさんたちが演じていたのとは違って、キレイね(笑)
爽やか。
自分たちがやった時のことなんかも思い出して、稽古場は変なテンションでしたよ!!
でも、この二人がゴツプロ!にどんな影響を与えるのか!?今から楽しみ。
いやー良き時間でした。

今年の冬は稽古もなかったので、残念ながら鍋はお預けでしたが…

毎年12月が稽古じゃなかったら…
稽古場が寒くなかったら…
稽古場が飲み会できる環境じゃなかったら…
鍋つつくの嫌いな神経質がいたら…

もしかしたら【知束鍋】は生まれてなかったかも知れない?!

結局そこかーい(笑)
でもね、鍋をみんなでつつける平和な世の中が戻ってくることを心から願って。
来年2021年は…

【向こうの果て】で、暴れまくりたいと思っています。

最後になりますが、【狭間の轍】から始まった2020年。
世の中は色々とありましたが、ゴツプロ!としては、【52BUDDY!】を立ち上げさせてもらい、【桃太郎】公演を本多劇場と大阪でやらせてもらい、実り多き年であり、来年に繋がる大事な一年だったと思います。

これも応援してくださる皆々様のお陰です。
この場をお借りして、メンバー、スタッフ一同、この2020年も誠にありがとうございました!
僕らはまだまだ歩みをやめません。
来年も一生懸命に進んでいきます。
どうぞ、2021年もゴツプロ!にご期待ください。
そして変わらぬ応援のほど、何卒よろしくお願いいたします。

あ、最後の最後に忘れておりました。
今年一年悩まされた足裏のイボ。こちらでも経過を書いてきましたが、な、な、なんと…
年内完治…無理でした(泣)
残念ながら新年持ち越しです。
あと少しだったのですが、悔しい。
また完治の際は必ずこちらで報告させていただきますね!!

それでは皆様、良いお年をお迎えください。
素敵な2021年の幕開けとなりますよう心より祈念し、
これにて『月刊ゴツプロ!』2020年、完。

2021年に、、、つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

月刊ゴツプロ!12月号

【ゴツプロ!12月の歩み!! 】

いよいよ2020年も暮れていきますね。
みなさんお元気ですか?
クリスマス、素敵に過ごされましたか?
とは言えね、これだけ感染者も増え、テレビを付ければ自粛自粛と言われれば外出する気にもなれませんよね。
楽しみ方もこれまでとは変わってしまった2020年でしたね。
そんな時は【52BUDDY!】のコンテンツを家で楽しんでもらえたらと思います(笑)
この【月刊ゴツプロ!】も皆様にご愛顧頂き4回目の12月。
またこうして新しい年を迎えられる喜びはなんとも言えません。
いつも応援してくださる皆様、本当にありがとうございます。

まさにコロナに振り回されたこの一年。
自分ごとになってしまうのですが、今月祖母が他界しました。
暗い話でごめんなさい。
東京にいる以上死に目に会えないのは覚悟しています。
でも今回…コロナ禍の中、葬儀に参列することも叶いませんでした。
葬儀場から県外の方はご遠慮ください!と言われたそうです。
最後に一目会いたかった。骨は拾いたかった。
無念しかありません。
従姉妹が気持ちを察してくれて、リモートで葬儀に参加。
リモート。なんでもかんでもリモート。
この年末にコロナ被害というか、これまでと違う世の中になったんだ!と改めて感じた出来事でした。
こんなところでも影響があるんですね。
ものの見え方、捉え方が大きく変わりましたよね。

そして2021年、世界は、日本はどうなっていくのでしょうか?
オリンピックあるのかな?
今月号を書く前に去年までの12月号を読み返してみました。
去年の12月号では呑気に「来年はいよいよオリンピック!」なんて書いていまして…
まさかこんなことになるとはね(汗)
世の中何があるかわからん!ってことですね。
だからこそ、今できることを必死にやっておかないと後悔するなと強く思った一年でもありました。

ゴツプロ!は今年で丸6年。
これまでは1月2月に公演してきましたから、毎年12月はがっつり稽古の日々でした。
なので5年間はクリスマス&正月返上で稽古。
今年5年ぶりに稽古のない12月をメンバーは過ごしています。
だからなのか、イマイチ年末の感じがしない12月。

せっかくですから、そんな過去の12月を写真とともに振り返ってみようかと。
題して【我々ゴツプロ!12月の歩み。知束鍋とともに… 】

まずは昨年2019年からプレイバック!!
第五回公演『狭間の轍』稽古中。

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泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

月刊ゴツプロ!11月号

【今月はてんこ盛り!】

みなさんお元気ですか?
11月も終わりますね。
2020年も残すところあと一ヶ月。
今年はコロナに始まり、コロナで終わりそうですね。
誰も想像してなかったこの2020年。
最近はまた感染者数も増加し、不安な日々をお過ごしかと思います。
終わりの見えない戦いほど疲れることはありません。
それでもやまない雨はないと信じ、なんとか踏ん張りましょうね!

そんな11月。
去年の11月号を読み返しますと、我々ゴツプロ!民謡にどっぷり浸かり、ありがたいことにたくさんのステージで唄わせて頂きました。
毎回緊張のステージで、兎にも角にもただただ一生懸命に唄っておりました。
その舞台【狭間の轍】ですが、公演したのは今年はじめ。
なんだかとても遠く感じてしまいます。
それくらいに今年2020年はいろんな意味で特別な、これまでとはまるっきり違う一年だったと思います。

それでも今月11月は我々ゴツプロ!にとっても、ようやく色々な報告をみなさんにできました。
てんこ盛りの一ヶ月。

まずはなんといってもこれ!
11月7日、『52BUDDY!』開設。

ずっとやりたかったこと。
なかなかできなかったこと。
次へのワンステップ。
だいぶ前からこういう話は上がっていたんだけど、なかなか進まなかったこの企画。
ファンサイト?ファンクラブ?
どうも、こういうネーミングや意味合いがしっくりこなくて、出来上がったのがこの『52BUDDY!』
BUDDY!って辞書を見ると(仲間、親友、友達、相棒)みたいな意味。
まさにそんな意味(笑)
僕らがここまでこれたのも、これから先に進むのも応援してくださるみなさんあってできること。
これまでの応援に心より感謝して、さらにみなさんとこれからも感動や興奮を共有したく、ここに立ち上げました!
2020年コロナによって一変してしまった社会。
演劇界も然り。今までのように劇場を借りて公演打って!が当たり前でなくなってしまった。
無事に幕が開き、無事に幕を降ろす。これまで当たり前だと思って、やってきたことが、そうじゃなくなった今。
僕らにできることは?
そんなことを考えながら新たな道を模索した中で、今回このような企画を立ち上げました。
身近なコンテンツを発信し、気軽に日頃から楽しんでもらえるように、もっと僕らの素の部分を知ってもらうために。
そして、ゴツプロ!がさらに強く大きく前に進むために。

この『52BUDDY!』色々な特典をご用意しています。そしてこれからも進化していきます。
皆様にこれまでご愛顧頂きましたこの『月刊ゴツプロ!』も今月からは『52BUDDY!』で更新していきます。
どうぞこれからもご贔屓に、よろしくお願いいたします!

変わりゆく時代の中で、おっさんたちは今できる事以上のことに挑戦していきます。
まさにそれがゴツプロ!イズム。
今月はじまったメンバーそれぞれのコンテンツもまあ個性的でしたね。

これ、メンバーを知っている自分なんかが見るとほんと個性が出ていて面白いんです。
これからまだまだ面白くなると思います。
そして、どんどん普段はみれない顔が見えてくると思うのでご期待ください。
やるからにはハンパなし。これからもどんどんコンテンツを充実していきますので、みなさんお楽しみに!
俺も大いに語るよ(笑)

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泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

11月号 『今月はてんこ盛り!』

【今月はてんこ盛り!】

みなさんお元気ですか?
11月も終わりますね。
2020年も残すところあと一ヶ月。
今年はコロナに始まり、コロナで終わりそうですね。
誰も想像してなかったこの2020年。
最近はまた感染者数も増加し、不安な日々をお過ごしかと思います。
終わりの見えない戦いほど疲れることはありません。
それでもやまない雨はないと信じ、なんとか踏ん張りましょうね!

そんな11月。
去年の11月号を読み返しますと、我々ゴツプロ!民謡にどっぷり浸かり、ありがたいことにたくさんのステージで唄わせて頂きました。
毎回緊張のステージで、兎にも角にもただただ一生懸命に唄っておりました。
その舞台【狭間の轍】ですが、公演したのは今年はじめ。
なんだかとても遠く感じてしまいます。
それくらいに今年2020年はいろんな意味で特別な、これまでとはまるっきり違う一年だったと思います。

それでも今月11月は我々ゴツプロ!にとっても、ようやく色々な報告をみなさんにできました。
てんこ盛りの一ヶ月。

まずはなんといってもこれ!
11月7日、『52BUDDY!』開設。

ずっとやりたかったこと。
なかなかできなかったこと。
次へのワンステップ。
だいぶ前からこういう話は上がっていたんだけど、なかなか進まなかったこの企画。
ファンサイト?ファンクラブ?
どうも、こういうネーミングや意味合いがしっくりこなくて、出来上がったのがこの『52BUDDY!』
BUDDY!って辞書を見ると(仲間、親友、友達、相棒)みたいな意味。
まさにそんな意味(笑)
僕らがここまでこれたのも、これから先に進むのも応援してくださるみなさんあってできること。
これまでの応援に心より感謝して、さらにみなさんとこれからも感動や興奮を共有したく、ここに立ち上げました!
2020年コロナによって一変してしまった社会。
演劇界も然り。今までのように劇場を借りて公演打って!が当たり前でなくなってしまった。
無事に幕が開き、無事に幕を降ろす。これまで当たり前だと思って、やってきたことが、そうじゃなくなった今。
僕らにできることは?
そんなことを考えながら新たな道を模索した中で、今回このような企画を立ち上げました。
身近なコンテンツを発信し、気軽に日頃から楽しんでもらえるように、もっと僕らの素の部分を知ってもらうために。
そして、ゴツプロ!がさらに強く大きく前に進むために。

この『52BUDDY!』色々な特典をご用意しています。そしてこれからも進化していきます。
皆様にこれまでご愛顧頂きましたこの『月刊ゴツプロ!』も今月からは『52BUDDY!』で更新していきます。
どうぞこれからもご贔屓に、よろしくお願いいたします!

変わりゆく時代の中で、おっさんたちは今できる事以上のことに挑戦していきます。
まさにそれがゴツプロ!イズム。
今月はじまったメンバーそれぞれのコンテンツもまあ個性的でしたね。

これ、メンバーを知っている自分なんかが見るとほんと個性が出ていて面白いんです。
これからまだまだ面白くなると思います。
そして、どんどん普段はみれない顔が見えてくると思うのでご期待ください。
やるからにはハンパなし。これからもどんどんコンテンツを充実していきますので、みなさんお楽しみに!
俺も大いに語るよ(笑)

そしてその数日後…12日には遂に次回公演の情報解禁!!
きましたね。お待ちかね。
来年2021年 第6回公演【向こうの果て】
皆様に早く、本当に1日も早くお知らせしたかったこの情報!
ゴツプロ!初の女性キャスト!そしてその女性キャストが、なんと小泉今日子さん。
さらに、今年の【狭間の轍】に続き2回目の出演になる関口アナン、また昨年話題をさらった映画【メランコリック】の主演でもありプロデューサーも務め【カメラを止めるな!】の上田慎一郎監督最新作【ポプラン】でも主演、今もっとも注目される俳優の一人、皆川暢二もゲスト出演決定!
さらに、さらにWOWOWでのドラマ化、幻冬舎からの小説化が決定。
なんだか色んなものがグルングルンして、正直ついていけてない(汗)

でね、ビジュアルを…見せたかったの!みなさんに早く。
こちらでも何度も書いております!僕らゴツプロ!ビジュアルにも拘ります。
チラシは何といっても『顔』ですから。
チラシで面白いか?面白くないか?本気か?そうじゃないか?大体わかりますから!
今回もこだわり抜いたビジュアルがこちら!!!

衣装協力は何と、【Yohji Yamamoto】です。
はっきり言ってオシャです(笑)
みんな最大限カッコつけてるから!
てか、この背景でこの衣装着て、スモーク炊かれた日にはカッコもつけるさ。
気分いいさ!!
これどうですか?
正直、このビジュアル見ただけでテンション上がります!
さらに先日26日にはキービジュアル第一弾も公開されました。

今回はね、背中でも語っちゃいますよ!
今までになかった試みとして、今回はこういうキービジュアルや動画などを定期的に公開していきます。
こちらも楽しんでもらえたらと思います。

思い返せばこの『向こうの果て』は2年前から動き出した企画なんです。
地道に進めてきた、育ててきた企画。
いろんな話し合いも重ね、初の女性キャストはやっぱり小泉今日子さんにお願いしたいと腹に決め、いろんな課題をクリアして、こうしてようやく皆様にお披露目できました。まさに感無量。
まだはじまったばかりですが、あとはコロナの終息を心から願い、来年4月から5月はみなさんが心置きなく劇場にお越し頂ける環境であることを祈るばかりです。

とにかくこの『向こうの果て』は、これまでのゴツプロ!カラーを覆す新たな挑戦であり、作家 竹田新の新境地でもあると思います。
今から楽しみでしかない!
少しずつ情報もこちらで書いていけたらと思っているので、そちらもお楽しみに!

ほんでほんで…
いやー今月はマジで大忙しですね。

そう、先月に続いて、【桃太郎!】です。
大阪公演行ってきましたよ!

有り難いですね。
二ヶ月続けての【桃太郎】。
大阪後援会はじめたくさんの方々のご協力、ご尽力のもとこうして公演させて頂き本当に嬉しいです。
そして、奇跡的に東京公演と同じキャストでできたのもまた格別でした。
いやー、今回も『鬼』を堪能しました(笑)

まさか大阪の地で、そして3年間ゴツプロ!でもお世話になっている『近鉄アート館』で、この作品が上演できるとは…夢のようでした!
今回はゴツプロ!としても総力をあげて臨みました。
東京公演に続き、プロデューサーは佐藤正和と塚原大助が務めました。
浜谷さんとかなやすさんは演出部として影から支えてくれました。
浜谷さんに至っては、本番前日のリハーサルに別件仕事で来れなかったサル役、津村さんの代役までやってもらいました。

この写真かなりのレアです(笑)
今回もみんなで力を合わせ一生懸命作り上げました。

この素敵な劇場で、

※スワイプでアルバム内を移動できます。

たくさんの想いを込めて、みんなが笑顔になるように!

※スワイプでアルバム内を移動できます。

結果…今回も最高でした!
コロナ感染者が一気に増加し、公演自体が危ぶまれましたが、なんとか無事に2ステージを終えられました。
今回もまたなにかに守られた気がしています。
公演の翌週、GoToキャンペーンも大阪が一時休止となりました。
ギリギリでした。
そんな中、多くのお客様にご来場頂き本当に嬉しかったです。
心より御礼申し上げます。
ありがとうございました!

綱渡りのような公演が続きます。
でも、この綱を切るわけにはいきません。
渡る努力を怠るわけには行きません。
劇場には笑いも涙も感動も詰まっています。

少しでも何かを諦めていたら…
コロナだからと胡座をかいていたら…
長い年月想いを馳せていなかったら…
出会いとタイミングが合致してなかったら…

この2020年は何もなく、何も感じず終わっていたかも知れない?!

さあ、残り一ヶ月、何が待っているか?
たった一ヶ月、されど一ヶ月。

次のキービジュアルもお楽しみに!
ワクワクが止まらんよ(笑)

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

10月号 『笑顔と笑い声!』

【笑顔と笑い声!】

10月も終われば今年もあと二ヶ月。
早いですね。
コロナに泣かされた2020年もあと二ヶ月。
色々と思うことはありますね。

最近まで「暑いあつい!」と口にしていたのに急に朝晩は冷え込んできて、身体もなかなか慣れません。
皆さん風邪などひいてないですか?
コロナだけではなくお身体大事にしてくださいね。
そんな10月、例年だとゴツプロ!はチラシも公開になり、公演情報も解禁になったりで一気に動き出す時期なのですが、
来年は4月公演ですからいつもとは勝手が違う10月です。
それでも水面下では色んな動きがあります。
それぞれに過ごす10月。

今月は浜谷康幸出演舞台!劇団PU-PU-JUICE第28回公演『モデル、劇団始めました。』『オジさん、劇団始めました。』の二本立て!

ご来場頂きました皆様、本当にありがとうございました。
コロナ禍の中、劇場に足を運んで頂けることは何ものにも代え難い喜びです。
我々は少しでもお客様が安心してご観劇できる環境を整えることが本当に大事だとひしひしと感じおります。
そして願わくば、何も気にせず、怖がらず観劇できる日が来ることを心から願い。
今は、一歩一歩進むのみ。

そんな中、今月2週間半に渡り開催された、
明後日プロデュース【asatte FORCE】!
下北沢 本多劇場にてたくさんのコンテンツが日替わりで上演されました。
演劇にライブに、えほんのろうどくなどなど、様々なエンターテイメンの集い。
我らが山野海と津軽三味線 小山会三代目 小山豊氏で結成した『tagayas』も出演した企画にて、遂に『桃太郎』上演させてもらいました。

三月に泣く泣く延期した今作が明後日さんのお力をお借りして遂に実現です。

稽古場での様子は先月号でも少し書きましたが、まあ笑いが絶えない素敵な時間でして。
その中でも真剣に芝居と向き合う全員がいて、やっぱり芝居っていいなあって思う尊い時間でした。
今回の『桃太郎』は、一番の目的として子供たちに演劇に触れて欲しい、劇場を好きになってほしい!って想いから、
普段は見ることのできない未就学児も来場がOKとなり、暗転もなく、客席も暗くせず。
とにかく子供達に楽しんでもらう!をテーマに作っていったのですが、そこは山野海演出ですから、
ただ子供達だけが楽しめる作品ではなく、しっかり毒もあり、笑いあり、テーマありで、大人もちゃんと楽しめる作品に作り上げていきました。
『しっかりと毒!』これ結構肝で、決して子供達をナメないということ。
子供の感性だったり、感覚だったりをしっかりと尊重して、これくらいなものでいいだろ!なんて絶対に妥協せず、
しっかりと子供達も見た後に心に残り、子供達が物語の本質を考えて、わからないことをお父さんやお母さんに聞いて、
親子で話し考える!そんな作品を目指しました。

大人たちが必死に汗水垂らして作り上げた作品!それが、竹田新版『桃太郎』。

昔ながらのきびだんごの歌も一新。
小山会 三代目の小山豊氏により作曲され、そこに竹田新が歌詞を付けました。
みんなで踊れるように、歌にフリをつけて、客入れ時には子供達に覚えてもらおうとPVを流し…

衣装は、90年代『野猿』でも大活躍された、通称カンちゃんこと神波憲人さんにお願いしました。
そして、ご用意頂いた素敵な衣装の数々。

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役者は単純な生き物ですから、衣装一つでテンションがガラッと変わります(笑)

ここにブラボーカンパニーさんのお力もお借りして、もうテンションは上がりまくりです!
さらに、桃太郎一派と鬼一派の戦いのシーン。
こちらも実は拘っているのです。
アクションチーム『GOCOO』の田渕景也さんも筆頭に3名の方々に稽古場に来て頂きしっかり殺陣をつけてもらい、
みっちり1日かけてアクションだけの稽古をし、その後の稽古、本番前でも反復練習を何度も行いました。

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この田渕さんは『狭間の轍』でもお世話になったのですが、海外でもご活躍されていてる日本ではトップクラスのアクション監督、スタントマンなんです。
そんな方に指導してもらうわけですから、僕らも本気中の本気。
おじさんたち老体に鞭を打って必死に食らいつきました。
若手が数名出ておりますが、殺陣を覚えるスピード、キレ、疲労度が完全に違っておりました(汗)
そしてこの着ぐるみが暑いのよ。一回アクションやると滝汗でしたよ。
こうして毎日毎日、短い稽古期間でしたが濃密な時間を過ごしました。

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そして迎えた本番!!
いざ…

素敵なセットに素敵な照明が入り。
最後のリハーサルも終えて…

コロナ対策も出来得る限り行い。
お客様をお迎えしました。

ゴツプロ!主宰 塚原大助に海さんもお出迎え。
大助がつけているフェースシールド。こちらも手作りしました。
子供たちに喜んでもらえるように、安全に楽しんでもらえるように…
桃太郎に変身できるフェースシールド。

子供達の声が聞こえてくるバックヤード。
子供達で溢れた客席。

児童劇などは当たり前の光景だと思いますが、下北沢 本多劇場ではなかなか見ることがない景色。
客席からなんとも言えないあたたかな雰囲気が溢れ。
いつもやっている芝居の開演前とは明らかに違う楽屋の雰囲気。

犬さんは袖で集中(笑)
そして始まった本番。
物語に彩りを加えて頂いたナレーションの小泉今日子さん!

パパさん、ママさん、実は小泉今日子さんを生で見れたことにも感動されておりました(笑)
流石の小泉さん!
オープニングで一気に空気を変える。
挨拶しただけで客席からは拍手。
このオープニングで一気に客席も和らぐのがわかります。
こうなったら役者も一気に心が柔らかくなります。

みんなが一生懸命見てくれて…
随所に響く子供達の笑い声。そして子供と一緒に笑う大人の笑い声。

そんな中、鬼が登場した時のどよめき。
子供達の素直な反応。
やってるこっちが嬉しくなるわ!!

今回、子供達が鬼を一緒に退治できるアイテムとして、ペットボトルに飴玉を入れて音がなる様にした通称「カラカラ」を配っていたんだけど、鬼が出てきた瞬間にみんなが一生懸命にそれを振っていて本当に可愛かった。
何にも説明してないのに、子供達が一生懸命に「カラカラ」を振っている姿は忘れられない。

汗だくで、一生懸命に、真摯に作ったものは子供、大人変わらず心に響く!
劇場が優しさに包まれておりました!

最後に忘れてはいけない、このお二人。

テーマソングから劇中の効果音を全て三味線で奏でてくれた、小山会の小山豊氏と小山清雄氏。
津軽三味線の音が『桃太郎』にマッチして、不安な気持ちから楽しい気持ちまで見事に表現してくれました!

僕らが想像していた劇場の雰囲気。
でもそれはやってみないとわからないから、もちろん不安もあったけど…
終わってみれば、予想を越えて最高の感動でした!

最後の歌では子供達も客席を離れ通路や階段に立って一緒に踊ってくれて…
こんな嬉しいことないよ。
歌のお兄さん、お姉さんの気持ちがちょっとだけわかったよ。
こりゃたまらんわ!!

佐藤正和氏が企画してなかったら…
明後日さんのサポートがなかったら…
劇団の垣根を越えて俳優陣が集ってくれなかったら…
この企画に賛同してくれる素敵なサポート陣がいなかったら…
コロナ禍の中ご来場くださるお客様がいなかったら…

本多劇場で子供達の笑顔と笑い声に包まれた最高の瞬間を味わうことはなかったかも知れない?!

こちらの配信動画は、
https://www.youtube.com/watch?v=4JkKCPSz6r0
からご覧になれますので、まだみてないよ!って方はぜひ。

そしてそして、朗報。
なんと来月11月にこちらの『桃太郎』が大阪での公演が決定しました!
後援会の皆様はじめ、たくさんの方々のお力添えを頂き、実現することとなりました。
しかも奇跡的に東京公演と丸っきり同じキャストです!
またあの感動が…

『桃太郎』大阪公演!
<公演日程>
2020年11月21日(土)13:00 / 16:00
※受付開始は1時間前、開場は30分前です。
上演時間 約60分

<会場>
近鉄アート館
大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス近鉄本店ウイング館8階

詳細はホームページのinfoからお願いします!
こちらのお芝居、もちろん大人の方だけでもご観劇できますし、楽しめる作品になっております。

大阪公演、ワクワクです。
関西の皆さん、劇場でお会いしましょう!

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

9月号 『未来の演劇へ繋ぐ!』

【未来の演劇へ繋ぐ!】

9月も終わりますね。
早いですね。
9月が終われば今年も残すところあと3ヶ月。
去年の9月号を読み返していたら、ワタクシ故郷に帰省しておりました。
大好きな祭りを堪能して、自分のルーツを感じ、感慨深い思いにふけっていた秋でしたね。
今年は地元のお祭りも中止、いろんなイベントが中止になって寂しいものです。

それでも我々ゴツプロ!今月、来年2021年公演に向けスタートを切りました。
9月2日、ビジュアル撮影が無事に終わりました。

来年公演は4月から5月です。
ずっと1月に拘ってきましたが、来年は4月ですよ!
いろいろと動きのある中、まだ言えない事も多いのですが、いやー今回も最高のビジュアルが撮れました!

いつものようにプロデューサー、演出、デザイン、カメラマン、衣装、広報…綿密なる打ち合わせ!
そうして撮れた最高の写真たち。
早く見せたい。早く見て欲しい!
年内にはいろいろと発表できると思うので、皆様楽しみにお待ちください。

そして劇団員もいろいろと動き出し、やっと、やっと舞台公演も再開です。

浜谷康幸が出演した、東京マハロ第24回公演『○○ちゃんが好きなのよ』。
佐藤正和が出演した、ブラボーカンパニー第45回公演『天晴ロケット〜そして迷宮へ』。
そして私、泉知束が出演させて頂きました、グッドディスタンスー風吹く街の短篇集ー
東京マハロ『分際』。

こんなご時世にも関わらずたくさんの方にご来場頂きまして誠にありがとうございました。
また配信をご視聴頂きました皆様本当にありがとうございました。

なんか今までにない、いろんな感情が湧きましたね。
自分のことで言いますと、二週間の濃密な稽古をして、本番が二日間だけというタイトなスケジュール。
本多劇場にて、いろいろな企画が一日4本行われるイベントでお芝居させてもらったのですが、なんせ初めての体験ばかりでした。
まず、場当たり、ゲネプロ(本番と同じようにする最終稽古)が、本番の四日前。
僕らが公演した日はイベントの最終日とその前日だったため、イベント開始の前日に行いました。
しかも全部で2時間(汗)
普通の公演だと当然仕込みがあって、場当たりがあって諸々決め込んでいって、最終稽古があります。
本多劇場クラスだと通常は短くて二日間、セットを立て込む場合は三日間の場合もあります。
この時間の中で、劇場空間に馴染んでいくんです。

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稽古場はやはり劇場と同じ空間は作れないので、劇場行くと、最初は声のボリュームだったり、劇場の広さだったりに戸惑ったりします。
その誤差をこの時間で馴染ませていくのです。
それができない今回の公演。

さらには本番当日の劇場入りも本番1時間前という、なんとも痺れるスケジュール。
ほぼほぼ、ぶっつけ本番的な公演。
いやー、怖かった。これマジで怖かった。
こんな経験、できればもうしたくない(汗)
そして、今回のような企画じゃなかったらおそらくこんな経験することはなかったと思う。
貴重な体験でした。

でもやっぱり劇場はいいな。
お客様と一緒に作り上げるっていいな。
ピリピリする緊張感の中、板の上で生きる、この感じはなんとも言えません。

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防疫対策…もちろん稽古場から徹底し、劇場でも徹底し、お客様にもいろいろとお願いし、出来る限りの対策をしての公演。
少しでもお客様に安心してみてもらえるように、今は頑張るのみですね!

そして、間も無く10月3日は、下北沢『桃太郎』プロジェクトが開催されます。
明後日プロデュースさんが主催する【asatte FORCE】の一つのコンテンツとして、1日2ステージ上演させてもらいます。

下北沢【桃太郎】プロジェクトとは?
(3月29日に延期となった公演。)
演劇人が!いま子供たちに見せたい!「桃太郎!」
普段お芝居を観せる事の出来ない子供達にも楽しんでもらいたい!
そんな想いから、ゴツプロ!の佐藤正和が先頭指揮をとり、コロナウィルスの影響で劇場公演の中止や縮小が相次ぐ中、スケジュールが空いた本多劇場から、「子供たちに舞台の楽しさを伝えたい!」「演劇の世界を元気にしたい!」と立ち上がったプロジェクト。
普段の公演では観ることができない未就学児をはじめ、多くの子供たちに演劇人が全力で作り上げる「桃太郎」をお届けする企画。
昔話の「桃太郎」をゴツプロ!座付き作家の竹田新が書き下ろし。
音楽はこれまたゴツプロ!音楽部の津軽三味線小山流三代目・小山豊が担当。
これまでに見たことのない「桃太郎」を作りあげる。
という、企画です。

本来は3月29日に公演予定でした。
そこに向け、クラウドファンティングも行い、たくさんの皆様に応援して頂きました。
しかしながら、4月からの自粛要請を受け、泣く泣く延期したこの企画が、明後日さんのお力をお借りして、遂に実現します。

ゴツプロ!制作にて、ゴツプロ!佐藤正和、主宰の塚原大助がプロデュース。
ゴツプロ!から渡邊聡とワタクシ泉知束が出演。
演出は山野海が務めます。

また演劇界で大活躍する方々にご賛同頂き、劇団の垣根を超えて、一同に集結。
ナレーションは小泉今日子さん。
津軽三味線の生演奏に乗せてお送りする、大人が見ても子供が見ても楽しめる【桃太郎】。
なんとも贅沢な布陣になりました。

舞台道具だってみんなで手作り。
ダンボールでのセット作りを得意とするブラボーカンパニーさんご指導の元、セットも衣装も素敵です。

みんなでモノを作るって本当に楽しい。
稽古場はいつも笑い声。
笑うって素晴らしい!
そして、僕たちの心の中には常に子供達の笑い声が聞こえている。

ありがたいことに、本多劇場でも稽古させてもらいました。

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個人的には二週間続けての本多劇場。これまたなんと贅沢なことだろうか。
感謝です。

我々ゴツプロ!が掲げる指針の一つ。
次に繋げる橋になる。
この企画はまさにそれです。
それができていることがなんとも嬉しくて、とてもとても有意義な時間。

子供達が見てくれて、笑ってくれて、お芝居を、劇場を好きになって欲しい。
子供達の心に「好き」が残ってくれたら、それは一つの橋だ。
コロナ禍でいろいろと変化し、もちろん大変だし、ネガティブになりがちだけど、少しでも明るい話題を提供したい!そして、僕たちはボジディブに生きたい!

この目標を掲げてなかったら…
賛同してくれる方々がいなかったら…
子供達の笑顔を必死に追い求めてなかったら…
ボジディブに立ち上がっていなかったら…

この素晴らしい【桃太郎】企画は成り立ってなかったかも知れない?!

10月3日、楽しみで仕方ない。
子供達…笑ってくれるかな?楽しんでくれるかな?

でもその前に、僕ら大人が楽しんでいるんだよ。

きっとこの日の劇場は幸せに溢れていると思う!
まだお席あります。
もちろん大人だけでの観劇も大歓迎です。
この空間を一緒に満たしませんか?

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

8月号 『台湾へ想いを馳せて!』

【台湾へ想いを馳せて!】

残暑お見舞い申し上げます!
いやー今年の夏も暑いですね。
天気予報を見ても全国真っ赤状態。
マスクを着けての外出は本当にしんどいですよね。
もう少し暑さも続きそうなので、みなさん熱中症などにはくれぐれもお気をつけください。

なんだか夏もいまいち満喫できない2020年。
それでも少しずつ少しずつエンタメ業界も前に進んでおります。
先月になりますが、7月の終わり。メンバーの佐藤正和が行った。

Continue reading “8月号 『台湾へ想いを馳せて!』”

7月号 『2020!台湾公演への道のり!!』

【2020!台湾公演への道のり!!】

みなさんこんにちは。
なかなか梅雨も明けずジメジメの毎日ですがお元気にお過ごしですか?
自分は元気に暮らしております。
因みに足裏のイボはまだ完治しておりません(泣)病院に通い出して早4ヶ月、まだ完治は見えず(汗)
こうなりゃ治るまでここで書いてやる(笑)

今月も色々ありましたね。
相変わらず収束が見えないコロナ。
九州や岐阜、長野を襲った大雨。
自分は熊本出身なのでたくさんの方からご心配のご連絡を頂きました。
何十年に一度の大雨!最近ではよく耳にしますよね。
もはや、この何十年に一度だったものが『当たり前』になってきている。とても恐ろしい現実です。
コロナだけでも大変なのに、そこにきたこの天災。
亡くなられた方々のご冥福を祈るとともに、被害に遭われた皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
これ以上被害が大きくならないことを願って…

そんな中での四連休『Go Toキャンペーン』東京除外や、キャンセル料の補償問題などなど、物議を醸し出した一件。
経済復興ももちろんわかりますけどね。
日々感染者が増加しているこの時期に何故?!って思われた方も多くいたんじゃないでしょうか?
なかなか、手放しに「どうぞお越しください。」とも言えず、行く方も手放しに「さあ楽しむぞ!」とも思えず…
どこか心配しながらの外出ってやっぱり嫌なものですね。

さらに今月は劇場でのクラスターもありました。
これ、我々的には一番のトピックス。
先月も書きましたが、ようやく演劇も少しずつ復活してきた昨今に起きたこの事件。
『劇場クラスター!』
一番聞きたくなかったこのフレーズ。
同業者なだけに、何が一番の問題だったのか?しっかりと対策をしていたのか?
などなど、きっちり見直してもらい、その上でちゃんと報告してほしい。
僕らが今後やっていく上で、どこに注意すれば良いのか?
何をどこまでやっても100%はないと思うけど、「ここまでやった!」という証は残したい。
今回のニュースだけを見ると、それこそ小劇場は怖い、危ない!と思われる。
そして、お客様の足が遠のいてしまうのが非常に寂しい。
もっと怖いのは、真新しいニュースに埋没していくこと。
クラスターが起こってしまったことはもうどうしようもないけど、これからの演劇界のために、しっかりと今後の対策を練るために。
二度とこういうことが起きないために!!

いろんなことが全く未知のことだからこそ、国も迷っているし、国民も迷っている。
何を信じていいのかわからない毎日。どこまでニュースを信じていいのか?
これからはきっとこういうことが当たり前の世の中になるような気がする。
だからこそ、自分の行動にしっかり責任を持つこと。そして自分で調べ自分で決める!
その為にも、僕らはお客様との信頼関係がとても大事になっていくと思う。

最近いつも書いているけどこれから先は『新時代!』ゼロから始まる。

去年の7月はゴツプロ!メンバーのほとんどがどこかの舞台に立っていた。
それが当たり前だった…
一年で、いや数ヶ月でこんなにも変わるとは。

それでも今月は主宰の塚原大助が舞台に立たせてもらいました。
これは一つの希望。

こまつ座 第133回公演 『人間合格』

三時間を超える大作。ほとんど喋りっぱなしの大助。深みあるセリフ。豪華なセット。
素晴らしい作品だった。
さすが老舗劇団『こまつ座』
久しぶりにしっかりと重厚なお芝居を見せてもらった。
運営面でも徹底したコロナ対策。終演後の客出し、ご挨拶もなく、大助とも会えず劇場を後にした。
でも、これでいい!お芝居を観れるのだから!!
こんなに素敵な作品が劇場半分の客席しか入れられないのはとても残念。

こんな環境下でもご来場くださった皆様、本当にありがとうございました!
旅と同じで手放しに「見に来てよ!」と簡単に言えなくなったけど、役者は心の底で本当に見に来てもらいたいと願っています。
そのために、できるだけの努力はする!

今月末はメンバーの佐藤正和が新しい企画をやります。

『ゴロー’s BAR☆☆The LIVE』

YouTube配信からはじまった企画が遂に生ライブ!
ストレートなお芝居とは一味違うこちらのライブもお楽しみ頂けたらなと思います。
会場まで行くのはちょっと怖いという方は生配信もやる予定なので、そちらでもぜひ!

少しずつ、少しずつね…

さて、前置きがものすごく長くなってしまいましたが、今月は先月に続き『狭間の轍』記事を。
先月は新大阪駅のラーメンとビールで締めておりましたので、今日はその後を…

大阪から戻り、1日のオフ日を挟み、いよいよ台湾稽古へと突入です。
思い返せば去年はワタクシ、インフルエンザでお休みさせてもらった台湾稽古(汗)
今年は万全の準備をして挑みましたよ!
初めて使わせて頂いた稽古場に、仮セットを立て込みます。

毎年のことながら台湾の劇場はサイズ感が全く違うので、動きが大きく変わります。
この舞台後方の二段ベッドもかなりサイズが縮小され、僕らは足を曲げて寝てました(汗)

新しいサイズに慣れる。
新しい動きを体に馴染ませる。
東京、大阪と既にたくさんの本番を踏んできていますから、セリフは当然馴染んできています。
なので、今まで気付かなかった部分などもより深くなっていき、立ち位置が変わることにより今まで目が合わなかった人と目が合ったり、見えなかった部分が見えたりして、新鮮さも加わる。
芝居はまた新たな方向へ舵が切られます。
ロングランでやらせてもらえる芝居の醍醐味です!!

音楽部も然り、日本公演では上手の高台にて演奏していたものを、台湾では高台が作れないので、下手に移動しての演奏となりました。
音楽部のみなさんもこれまで見えなかった動きや表情が見えて新鮮だったみたい。
こうして、また新しい『狭間の轍』に生まれ変わっていきました。

しかーし!!!!ここでアクシンデント発生!!
順調に進んでいた稽古でしたが、最終稽古前日!通し稽古中に44さんがまさかの肉離れに!
通し稽古だったため、なんとか続けようとする44さん。
「大丈夫ですか?」と聞いても「大丈夫、大丈夫!ツッただけだから。」と。
痛みに強い44さんの顔が歪み、足を引きずる姿に演出の海さんがストップを!
そのまま病院に直行。
暗雲立ち込める稽古場。

次の日…最終日の通し稽古は44さん抜きで敢行。
台湾公演のもう一つの大きな課題。字幕出し!
今回から初めて参加してくれた「劇団水中ランナー」主宰の堀之内良太。
字幕を叩くタイミングや、セリフとの整合性が取れているか?などなど、台湾に行く前にチェックしたいところが多々あったのです。
もちろん良太も初めての体験なので不安でいっぱいでした。

そこで行なった最終日の通し稽古。
なんと、44さんの代役は演出の海さん!!
これは結構レアな回でしたよ。
でもさすがの海さん、見事な代役っぷり。
44さんには申し訳ないのですが、これはこれで新鮮で楽しかった(笑)

こうして幕を閉じた台湾稽古。
いろんな意味で濃密な一週間でした!

台湾に出発する前日は1日だけのオフ。
疲れた体を癒します。
そして、ここでまたしても問題勃発!!

オフ日、なんだか体調が悪い(汗)
そして発熱…まさか。
去年の今頃を思い出す。そう!インフルエンザの症状と似ている(汗)
さらにコロナが世間を騒がせ始めたこの時期。
熱があると入国できない。インフルでも入国できない!
まずい、まずいぞー!!
一気に不安に支配される俺。
「なんてこったーーー(泣)」恐怖を押し切り病院へ。
結果は…『急性胃腸炎』!!
一気にホッとしました。

こうして迎えた出発日。

羽田空港に集まる面々。
良い!効く!と言われる診療所をハシゴした44さんも見事な回復を見せ、足を引きずらず歩けるところまで回復。

こうしてなんとか台湾へ向け出発。
コロナ禍の裏で起こっていた色々な難事。それらを乗り越えいざ台湾へ!

コロナの広がりがもう少し早かったら…
俺がまさかの前日インフルだったら…
44さんの肉離れが回復してなかったら…
海さんが代役やってくれていなかったら…

台湾公演実現の前に、もしかしたら台湾に行けなかったかも知れない?!

こうして無事に台湾に着いたゴツプロ!一同。
毎年恒例となった台湾スタッフのお出迎えに感激の再会を果たすのでありました。

その後僕らは松山空港にて、一瞬???となります。
な、なんと、舞台監督の野口さんが飛行機乗り遅れ(汗)
全員が、声を合わせ「えーーーー!!!!」

波乱含みの台湾公演。
さあ、どうなることやら。

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

6月号 『夏がくる前に…』

【夏がくる前に…】

みなさんこんにちは。
梅雨ですね。ジメジメしてますね。そして暑いですね。マスク辛いですね。
そんな中お元気にお過ごしですか?
自分はなんとか元気にしております。
前回の『月刊ゴツプロ!』を書いて、皆様からご心配頂きました足裏のイボですが、はい!現在もまだ格闘中です(汗)
自粛中になんとか完治させたかったのに。
まだ通院中。終わりの見えない戦いです。
ま、次のゴツプロ!公演までにはなんとか!!
しかし、今月に入りようやくちょこちょこ外にも出るようになったのですが、マジでこの暑さの中、満員電車でのマスクはしんどい。
コロナも怖いけど、熱中症や脱水症状も心配になってきますよね。
人が少ないところではマスクを外したりの工夫をして、未曾有の夏を乗り切りましょうね!

こんな時でも夏はやってくる!
本来なら、海にプールにフェスにとイベント満載の夏なのに…今年は、熱い夏じゃなく暑い夏になりそうですね。

それでもエンタメもスポーツも少しずつですが復活の光が見えてきて、活動が再開してきましたね。
演劇界もいろんな試みがなされ、演劇人一丸となり[演劇の灯を消すな!]と踏ん張っています。

来月はいよいよ、ゴツプロ!主宰の塚原大助が歴史ある劇団『こまつ座』に出演します。
こまつ座 第133回公演 『人間合格』紀伊國屋サザンシアターにて7月6日より開幕!!
生で見れますよ(笑)
ぜひ劇場に足をお運びください。

海さん出演の『デジタル本多劇場』もご視聴くださった皆様ありがとうございました。
自分も見ましたが、上からのカメラに後ろからのカメラなども設置されていて、普段は絶対見ることのできない角度での観劇は面白かったですね。

そして、海さんと津軽三味線 小山会三代目 小山豊氏との新ユニット『tagayasu』旗揚げ公演も行われた6月。
久々の下北沢、そして久々の劇場。
久しぶりに会うメンバー!というより、久しぶりに会う家族以外の人たち(笑)
ちょっと緊張しましたもん(笑)
いやー、やっぱり生の緊張感はいいね!
演劇って見る側も少なからず緊張感があって、その緊張感を演じ手とともに共感して、劇場全体をみんなで作っていく。
あの感覚だけはやはり、配信では作り出せない唯一無二のモノですね。

そして、久々の下北もいいし、久しぶりに会うメンバーもやっぱりいいもんだ。

そうそう、我々ゴツプロ!月に一回のミーティングも先月はリモートでやりましたよ。

お陰様でおじさん達はみんな元気ですよ!
ご安心ください。

例年だとこの時期には次回作に向けて、習い事始めたり、諸々動いていたのですが…
さすがに今年はね。
演劇のこれからの在り方、スタイルも含め、色々と模索しながら進めています。
色々とこれまで動いてきたこと、現在進行中のもの含め多々あるのですが、もう少しお待ちくださいね。
皆さんに喜んでもらえるよう、一生懸命企画して、実現していきたいと思っています。

誰も予想していなかった緊急事態ですが、きっと光明を見出せるはず。
その時に今まで培ってきた底力と新しい発想力で強き作品を生み出す!
どうか皆様、楽しみにしていてください。

さてそんな今日は何書こうかな?なんて思って、今年入ってからの『月刊ゴツプロ!』を読み返してみたのですが、レポートが多くて意外に『狭間の轍』のことを書いてないなって思いまして…
さらにこの数ヶ月は自粛期間で、さして動いてもいなかったので、ちょっと思い出しつつ、今年の公演を振り返ってみようかと思います。

二月号に東京公演のことを書いて、「我々は大阪へ!その話はまた今度!」と言いつつ、書いてませんでした(汗)

台湾公演も今年はほとんどの方が来れずじまいでしたからね。
写真と文章で少しでも行った気分になってもらえれば。

ってことで、まずは大阪公演!
東京公演終わってからすぐの大阪入りだったんです。
で、今年は移動バラバラで好きなように大阪行って良かったのですが…
この3人はあえての深夜バスを選びました(笑)
結構嫌いじゃないこのノリ!!

(佐藤正和、かなやす慶行、泉知束)

まだまだ青春してます。
ただ、自分丸っきり勘違いしてまして、東京公演終わり一日丸々休んで翌々日夜の出発だと思っていたのですが、
まさかの東京公演千秋楽翌日の夜出発というね(汗)
完全に後悔です(泣)
ま、それでも楽しかったんですが。
着いてすぐの朝うどんも最高だし、

小屋入り前の通天閣を眺めながらのお好み焼きも最高でした!

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知束グルメレポートはまた今度書きますね!

そして、小屋入り。
去年も書きましたが、大阪公演の近鉄アート館はあべのハルカスという商業施設の中にありまして、

(あべのハルカス)                 (近鉄アート館)

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(あべのハルカス) (近鉄アート館)

まあ搬入、搬出が大変で、おじさんたちは老体に鞭打って頑張ります。
そして立ち上がったセット!

東京公演 本多劇場とほぼ同じセットです。
袖がないので上手、下手は若干狭くなってます。
そして一番悩み、大変だったのが客席。

大阪ではステージがフラットのため、座り芝居、寝る芝居が客席から見にくいのです。
これは流石に参りました。
客席を減らすと見てもらえるお客様が減る。
しかし減らさないと見にくいお客様が出てきてしまう。
みんなで検証しながら、最適な客席数、さらには芝居を一部変更。
何度も何度も立ち位置などを確認して本番に挑みました。
劇場が変わるとこうした問題も出てくるのです。
だからこそ逆を言うと同じ芝居にはならず、面白いんだと思います。

こうして幕が上がった大阪公演。
大阪でも素敵な拍手や感想をたくさん頂きました。
もちろん好き嫌いがあるので、去年の方が好きだったな。自分は今年の方が…
なんて話も上がりますが、これが嬉しい。
元々関西出身者もいない僕らゴツプロ!大阪後援会はじめ、皆様の御尽力で、少しずつ毎年見てくださる方が増え、こう言う話を聞けるようになった。
これは本当に嬉しい。

大阪公演、毎年ながら愛がいっぱい詰まった時間です。

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たくさんの差し入れも愛がいっぱい。
毎年最高のお弁当を届けてくださる、よしのりさん!今年もありがとうございました。

何度も書きますが、関西出身者がいない我々ゴツプロ!がこんなに愛して、愛されて、熱く素敵な公演ができるのは奇跡のようなことです。

無事に怪我なく事故なく迎えられた千穐楽。
たくさんのご来場に心震えました。
その後の打ち上げも後援会の皆様とたくさんのお話ができて楽しかった。
怒涛の東京、大阪公演の連続でしたが、喜んでもらえると、拍手を頂けると疲れなんて一気に吹き飛びますね!!

※スワイプでアルバム内を移動できます。

後援会の皆様の後押しがなかったら…
よしのり弁当がなかったら…
試行錯誤の舞台作りをやってなかったら…
毎度パワーをもらうあの飲み会がなかったら(笑)…

今年も大阪公演の大成功はなかったかも知れない?!

帰京のとき、新大阪駅で飲んだビールとラーメンのうまさも好き想い出なり!!

このコロナ禍で今後の演劇はどうなっていくのか?!まだ正直明確に見えてこない日々。
来年、再来年、東京以外の土地で公演できるのか?

ただ、僕らこれだけは言いたい!
また必ず大阪の地で、あの皆様に囲まれて舞台をやりたい!
必ず、その日が来ることを信じて…

今年も本当にありがとうございました!

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

5月号 『あれやこれや…』

【あれやこれや…】

みなさんこんにちは。
1ヶ月って早いね。
やっぱり月末になりました『月刊ゴツプロ!』(汗)どうもこの時期にならないと書く気分にならないみたいです(笑)お許しを。

みなさんお元気にお過ごしですか?
この2ヶ月で生活含め色々と劇的に変化した方も少なくないんじゃないかな。
そう言う自分もかなり変化しました。
緊急事態宣言はようやく解除となりましたがまだまだ油断できません。
自粛生活は変わらないわけで…
すっかり最近の生活にも慣れてきて、今度は社会復帰が出来るかどうか不安になってきている今日この頃です。
そんな中、来月6月1日からいよいよ下北沢本多劇場の再開や、演劇やコンサートが少しずつ出来るようになったり、嬉しいニュースも出てきました。

いやー早く舞台やりたいね。見たいね。映画館も行きたい!そして、みんなでワイワイ騒ぎたい(笑)
こんなに家族以外の人と会わず家にこもるって、幼稚園行きだしてから初めてだよ。
なんでもさ、なくなってから気付くけど、あれやこれも普通じゃないんだよね。

ま、そのお陰で今までできなかったことが出来たり、考えたり、家族とたくさん過ごしたり忙しい毎日が少しだけゆるーい感じになって良いところもあるけど。

自分の場合、足の裏の「魚の目」だと思っていた痛みが年々ひどくなってまして、今年の台湾公演の時なんてマジで歩くのしんどいくらい痛かったんです(泣)
それをこの機会に治療しようと思って皮膚科に行ったら、なんと「魚の目」ではなく「イボ」というね(汗)
びっくりですよ。で、時間はあるもんだから、このイボについて深く調べたりしてね。
これ時間あるからできることですから!!(笑)
液体窒素を当てて治療するんだけど、これが痛くてね。
毎回冷や汗タラタラ。治療した日と翌日なんて普通に歩けないくらい痛い(泣)
ね、これも今だからできる治療なんですよ。
だからね、この自粛期間に意地でも治してやろうと思っておるのです。

だんだんと話も脱線気味ではありますが、なんせ人と会ってないし、人と喋ってないからね(泣)

あと、あれ!いろんな整理ね。
これは時間ないと出来ないからね。
部屋の整理に断捨離、写真やデータ、ビデオカメラで録画したもの、頭の中…整理するものはたくさん。
自分が書き溜めていたモノとか、昔のドラマとか写真とか整理していると、ついつい見返しちゃって、それだけで一日終わったりするけど、これも時間があるからできること。

ゴツプロ!も早五年。
月刊ゴツプロ!も早三年。
動画見たり、台本読んだり、写真見たり…

そして、今月は旗揚げ公演の『最高のおもてなし!』小説版をリモート朗読で配信させてもらいました。
まさに、こんな時期だからできたこと!

楽しかったな。
豪華なメンバーにもご出演頂き感謝!
残念なことに大助と44さんは出演叶わずだったけど。
舞台とは変わったキャスティングでまた新しい『最高のおもてなし!』が作れたと思う。
ご覧頂いたみなさん、ありがとうございました!
まだ見てない!って方もこちらからご覧頂けますので是非!

https://www.youtube.com/playlist?list=PLNLkCcEK9KC92WcYTkYpdRj4H4q98iOda

これも五年やってきたからこそできたことだと思う。
そして、この作品が小説化されたからこそできたこと。

小説化が決まった時、みんなで喜んだのが昨日のことのよう。

2017年5月29日『ゴツフェス!』での発表!

舞台を見た方も、見てない方も、きっと楽しめる作品だと思う。
さらに小説ではそれぞれのキャラのバックボーンが細かく描かれているので、舞台版より深くなってます。
なんなら今、もう一回これを踏まえて舞台やりたいくらい(笑)

舞台と同じセリフが小説にも登場するんだけど、バックボーンを知って吐くセリフ、聞くセリフって全然違ってくる。
五年経って、もう一度同じ役に向き合って、感じ方、見方が丸っきり変わっていて、本当に面白かった。
なかなかこんな機会もないから。貴重な体験でした!
家で一人何度も読みの稽古やって、リモートで稽古して、いつもと変わらない海さんの激しいダメ出しを頂いて(汗)

なんせ、朗読だからセリフ以外のところも読まなきゃでしょ!
慣れてないもんだから、まあ下手くそで(笑)
最初の頃、海さんに「マジで家で稽古してよ!」って本気トーンで言われました(笑)
なもんだから、読みの練習含め、本も熟読して、さらに新しい発見もあってね。
まあ、楽しかったのです。

やっぱり僕ら芝居が好き!ってことなんよね。
セリフでの会話がたまらなくドキドキするし、心が動く瞬間がたまらなく生きている実感が湧く。

ゴツプロ!の原点。それが『最高のおもてなし!』
全てはここからはじまった。

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五年前のおっさん達!同じおっさんでも今より少しは若いかな?

早五年。そしてまだ五年!

いつの時も、バカみたいに笑い合い…

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人と、芝居と、役と、何事にも本気で向き合い…

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そんな自分で、そんなゴツプロ!でありたいと思う。
打算なく、いつまでも僕ららしく、ワガママに想いのまま…子供のようなおっさんで!

この自粛がなかったら…
リモート朗読してなかったら…
みんなと会えない時間がなかったら…
最高のおもてなし!がなかったら…

改めて大事なことに想いを馳せる時間がなかったかも知れない?!

世は変わろうが、いろんなことが移ろいゆこうが、演劇、エンタメのスタイルが変化しようが、僕らの指針はブレることなく、大事なことを忘れることなく、楽しく、常に前に、笑って、泣いて、汗かいて、一生懸命に生きるだけ。

皆様に1日も早く生でお会いできる日がくることを願って…
これからもどうぞ『ゴツプロ!』をご贔屓に!

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。