7月号 『ゴツプロ!の新しき挑戦』

【ゴツプロ!の新しき挑戦】

みなさんこんにちは。
毎日暑いですね。
熱中症とか大丈夫ですか?お元気にお過ごしですか?
『夏』がきましたね!
梅雨明けから、夏ってこんなにわかりやすかったですかね?(笑)
びっくりするくらい空も違えば、一気に気温も上がって(汗)
日々汗びっしょり。
そんな中オリンピックも開幕!
賛否あるオリンピックではありますが、やはりアスリートの皆さんが一生懸命に競技されている姿は応援したくなるし、感動や勇気をもらえますよね。
特に日本の選手の方々がインタビューで「こんな情勢の中でもオリンピックを開催して頂いて心より感謝します。」と、仰ってます。
そりゃそうですよね!
だって、このオリンピックに全てをかけて練習して、色んなものを我慢して、犠牲にしてやってきたんですもんね。
周りは簡単に中止や延期と言えるけど、当事者からしたら、おいおい!待ってくれよ!って思いますよね。
だからこそ、この世界の状況に悔しさもあるし、もっと気持ちよく開催し、もっと大手を振って応援できたらなと心底思います。
僕らも二年前から準備してきて公演が中止になり、絶望的な気持ちになりましたから。
色々とやり場のない想いはありますね。
コロナ感染者数がまだまだ増加していて、油断できない時期が続きますが、なんとかオリンピックはじめ、パラリンピック、甲子園など無事に開催できることを祈るばかりです。
そして、このコロナの増加もなんとか落ち着いて欲しい!
願うばかりです。

さて、前置きが長くなりましたが、今月も色々とありました。
まず7月1日はWOWOWさんにて、「阿波の音」「狭間の轍」を放送して頂きました。

(2019年 第4回公演『阿波の音』)

(2020年 第五回公演『狭間の轍』)

いやー感慨深かったです。
まさかテレビで放送してもらえるなんて。
たくさんの反響も頂き嬉しかったです。
WOWOWさんありがとうございました。

そして翌二日は、ドラマ版『向こうの果て』最終回の放送。

これまたご視聴ありがとうございました。
先月号で書きましたが、主宰 塚原大助の覚悟の芝居!見て頂けましたか?
唯一登場してなかった渡邊聡も大事な場面で登場しておりました。
個人的には最終回、大助と浜谷さんと自分の若かりし頃の回想シーン。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

三人が唯一笑い合った場面です(笑)
最終回もなかなか重めの作りでしたが、このシーンは少しばかりの救いでした。

たくさんの想いが詰まった『向こうの果て』。
自分事で言うと、劇中踊っていた「手踊り」(青森では有名な踊りで、昔から津軽民謡、津軽三味線とこの手踊りは三位一体だそうです。)のお稽古に明け暮れた日々でした。

師匠の小林奏貴さんにご指導頂き、来る日も来る日も区民会館で自主練しました。
コロナで自粛ということもあり、他の仕事がなかったのも不幸中の幸い。
毎日、手踊り、津軽弁に励みました。
なかなか映像ではこういう風に役作りの時間が持てないのが通常なので、こうして時間をかけてじっくりと作っていけた経験は何ものにも代え難い貴重な体験となりました。
しかしながら「手踊り」難しかった。習い始めた時は、本当に踊れるようになるのか?!疑心暗鬼の毎日(汗)
それが師匠の熱心なご指導もあり少しずつ踊れるようになり…
本番で無事に踊れたときはホッとしました。
劇中で何度か使われていた花吹雪も、ぶっつけ本番的なノリがありまして(笑)
めっちゃビビっておりました。ここだけの話。
しかも撮影当日はマイナス2度の極寒で手はかじかんで感覚もなく、本番直前までカイロで温め、撮影に臨みました。
あれからもう半年も経つんですね。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

師匠とスタッフさんが写真のようにお扇子に吹雪を仕込んでくださり…
これが結構時間かかるので、一発一発がまさに勝負。
こればっかりはテストで毎回ってわけにはいかないので必然的にぶっつけ本番みたいになるのです。
いやー痺れる現場でした。
今となれば良き想い出。

そして、そして…
舞台版『向こうの果て』最新情報、360°VR動画の配信がauスマートパスプレミアムにて開始されました。
舞台上に演者と一緒にいる感覚を味わえる不思議な体験。
今までにこんなことしたところあるのかな?
少なからず自分は初めてでした。
実はこのVR動画の撮影を一番はじめに行ったんです。
これが緊張の撮影でして。
ステージ上に360°カメラを仕込んで、5〜6ページを一気に撮影するんです。
もちろん、客席や他のところも全て見切れてしまうので、スタッフさんも全員がハケてから、ヨーイスタート。
ドラマや映画の長回し撮影に似ている感覚でした。
「誰が最初に噛むのか?(笑)」そんな変な緊張感が(汗)
VR動画オンリーの撮影なんて、これまた贅沢なひと時でした。
もちろん、自分がステージ上にいるような感覚を味わって頂く為には音も大事なので、あらゆるところにマイクを10数本仕込んでの撮影。

なかなか体験できないことなので、この機会にぜひお試し頂ければ幸いです。
検事津田口気分で取り調べしている感じを味わうもよし、舞台上の緊張感を肌で感じるもよし。
期間限定の配信になっていますので、お早めに!

そして、お待たせしました!
タイトルの『ゴツプロ!の新しき挑戦』
今月7日、七夕の日に情報公開しました!

その名も『52PROJECT』我々の新しい試み!
しかも、今回の劇場は伝説の「新宿シアタートップス」。
ワクワクせずにはいられない!

まずはこの劇場がなぜ伝説なのか?
それは、こちらの劇場で数多くの劇団がメジャーになり、ここから羽ばたき、若手の劇団はいつかトップスで!みたいな憧れの劇場だったのです。
当時、自分が20代前半(90年代後半)だったと思うのですが、この頃、下北沢本多劇場を目指す劇団とこのトップスを目指す劇団に分かれていた記憶があります。
なんとなく劇団のカラーもその辺りから見え隠れしていた時代。
このトップスは、『劇団☆新感線』、『大人計画』、三谷幸喜さん率いる『東京サンシャインボーイズ』『ラッパ屋』『カクスコ』などなど…もう数え切れないほどの劇団の登竜門として存在した劇場です。
それが惜しまれつつ2009年3月に閉館。
その後しばらくの休館を経て、松竹がお笑いのライブハウス『角座』として運営してきました。
そして、この2021年なんと大ニュース。
本多劇場グループの手によって『新宿シアタートップス』が帰ってくる。
しかも劇場名もそのままに。
これって、演劇界ではすごいニュースになったのです。
SNSでもかなりの反響がありました。
そもそも、このコロナ禍で劇場運営も大変な中、新しい劇場をオープンさせようと思う、本多さんの男気がすごい!!
そんなある意味演劇界の聖地にて、なんとゴツプロ!オープニングシリーズを飾らせて頂きます。
一言だけ言わせてください「誉」でございます。
さらに、今回ワタクシ泉知束が脚本と演出を担当させてもらいます。
主宰の塚原大助から打診があった時は「まさか!」過ぎて、びっくりでした(汗)

まさか…自分がトップスで作、演出する日がくるなんて。
20代の頃『Team Chica』を立ち上げて頑張っていた頃は、本当に夢のまた夢だったステージです。
あの頃の自分に言ってやりたい!
「諦めないで続けていけばきっと夢は叶う!」

今回、ゴツプロ!メンバーは全員集合していませんが、これもまた新たなカタチ。
今後は色々な作家さん、演出家をお招きして、劇場の大小問わずいろんな企画をカタチにしていきたいと思います。
これまで年に一回の公演を打ってきたゴツプロ!ですが、これからはもう少しみなさまに劇場でお会いできる回数が増えると思います。
そんな『52PROJECT』。
その第1発目。
素敵な客演さん、トップスに縁のある客演さんが集ってくれました。
大先輩から、若い世代まで、本当にホントに素敵なキャストさんです。
なんとしてもこの方々の魅了を引き出せるような脚本を書きたいと思っています。
客演さんたちとゴツプロ!メンバーのコラボも今からワクワクしてます。
なんと言ってもこれまで男性だけで突き進んできた我々ゴツプロ!ですが、今回の出演者!女性の方が多いですから(笑)
これだけで新しいでしょ!?(笑)

先日ビジュアル撮影を行いました。
撮影の雰囲気からしてもこれまでにない感じです。
こちらのビジュアルはおそらく来月号では公開できると思いますので、こちらもご期待ください。
何度もこちら言っておりますが、チラシにも拘るゴツプロ!
今回も素敵なチラシになりそうです!

トップスビルが残っていなかったら…
僕らがトップスを知らない世代だったら…
本多さんが男気みせてくれてなかったら…
みんなで夢を追いかけてこなかったら…

新宿シアタートップスで公演打つことなんて一生なかったかも知れない?!

とにかく決まったからには最高のモノを、皆様に届けたいと思います。
誠心誠意、やらせて頂きます。
頑張るぞ!
応援のほどよろしくお願いします。

 

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

月刊ゴツプロ!7月号

【ゴツプロ!の新しき挑戦】

みなさんこんにちは。
毎日暑いですね。
熱中症とか大丈夫ですか?お元気にお過ごしですか?
『夏』がきましたね!
梅雨明けから、夏ってこんなにわかりやすかったですかね?(笑)
びっくりするくらい空も違えば、一気に気温も上がって(汗)
日々汗びっしょり。
そんな中オリンピックも開幕!
賛否あるオリンピックではありますが、やはりアスリートの皆さんが一生懸命に競技されている姿は応援したくなるし、感動や勇気をもらえますよね。
特に日本の選手の方々がインタビューで「こんな情勢の中でもオリンピックを開催して頂いて心より感謝します。」と、仰ってます。
そりゃそうですよね!
だって、このオリンピックに全てをかけて練習して、色んなものを我慢して、犠牲にしてやってきたんですもんね。
周りは簡単に中止や延期と言えるけど、当事者からしたら、おいおい!待ってくれよ!って思いますよね。
だからこそ、この世界の状況に悔しさもあるし、もっと気持ちよく開催し、もっと大手を振って応援できたらなと心底思います。
僕らも二年前から準備してきて公演が中止になり、絶望的な気持ちになりましたから。
色々とやり場のない想いはありますね。
コロナ感染者数がまだまだ増加していて、油断できない時期が続きますが、なんとかオリンピックはじめ、パラリンピック、甲子園など無事に開催できることを祈るばかりです。
そして、このコロナの増加もなんとか落ち着いて欲しい!

願うばかりです。

さて、前置きが長くなりましたが、今月も色々とありました。
まず7月1日はWOWOWさんにて、「阿波の音」「狭間の轍」を放送して頂きました。

(2019年 第4回公演『阿波の音』)

(2020年 第五回公演『狭間の轍』)

いやー感慨深かったです。
まさかテレビで放送してもらえるなんて。
たくさんの反響も頂き嬉しかったです。
WOWOWさんありがとうございました。

そして翌二日は、ドラマ版『向こうの果て』最終回の放送。

これまたご視聴ありがとうございました。
先月号で書きましたが、主宰 塚原大助の覚悟の芝居!見て頂けましたか?
唯一登場してなかった渡邊聡も大事な場面で登場しておりました。
個人的には最終回、大助と浜谷さんと自分の若かりし頃の回想シーン。

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三人が唯一笑い合った場面です(笑)
最終回もなかなか重めの作りでしたが、このシーンは少しばかりの救いでした。

たくさんの想いが詰まった『向こうの果て』。
自分事で言うと、劇中踊っていた「手踊り」(青森では有名な踊りで、昔から津軽民謡、津軽三味線とこの手踊りは三位一体だそうです。)のお稽古に明け暮れた日々でした。

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泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

6月号 『コロナも二年目の夏。』

【コロナも二年目の夏。】

みなさんこんにちは。
お元気にお過ごしですか?
なんだか天気もスッキリしない日が続きますね。
さすがは梅雨(泣)
そして、マスク。息苦しい(汗)
ついにコロナ二年目の夏に突入ですね。
オリンピックも間近に迫っていますが、なんだか手放しに喜べない昨今。
嬉しいニュースを喜べないってやっぱり不自然な気がします。
そもそも世の中が一変して不自然になったのだから仕方ないと言えば仕方ないのですが…

【向こうの果て】公演から間も無く二ヶ月。
最近、舞台もだんだんと普段通りに戻ってきて、観劇の機会も増えてきました。
見ていて思うのは、やっぱり舞台はお客様あってなんぼ。
演者と客席とが一体となって作るグルーブ感は特別だし、最高ですね。
カーテンコールでのお客様の拍手と、演者の清々しい顔。
舞台の醍醐味です。

今月は浜谷康幸出演!
Nana Produce【続・まるは食堂】

さらには、佐藤正和主宰公演。
青春の会 第一回公演【熱海殺人事件】

と、ゴツメンバーが出演する舞台が二本ありました。
ご来場頂いたお客様、そして配信で見てくれたみなさま本当にありがとうございました。

このコロナ禍の中、劇場に観劇に行くのも勇気だと思います。
そんな中でも劇場まで足を運んでくださるみなさまには感謝しかありません。

浜谷康幸、佐藤正和…ふたりのエネルギーがバンバン出ている作品でした。
奇しくも【向こうの果て】で、悔しさを舐めた僕らです。
この時期にお客様を入れて舞台に立てることが当たり前ではないことを痛いほどわかってます。
だからこそ、その尊い時間に全身全霊を込める。
それがあのエネルギーに繋がったのだと思います。

最近よくお芝居を見ています。
そんな中で感じること。
芝居って、やはり人間のエネルギーを見て、感じているんだってこと。
映像では感じられない生のエネルギーと熱。
これは何物にも代えがたい、代えられない舞台ならではのモノ。
舞台は舞台らしくあるべきだと。
浜谷さんが出演した【まるは食堂】も冒頭から舞台ならではの演出と役者の熱。
そして、佐藤正和氏出演のつかこうへい作品【熱海殺人事件】。
この作品は本来ならば昨年上演するはずだった作品です。
コロナで一度延期になった作品を同じキャストにて今年リベンジし、見事大成功で幕をおろしました。
しかもこちらの作品は正和氏が役者をやりたいと思った思い出の一本だったそうです。
いやー、色っぽかったな。
初めてみる顔だったな。
舞台見ていてちょっと嫉妬しました(笑)
そして、つか作品の持つパワーと、つかさんが書く圧倒的なセリフの力!
まざまざと見せつけられました。
何十年経っても未だ再演が続くつか作品の魅力を堪能しました。
シンプルだけど、パワーがあって、色気があって、バカバカしくて、泣けてくる。
はっきりいって、【昭和】以外の何物でもないけど、心地よかった。
これを若い人はどう見るのかな?

若い人といえば…
今月からいよいよ本格始動!ゴツプロ!演劇部。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

僕らの仲間となった総勢12名。
なんといっても僕らも初めてのことなので、全てが手探り状態。
お芝居の技術向上、舞台を作る過程、必要な学びなどなど。
自主性を大切にしながらも、厳しさ、優しさ、熱…とか、どうやって伝えていくか?
僕らも試行錯誤しながら毎回やっています。
時代は回ります。
僕らが親の世代から「俺たちの若い頃は!」って言われていたことを思い出します。
知らぬうちに自分達も年をとり、キャリアを重ね、丸くなったとこもありゃ、凝り固まったところもあって。
時代はどんどん変わって、僕らの【普通】が普通ではなくなっていく感覚。
でも、大事なものは大事だろ!と頑なに思っていたり…
おっさんですね(笑)

でもね、最近僕の持論ですが、それでいい気がしてきた。
「俺らの時代はな!!」
これ大事でしょ?!
まずは伝えないとね。
で、よかったら踏襲すりゃいいし、古かったら捨てればいい。
俺らも結局そうやってきたんだから。
面倒臭い先輩からしこたま叱られ、しごかれ。そこに戦いを挑んできたんだから。
だから僕らも面倒臭い先輩になればいい。
最大限の『愛』を持って!!
発するのは一方的でも受け取る側は選べばいい。

そんなことを最近思っているわけです。

でも、僕らおっさんも若い人から学ぶことが多いわけで、そこだけは頑固にならず頭柔軟に吸収したいと思うわけです。
時間がかかっても、僕らは学ぶわけです。
なんで、このゴツプロ!演劇部はとんでもなく可能性を秘めた企画だと思っています!
ですから卒業公演含め、どうか皆様の応援のほど何卒よろしくお願いいたします。

この企画もきっとゴツプロ!の肉となり骨となって次の公演に活かされると信じています。
ご期待ください!

そして、ドラマ版【向こうの果て】も今月末で第7話まで終わり、残すところあと一話です。
なんだか寂しい限り。
こちらもご視聴いただいている皆様、本当にありがとうございます。
ゴツプロ!メンバーも総出演の今作。
まだ一人でてきておりませんが…ご安心ください。
メンバーの渡邊聡!!最終回に出演いたします。
ぜひ最終回もお見逃しなく。

毎回ドラマのオンエアを見ていて思います。
大助がでてきて、浜谷さんがでてきて、自分がでて、三人が一つのフレームにおさまる。
別の回では、44北川とかなやす慶行が同じカットでおさまる。

こんなこと、ちょっと前まで想像もできなかった。
でも、一つ一つ重ねて、積んで、今こうして夢みたいなことが起こっている。
初めての本多劇場もそうだった。
大阪公演もそう。
そして、台湾公演も…
夢のように思っていたことが形になっていく。
だからきっと!想像できることは諦めなければ必ず叶う。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

ドラマ版と舞台版でみな違う役を演じさせてもらいました。
それぞれにそれぞれが、妥協せず挑みました。
最終回…主宰塚原大助の覚悟の芝居が見られると思います。
ぜひ見て欲しいです!

一歩一歩を形にして、しっかり刻み、また次なる一歩を歩み出す。
ゴツプロ!はいつもそうやって進んできた。

だからこれからも進み続けます。
皆さんに喜んでもらえるように…
自分達が夢を見れるように、そしてその夢を一緒に見てもらえるように…

何事も一生懸命やってこなかったら…
誰かが何かを諦めていたら…
絵空事を絵空事だと捉えていたら…
みんなで一つのことを馬鹿笑いできなかったら…

ゴツプロ!の次なるステージは見えてこなかったかも知れない?!

いよいよ7月1日は、WOWOWさんにて、ドラマ【向こうの果て】放送記念として、劇団ゴツプロ!特集【狭間の轍】と【阿波の音】の放送です。

【第五回公演 『狭間の轍』】

【第四回公演 『阿波の音』】

テレビでゴツプロ!の舞台が見れますよ。
そして、秋には第六回公演【向こうの果て】の放送も決定しました!
テレビでゴツプロ!の舞台をぜひ!

また、auスマートパスプレミアムでは、舞台版【向こうの果て】アーカイブ配信、
アフタートークのアーカイブ配信、さらには緊急事態公演【向こうの果ての果て】配信までやってもらってます。
マルチアングル(自分で好きなアングルを選べる配信)でお楽しみ頂けます。
この機会にぜひご覧ください。

まだまだ、ゴツプロ!の夏は始まったばかり。
次なるお知らせをお楽しみに!!

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

月刊ゴツプロ!6月号

【コロナも二年目の夏。】

みなさんこんにちは。
お元気にお過ごしですか?
なんだか天気もスッキリしない日が続きますね。
さすがは梅雨(泣)
そして、マスク。息苦しい(汗)
ついにコロナ二年目の夏に突入ですね。
オリンピックも間近に迫っていますが、なんだか手放しに喜べない昨今。
嬉しいニュースを喜べないってやっぱり不自然な気がします。
そもそも世の中が一変して不自然になったのだから仕方ないと言えば仕方ないのですが…

【向こうの果て】公演から間も無く二ヶ月。
最近、舞台もだんだんと普段通りに戻ってきて、観劇の機会も増えてきました。
見ていて思うのは、やっぱり舞台はお客様あってなんぼ。
演者と客席とが一体となって作るグルーブ感は特別だし、最高ですね。
カーテンコールでのお客様の拍手と、演者の清々しい顔。
舞台の醍醐味です。

今月は浜谷康幸出演!
Nana Produce【続・まるは食堂】

さらには、佐藤正和主宰公演。
青春の会 第一回公演【熱海殺人事件】

と、ゴツメンバーが出演する舞台が二本ありました。
ご来場頂いたお客様、そして配信で見てくれたみなさま本当にありがとうございました。

このコロナ禍の中、劇場に観劇に行くのも勇気だと思います。
そんな中でも劇場まで足を運んでくださるみなさまには感謝しかありません。

浜谷康幸、佐藤正和…ふたりのエネルギーがバンバン出ている作品でした。
奇しくも【向こうの果て】で、悔しさを舐めた僕らです。
この時期にお客様を入れて舞台に立てることが当たり前ではないことを痛いほどわかってます。
だからこそ、その尊い時間に全身全霊を込める。
それがあのエネルギーに繋がったのだと思います。

最近よくお芝居を見ています。
そんな中で感じること。
芝居って、やはり人間のエネルギーを見て、感じているんだってこと。
映像では感じられない生のエネルギーと熱。
これは何物にも代えがたい、代えられない舞台ならではのモノ。
舞台は舞台らしくあるべきだと。
浜谷さんが出演した【まるは食堂】も冒頭から舞台ならではの演出と役者の熱。
そして、佐藤正和氏出演のつかこうへい作品【熱海殺人事件】。
この作品は本来ならば昨年上演するはずだった作品です。
コロナで一度延期になった作品を同じキャストにて今年リベンジし、見事大成功で幕をおろしました。
しかもこちらの作品は正和氏が役者をやりたいと思った思い出の一本だったそうです。
いやー、色っぽかったな。
初めてみる顔だったな。
舞台見ていてちょっと嫉妬しました(笑)
そして、つか作品の持つパワーと、つかさんが書く圧倒的なセリフの力!
まざまざと見せつけられました。
何十年経っても未だ再演が続くつか作品の魅力を堪能しました。
シンプルだけど、パワーがあって、色気があって、バカバカしくて、泣けてくる。
はっきりいって、【昭和】以外の何物でもないけど、心地よかった。
これを若い人はどう見るのかな?

若い人といえば…
今月からいよいよ本格始動!ゴツプロ!演劇部。

僕らの仲間となった総勢12名。
なんといっても僕らも初めてのことなので、全てが手探り状態。
お芝居の技術向上、舞台を作る過程、必要な学びなどなど。
自主性を大切にしながらも、厳しさ、優しさ、熱…とか、どうやって伝えていくか?
僕らも試行錯誤しながら毎回やっています。
時代は回ります。
僕らが親の世代から「俺たちの若い頃は!」って言われていたことを思い出します。
知らぬうちに自分達も年をとり、キャリアを重ね、丸くなったとこもありゃ、凝り固まったところもあって。
時代はどんどん変わって、僕らの【普通】が普通ではなくなっていく感覚。
でも、大事なものは大事だろ!と頑なに思っていたり…
おっさんですね(笑)

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泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

月刊ゴツプロ!5月号

【新たな出逢い!】

みなさんこんにちは。
今月も月末です(笑)
1ヶ月はあっという間(汗)
【向こうの果て】の稽古&本番が遠い昔のように感じます。

お元気にお過ごしですか?
ゴツプロ!は元気に過ごしておりますよ。
まずはゴツプロ!第六回公演【向こうの果て】
ご来場ならびに生配信をご覧頂いた皆様、本当にありがとうございました。
お陰様を持ちまして4月30日の公演をもって【向こうの果て】は閉幕。

そして5月5日の【向こうの果ての果て】が大千穐楽となり、全ての公演が終了しました。
激動すぎる2週間。
目まぐるし過ぎてよく覚えていません(汗)

その場その場で判断を迫られる日々でした。
とにかく4月30日までの生配信が決まり、公演を行なっていく中でそれ以降のスゲジュールも考えなくてはいけない。
生配信も、せっかく無観客でやるんだったらこれまで見たことない映像を作ろうということで、
客席の前方を取っ払い、ミニレールやクレーンを持ち込んでの撮影を敢行。

撮影スタッフ一丸となって、これまでにない画を撮ろう!お客様に喜んでもらおうと、日々進化を続けていきました。

本番前と終わった後は必ずミーティングを行い、新しいことを模索。

中継をするベースはこんな感じでがっつり組まれ、ここから皆さんのお手元に配信が行われました。

そして…もちろん30日で全てを終わらせることもできたけど、5月の5日まで劇場は借りているし、
お客様を入れないのであれば、ある程度のことはできる。
そこで話し合いいろんな候補を出し合いました。
僕らのように公演を中止せざる得なかった劇団さんを呼んで座談会やったらどうか…などなど。
そんな中、やっぱりゴツプロ!らしい、ゴツプロ!にしかできないことをやろう!ってことになり、
立ち上がった企画が【向こうの果ての果て】でした。
何としても、【向こうの果て】をいい形で終わらせたかった。
そして、次に進むステップにしたかった。

5日までの間にできることをみんなで模索し、急ピッチで動き始めました。

海さんは【向こうの果て】公演が終わる前からスピンオフ作品を書き始め、なんと楽日の30日に脱稿。

福田雄一氏作品【出発】は自分が演出することに決まりました。
プラス小山会の生演奏や座談会…この辺りは過去の『ゴツフェス!』で培った経験がかなり活かされています。
関口アナンと皆川暢二は以前こちらでも書きましたが、
海さんが二人の相性や皆川の芝居を知るためのワークショップをやった時に演じてもらった【Close to you】の上演。

30日に一区切りついた【向こうの果て】、もちろん打ち上げなんてあるわけなく。
翌日5月1日から猛稽古です。
まず大変なのが、これまでやっていたものから頭をぐるっと変えて、一からセリフを覚えること。
自分は演出がメインだったので、覚えるところは少なかったですが、皆さん楽屋でも必死で覚えていました。

作品毎に稽古をするので、その時間帯も裏では台詞合わせが続いています。
そして、何より贅沢だったのが、本多劇場を使って稽古できるってこと。
こんなことなかなかない経験です。
いや、今後もおそらくなかなか出来ない経験。

そして、夢の本多劇場の演出席にも座った(笑)

まさかの展開。
こんなこともあるんだね(笑)
この数日間のみんなの集中力と団結力はかなりのものでした。
そして、それを受け入れてくれたスタッフの皆さんには心から感謝です。

舞台監督の金安氏は、数日でバーカウンターを制作。
衣装の神波さんもこの日のためにプランニングして、衣装を用意してくださいました。
ありえないスピード感(笑)
音響さん、照明さんもこの1日だけのために素材を用意したり、照明を吊り直し、プランニングしてくれたり…

一切の妥協を許さないスタッフワークには頭が下がります。
まさにプロの仕事。
この方々と一緒に仕事ができていることは僕らの誇りだし…

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泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

5月号 『新たな出逢い!』

【新たな出逢い!】

みなさんこんにちは。

今月も月末です(笑)

1ヶ月はあっという間(汗)

【向こうの果て】の稽古&本番が遠い昔のように感じます。

お元気にお過ごしですか?

ゴツプロ!は元気に過ごしておりますよ。

まずはゴツプロ!第六回公演【向こうの果て】ご来場ならびに生配信をご覧頂いた皆様、本当にありがとうございました。

お陰様を持ちまして4月30日の公演をもって【向こうの果て】は閉幕。

そして5月5日の【向こうの果ての果て】が大千穐楽となり、全ての公演が終了しました。

激動すぎる2週間。

目まぐるし過ぎてよく覚えていません(汗)

 

その場その場で判断を迫られる日々でした。

とにかく4月30日までの生配信が決まり、公演を行なっていく中でそれ以降のスゲジュールも考えなくてはいけない。

生配信も、せっかく無観客でやるんだったらこれまで見たことない映像を作ろうということで、
客席の前方を取っ払い、ミニレールやクレーンを持ち込んでの撮影を敢行。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

撮影スタッフ一丸となって、これまでにない画を撮ろう!お客様に喜んでもらおうと、日々進化を続けていきました。

本番前と終わった後は必ずミーティングを行い、新しいことを模索。

中継をするベースはこんな感じでがっつり組まれ、ここから皆さんのお手元に配信が行われました。

 

そして…もちろん30日で全てを終わらせることもできたけど、5月の5日まで劇場は借りているし、
お客様を入れないのであれば、ある程度のことはできる。

そこで話し合いいろんな候補を出し合いました。

僕らのように公演を中止せざる得なかった劇団さんを呼んで座談会やったらどうか…などなど。

そんな中、やっぱりゴツプロ!らしい、ゴツプロ!にしかできないことをやろう!ってことになり、
立ち上がった企画が【向こうの果ての果て】でした。

何としても、【向こうの果て】をいい形で終わらせたかった。

そして、次に進むステップにしたかった。

 

5日までの間にできることをみんなで模索し、急ピッチで動き始めました。

 

海さんは【向こうの果て】公演が終わる前からスピンオフ作品を書き始め、なんと楽日の30日に脱稿。

福田雄一氏作品【出発】は自分が演出することに決まりました。

プラス小山会の生演奏や座談会…この辺りは過去の『ゴツフェス!』で培った経験がかなり活かされています。

関口アナンと皆川暢二は以前こちらでも書きましたが、
海さんが二人の相性や皆川の芝居を知るためのワークショップをやった時に演じてもらった【Close to you】の上演。

 

30日に一区切りついた【向こうの果て】、もちろん打ち上げなんてあるわけなく。

翌日5月1日から猛稽古です。

まず大変なのが、これまでやっていたものから頭をぐるっと変えて、一からセリフを覚えること。

自分は演出がメインだったので、覚えるところは少なかったですが、皆さん楽屋でも必死で覚えていました。

 

作品毎に稽古をするので、その時間帯も裏では台詞合わせが続いています。

そして、何より贅沢だったのが、本多劇場を使って稽古できるってこと。

こんなことなかなかない経験です。

いや、今後もおそらくなかなか出来ない経験。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

そして、夢の本多劇場の演出席にも座った(笑)

まさかの展開。

こんなこともあるんだね(笑)

この数日間のみんなの集中力と団結力はかなりのものでした。

そして、それを受け入れてくれたスタッフの皆さんには心から感謝です。

 

舞台監督の金安氏は、数日でバーカウンターを制作。

衣装の神波さんもこの日のためにプランニングして、衣装を用意してくださいました。

ありえないスピード感(笑)

音響さん、照明さんもこの1日だけのために素材を用意したり、照明を吊り直し、プランニングしてくれたり…

一切の妥協を許さないスタッフワークには頭が下がります。

まさにプロの仕事。

この方々と一緒に仕事ができていることは僕らの誇りだし、心からのリスペクトしかありません。

 

なんともこの数日が楽しく、新しいもの生み出す高揚感に溢れていたのです。

モノを作る楽しさと感動。

日数のない中でも面白いもの最後まで諦めず作ろうとする努力。

そして、完成した【向こうの果ての果て】。

本編とはまるっきり違う緊張感。

そりゃそうです。だって稽古数日だもん(笑)

本編ではできなかった、本番を生配信のマルチアングルで見るっていう贅沢も堪能。

なかなかできない経験ばっかり。

中継ベースから聞こえるカメラマンへの指示出しの中、芝居をみて思わず笑ってしまう笑い声。

みんながこの1日を本気で取り組み、本気で楽しみました。

 

こうして、終わった【向こうの果ての果て】。

楽しんでもらえていたらいいなあ。

我々ゴツプロ!にとってはとても大きな1日であり、この先に続く大きな第一歩となりました。

何と言っても『底力』です!!

 

僕らの第六回公演はこうして幕を閉じました。

たくさんの方々の顔が浮かびます。

たくさんの方々の想いが背中を押してくれました。

そして惜しみなく協力してくださいました。

これを読んでくれている皆さんからの応援をもらって、パワーとエネルギーに変えました。

本当にありがとうございました。

 

決して忘れられない公演、忘れられない二週間です。

僕らはこの時間をさらに糧とし、さらに高みを目指し精進し続けます。

これからもゴツプロ!をどうぞよろしくお願いします。

 

さらに今月14日から始まったWOWOWオリジナルドラマ【向こうの果て】。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

こうして舞台が終わっても、作品が終わらないというのはとても嬉しいですね。

メンバーも舞台とは違う役柄を演じているので、そこもさらに面白い!

 

この14日にはさらに嬉しいニュースも。

auスマートパスプレミアムにて舞台版マルチアングルのアーカイブ配信も開始。

まだまだ終わらない【向こうの果て】をどうぞお楽しみください。

 

ここでようやくのタイトルでございます。

公演終わってまもない頃、ゴツプロ!新企画【ゴツプロ!演劇部】のワークショップオーディションを開催しました。

部長はメンバーの浜谷康幸。

昨今若手の劇団離れが進んでおりまして…プロデュース公演が主流。

もちろん毎回やりたい人を集めて行うプロデュース公演も魅力的なのですが、それとは違う楽しみが劇団にはありまして。

我々ゴツプロ!メンバー、一度は劇団を経験し、そこで先輩からたくさんのことを学び、
セットを自分たちで作り、立て込み、稽古オフの日は衣装探しで古着屋を巡り、何から何まで自分たちでやっておりました。

その経験が我らゴツプロ!の礎となっています。

今の若い人たちにも演劇の楽しさを知ってほしい。

そして、いつの日か自分たちの手で劇団を旗揚げしてほしい!そういう想いから今回このような企画を立ち上げさせてもらいました。

そこで集まったメンバーたち。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

みんなやる気とエネルギーに満ち溢れておりました。

こんなにたくさんの若手の方々に出会うことはなかなかないので、こちらも刺激的。

二日間にわたってのワークショップだったのですが、短いテキストをパートナーを決めて行い、
二日目の最後に発表するというものだったのですが、とにかくみんな素直でまっすぐ…

こちらの一言一言を真摯に受け止め、どんどん変化していく様は見ていて圧巻。

その光景を目の当たりにした僕らは、心洗われ、たくさんのことを逆に学ぶ二日間となりました。

 

二日目なんて、稽古場に早くきてセリフ合わせをしたり、休憩の時間を利用して稽古していたり、見ていてほっこりする瞬間でした。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

次の世代にかける橋となる。

僕らが先人からもらったものを、下の世代に渡していく!

ゴツプロ!らしい企画だなと思います。

こちらの卒業公演は来年2月に下北沢は『劇』小劇場にて行う予定です。

ワタクシ泉が作、演出を担当する予定ですので、こちらもぜひお楽しみにお待ちください。

 

 

浜谷さんがやりたいって言ってなかったら…

僕らメンバーが劇団上がりじゃなかったら…

ゴツプロ!のこれまでの過程がなかったら…

そして劇団というものに拘ってなかったら…

やる気あるあなたが応募してくれなかったら…

 

こんなに素敵な出逢いはなかったかも知れない?!

 

これから二月まで僕らとしても新たな挑戦のスタート。

共に学び、共に切磋琢磨し、共に成長していきたいと思っています。

 

最後にビックニュース!!

WOWOWさんにて、ドラマ【向こうの果て】放送記念として、劇団ゴツプロ!特集を組んでくださり、
7月1日に過去作品【間の轍】と【阿波の音】の放送が決定しました。

こんな嬉しいことはないですね。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

【第五回公演 『間の轍』】

※スワイプでアルバム内を移動できます。

【第四回公演 『阿波の音』】

感動再び!

こちらもぜひお楽しみください。

来月もゴツプロ!は熱く駆け抜けます!!

 

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

月刊ゴツプロ!4月号

【はじまりと終わり。】

みなさんこんにちは。
お元気ですか?

早いもので、今月も月末(汗)
そう『月刊ゴツプロ!』の時期がやってきました。

第六回公演【向こうの果て】は4月23日(金)に無事に開幕しました。
たくさんの応援を頂き、いろいろなことを乗り越え、みなさんに自信をもってオススメできる作品に仕上げ、はじまりました。
そして、その日に緊急事態宣言発令が決まり、国の要請によって、お客様を劇場にお招きしての公演ができなくなりました。
みなさんご存知のことだと思います。
初日にわかったこの事実。
各所で話し合い、どうにか公演を続けていけないか模索しましたが、この状況下では選択の余地もありませんでした。
我々ゴツプロ!【向こうの果て】は有観客公演3ステージで終了となってしまいました。
楽しみに待ってくださっていた皆様、スケジュールを調整して頂きご観劇を予定されていた皆様、また遠方より舞台観劇のため上京を企画してくださっていた方、そしてこの公演に関わって頂いた全ての皆様…本当にすいません。

この状況、仕方ない!

そう言ってしまえば終わりですが、それだけでは済ませられない深い想いはあります。
素直に悔しいです。
やり切れなくて言葉になりません。

それでも有観客公演中止の情報を聞いた多くの方々が土曜日の公演に足を運んでくださいました。
この日の2ステージは僕らも特別な想いでした。
カーテンコールでの皆様からのあたたかい拍手は絶対忘れません。
主宰 塚原大助が流した涙、声にならなかった想い。
もちろん僕らゴツプロ!全員でここまでやってきましたが、大助はプロデューサーとしても立っているので、これまでの努力、大変さ、そして責任と重圧は並並ならぬものがあったと思います。
1つずつ1つずつをクリアしていき、やっと辿り着いた初日。
なのに…
演劇を作るのは本当に大変です。
規模が大きくなればなるほど、大変です。
だからこそ、お届けする本番が尊いのです。

これまで奇跡的にいろいろな困難を回避してきた僕らでしたが、今回ばかりは。
春になったら大丈夫だろう?!
そんな甘いものじゃなかった。

僕らと同じ想いをしている方々も大勢いらっしゃると思います。
そして、コロナ最前線で戦っておられる医療従事者の皆様。
やり場のない怒りがこみ上げます。

でも、ゴツプロ!は負けません。
絶対この悔しさをバネに、さらに挑戦を続けます。

そして、転んでもタダでは起きません。
『auスマートパスプレミアム』での生配信を4月30日までやります。
KDDIさんからのご提案とご好意でやらせてもらいます。
こちらの生配信は舞台では初となるマルチアングル!
自分で見たい画面を選べる画期的なシステムです。
さらに配信監督には映画監督としても活躍中の片山享氏に依頼。
繊細なカットとアングルを駆使してこれまでにない舞台配信を行っています。
このマルチアングルはまさに舞台に向いている技術だなと改めて感じています。
これもこれからの演劇の可能性だと思います。

有観客公演が終わった翌日25日(日)初めて無観客生配信を行いました。
ご視聴頂いた皆様ありがとうございました。
とても不思議な感覚でした。
反応のない客席。笑いも涙も、熱も感じない中での公演。拍手のないカーテンコール。
それでもカメラの奥ではたくさんの方が見てくれている。
ドラマや映画ともまた全く違う感覚。
初めての体験でした。

コロナに振り回され、コロナに一喜一憂の日々。
いつまで続くのか。

先月号では稽古1週間の模様をお伝えしましたね。
今月に入って、さらに稽古は熱を帯び…

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泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

4月号 『はじまりと終わり。』

【はじまりと終わり。】

みなさんこんにちは。
お元気ですか?

早いもので、今月も月末(汗)
そう『月刊ゴツプロ!』の時期がやってきました。

第六回公演【向こうの果て】は4月23日(金)に無事に開幕しました。
たくさんの応援を頂き、いろいろなことを乗り越え、みなさんに自信をもってオススメできる作品に仕上げ、はじまりました。
そして、その日に緊急事態宣言発令が決まり、国の要請によって、お客様を劇場にお招きしての公演ができなくなりました。
みなさんご存知のことだと思います。
初日にわかったこの事実。
各所で話し合い、どうにか公演を続けていけないか模索しましたが、この状況下では選択の余地もありませんでした。
我々ゴツプロ!【向こうの果て】は有観客公演3ステージで終了となってしまいました。
楽しみに待ってくださっていた皆様、スケジュールを調整して頂きご観劇を予定されていた皆様、また遠方より舞台観劇のため上京を企画してくださっていた方、そしてこの公演に関わって頂いた全ての皆様…本当にすいません。

この状況、仕方ない!

そう言ってしまえば終わりですが、それだけでは済ませられない深い想いはあります。
素直に悔しいです。
やり切れなくて言葉になりません。

それでも有観客公演中止の情報を聞いた多くの方々が土曜日の公演に足を運んでくださいました。
この日の2ステージは僕らも特別な想いでした。
カーテンコールでの皆様からのあたたかい拍手は絶対忘れません。
主宰 塚原大助が流した涙、声にならなかった想い。
もちろん僕らゴツプロ!全員でここまでやってきましたが、大助はプロデューサーとしても立っているので、これまでの努力、大変さ、そして責任と重圧は並並ならぬものがあったと思います。
1つずつ1つずつをクリアしていき、やっと辿り着いた初日。
なのに…
演劇を作るのは本当に大変です。
規模が大きくなればなるほど、大変です。
だからこそ、お届けする本番が尊いのです。

これまで奇跡的にいろいろな困難を回避してきた僕らでしたが、今回ばかりは。
春になったら大丈夫だろう?!
そんな甘いものじゃなかった。

僕らと同じ想いをしている方々も大勢いらっしゃると思います。
そして、コロナ最前線で戦っておられる医療従事者の皆様。
やり場のない怒りがこみ上げます。

でも、ゴツプロ!は負けません。
絶対この悔しさをバネに、さらに挑戦を続けます。

そして、転んでもタダでは起きません。
『auスマートパスプレミアム』での生配信を4月30日までやります。
KDDIさんからのご提案とご好意でやらせてもらいます。
こちらの生配信は舞台では初となるマルチアングル!
自分で見たい画面を選べる画期的なシステムです。
さらに配信監督には映画監督としても活躍中の片山享氏に依頼。
繊細なカットとアングルを駆使してこれまでにない舞台配信を行っています。
このマルチアングルはまさに舞台に向いている技術だなと改めて感じています。
これもこれからの演劇の可能性だと思います。

有観客公演が終わった翌日25日(日)初めて無観客生配信を行いました。
ご視聴頂いた皆様ありがとうございました。
とても不思議な感覚でした。
反応のない客席。笑いも涙も、熱も感じない中での公演。拍手のないカーテンコール。
それでもカメラの奥ではたくさんの方が見てくれている。
ドラマや映画ともまた全く違う感覚。
初めての体験でした。

コロナに振り回され、コロナに一喜一憂の日々。
いつまで続くのか。

先月号では稽古1週間の模様をお伝えしましたね。
今月に入って、さらに稽古は熱を帯び…

ゲストの若手二人、関口アナンと皆川暢二は三味線も頑張ってくれました。
毎日毎日稽古場で我武者羅に三味線を弾く姿が頼もしかった。
二人には劇場入りした後、本田劇場にてインタビューしました。

(このインタビューは初日前、リハーサルの合間に行いました。)

【関口アナン】
○ゴツプロ!2回目の出演ですがどうですか?
「雰囲気は去年と変わらず、楽しくここまでやってきましたが、題材が去年と打って変わって違うので、早く幕が開いてお客さんがどんな反応をするのか楽しみですね。」
○今回は三味線もありましたが、すごいですね!すごいセンスじゃないですか?結構やったんですか?
「(笑)いや、やりましたよ。めちゃくちゃやりましたよ。」
○でも三味線好きでしょ?
「好きですね。楽器は弾けるようになると楽しいから。」
○今年は小泉さんも出演頂き、初の女性キャストが加わり去年とは変わった?色々…
「去年はゴリゴリだったからな(笑)そういう意味では稽古場が、なんていうのか?あんまり男臭くないですよね。」
○そうね、やっぱりちょっと意識しているよね(笑)
「そうそう、浜谷さんとかも急にファブリーズしてたり(笑)去年は漁師だったから逆に匂い立つ方が良かったし。なんか役としてもみんな内に秘めい、てる感じがして、いつもやってた通し前のエンジン組んでやるぞー!みたいなのもないし。」
○そうだね。今回はそれぞれの対決みたいなところがあるよね。
「そうですね。各々が準備していってそこでかます。みたいな…明らかに芝居の作りが去年とは違う気がしますね。」
○本多劇場は2回目ですか?どう?
「またここに帰ってこられて嬉しいです。やっぱり本多はいいですね。小屋入りして、セットが立って、明かりが入ると、なんとも言えないですね。いやー早くやりたい!」
○では最後に一言お願いします。
「舞台も抽象だし、時空も飛ぶし、場所も変わるので、お客さんを夢心地というか不思議な世界に連れていければいいなと思います。」

【皆川暢二】
○舞台は7年ぶり?どうですか?
「約7年ぶりですね。新鮮ですし、その舞台が本多劇場ですからね。贅沢ことをさせてもらっています。」
○初めての本多劇場はどうですか?
「まだしっかり立ててないのでなんともですが、やはり劇場の雰囲気が神聖な感じがします。」
○オファーきてびっくりした?悩んだ?
「そうですね。やはり舞台が久しぶりだったのもあって、もちろんすごく嬉しかったのですが、団員も先輩たちばっかりなので、自分が中に入ってどういう役回りができるのか?という不安もありましたね。」
○稽古終えてどうでした?
「色々と新しい感覚が生まれ、自分でもチャレンジしたことが多いので、良い状態に仕上がったと思っています。」
○今回三味線も大変だったでしょ?
「大変ですね。三味線とかって付け焼き刃でやりました!なんて絶対無理じゃないですか。
三味線の他に民謡もあって、そちらも勉強しました。だから軽い気持ちでひょいとできるものじゃないなとすごく思いました。」
○最近は【メランコリック】はじめ映画を主戦場でやっているけど、舞台との違いを感じる部分は?
「舞台は約1ヶ月かけて、同じ時間を共有して、稽古して、それがすごく強みですよね。映像ではなかなかそうはいかないので、やはり空気感だったり、それぞれの現場で形を毎回変えてゆく映像の現場とは違いますね。」
○この舞台経験がまた映画に還元できたらいいね。
「そうですね。きっと必ずこの経験がものすごく良かった!と終わった時に思えるんじゃないかと。」
○まだ始まってもないけどね(笑)どう?ドキドキしない?
「いやドキドキしますよ。めちゃくちゃしてますよ。」
○最後に一言!
「照明や音が入ってこれから最終で作り込んで、やっと板の上に立てるので、見にきて頂いたお客さんにベストのパフォーマンスをおみせできるように頑張りたいと思います。」
○また終わったら感想聞かせてね!!

※スワイプでアルバム内を移動できます。

ずっとマスクをつけて行った稽古。
目の芝居だけを頼りに全力を尽くした。
こんなことももちろん初めてだった。
そして、僕らが大事にしている吞みュニケーション(笑)も我慢して、一度も行わず(泣)
最大限の防疫対策もとってきました。

稽古場から寄り添ってくれたスタッフの皆さん。

僕らのヘア監修をして頂いた西村さん。稽古場でカットしてもらいました。

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稽古場から本番入っても一度として同じ音はなく、常に『生』にこだわり、その場の息に合わせて繊細な音を奏でる音楽部!

会場入りして、最後の最後まで妥協なく作り上げてくれた照明さん、音響さん、美術さん。
配信の撮影チーム。
そして全部をまとめてくれる舞台監督。

そして、チケットからロビーから裏の裏まで全部を一手に担ってくれる制作チーム。
お手伝いの皆さん。
本番前にみんなが客席の一席一席を丁寧に消毒していた姿を思い出すと涙が溢れます。

舞台はみんなの力で、そして最後にお客様の熱で完成するのです。
たくさんの方の力で、応援でここまで歩んできました。
みんな悔しさは同じです。
でも、みんなで【向こうの果て】を追いかけたこの時間は僕らの宝です。
きっと今回のことも意味がある。
必ずまた立ち上がる。
リベンジする。
ここからまた新しい挑戦の始まりです。

本気の稽古期間がなかったら…
本気のスタッフさんたちがいなかったら…
本気で見たいと思ってくれるお客様がいなかったら…
本気で向き合っていなかったら…

このまま倒れていたかも知れない?!

でも俺たちは倒れたりしない。
そしてまだまだ【向こうの果て】は終わらない。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

小説版【向こうの果て】も絶賛発売中。
WOWOWドラマ版は5月14日(金)23時よりスタート。
一人でも多くの方に届けたい。

僕らの【向こうの果て】…
どうか皆さん応援してください。

いつもありがとう。

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

3月号 『いざ!「向こうの果て」へ!!』

【いざ!『向こうの果て』へ!!】

みなさんこんにちは。
お元気にお過ごしですか?
【月刊ゴツプロ!】の時期がやってきました。
そう、月末です。
早いね。早いよ、まったく…
そして、この【月刊ゴツプロ!】ですが、創刊号が四年前の3月。
丸四年の月日が流れました。
今回で49回目の【月刊ゴツプロ!】でございます。
ここまで続けてこれたのも、読んでくださるみなさんあってのことです。
本当にいつもご愛読頂き感謝しかありません。
ありがとうございます。
そして、昨年11月からは【52BUDDY!】が結成され、この【月刊ゴツプロ!】も【会員版】なるものができました。
ぜひ、一人でも多くの方に読んで頂きたいこの【月刊ゴツプロ!】。
他のコンテンツがあったり、特典があったりとみなさんに満足して頂けるよう我々も精進していきますので
ぜひこの機会に【52BUDDY!】にもご加入頂けたら幸いです。
よろしくお願いします。

さてさて、前置きが長くなりましが…
いよいよ稽古がスタートしましたよ。
待ちに待った稽古です!!

と、その前に、先月2月14日のバレンタインデーに情報公開になったWOWOWドラマ版【向こうの果て】の続報として、
今月14日ホワイトデーの日に他キャストなどの追加公開がありました。
そこで我々ゴツプロ!メンバー全員の出演決定!もやっと皆様に報告できました!

今をときめくあの人や、日本映画界のバイプレーヤーの皆さんとともにこの作品を作れる喜びは一入でした。
さらにこちらのドラマを監督された内田英治監督が撮った【ミッドナイトスワン】は第44回日本アカデミー賞において『最優秀作品賞』を受賞。
これまたすごい!
なんか、よくわからんけど、すごいこと尽くしなんです(笑)

いや、だってね、舞台原作がドラマになることだけでもすごいことで、しかも大体は舞台が盛況でその後評価を得て映像化が普通なのに、
今回は舞台と映像が同時進行していること自体、とんでもないことなんです。
さらにその映像作品に劇団メンバー揃って出演できるなんてまさに夢みたい。
こんなこと旗揚げした時には考えもしてなかった。
毎年、いろんなことに挑んで、少しずつ大きく、高く、前に進んできたからこそ達成できた快挙。
もちろんそこには、今この【月刊ゴツプロ!】を読んで下さっている皆さんの力が一番大きいのです。

僕らは常に…どうやったら喜んでもらえるだろうか?
楽しんでもらえるだろうか?
そして、驚いてもらえるだろうか?
そんなことばかり考えて進んできたし、これからも進んでいきたいと思っています。

ドラマに触れたので、少しだけドラマのことを書きたいと思います。
実はドラマ版もだいぶ前から動いていまして、去年12月には、方言とお芝居の稽古があったのです。
これがその時の一枚。

内田英治監督を囲んで…

ここから、年が明けてすぐ「緊急事態宣言」になり、クランクインが延びたり、それにより撮影場所が変更になったりと
スタッフさんはじめ製作陣は本当にご苦労の多かったことだと思います。
それでも、一丸となり、一人もコロナ感染者なく、撮影期間も予定より押すことなく、撮影は無事にクランクアップしました。
本当に楽しみな今作。
撮影現場も凄く良い感じで、緊張感と程よいリラックス感とで、とてもやりやすい環境を作って頂きました。
ま、強いて言えばもの凄く寒かった思い出が一番でしたが(笑)
特に主宰の塚原大助と浜谷さんと自分は津軽パートだったのですが、スタッフさんたちに聞くと「津軽パートの撮影日は決まって寒い!」って仰ってました。
でも、青森は寒いですからね、その辺りのリアリティも映像から出ていたらいいなぁ。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

現場で押させて大助と浜谷さん!
寒そうです。。。
メンバー全員とは現場で会えませんでしたが…

渡邊聡さんとは支度部屋で一度会えました。
現場でメンバーに会うとそれだけでテンション上がります。

海さんが見学に来てくれた日。
メンバーがこれだけ揃えばそりゃテンションもマックスです。
いやー本当に素敵な時間だったし、貴重な体験でした。
これからもこういうことがどんどん増えていくよう邁進するのみです!!
ドラマでは舞台とはそれぞれ違う役で出演していますので、ぜひドラマ版もご期待ください。

そして、ドラマ撮影を終えた我々はいざ!

これまで色々な芸事を時間をかけ習って稽古インしてましたが、今回は久しぶりのストレート芝居。
でも、ドラマ撮影もあったし、すでにエンジンはかかっております。
稽古開始前には何度かメンバーで集まり、決意新たに稽古初日を迎えました。

14時スタートの初日。
11時に集まるメンバー(笑)
もう居ても立っても入られません。

せっせと顔合わせの準備。
これだけ湧くつく初日も珍しい(汗)

座っちゃいるが落ち着かない我々です。

正直、これだけで落ち着きません(汗)
お名前の入った前垂れ、ゴツプロ!史上初めて作りました(笑)
そして、小泉今日子さん稽古場イン。
そこで佐藤正和氏が放った一言「ほんとにきた!」この一言には大爆笑。
そして一気に和む稽古場。

そこから毎年恒例の…

主宰 塚原大助の雄叫びからスタートです!!!
もうね、大助も抑えられない衝動です。
コロナ問題や、色々なことを乗り越えてまずはスタート地点に立てました。
去年の公演では稽古初日にいきなりスタッフさんも交えて鍋をつつき、お酒を飲んで、決起しました。
今年はもちろんそんなことはできません。

でも、その分、絆は深まり、舞台をやれる喜びを噛み締めています。
毎年色々とありましたが、今年は例年にない違った不安もあり、その中でたくさんのことを話して、解決して、やっと迎えたこの日です。

この日をきっと忘れないでしょう!

コロナがなかったら…
2年以上も想いを募らせてなかったら…
ドラマ撮影が無事終わってなかったら…
何としてもやり抜く強い思いがなかったら…

こんなに感慨深い、湧くつく稽古初日を迎えられなかったかも知れない?!

そして稽古開始から一週間…
相変わらずせっかち演出家の山野海氏の稽古。
ほぼラスト近くまで立ち稽古が進んでおります。

もうみんな頭も心もぐるんぐるんです(笑)
でもこれがまた心地よし。
稽古場に帰ってきた。ゴツプロ!に帰ってきた。そしてまた始まる!

稽古場で凌ぎを削る。
稽古場でセッションする。
笑う、怒る、泣く、爆発する!稽古場はまさに格闘場です。
マスクを付けての稽古はなんかいつもと様子が違うけど、慣れるしかありません。
マスクを外すその日まで、どれだけ多くの準備ができるか?
やってます!やってますよ!
これはすごい作品になると思います。
すごい作品にします。

みなさんご期待くださいね!
最後に…今回チラシでは『YOHJI YAMAMOTO inc.』に衣装協力をして頂きました。
そして、上演後ののアフタートークでは『Y-3』に衣装協力して頂きます。
これまたとんでもないことのひとつ!!

先日、おじさんたちは最高にカッコつけて撮影してきましたよ(笑)

当たり前じゃないことがたくさん起こっている。
だからこそ、感謝の心を胸に、驕らず、過信せず、前向きに直向きに、ただただ進むのみ。
本番初日をきっちり迎えられるよう、最大限の注意を払い、最大限の力を注ぐ。
そんなゴツプロ!第六回公演『向こうの果て』にご期待ください!

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

月刊ゴツプロ!3月号

【いざ!『向こうの果て』へ!!】

みなさんこんにちは。
お元気にお過ごしですか?
【月刊ゴツプロ!】の時期がやってきました。
そう、月末です。
早いね。早いよ、まったく…
そして、この【月刊ゴツプロ!】ですが、創刊号が四年前の3月。
丸四年の月日が流れました。
今回で49回目の【月刊ゴツプロ!】でございます。
ここまで続けてこれたのも、読んでくださるみなさんあってのことです。
本当にいつもご愛読頂き感謝しかありません。
ありがとうございます。
そして、昨年11月からは【52BUDDY!】が結成され、この【月刊ゴツプロ!】も【会員版】なるものができました。
ぜひ、一人でも多くの方に読んで頂きたいこの【月刊ゴツプロ!】。
他のコンテンツがあったり、特典があったりとみなさんに満足して頂けるよう我々も精進していきますので
ぜひこの機会に【52BUDDY!】にもご加入頂けたら幸いです。
よろしくお願いします。

さてさて、前置きが長くなりましが…
いよいよ稽古がスタートしましたよ。
待ちに待った稽古です!!

と、その前に、先月2月14日のバレンタインデーに情報公開になったWOWOWドラマ版【向こうの果て】の続報として、
今月14日ホワイトデーの日に他キャストなどの追加公開がありました。
そこで我々ゴツプロ!メンバー全員の出演決定!もやっと皆様に報告できました!

今をときめくあの人や、日本映画界のバイプレーヤーの皆さんとともにこの作品を作れる喜びは一入でした。
さらにこちらのドラマを監督された内田英治監督が撮った【ミッドナイトスワン】は第44回日本アカデミー賞において『最優秀作品賞』を受賞。
これまたすごい!
なんか、よくわからんけど、すごいこと尽くしなんです(笑)

いや、だってね、舞台原作がドラマになることだけでもすごいことで、しかも大体は舞台が盛況でその後評価を得て映像化が普通なのに、
今回は舞台と映像が同時進行していること自体、とんでもないことなんです。
さらにその映像作品に劇団メンバー揃って出演できるなんてまさに夢みたい。
こんなこと旗揚げした時には考えもしてなかった。
毎年、いろんなことに挑んで、少しずつ大きく、高く、前に進んできたからこそ達成できた快挙。
もちろんそこには、今この【月刊ゴツプロ!】を読んで下さっている皆さんの力が一番大きいのです。

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泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。