7月号 『山笑う!閉幕…そして新章スタート。』

【山笑う!閉幕…そして新章スタート。】

みなさんこんにちは。
毎日暑いですね。
そして、コロナも恐ろしいほど増えてますね(泣)
お元気にお過ごしですか?
7月も終わります。夏休みシーズン、みなさん楽しんでいますか?
そんな私と言いますと…
やってしまいました。そうです。流行りの…増加傾向にある例の…
コロナになってしまいました(汗)
いやー、人一倍気をつけてはいたのですが、どこで?誰から?そんなことを考えても時間の無駄。
どこかでもらってきたんです。
ほんとお恥ずかしい。
自分は絶対ならない!なんてどっかで思っていた自分が滑稽すぎる。
夜中何度も目が覚め、なんか調子悪いなって思っていたら、朝方急に倦怠感が…
まさか?!と思い抗原検査をしたら【陽性】反応が。
そこからは、発熱、激しい頭痛、全身の痛みと倦怠感などなど、病院に行っても、これという特効薬もありませんから、漢方と炎症を和らげるお薬とロキソニンをもらい、帰宅。
そこから自宅療養が始まりました。
まだなってない方のために…とにかくロキソニンが効きます。
熱、頭痛、体全体の痛み、喉の痛み、全部に効きます。
これは感染する前に用意があるといいかも。
自分がどれくらいの症状に当たるのかも全くわかりませんが、結構しんどかったですよ。
ま、そもそも重度、軽度って本人次第ってとこもあるような気もします。
コロナで一般的に言われている症状(味覚障害と嗅覚障害)以外のものはほぼ一通りきました。
しかも、徐々にきました(汗)
頭痛治ってきたかなと思ったら喉の痛みがやってくるみたいな。
そんなこんなで現在も自宅療養中でございます。
みなさんも本当に気をつけてくださいね。
もちろん気をつけているとは思いますが。

でも、これが舞台本番中とかじゃなくて本当に良かった!と思う自分もいます。
正直、我慢してできるレベルではないですし、これは無理だなと心底思いました。
そして、何より人にうつしてしまうことが一番怖い。
自分も感染してみて、その前数日に会った人々の顔が一番に出てきました。
みんなに連絡して、事情を説明しました。
そこから数日間は人にうつしてないことを願うばかり。
今の所、周りは大丈夫とのことで、少しだけホッとしています。

先月、今月と演劇界も暗いニュースばかりです。
公演の中止や延期。
ニュースを見聞きする度に心が痛くなります。
自分がなってみて余計に現実味を帯びてきた【コロナ】。
うまく付き合っていくしかないんでしょうけど、演劇は特にリスクが大きいです。
少し落ち着いたと思ったらまた増えての繰り返し。
いつになったら、何の心配もなく公演出来て、お客様も何の気兼ねなく見に行けるようになるんですかね。
そんなことを切に考え、願う毎日です。

そんな中、ゴツプロ!としましては、去る7月17日(日)に、
BOND52【山笑う】無事に閉幕することが出来ました。

ご来場頂いた全てのお客様、そしてご尽力頂きましたスタッフさんはじめ多くの皆々様、本当にありがとうございました。
このご時世、無事に閉幕できることは奇跡以外の何者でもありません。
ゴツプロ!メンバーの浜谷さんが発起人となり始まったこの企画。
劇団 小松台東さんに多大なるご協力を頂き、素敵な客演のメンバーにご出演頂き、とても素晴らしい公演となりました。
自分は出演しておりませんので、はっきり言って嫉妬でしかございません(笑)
でも嫉妬させてくれるほど良かったのです。
稽古場にも一度お邪魔させてもらったのですが、何ともいえない空気感と緊張感が漂っていました。
一切の妥協がない稽古がそこにありました。
見ていて清々しい。
絶対的に本来舞台の稽古場はこうあるべきだ!!そう思える素敵な空間でした。

女性のキャストさんもいますし、演出家も変われば空気感も変わる。
ゴツプロ!とはまるっきり違う空気感でのメンバーたちも新鮮でした。
個人的には自分こういうお芝居大好きです。
やるとなると、ごまかしも効かないし、めちゃくちゃ怖いけど、静かな中に【動】がいっぱい詰まっている。
語りたくても語れない。
笑いたくても笑えない。
生きていくと知らないうちに余計なものもたくさん抱えてしまう。
それが時に重くなったり、時に邪魔になったり。
まさにそんな人生を写す鏡のような作品。
2時間一幕の一本勝負。
いやーやる方も見る方も痺れまくりの時間です。
ついでに聡さんの足も痺れてないか心配になった次第です(笑)
見た方はわかると思いますが、聡さんは客入れの開演30分前から舞台上で芝居をしています。
そこから時間になると自然とはじまっていくんです。
これもとても好きな演出でした。

小松台東の作・演出家 松本哲也さんからは今回いろんな刺激を受けました。出てないけど(笑)
初日の開演前集合で、松本さんは仰いました。
このお芝居よりもっと悲惨で、悲しい想いをしている方々が見にくるかも知れません。
本当に大事な方を亡くされた方もいるかも知れません。
ですから、皆さんはこの2時間だけは役としてしっかりとその人生を背負って舞台に立ってください。
生きてください!

まさに、そうだと思います。
虚構の世界で生きているけど、しっかり覚悟を持って人前に立つ。
それは俳優としての責任だと思います。
まさに松本さんが言われた言葉の通り、舞台上、生きた人々が2時間の人生を過ごしていました。
手前味噌ですいません。
本当に素敵な舞台でした。
見てない方もいらっしゃると思うので、舞台写真を数枚掲載させて頂きます。

どっからどう見ても通夜の親族控室です(笑)
良い舞台は写真で見ても空気感がいい。

自分もお手伝い出来て光栄でした。
お客様にもご挨拶できて嬉しいひと時。
お声かけ頂いたお客様、ありがとうございました。

演劇部の林彬も演出部でお手伝いしました。
きっとこれからの演劇部にも生かされることだと思います。
なんとも素敵な座組みでの公演。
第二回も今から楽しみです。

ちなみに千穐楽前日は主宰の塚原大助の46回目のお誕生日。
しかも共演の野々村のんさんと同じ誕生日。

本番中に誕生日を迎えるって格別ですよね。
のんさんからは「ゴツプロ!のファンの方々にくれぐれもお礼をお伝えください。」とのコメントも頂きました。
ありがたいことです!
たくさんの想いの詰まった【山笑う】!

千穐楽終演後の楽屋。
この浜谷さんの涙が全てを語っております。
本当に企画から制作、そして演者として大変なことがたくさんあったと思います。
浜谷さん、本当にお疲れ様でした!!

そしてそして、これまた浜谷さんが部長を務めるゴツプロ!演劇部。
遂に第二シーズンの開幕です。
山笑う!終わって、休む間もなく第二期のオーディションが行われました。
浜谷さんと色々打ち合わせもして、台本も用意して、自分もガッツリ関わる予定だったオーディション!だったのですが…
はい。ご存じのようにコロナにて叶わずです(泣)
不甲斐ない。
ということで今回も十数名のご応募を頂きまして、二日間に渡るオーディションを開催しました。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

映像で拝見しましたが、これまた面白い。
人と人が出会う=不思議とワクワクする。
いろんなものがその先に広がるような気がしてくる。
このオーディションを経て、また新たな出会いがあり、一期生と共に新章がスタートします。
どうぞこちらもご期待ください。

さらに来月はいよいよ佐藤正和氏プロデュースの『青春の会 第二回公演』
「父と暮せば」の稽古がスタートします。

東京、広島、大阪、大牟田のツアー。
ぜひお近くの皆様、応援のほど何卒よろしくお願いいたします。

どこかでいつもゴツプロ!を(笑)
皆様に多くお会いできますよう、みんな頑張って参ります。

皆様の応援がなかったら…
繋がりを大事にしていなかったら…
コロナに負けず動いてなかったら…
信じる道を歩いてこなかったら…

素敵でワクワクする出逢いなどなかったかも知れない?!

出逢いを大切に、ご縁を大事に、皆様への感謝を忘れずにこれからもゴツプロ!は進んでいきます。
今後ともご贔屓に!

 

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

6月号 『新たな展開!始動!!』

【新たな展開!始動!!】

みなさんこんにちは。
一ヶ月はあっという間。お待たせしました【月刊ゴツプロ!】です。
いやー、しかし暑いですね。今日も東京は最高気温36度。
四日連続の猛暑日。
どうなってしまのか?日本!マジで異常気象。てか、もはや毎年これ言っているからすでに異常でもないのか?!
体温より気温の方が高いわけですからそりゃ具合も悪くなるよ。
外出た瞬間、なんもしてないのに汗だく。いやー困ったもんです。
みなさん、くれぐれも熱中症など気をつけてくださいね。
まだまだ夏も始まったばかりですが、楽しみつつ、乗り切っていきましょう!

はい。
ということで、我々ゴツプロ!も熱い夏のはじまりです!
【十二人の怒れる男】が終わり、それぞれ余韻に浸り、ロスったり、写真を見ては思い出しの日々を越えて、それぞれに動き出しております。

来月はいよいよゴツプロ!新企画がスタートします。
その名も、【BOND52】
メンバーの浜谷康幸が先頭に立って動き出した企画です。
BOND=繋ぐ
ゴツプロ!と他の劇団や人とを繋いでいく企画。
その第一回目は【劇団 小松台東】さんとコラボ。
作・演出に小松台東の松本哲也氏をお招きし、小松台東の中でも名作と謳われる「山笑う」に挑みます。

素敵なゲストさんをお招きし、絶賛稽古中。
稽古場も良い雰囲気と聞いています。
ゴツプロ!メンバーからは主宰の塚原大助、浜谷康幸、渡邊聡の三名が出演。
こちら、自分もまだ稽古場に行ってないので、本当に楽しみ!!
小松台東さんとゴツプロ!
一見真逆の二つがコラボすることでどういう化学反応が起こるのか?とても楽しみです。
ぜひ、皆様にもご覧頂きたい。

しかしながら浜谷さんがプロデュースっていうのがまたいいんですよ。
自分、浜谷さんとは結構付き合い長いのですが、この方まさに芝居バカ(これいい意味で)なかなか自分の知り合いの中でも、上位の芝居バカ(笑)
というより、浜谷さんから芝居取り上げたら何が残るの?ってくらい。
逆にいうと、他は結構抜けているところがありまして(笑)
それが面白いし、浜谷さんならではの良さでもあって。
そんな付き合いの長い浜谷さんが去年は【ゴツプロ!演劇部】を立ち上げ、今回は【BOND52】を立ち上げた。
50歳にして初プロデュースをやる!!
やれるの?やれるのか?浜谷さん!!
答えは終わってみるまでわかりませんが、僕ら後輩からみると、先輩の頑張っている姿ってやっぱいいんです。
励みになるんですよ。
50歳越えても新しいことにチャレンジするってカッケーなって思うわけなんです。
そして、負けてられないなって。生意気な後輩は思うんですよ(笑)

これがゴツプロ!

これがゴツプロ!の良さ、強さ、だと思う。

演劇部からの一年、浜谷さんの新たな1ページ。
みなさん、ぜひ目撃してください。
【山笑う】どうぞよろしくお願いします!

そして、その後は佐藤正和氏プロデュースの『青春の会 第二回公演』です。
今回は井上ひさし氏の名作。数々の劇団でも上演していますし、映画では故原田芳雄さんと宮沢りえさんが主演された名作中の名作「父と暮せば」を上演いたします。

これまた魅力的な上演です。本当に。そして、このチラシがまたいい!
この作品自分大好きでして、こちらも楽しみでしょうがない。
でも、考えたんです!
【山笑う】も【父と暮せば】も、自分が出演してないことや、色々と関われてないことにめっちゃ嫉妬しているわけです。
これって、すごく素敵だなと思うんです。
劇団内でもいろんな動きに嫉妬する。これ大事だと思うわけです。

それにしても佐藤正和さんの行動力には頭が下がります。
この人のアグレッシブさは本当にすごい!
見習う点ばかりです。
だって、今回の公演だって、全国四カ所ツアーですから!
佐藤氏の地元、福岡県大牟田市の凱旋公演、そしてこの作品の舞台となっている広島公演、さらにはいつもお世話になってる大阪公演。
このチョイスがまた素敵。
佐藤氏は大牟田でも宣伝活動を積極的に行なっています。
ついこの間も大牟田市長に表敬訪問されました。

たくさんの新聞にも取り上げて頂きました。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

佐藤氏の機動力は素晴らしい!!
人を味方につけるパワーがある。そこには絶対折れない、曲がらない指針が必ずある。

自分も一度故郷熊本で公演をしました。
なんともいえない高揚感でした。
僕ら田舎から出てきたものは、一度は自分の田舎に錦を飾りたい想いがあります。
佐藤氏にあるかどうかは別にして、こちらの公演もどうか皆様応援してください。
この時代に、いやこの時代だからこそとても意義のある作品だし、演劇の裾野を広げたい佐藤氏の想いの詰まった作品になると思います!!

というわけで、今年の夏、秋にかけてはゴツプロ!満載でお送りしたいと思いますので、何卒よろしくお願いします。

そして、今月は私が演出させてもらいました!
WATARoom【青いきおく】にご来場頂き、また応援して頂きありがとうございました。

演出だけでしたので、受付に立っておりますと、ご来場頂いた皆様に会えまして、本当に嬉しかったです。
最近は終演後のロビーご挨拶もできないので、直接お会いする機会がなかったので、こうして久々にお会いできたのは嬉しかった。

浜谷さんや、佐藤氏の動きも含めて自分にできることってなんだろう?って考えることもあるのですが、自分は脚本を書いたり、演出をしたり、人の輪を広げていったりすることができるんじゃないかと思ったりしています。
昔は自分で書いた作品を演出することだけだったのですが、最近は有難いことに演出だけのお仕事も頂けるようになりました。
これはこれですごいプレッシャーです。
他の誰かが書いた脚本を自分の解釈で演出していく!
なかなかな作業です。

今回の演出も、初めての劇場、初めて会う演者の皆様、初めてのスタッフさん、そして役者×芸人、さらには男が女を演じる。

まあ、初物づくしにて!!!色々と不安でした。
でもね、やる作業はいつもと変わらずいたってシンプル。
お客様に楽しんで頂くために全力を尽くす。
いつもやっている演劇とは真逆だし、稽古日数少ないし…でもそんなの見ていただくお客様には一切関係ないわけで。
だから100%!!全力投球です。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

新たな出会いと発見と、ものすごく勉強になりました。
今、自分ができることを一生懸命にやる。
これがいつかゴツプロ!の未来につながる!
また新たな希望も見えた公演となりました。

それぞれが動いているからこそ…
それぞれがそれぞれに嫉妬しているからこそ…
餅屋は餅屋もわかっているからこそ…
常に楽しいことを望んでいるからこそ…

ゴツプロ!はきっと強く、前向きにいられると思う。

とにかく、少しでもたくさん、みなさんとエネルギーの交換ができるよう頑張っていきます。
またみなさんと劇場で同じ時間、空間を共有できる時を楽しみにしています。

いつも、いつも、ありがとうです。
心より…

 

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

月刊ゴツプロ!6月号

【新たな展開!始動!!】

みなさんこんにちは。
一ヶ月はあっという間。お待たせしました【月刊ゴツプロ!】です。
いやー、しかし暑いですね。今日も東京は最高気温36度。
四日連続の猛暑日。
どうなってしまのか?日本!マジで異常気象。てか、もはや毎年これ言っているからすでに異常でもないのか?!
体温より気温の方が高いわけですからそりゃ具合も悪くなるよ。
外出た瞬間、なんもしてないのに汗だく。いやー困ったもんです。
みなさん、くれぐれも熱中症など気をつけてくださいね。
まだまだ夏も始まったばかりですが、楽しみつつ、乗り切っていきましょう!

はい。
ということで、我々ゴツプロ!も熱い夏のはじまりです!
【十二人の怒れる男】が終わり、それぞれ余韻に浸り、ロスったり、写真を見ては思い出しの日々を越えて、それぞれに動き出しております。

来月はいよいよゴツプロ!新企画がスタートします。
その名も、【BOND52】
メンバーの浜谷康幸が先頭に立って動き出した企画です。
BOND=繋ぐ
ゴツプロ!と他の劇団や人とを繋いでいく企画。
その第一回目は【劇団 小松台東】さんとコラボ。
作・演出に小松台東の松本哲也氏をお招きし、小松台東の中でも名作と謳われる「山笑う」に挑みます。

素敵なゲストさんをお招きし、絶賛稽古中。
稽古場も良い雰囲気と聞いています。
ゴツプロ!メンバーからは主宰の塚原大助、浜谷康幸、渡邊聡の三名が出演。
こちら、自分もまだ稽古場に行ってないので、本当に楽しみ!!
小松台東さんとゴツプロ!
一見真逆の二つがコラボすることでどういう化学反応が起こるのか?とても楽しみです。
ぜひ、皆様にもご覧頂きたい。

しかしながら浜谷さんがプロデュースっていうのがまたいいんですよ。
自分、浜谷さんとは結構付き合い長いのですが、この方まさに芝居バカ(これいい意味で)なかなか自分の知り合いの中でも、上位の芝居バカ(笑)
というより、浜谷さんから芝居取り上げたら何が残るの?ってくらい。
逆にいうと、他は結構抜けているところがありまして(笑)
それが面白いし、浜谷さんならではの良さでもあって。
そんな付き合いの長い浜谷さんが去年は【ゴツプロ!演劇部】を立ち上げ、今回は【BOND52】を立ち上げた。
50歳にして初プロデュースをやる!!
やれるの?やれるのか?浜谷さん!!

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泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

5月号 『十二人の怒れる男!閉幕。』

【十二人の怒れる男!閉幕。】

皆様こんにちは。
すっかり気候は夏ですね。
毎日汗ばむ季節になりました。

さてさて、そんな5月22日(日)ゴツプロ!第7回公演「十二人の怒れる男」無事に閉幕することが出来ました。
ご来場頂いた皆様本当にありがとうございました。
応援して頂いた皆様、しっかりと劇場に届いておりました。
感謝しかないです。
今月号を書くにあたり、去年の今頃だったり、今年に入ってからの「月刊ゴツプロ!」を読み返しました。
いろんなことが思い出され、またロスに拍車がかかった次第であります(笑)
はー、終わってしまいました。
先月号で「来月の今頃は終わっている。きっと早いだろうな。」みたいなことを書いていましたが、本当に早かった(泣)
ずっと続いてほしいと思う、稽古から本番でした。
尊い時間でした。

稽古場にも盆(回る舞台)をセッティングして、本番さながらの稽古をしました。

これがね、鉄の塊やモーターが数多く必要なんですが、どれも重いの(泣)
演劇部にも手伝ってもらって、おじさんたち老体に鞭打ちながら頑張りましたよ。
これも全ては本番でお客様に喜んで頂くため!
でもその甲斐あって、良い稽古ができたのです。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

盆を回すタイミングだったり、速度だったり、細部に拘り稽古しました。
せっかく使うなら、効果的に使いたい。
演出家の西沢栄治さんは、盆が回るのは人の価値観が変わった瞬間。大きなエネルギーが動いたとき。と言われました。
あまり裏話を書くと野暮ったくなるとは思いますが、要は脳の中の一瞬の出来事を盆が回ることで表現しているんです。
ついでに言うと、西沢栄治さんは先月号でも書きましたが、役者に寄り添ってくれる演出家です。
頭ごなしに「違う」なんて絶対に言いません。
芝居に対して、脚本に対して、役者に対して、とても愛情深くリスペクトしている方です。
なので、個人の方向性に関してはそれぞれに時間をかけ、細かく演出されます。
その一方で全体の演出としては、大胆に、なかなか思い付かないようなことを思いっきりチャレンジする。
いやー、素晴らしい演出家さんだと感服いたしました。
大胆さと繊細さを併せ持つ素敵な方でした。

その演出家の元、明けても暮れてもやりました。
とことんやりました。
楽しかった!
大先輩たちが苦しんでいる姿も、楽しそうな姿も…生で見れて感じて、そして僕らも負けじと頑張る。
いい空気しか流れてなかった。
だから、もっともっと稽古したいと心底思いました。
でもね、月日は流れちゃうから(汗)
はじまりあれば、必ず終わりが来るのです。
個人的には、今回かなり苦労しまして、最終の通し稽古でも台詞が出てこなくてプロンプ(違う方にセリフを出してもらうこと)を付けられてしまったのです。
これは長い演劇人生でも初めてのことでした。
悔しさと不安が募りました。
でも、幕は待ってくれませんから、時間ある限り台本と睨めっこ。そして最後は己を信じる!

そして、小屋入り。

あの重い盆をまた運びます(汗)本多劇場の大階段が足にくるのよ(泣)

※スワイプでアルバム内を移動できます。

本多劇場の前席をとっぱらい…
特別ステージを組みました。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

ただの張り出し舞台は過去にもあれど、四面囲み、さらにはステージ上に客席を作ったのはゴツプロ!が【初】です。
本多劇場40年の歴史でもこれが初なんです。
やってやりましたよ。
だって【初】って嬉しいじゃん(笑)

こうしていよいよ開幕です。
一年越しに帰ってきました本多劇場。
たくさんの想いを抱えて…
去年の同じ時期、緊急事態宣言により途中で中止となり、最後の日みんなで涙したカーテンコール。主宰の塚原大助がカーテンコールで言葉にならず、ただただ涙し、最後にまたここに帰ってきます。と告げた日から一年。
去年自分が書いた文章を読み返し、いろんな想いを我慢していた自分にも気付きました。
無観客公演のこと…今だから言えるけど、本当に辛かった。
反応のない客席、一方通行のエネルギー放出、無音のカーテンコール。
これはね、何とも言えない寂しさと侘しさがありました。
エネルギーを発しても返ってくるエネルギーがないから、めちゃくちゃ疲れるんです。
舞台ってやっぱりお客様あってのものだと痛感したあの日から一年。
去年は「あっちにいく前に。」も中止となりました。
悶々とする日々を送りました。
とにかくお客様の前でやりたい。
公演を最後までやり抜きたい!
その想いだけで一年頑張ってきました。
そして、迎えた初日。
四面囲み、あの緊張感、高揚感、ヒリヒリ感。
舞台に立っている。演っている。お客様と同じ時間と空気を共有している。
なんとも言えない気持ちが沸々と湧き起こりました。

カーテンコール。

あたたかな拍手とお客さまの笑顔。気持ち、エネルギー。
本当に嬉しかった。
袖に帰り、涙しました。
皆様に言いたい!
本当に感動の時間をありがとうございました。
舞台は僕らが一方通行でやっているのではないんです。
お客様と一緒に呼吸し、盛り上がり、一緒に作り上げていく。
だから、劇場でしか味わえない「生」があるんです。
千穐楽の前日にカーテンコールでトリプルを頂きました。
その時に自然と僕らキャストはお客様に向け拍手を送っていました。
まさに舞台です。
お客様が楽しんで、真剣に見てくれて、反応してくれるから芝居がどんどん上がっていく。
なんとも言えない空間を味わいました。

アフタートークショーでは、撮影タイムを設けさせてもらい、劇中2回しか回らない盆を劇中より多く回しました(笑)

ちと恥ずかしかったけど、おじさんたちちょっとしたスター気分を味わいました(笑)
一瞬一瞬が眩しくて、大事な時間だった。
一日二回公演は気合いでやり切った(笑)
休演日なしの10日間。肉体的にはもちろん疲れはあったけど、お客様の前に立てる喜びが大きすぎて、我武者羅に駆け抜けた。

何より、一人もコロナにならず、大きな問題もなく千穐楽までこれたことが奇跡。
普通に幕が開き、幕が降りる時代では無くなってしまった。
演劇だけに限らず、やること、動くことがリスクの方が大きくなってしまった。
でも、動かないと何も始まらない。

去年の5月5日子供の日【向こうの果ての果て】をやった時、僕たちは次に進むために、これを必死にやって成功させようと決めました。
あの日があったから、今回のこの千穐楽がある!!!

四方からのスタンディグオベーション!!!
やったー!
やったぞー!
今この写真を見てるだけでも、また涙が出てくる(涙)
最高にして最幸でした。
一生忘れられない光景と熱と拍手と笑顔がそこにありました。
芝居やってきてよかった。
続けてきてよかった。
道を疑わず、前だけを見据えて、踏ん張ってよかった!

この上ない千穐楽でした。
もう一回言わせてください。
皆様、感動の瞬間をありがとうございました!!

あの日がなければ…
コロナがなければ…
演劇に出会ってなければ…
信じて進んでなかったら…

本多劇場であの感動は感じられなかったかも知れない?!

見れなかった方のために少し劇中の写真を載せます!!

演劇界のレジェンド、文学座 小林勝也氏。
読売演劇賞を3回受賞。
この方とご一緒できたのはまさに宝。
ありがとうございました。

これまた憧れの先輩 山本亨氏。
これまでずっと見てきました。
まさか、ご一緒できるとは、芝居に真摯に向き合う姿勢には頭が下がります。
ありがとうございました。

IMG_0369

ワハハ本舗 佐藤正宏氏。
コメディ要素と抜群の技術。
そして芝居の奥深さ。たくさんのことを学ばせてもらいました。
ありがとうございました。

佐藤達氏。
あの役をあんな風に?!
おそらく十二人〜誰もやったことのない陪審員2号だったと思います。
みんなに愛される達さん。
ありがとうございました。

ゴツプロ!3回目の出演 関口アナン。
去年、ともに辛い想いを味わったね。
無観客のステージ終わった後に人知れず泣いていたね。
アナン、お疲れ様。
ありがとう!

IMG_0385

ゴツプロ!初参加の三津谷亮くん。
出来上がったカンパニーに、しかも先輩ばかりの中に飛び込み、やりにくいところもいっぱいあったと思うけど、その中でも自分のやりたい芝居をしっかり貫く姿はさすがでした。
ありがとうございました。

IMG_0387

椿組 木下藤次郎氏。
まさに【職人】という言葉がぴったり。
少ない出番ながら、稽古場も早くから入って準備し、ものすごい存在感を発揮されたのはさすがの一言です。
藤次郎さんがこの役をやって頂いたお陰でこの作品は二つも三つも格が上がったと思います。
本当にありがとうございました!

芝居は儚いですね。
でも儚いからこそ、輝き、燃え尽きる。
久々の達成感と満足感と、そしてそれ以上の虚無感(ロス)になってます。
これも去年は味わえなかったことなので、しっかり味わって、また次に向け進んでいきたいと思います!

最後にこの公演に携わって頂いた、キャストさん、スタッフさん、お手伝いにきて頂いた皆様、応援してくださった皆様、そしてご来場頂きました全てのお客様に、ゴツプロ!一同最大の感謝を込めて…本当にありがとうございました!

これからのゴツプロ!にご期待ください。
今後ともゴツプロ!を何卒よろしくお願いいたします。

 

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

4月号 『十二人の怒れる男 絶賛稽古中』

【十二人の怒れる男 絶賛稽古中】

皆様こんにちは。
春爛漫。とはいえ、気温差も激しい毎日ですが、お元気にお過ごしでしょうか?
毎月言っておりますが…一ヶ月の早いこと早いこと。
もう月末ですよ。これで今年も三分の一が終わりですよ。
いやはやですね。
まずは今月はじめ、メンバーの44北川出演作品。
プリエールプロデュース【あぶくの流儀】

ご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました。
なんだか懐かしい44さんのあの役。
そして、まさに【本物】の大衆演劇のニオイ。
ラストのショータイムはまさに圧巻でした。
エンタメが詰まった作品でしたね。
44さんお疲れ様でした。

こちらの作品の楽日が4月10日。
そしてその二日後の4月12日…ついに我々ゴツプロ!第7回公演【十二人の怒れる男】が稽古スタートとなりました。
44さん、頭を切り替えるの大変(汗)

※スワイプでアルバム内を移動できます。

今年もメンバーは居ても立っても居られない。
早くから稽古場に集まり、顔合わせの準備です。
なんともいえない緊張感が漂います。

そして、続々と集まってくる役者陣とスタッフ陣。
緊張と高揚感はマックスに!

例年と変わらず主宰の塚原大助の挨拶からスタート。
ただ例年と違うのは、大助が雄叫びをあげなかったこと(笑)
てか、今年はマジでそんな雰囲気ではなかったね(汗)
いや、いい意味で。
ピリッと張り詰めた空気感の中、それぞれ大人たちが集い、紳士的に向き合う稽古場の雰囲気。
これまでのゴツプロ!の様子とはちと変わっております。

そして、初めての本読み。
いやーこれまた痺れるね。
台本を活字で読んでいる時とはまるっきり違う作品に感じた。
まさに二次元が三次元に生まれ変わる瞬間。
楽しかった。ヒリヒリした。刺激をもらった。
そこからスタートした【十二人の怒れる男】

一週間みっちり本読みしました。
これも今までのゴツプロ!ではなかったこと。
今回は特に翻訳物ということもあり、台本の検証をしっかりやりました。
こちらの脚本ですが、映画脚本、舞台台本、翻訳(いくつかあります)、もうそれはそれはそれぞれの解釈も相まってえらい数のものがあるのです。
もちろんそれぞれの良さ悪さがあり…
幸いにもゴツプロ!メンバー、英語ができる人間も数人いますから、いろんなディスカッションを重ねました。
これが本当に面白かった。
こっちの本ではこう書かれているものが、こっちではこう解釈されている!みたいなことに右往左往。
できるだけリアリティが出るよう、そしてオリジナルの良さがでるよう、みんなで試行錯誤しながら一週間を過ごしました。
この時間は本当に尊いものになりました。
まさにこの作品の核となるべきものです。

本読みの一週間を経て、稽古場を移動。
今回初めてお借りする稽古場です。
こちら、まあ広くてですね。本多劇場の実寸が取れてなお余裕があるのです。
タッパもあるから、それはそれは気持ちいい開放感。
そこに仮のセットを組みました。

見てください!この広さと余裕。

主宰自らバミリ中(笑)
この稽古場にて、いよいよ始まった立ち稽古。
いやー、これがさ、ほんとね…
なんていうんだろ!
気持ちいいんです。
建設的な稽古なんだけど、熱が半端なくて、一瞬一瞬がせめぎ合い。
戦い、受け入れ、リスペクトして、それぞれが【個】を発揮していく様。
なんとも清々しい時間。
少しでも疑問を持ったら、それを真っ向から向き合い解決していく。
誰しもが意見を言える場所。
受け入れてくれる仲間。
恥をかいてもいい。作品が良くなればいい!
そんな想いの人たちが集う稽古場はやっぱり気持ちいい。

そんな中でもみんなアットホームにやっていますよ。
とにかく、誰も妥協せずに、作品が面白くなることだけを想って稽古に臨んでます。
自分はずっと思っていることがあって、稽古場の雰囲気がそのままお客様に伝わると思っているんです。
だから稽古場を見たら大体本番も見えてくる。
そういう意味では今作は本番が楽しみで仕方がない座組みになってると自負してます。

いろんな意味でワクワクですよ。
だって…

こんな舞台作ってしまいますからね!
これ、長き本多劇場の歴史でも初の試みだそうです。
僕らゴツプロ!は常にエンタメに拘ってきました。
今回も演劇ど真ん中のこの作品を選びましたが、どこかで他がやってないことをやりたい気持ちはめちゃくちゃあります。
でもそれがたんに奇を衒うのではなく、真に迫った中で、それをどうエンタメとして表現していくのか?できるのか?今回はそんなところにも注目してもらいたいと思います。

一つの疑問をほったらかしにしない。
ひとつひとつをしっかり検証していく。
そこにはこれっぽっちの嘘もない。

毎日が格闘です。
休まる瞬間がない。
だから稽古が終わるとぐったり。
この心地よさ。
劇中で議論を交わし、稽古場で議論を交わす。
人と人との魂の交流。
まさにこれこそ【芝居】。

いやはや、どえらい方々と、どえらい作品を選んだなとしみじみ。
でも、ゴツプロ!第二章のはじまりとしたら、これ以上ない作品、キャスト、スタッフ陣だと自負しております。

あとは、万全の注意を払い、本番まで駆け抜けるのみ。

この脚本を選んでなかったら…
このキャストではなかったら…
この演出とスタッフでなかったら…
いろんなことを経てなかったら…

 

これほどまでに充実した稽古なんてなかったかも知れない?!

あっという間の毎日。
あっという間の稽古。
濃密な時間。
終わるのもあっという間。
僕たちはかけがえのない時間を過ごしています。
それこそ演劇界の大先輩たちからたくさんのことを学ばせてもらい、吸収しています。
僕らがやりたかったこと。
【橋になる!】
もらい、さらに受け継いでゆく。
まさに今回はそんな作品になっていると思います。

後悔はさせません。
ぜひその目で、この瞬間を目撃してください。
【本気】と【生き様】がきっと心地よく響いてくると思います。

あー、来月これを書いている時はもう公演終わっているんですね。
この時間がずっと続かないかな。
そう思える公演になっていますよ!!

この素敵な面々でお待ちしております!

 

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

月刊ゴツプロ!3月号

【さあ、いよいよ!!】

皆様こんにちは。
早いですね。一ヶ月って…
ずっと何かに追われ、気づけば月末。はい、今月もご愛読ありがとうございます。
【月刊ゴツプロ!】です。
この三月は実はこの【月刊ゴツプロ!】の始まった月なのです。
今回で丸五年!
これまた早いね。
皆さんのお陰でここまで続けられました。いつも本当にありがとうございます。
心より感謝です。

さてさて、桜も咲きはじめた東京。
別れと出逢いと出発の季節!なんだか少し心が踊りますよね。
そんな春満開の来月から本公演【十二人の怒れる男】の稽古がスタートします。
まだまだ先だと思っていましたが、時間は流れとるね(汗)

 

その前に、今月はまず自分が演出させてもらいました。

【柏進のキャLIVE!!50祭】

お越し頂いたお客様、そして応援くださった皆様、本当にありがとうございました。
こちらの柏進さんとはもう20年近くのお付き合いなんですが、こうしてガッツリペアを組ませてもらったのは初めてでして。
お声を掛けてもらった時は嬉しかったです。
若い頃出逢い、生意気な自分を可愛がってもらって、こうして時を経てまた一緒に仕事するってやっぱり最高でした。
今回は演出をメインに、構成台本なども書かせてもらいました。
一人芝居自体初めてで、色々と試行錯誤しながら、柏さんと進めていきました。
これは自分にとってもとても勉強になりました。
お客様の反応踏まえ、自分の予想と合っていたところ、間違っていたところなど…
いやー面白かった。
しかし、一人で舞台に立ってお客様と真っ向勝負するってやっぱりすげー。
これは、めちゃくちゃリスペクトです。
なんか短い公演でしたが、色んなものを頂いた公演でした。
頂いたものを次に繋げていきたいと思います。

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泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

3月号『さあ、いよいよ!!』

【さあ、いよいよ!!】

皆様こんにちは。
早いですね。一ヶ月って…
ずっと何かに追われ、気づけば月末。はい、今月もご愛読ありがとうございます。
【月刊ゴツプロ!】です。
この三月は実はこの【月刊ゴツプロ!】の始まった月なのです。
今回で丸五年!
これまた早いね。
皆さんのお陰でここまで続けられました。いつも本当にありがとうございます。
心より感謝です。

さてさて、桜も咲きはじめた東京。
別れと出逢いと出発の季節!なんだか少し心が踊りますよね。
そんな春満開の来月から本公演【十二人の怒れる男】の稽古がスタートします。
まだまだ先だと思っていましたが、時間は流れとるね(汗)

 

その前に、今月はまず自分が演出させてもらいました。

【柏進のキャLIVE!!50祭】

お越し頂いたお客様、そして応援くださった皆様、本当にありがとうございました。
こちらの柏進さんとはもう20年近くのお付き合いなんですが、こうしてガッツリペアを組ませてもらったのは初めてでして。
お声を掛けてもらった時は嬉しかったです。
若い頃出逢い、生意気な自分を可愛がってもらって、こうして時を経てまた一緒に仕事するってやっぱり最高でした。
今回は演出をメインに、構成台本なども書かせてもらいました。
一人芝居自体初めてで、色々と試行錯誤しながら、柏さんと進めていきました。
これは自分にとってもとても勉強になりました。
お客様の反応踏まえ、自分の予想と合っていたところ、間違っていたところなど…
いやー面白かった。
しかし、一人で舞台に立ってお客様と真っ向勝負するってやっぱりすげー。
これは、めちゃくちゃリスペクトです。
なんか短い公演でしたが、色んなものを頂いた公演でした。
頂いたものを次に繋げていきたいと思います。

そして、主宰 塚原大助出演!!
KURAGE PROJECTvol.1「売春捜査官」

こちらもご来場頂きました皆様、誠にありがとうございました。
いやー痺れる芝居でしたね。
メンバーの佐藤正和も昨年【熱海殺人事件】をやりましたが、つか作品はちょっと麻薬みたいなとこありますね。
なんでしょう!?
あのほとばしるエネルギー。
笑いとシリアスと狂気と差別。
今のこの世に逆行しているようで、みんなが求めているような感覚に陥ってしまう。
それは普遍であり、一瞬の刹那が詰まりまくっている。
いやー、素晴らしかったな。もちろん脚本の持つ絶対的な力はあれど、これまで何度となく再演されてきたこの作品を決してモノマネではなく、新たな世界観を模索して演出し、そして弾けながらもしっかりと愛情を持ち、その瞬間にかけた役者たち。
うん。
舞台の醍醐味でした。天晴れです。
自分も若い頃につか作品をワークショップなどでやったり、これまでも見てきたけど、改めて、この作品の持つパワーと可能性をヒシヒシと感じました。
そして、大助のまた新たな境地が見えて、これまた素敵だったな。

【売春捜査官】【熱海殺人事件】共に変わらないこの机いっちょのセットに演劇の全部が詰まっている。
大助が佐藤正和の熱海を見て嫉妬したって言ってたけど、俺もまた今回の大助を見て嫉妬したな。
色んな意味でとても有意義な空間と時間でした。
体力も喉も普通の何倍も使うエネルギッシュなお芝居、本当にお疲れ様でした。

そして、このバトンから、来月はメンバーの44北川が舞台出演します。
プリエールプロデュース【あぶくの流儀】作は竹田新 演出 山野海でお送りするこちらの作品は、
2022年4月5日(火)〜10日(日)中野 ザ・ポケットで上演です。

ぜひこちらもよろしくお願いします!

そして、こちらの公演終わりで、我々は稽古突入です。
思い返せば一年前、【向こうの果て】完走できず、苦しさと辛さと寂しさをメンバー全員で味わい。
舞台上で涙しました。
そこからもなかなか思うようには事は運ばず、9月の【52PROJECT】も中止。
一時は舞台公演を企画するのも怖くなりました。
そんな中でもみんなで必死に模索しながら、進んだ昨年。
小さな動きから、これから先の大事なことまで一つ一つ歩を進めてきました。

そして、いよいよ第7回公演!!
まだまだ予断許さぬ昨今ですが、どうにか今回は達成したい!
今はそれしか考えていません。
そんな先日はゴツメンバーが久しぶりに全員揃い、これからのことや目の前のことなど、いっぱい話し合いました。

代表社員の長崎さんにもご参加頂き、アドバイスをもらいつつ、これまでやってこなかった中長期戦略を練るための時間。
5年後、10年後の僕たちがどうありたいか?どうなっていきたいか?!
そんなことをたくさん話しました。
ゴツプロ!メンバーで言うと、一番若年の自分と主宰の大助があと5年で50歳。
この50歳と共に60歳が見えてくるメンバーもいます。
もちろん楽しくなくてはやる意味ないけど、楽しいだけでは満足できない、しちゃいけないお年頃。
その第一歩が次回公演です!

来月の今頃、どういう風になっているのか?!
楽しみだし、とにかく戦いまくらなくてはいけない一ヶ月になると思います。
今回の作品は色んな仕掛けなども考えています。
ゴツプロ!ならではのエンターテイメント。
有名な脚本だけに気を衒わずとも、僕らにしかできない【十二人の怒れる男】を作っていきたいなと思います。

この素敵なチラシに負けないようにしっかり努めたいと思います。

中止を味わってなかったら…
各々が諦めず進んでなかったら…
別れと出会いがなければ…
改めてこのメンバーでなかったら…

こんなにドキドキしながら稽古開始を待つ時間を持てなったかも知れない?!

あれから一年。
世の中は大して変わってないけど…
世界では戦争も起こってしまったけど、色んなことに負けないで、ぶれないでいたら、きっと素敵なプレゼントがあると信じて。
来月から死に物狂いで掴みにいきたいと思います。

どうか皆様、こんな状況ではありますが、劇場にお越しください。
防疫対策はしっかりときっちりと行い、皆様をお迎えさせていただきます。

劇場でしか味わえない、劇場ならではの空気感をぜひ我々と共有しましょう。
きっと普段とは少し違う自分に出逢えるかも知れません。

来月は稽古場からリポートできればと思います。
さ、いざ出発!!

春満開。

 

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

2月号 『チクリ…胸がキュンとする劇体験!』

【チクリ…胸がキュンとする劇体験!】

皆様こんにちは。
お元気にお過ごしでしょうか?
ゴツプロ!メンバーは元気に過ごしております。
今月はまず、佐藤正和出演舞台【政見放送】ご来場頂きましたお客様、本当にありがとうございました。

なんとも豪華キャストな舞台でしたね。
自分は演劇部の稽古中だったのもので見に行けなかったのがとても残念でした。

そして来月はいよいよ、主宰 塚原大助出演のKURAGE PROJECTvol.1「売春捜査官」が、
3月16日(水)〜21日(月・祝)高田馬場ラビネストにて上演されます。

ぜひ、皆様劇場にお越しくださいませ。
世の中はコロナ、そして戦争など、息苦しく、辛いニュースばかりが流れておりますが、どうか劇場でのわずかな時間、いろいろなしがらみを忘れて、目の前の役者のエネルギーに没頭してみませんか?
舞台の持つパワーは無限大と信じています。
如何せん、舞台公演を行うリスクの高い今、果敢に挑んでいる団体、人がいます。
最大限の防疫対策を行い、これでもかってほど気をつけて稽古して、念じて、信じて、頑張っている演劇界があります。
もちろん演劇界だけはなく、たくさんのリスクがある中で、希望を見出すべく、一生懸命に前を向いているたくさんの人たちと共に、僕らもできることを邁進したいと思います。
4月からはゴツプロ!本公演の稽古も始まります。
どうか時代が緩やかになっていますように、願うばかりです。

さて、前置きも長くなってしまいましたが、今月はなんといっても「ゴツプロ!演劇部 第一回公演」の話をば。
いやー、まずは一人もコロナ陽性者を出すことなく無事に本番を迎え、無事に閉幕できたことが奇跡でした。
周りで聞こえる相次ぐ公演中止の声。
やるか?!とどまるか?!
色々と考え、話し合いを重ね、進む決断をした「ゴツプロ!演劇部」。
毎度のことですが、今回も生みの苦しみ。
いやー執筆が辛かった。
今回はそれぞれに当て書きをしました。
それぞれの今の壁でだったり、良いとこ、悪いとこ踏まえ、この公演を通して何か抜けてくれれば良いなと想い、書きました。
申し訳ないことに集中稽古の初日には間に合わなかった台本。
「みんなごめん。」

演劇部部長の浜谷さんは、彼ら彼女らに役を勝ち取る喜びを味わって欲しいという想い+色々な役をやることで見えてくるキャラクターもあるからオーディションをやりたいという提案があり、急遽配役オーディションからのスタートとなりました。
やりたい役の希望を第一、第二と聞いて、シーンをいくつか用意して行ったんですが、みんな一晩でセリフを入れてきて、衣装だったり小道具だったりを用意してきて、本当に嬉しかった。
あ、このメンバーでやる公演は絶対成功するなと確信しました。
元々浜谷部長のもと半年近く一丸となってやってきた演劇部ですから、チームワークは抜群。
さらにそれぞれが足りないものを埋めあって、それはそれはいい座組みになっていました。
で、結局は僕の当て書き通りの配役に落ち着きました。
それは最終的には作、演出の自分の判断。
そのほうがそれぞれが生きてくるという自信があったからです。
そうしてはじまった集中稽古。

今回の稽古場、なんと24時間使えるのです(汗)
いつまでも稽古できるのです。
恐ろしい稽古場です(笑)

そんな稽古場で毎日、毎日稽古しました。
何より贅沢なことは、浜谷部長は稽古場に明かりを作るのです。
だから暗転も効くし、何より蛍光灯より集中できる。

セットも稽古場から入りそれはそれは素敵な環境にて稽古させてもらいました。

スタッフさんも何度も稽古場に通ってくれ、音を入れてくれ、照明のプランを立ててくれました。
【芝居は一人では作れない。】
たくさんの方々の力をお借りして、僕らは板の上に立っているのです。
そこをまずは若いメンバーに感じて欲しかった。
そして、芝居は絶対に稽古をすればするほど厚く、固くなる。
いやー稽古したわ(笑)
最近では一番やった(汗)
見て頂いた方はわかると思うのですが、今回の作品は二つの時代が交互に描かれています。
密を避けるため、パート毎に稽古をしていたのです。
一日5時間ずつ。
でも演出の自分と部長の浜谷さんはずっとなわけですから(汗)毎日家に帰ったらぐったりでした。
でも、芝居だけに集中してる時ってやっぱりいいんです。
幸せなんです。

そこを彼らがどれだけ感じてくれていたか?!
この公演が終わればまたいつもの生活に戻る。だからこそ、今を!この瞬間を一生懸命に追いかけて欲しかった。
そして、お客様からお金を頂いてお見せするものは、絶対に苦労して、努力して、悩み苦しんで、伝えるべきだと思う。
特に技術もキャリアもない若いうちは。
技術に負けない武器を持っているのだから。
それを引き出すのに四苦八苦(笑)
3歩進んでは2.8歩下がる。時には3.5歩下がる。みたいな…
かなり厳しいことを言ったし、かなり怒ったし(汗)、妥協しなかったし、細かいとこまで突いたし、途中萎縮してるのもわかっていたし。
時代にあってないのかも知れないけど、僕なりのこれまでやってきた芝居のあれこれを全て伝えたつもりです。

そして、彼ら彼女らからそれ以上のたくさんのものを頂きました。
忘れかけていた気持ちや想い。芝居したくてもできなかった時期。目指している表現が全然できなかった。普通に板の上に立つことすらできなかった若かりし頃。
自分が通ってきた道を思い出しました。

これ、全ての稽古が終わった後の写真です。
稽古開始の時と比べたら見違えるほどいい顔になりました。
飲み会もできないこの時代。
飲めば一発で距離が縮まることもあるのに!なんて思いながらも…そこを埋めるべく、稽古とディスカッション。これでもかってほどやったもん(笑)
やったから自信がつき、役者としての矜持が見えてきた。
いやー、いい稽古だった。
ゴツプロ!メンバーも全員来てくれて、それぞれに愛情とパワーを注入してくれました。
主宰の塚原大助なんて、終電まで稽古に付き合ってくれました。
みんながみんな彼らを応援して、この公演をなんとか成功させたいと願いました。
ラストのPCR検査の結果を待つ時のあの緊張感といったら(汗)
そして結果!全員陰性にて上演決定!!
そして小屋入り。
初舞台3人。舞台経験も少ない過半数のメンバー。
浜谷部長の懇切丁寧な指導と打ち合わせによって、セットが立ち、照明が吊られていく。
小屋入りのなんとも言えない高揚感とドキドキ感。
これは何回やっても堪らない!

遂に開幕!
いやー緊張した。出るより緊張するわ(汗)マジで(笑)
自分が思っていた以上にみんなが堂々と舞台に立っていてびっくり。
おいおい、成長したじゃないか。
それだけで泣けてくるよ。
そして、カーテンコールでのあの拍手。そしてみんなのやり切ったあの顔。
おじさんを泣かすんじゃないよ。
ゴツプロ!メンバーもほとんど見ていたけど、多分、みんな泣いていたと思う。
半年前オーディションから始まった【ゴツプロ!演劇部】一歩一歩、このコロナ禍において、制限ばかりの中みんなで悩み、考えてやってきた集大成がここにある!

舞台ってやっぱりいい!
舞台でしかできなことがたくさんあります。
舞台でしか味わえない感覚もたくさんあります。
ここで生まれる一瞬一瞬が尊いものです。
お客様とエネルギーを交換しながら、想いを共有する。こんな素敵で有難い時間はない。
だからこそ、僕らはそこに一生懸命に向き合い、真摯にやらないとダメだと思うんです。

しかし、贅沢な旗揚げ公演ですよ。
弁当だって、毎日メンバーだったりお世話になってる方々から差し入れを頂きまして…

こんな豪華弁当!
小劇場ではほぼないから(笑)
初舞台の3人、これが当たり前だと思ってしまったらどうしよ?(笑)

皆さんの愛をたくさん感じ、受け取り、とてもとても素敵な毎日でした。
そして、誰一人欠けることなく、千穐楽を迎えることができました。
初日あけたらいいね。そんな声ばかり聞く日々。

初日に「初日おめでとうございます!」って言われることが芯から沁みました。
本当に初日明けるっておめでたいことなんだよね。
こういう感覚もどっかで忘れていたんでしょうね。
コロナ前はよっぽどのことが起こらない限り、中止になることなんてなかったですもん。

無事完走!
見ていない方のために少し写真を掲載しておきます!

キラキラしとったわ!
いやー手前味噌ですいません。いい舞台になったと自負しております。
芝居は魂だし、エネルギーだし、座組みの空気感だし、どれだけ一生懸命追いかけただし、お役さまに愛されるかだし。
少なくても本当にいい座組みに仕上がったと思います。
一生忘れられない公演になりました!

(劇場写真 MASA HAMANOI)

この写真がそれを証明している!!

 

浜谷さんが立ち上がってなかったら…
メンバー全員の想いが一致してなかったら…
応募者がいなかったら…
こんな素直で愚直なメンバーでなかったら…

こんなキュンキュンくる毎日を送れてなかったかも知れない?!

みんなほんとよーやった。みんなを誇りに思います。
そして浜谷部長、本当にお疲れ様でした。
いい時間でしたね!

最後にご来場いただきましたお客様、この公演にご尽力頂きました全ての皆さまに心より御礼申し上げます。

本当にありがとうございました!

 

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

月刊ゴツプロ!2月号

【チクリ…胸がキュンとする劇体験!】

皆様こんにちは。
お元気にお過ごしでしょうか?
ゴツプロ!メンバーは元気に過ごしております。
今月はまず、佐藤正和出演舞台【政見放送】ご来場頂きましたお客様、本当にありがとうございました。

なんとも豪華キャストな舞台でしたね。
自分は演劇部の稽古中だったのもので見に行けなかったのがとても残念でした。

そして来月はいよいよ、主宰 塚原大助出演のKURAGE PROJECTvol.1「売春捜査官」が、
3月16日(水)〜21日(月・祝)高田馬場ラビネストにて上演されます。

ぜひ、皆様劇場にお越しくださいませ。
世の中はコロナ、そして戦争など、息苦しく、辛いニュースばかりが流れておりますが、どうか劇場でのわずかな時間、いろいろなしがらみを忘れて、目の前の役者のエネルギーに没頭してみませんか?
舞台の持つパワーは無限大と信じています。
如何せん、舞台公演を行うリスクの高い今、果敢に挑んでいる団体、人がいます。
最大限の防疫対策を行い、これでもかってほど気をつけて稽古して、念じて、信じて、頑張っている演劇界があります。
もちろん演劇界だけはなく、たくさんのリスクがある中で、希望を見出すべく、一生懸命に前を向いているたくさんの人たちと共に、僕らもできることを邁進したいと思います。
4月からはゴツプロ!本公演の稽古も始まります。
どうか時代が緩やかになっていますように、願うばかりです。

さて、前置きも長くなってしまいましたが、今月はなんといっても「ゴツプロ!演劇部 第一回公演」の話をば。
いやー、まずは一人もコロナ陽性者を出すことなく無事に本番を迎え、無事に閉幕できたことが奇跡でした。
周りで聞こえる相次ぐ公演中止の声。
やるか?!とどまるか?!
色々と考え、話し合いを重ね、進む決断をした「ゴツプロ!演劇部」。

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泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

月刊ゴツプロ!1月号

【2022年もご贔屓に!】

2022年明けました。

皆様、遅ればせながら本年もゴツプロ!並びに「月刊ゴツプロ!」を何卒ご贔屓によろしくお願い申し上げます。
皆様の応援のお陰でこの「月刊ゴツプロ!」も遂に6年目に突入です。
こんなに長く続けてこられたのもひとえに皆様が読んでくれるから!
これからも読んでくださいねー。
また、「月刊ゴツプロ!」はじめ、いろいろなコンテンツをご用意している「52BUDDY!」、特典などもたくさんありますので、こちらもぜひご加入いただければ幸いです。
詳細はホームページからお願いします。

さてさて、2022年はどんな年になるんでしょうね?!
すでに不穏な空気が流れている情勢ではありますが…オミクロン、ぶっちゃけなんなんですか!!!
いやー、参った。困った。いい加減にしてくれ!これ本音。
せっかく全体的に感染の数も落ち着いてきて、少しずつ昔の日常を取り戻してきていたのに。
観劇後にご飯食べながら、ああだこうだ言い合えてきたのに。
「やっぱりこの時間含めての観劇だよね!」なんて、話していた矢先にこれですからね。
またもや、まん延防止等重点措置!
なかなかです。はい!
知り合いの劇団も相次ぐ中止や延期の声が聞こえ、コロナ感染もあちこちで聞くようになり、ジワジワと近くに迫っている緊迫感が…
我々も何度となく苦渋をなめてきたので、本当に居た堪れないのです。
準備して、脚本書いて、稽古して、そして…中止。
かける言葉なんてないし、この想いはどこに昇華すればいいんですかね。
いやー厳しいです。
他の業種の方も依然厳しい状況だと思いますが、舞台の世界も本当に厳しいです。
それでもやり続け、エンタメの灯を、演劇の灯を消さないように頑張っている人たちがいます。
なんとか、なんとかです。

と、年頭から暗い話になりすいません。
そんな中でも僕らはしっかりと前を見つめて、進んでいきたいと思います。

ゴツプロ!は今年も初詣から…

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泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。